子供の防犯Q&A パート5- みなさんからのご質問にお答えします -

セコムの舟生です。

大人の注意ポイント今日、11月15日は七五三の日ですね。実際には、15日前の日曜日に神社へお参りをする方が多いのでしょう。11日の日曜日にはかわいらしい着物や、かっこいいブレザーを着たお子さんを見かけました。ふだん着慣れない服装で歩く姿もどこかぎこちない感じがしましたが、顔の表情は誇らしげでとてもうれしそう! そんな子供たちの姿をみていると、「子供たちが安心して成長していける社会にしなくては!」と、つくづく感じます。

さて今回は、これまでにまだ回答できていない、みなさんからの質問にお答えします。

Q通学路で小学生が知らない人に声をかけられたと聞いて不安です
ここのところ、近所の通学路で子供たちが知らない人から声をかけられることが続いています。とくに被害といったものはないのですが、学校からお知らせの手紙が配布されました。そういえば、最近、うちの息子も「変な人を見た」と言っていました。子供の話なので、詳しい状況はわからないのですが...。

A「1:29:300」の法則をご存じですか?
お子さんが「変な人を見た」と、お母さんにお話をしたのですね。えらい! さっそく、お子さんがきちんと報告できたことを褒めてあげましょう。

今までに何度かお話をしていますが、子供の防犯にとって最も大切なことのひとつが、親子のコミュニケーションです。子供から些細な出来事について話を聞いたり、子供の様子のちょっとした変化に気づいたりすることによって、事件につながる危険な兆候を早めにキャッチできます b(⌒o⌒)

さて、「通学路でお子さんが知らない人から声をかけられることが続いている」ということですが、そのような、まだ事件に至らないような出来事こそ、実は見落としてはならないシグナルなのです。

「1:29:300」の法則を思い出してください。これは労働災害の事例から導き出した「ハインリッヒの法則」を基にしたものですが、子供の事件に置き換えてみましょう。1件の連れ去りや誘拐などの重大事件発生の背景には29件の実際の事件には至らなかった小さな出来事があり、29件の小さな出来事の発生した背景には300件の意識されない些細なことが起きていると言えるのです。

実際に子供が巻き込まれた事件が発生したとき、実はそれ以前に「不審者を見た」「動物が殺傷された」などの情報が数多く寄せられていたケースが多いのです。

事件にならないような出来事やお子さんの「変な人を見た」という報告があった場合には、学校や地域、保護者の皆さんは情報を共有して、しっかりと警戒をすべきです。


Q寒くなってきて、学校から"不審者情報"の配布数は減ってきましたが、まったくゼロではなく不安です。日が暮れるのも早くなってきたので、子供の下校が遅れると心配になります。

A下校中に、お子さんがひとりにならないようにすることが大切です。
平成18年版の犯罪白書によると、子供が狙われる性犯罪は平日の午後2~4時の下校時間に集中していて、路上で多く狙われる傾向がみられます。また、子供がひとりでいるときに被害に遭うことが圧倒的に多いので、とくに下校時には子供がひとりにならないようにすることが大切です。近所に同級生が住んでいるなら一緒に帰れるよう親同士で話し合っておきましょう。お子さんが小さいようであれば、近くに住む高学年のお姉さん・お兄さんにお願いするのもよいかもしれません。

ひとりで下校しなければならない場合には、隙を見せないことが大切です。前後左右に注意しながらキビキビと歩くことを約束させましょう。そのためには、普段からお父さん・お母さんが手本となるよう心がけてください。また、寄り道は、子供の居場所が把握できなくなるのでダメですよ。

朝と夕方の通学路を親子で歩いて、防犯マップをつくる、防犯シミュレーションをするなどして、子供の防犯意識を高めておくことも防犯に役立ちます。

もちろん、防犯ブザーやココセコムを携帯させることも子供を守る手段のひとつです。いざという時、使えるように予め練習しておきましょう。


Q3歳の娘と公園や買い物に出かけるとき、ご自宅の玄関や門に「こども110番」という看板をつけている家を見かけます。何かの団体ですか?

A"こども110番の家"ですね。これは子供が危険を感じたとき、保護・通報に協力してくれる家のことで、PTAや自治体などが主に活動しています。
警視庁こども110番「こども110番の家」はPTAや自治体などが主な活動主体となり、子供が危険を感じたときや助けを求めてきたときに、子供を保護して警察などへの連絡に協力してくれるご家庭のことです。右図のような「こども110番」の看板やステッカー(地域によって、デザインや名称は異なります)を表示しています。また、近年は一般家庭だけでなく、タクシーや店舗、公共施設、企業などでも協力しているところが多くなっています。

「怖いことがあったら"こども110番の家"に駆け込みなさい」と、お子さんに話している方も多くなってきたようですね。この方のお子さんはまだ3歳ということで、一人で外へ出かける機会はまだほとんどないとは思いますが、お子さんが小学生くらいになったら、家や通学路の近くにある「こども110番」の場所を親子で確認しておくと、子供が危険を感じたときに避難できる場所として役立ちます。子供と一緒に歩いてステッカーなどを探しながら通学路マップをつくるのもおすすめです。
参考サイト:警視庁こども110番


<お知らせ>

先日お伝えしました通り、キッズデザイン博2007の巡回展が、この週末大阪熊本で開催されます。

お近くの方は、ぜひお立ち寄りください。

■キッズデザイン展2007 in OSAKA
日程:11月16日(金)~18日(日)
場所:そごう心斎橋本店 14階ギャラリー
時間:10:00~20:00(最終日は17:00まで)
共催:経済産業省、大阪府

《内容》
・キッズデザイン賞受賞作品展示(40~50点)
・ワークショップの実施 
・パネルディスカッション
 「あぶない!のかがくとキッズデザイン」
 (16日金曜14:00~16:00)


■キッズデザイン展2007 in くまもと(くまもとUDウィーク)
日程:11月17日(土)~23日(金・祝)
場所:熊日びぶれす広場
時間:10:00~18:00
主催:熊本県

《内容》
・キッズデザイン賞受賞作品展示(約20点)





2007年11月15日(木)

カテゴリー: ママの声

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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