小学生にも浸透する違法ダウンロード問題とその危険性

セコムの舟生です。

皆さんは、「マジコン」という言葉をご存じですか?「マジコン」とは、テレビゲームのゲームソフトをコピーしたり、そのコピーやイメージファイルをゲーム機で起動させるための機械のことです。

ここ数年、ゲームソフトなどを違法にダウンロードし、「マジコン」と呼ばれる機械で使用することが社会問題になっています。。小学生でさえも違法にダウンロードして遊んでいたという話題を耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。文化庁は、マジコンなどによるゲームソフトの被害額を、日本国内だけでも5000億円以上と算出。この事態に歯止めをかけるため、今年に入ってから大幅な法改正が始まりました。

今回は、違法ダウンロードが子供たちに与える影響を考えてみたいと思います。

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▼ 違法ダウンロード普及の怖さ 違法ダウンロードや、マジコンなどを使用することの本当の怖さは、「お金を出してモノを買うのがばかばかしい」と子供に思わせてしまうことなのではないでしょうか。そもそもこのようなツールは、自分で所有するゲームのバックアップツールであり、私的なコピー行為や所持すること自体に違法性はありませんでした。

それがしだいに"タダでゲームを手に入れる道具"、"違法ゲームで遊べる道具"としての意味合いを深めていったのです。


▼ インターネットはなんでもタダ!?
違法ダウンロードが子供たちに広まったことで「マジコンがあるのに、どうしてソフトなんて買う必要があるの?」「みんなやっているのに、なんでいけないの?」と思う子供たちも少なからずいるようです。しかし、この考え方に慣れてしまうことは大変危険なことです。

違法ダウンロードは窃盗ともいえる行為であり、長ずれば、万引きなどにも抵抗感がなくなってしまうかもしれません。

インターネットの普及で、さまざまな情報が無料で手に入る時代。しかし、まだまだインターネットは発展途上で、この問題に限らず、違法と合法の境目があいまいな部分が少なからず存在します

この機会に、親御さんもネット利用に関するモラルやリスクを、改めて考え直してみてはいかがでしょうか。まずは大人が「やって良いこと」と「やってはいけないこと」をきちんと区別し、徹底して子供に教える必要があると思います。


▼ 「マジコン問題」の現状と今後
2008年7月にゲームソフトメーカー54社がマジコンの輸入販売差し止めを求めて提訴し、2009年2月には東京地裁から販売業者に対して輸入販売禁止と在庫破棄を命じる判決が言い渡されました。その後販売業者や違法ダウンロードサイトは次々と閉鎖され、ゲームメーカーも対策を施していきました。しかし未だに数多くのサイトや業者で販売されているのが実情です。また、多くの子供がすでに手に入れたマジコンを使って、違法ダウンロードしたゲームで遊んでいます。

今年の1月から海賊版ソフトのダウンロードが違法になりましたが、個人に対する罰則は今のところありません。また今後の議論の焦点も、違法ダウンロードツールの製造や販売に関する刑事罰であり、すでに使用しているものに対しては実質上、何も対策がなされていないのが現状です。

しかし、議論の中には利用に関する規制の必要性も含まれており、将来的には利用についても違法とされる方向で動いていると考えてよいでしょう。

最近は、ゲームの制御を解除するためのパッチプログラムを装ったウイルスなども出回っていますので、子供にはいっそうの注意を促し、その違法性と危険性についてきちんと説明して、これ以上の利用をやめるよう言い聞かせる必要があります

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デジタルネットワーク環境の進展により、ゲームだけではなく、音楽や書籍など多くのコンテンツが当たり前にネット配信されるようになってきました。便利になる反面、違法ダウンロードやインターネットのモラル低下など、ネット利用をめぐるさまざまな問題が浮上する現代。子供たちが安全に正しくインターネットを利用するため、よりいっそうのインターネット教育が必要になってきます。私たち保護者も積極的に情報を集め、子供たちに正しいインターネット利用の仕方を指導していきましょう。

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2010年10月15日(金)

カテゴリー: 携帯電話・インターネット

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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