インターネットをめぐる子供のトラブルについて ~インターネット協会大久保さんとの対談 前編~

セコムの舟生です。

インターネットをめぐる子供のトラブルについてこのブログの左側ある「アクセスランキング」をご覧いただくと、子供の携帯電話・インターネット利用に関わる記事が上位にランクインしています。また、皆さんから寄せられる"アンケート"にも、携帯電話に関するものが多く寄せられ、読者の皆さんの関心の高さが伺えます。

そこで今回は、財団法人インターネット協会 主幹研究員の大久保 貴世さんに、子供がインターネットを利用する上での注意点についてお話を伺いました。

大久保さんは、インターネットホットライン連絡協議会、インターネット・ホットラインセンターの研究員をはじめ、子供たちへの啓発活動などもご担当されています。私も今回の対談を通じ、さまざまな勉強をさせていただきました。

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ご存じですか? インターネット・ホットラインセンターとインターネットホットライン連絡協議会について 舟生:はじめに、大久保さんが研究員をされている、「インターネット・ホットラインセンター」と「インターネットホットライン連絡協議会」について、どういった活動をしているのか教えていただけますか?

インターネットをめぐる子供のトラブルについて大久保さんインターネット・ホットラインセンターは、日本におけるインターネット上の違法・有害情報の通報を受け付けする窓口です。ホットラインセンターのサイトからパソコンや携帯電話で通報する仕組みになっています。

舟生:被害に遭った人が通報するためのサイトということですか?

大久保さん:インターネット犯罪の被害に遭った、遭わないに関わりなく、ウェブサイトで見つけた違法・有害サイトについて通報を受け付けています。殺人や自殺予告など、緊急性のあるものについては警察に110番通報するようお願いしています。

舟生:インターネットホットライン連絡協議会ではどのような活動を行っていますか?

大久保さんインターネットホットライン連絡協議会では、インターネット通販トラブル、インターネット掲示板の誹謗中傷、ネット詐欺などのインターネットに関わるさまざまなトラブルについて、相談・通報者と受付窓口(ホットライン)間の橋渡しの役割を担っています。また、子供とインターネットの関わりについては、教育委員会やPTAの保護者を対象にしたセミナーや、「ちょっと待って!はじめてのケータイ」といった、インターネットの安全な利用を呼びかける冊子(パンフレット)の発行、フィルタリングの普及啓発活動などを行っています。

舟生:インターネットトラブルについての相談は、インターネットや電話で受け付けているのですか?

大久保さん:電話での相談は受け付けていません。インターネットホットライン連絡協議会のホームページから「相談フォーム」で受け付けています。

舟生:どのくらいの件数の相談が寄せられていますか?

大久保さん:2001年7月~2009年2月までに、メールでの相談は4,499件が寄せられました。その中で推定も含めてですが、小中高校生の子供に関する相談は500件に上っています。2005年までは大人からの相談がほとんどでしたが、2007年から子供の相談が増加してきました。現在では、毎月60件程度の相談が寄せられています。

舟生:実際には、もっと多くのインターネットトラブルが発生しているように思います。

大久保さん:そうですね。連絡協議会に寄せられた相談だけの数ですから、実際にはもっと多くの人がトラブルに遭っていることは十分考えられます。


はじめて携帯電話をお子さんに持たせる保護者のみなさんへ
舟生:入学や進級を機に、お子さんに携帯電話を持たせるご家庭も多いと思います。保護者の方へのアドバイスをお願いします。

大久保さん:まずは保護者の方に、携帯電話は電話ではなく、インターネットモバイル端末であることを認識していただきたいです。はじめはメールだけを使っていたお子さんも、次第にオンラインゲームや占いサイト、プロフ、掲示板などに興味・関心を示すようになります。

舟生:子供にとって、プロフや掲示板は私たちの世代も子供の頃に使ったことのあるサイン帳や交換日記といった感覚なのでしょうか?また、オンラインゲームも人気があるようですね。保護者はどのように注意をすればよいでしょうか?

大久保さん子供は「自分のことをわかってほしい」「どんどん情報発信をしたい」という気持ちから、プロフや掲示板に、気軽に個人情報を書き込んでしまうことがあります。また、無料オンラインゲームなどはユーザー登録が必要な場合も多く、メールアドレス、性別、誕生日などの個人情報を書き込まなければならない場合も出てきます。

舟生:不用意に個人情報を書き込むのは、悪用されそうで怖いですね。

大久保さん:子供たちは友達同士で情報交換やゲームを楽しんでいるつもりかもしれませんが、インターネットの世界では不特定多数の人がお子さんの情報を見ている可能性があり、安易に個人情報を発信するのは避けるべきです。お子さんとは「サイト上で何か自分の情報を発信するときは、お母さんに事前に言ってね」と約束をしましょう。保護者の知らないところでお子さんが勝手に個人情報を発信しないよう、親子でよく話し合って、ご家庭のルールを決めておくことが大切です。

舟生:子供がゲームや占いをやりたがったときの注意点はありますか?

大久保さん:オンラインゲームなどをお子さんがやりたがったときには、まずは「一緒にやろうね」「内緒でやらないでね」と約束するのがいいと思います

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お子さんに携帯電話やパソコンなどを使わせる前に、子供のインターネットトラブルについて最近の傾向を保護者が理解して、使わせるかどうか判断することが前提だと思います。その上で、お子さんに合ったフィルタリング対策をすることが必須ですが、まずはお子さんがインターネットを使ってどんなサイトを見ているのか、どんなサイトにアクセスしたいのか、親が子供の行動に関心を持つこと。それが一番大切なようです。

次回は、引き続き大久保さんに最近のインターネット事件や相談事例を伺いながら、子供がインターネットトラブルに巻き込まれたときの対処法などをレポートします。


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2009年5月11日(月)

カテゴリー: 携帯電話・インターネット

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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