【5周年企画】舟生が語る「子どもの防犯」への想い

セコムの舟生です。

舟生が語る「子どもの防犯」への想い皆さまの応援のもと、「子どもの防犯ブログ」は2月で5周年を迎えることができました。いつもご愛読いただき、どうもありがとうございます。

今後「子どもの防犯ブログ」では、5周年を記念したキャンペーンやアンケートなどのスペシャル企画を用意していますので、どうぞお楽しみに!

さて、今回は5周年の節目を迎えたこともあり、セコムの広報担当者に協力してもらいながら、昨今の子どもを取り巻く状況、そして子どもの防犯にかける思いなど、日ごろ感じていること、思っていることを熱く語ってみました。今までインタビューをさせてもらうことはありましたが、私がインタビューされるという経験は少なく、ちょっと熱く語りすぎてしまったかもしれません(^^;)
ぜひ、最後までご覧ください。

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★ 実生活とリンク...「子どもの防犯」ブログ開設秘話 舟生が語る「子どもの防犯」への想い2004年から2005年にかけて、小学校1年生のお子さんが通学路で連れ去られ、殺害されるという痛ましい事件が、各地で立て続けに起きました。

学校の行き帰りというごく普通の日常の中で、次々と子どもが凶悪犯罪に遭っているという事実に、社会的なショックが広がっていきました。多くの親御さんたちが、この時期を境に「もしかしてウチの子も危ないのかな?」という認識を持つようになったのではないでしょうか。

私にも2人の子どもがいます。ちょうどその時期は、幼稚園入園など、子どもたちが活発に活動し始めた頃。私自身、「自分の子どもを守るためにどうすればいいか」という問題と日々向き合っていました。そして、セコムの研究員として「子どもの防犯」を研究テーマとしたのもこの時期。それと同時に、「子どもの防犯」ブログを立ち上げることになりました。

このブログの誕生には、子どもたちを取り巻く環境の変化と私の実生活とがリンクした、そんな背景があります。「子どもの防犯」ブログとともに、私の仕事・人生の流れも、大きくシフトしていったんです。ちょっと大げさかな...(^^)


★ 親子のコミュニケーションが重要です!
私自身が子育てをするうえでもっとも大事にしているのは、コミュニケーションです。このブログでは、子どもの防犯教育として「わが家のルールをつくる」、「防犯シミュレーションをする」といった方法を紹介してきましたが、どれも親子のコミュニケーションなくしては成り立ちません

頭ごなしに「こうしなさい!」と言われても、子どもは反発したり萎縮したりしてしまいます。親は子どもの危険に敏感ですから、時には心配のあまり「なにやってるの!」と、声を荒げてしまうこともあると思います。でも「怒られるから言わない」と隠し事をするようになってしまうことは怖い。「あなたが心配だ」という気持ちを伝え、互いに理解し合える関係を築いていきましょう


★ 子どもの成長に合わせた判断が大切
何歳になったら子ども同士で出かけさせていいか」「携帯電話はいつから持たせていいか」など、"いつから"に関することをよく質問されます。外出にしても携帯電話にしても「何歳なら大丈夫」という決まった答えはありません。子どもの成長を見て、どこまでやらせるかを決めるという考え方が正しいと思います。だれかに合わせる必要はありません。

子どもには得手・不得手があります。自分の子どもと周囲の環境を冷静に見極めることが必要です。もし、わからなければ、子どもと一緒になんでもやってみてください。ゲームでも遊びでも、まずは同じ目線から子どもの見ている世界をのぞいてみる。すると「なるほど、夢中になる気持ちもわかるけど、こういうことに気をつけなくては危ないな」と実感できるわけです。一緒にやってみて一緒に考える。どんなときでも重要なのは親子のコミュニケーションだと思っています。


★ インターネットと子どもの出会い...新たな脅威の誕生
舟生が語る「子どもの防犯」への想いブログをスタートした5年前に比べると、地域の見守りボランティアやパトロール隊などの自主的な防犯活動が、非常に盛んになりました。また、「子ども110番の家」も以前のような個人宅を中心とした取り組みからコンビニや飲食店などのお店が積極的に賛同するようになり、だいぶ増えたようです。"子どもの防犯"に対する意識が、社会的に高まっていることは、非常にいいことだと思います。

しかし、この5年の間に、新たな脅威が急速に拡大しました。インターネットを通じた犯罪被害です。便利なシステムやサービスがどんどん世の中に出回り、それに必要なリテラシーや法律が追いついていません。これは他の犯罪にも共通することですが、事件が起きてはじめてメディアがセンセーショナルに取り上げ、大騒ぎになってからメーカーも対策を始め、その後にようやく法律が整備され始めます。しかし法律が整備された頃には、まったく別の場所で新しい犯罪が起きている。この流れは、これからも簡単には変わらないと思います。

インターネット犯罪から子どもを守るためには、自衛しかありません。「ペアレンタル・コントロール」を理解し、適切に行うことが、インターネット時代に子育てをする大人の義務だと思います。ここでも重要なのが、親子でのコミュニケーション。注意・見守り・指導という「ペアレンタル・コントロール」の基本は、親子のコミュニケーションがあって成立します。子どもと向き合い、話し合いながら理解を深めていってください。

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どうしたら子どもが安心して、健やかに育っていけるのか。このテーマをみなさんと一緒に考えたい...このブログはそんな気持ちから始めました。

2006年2月10日付けの記事にこのように書いて以来、気持ちは変わっていません。これまで、子どもの防犯だけでなく、子どもの安全についても「キッズデザイン協議会」の理事として取り組んできました。子どもの死亡原因は「不慮の事故」が圧倒的に多く、犯罪被害で亡くなる子どもの10倍にも達します。

子どもが健やかに成長するためには、日常生活そのものに潜む危険に注意する必要があると感じています。どのような場面で気をつけたらいいか、重大事故に繋がるのはどんなときかなど、さまざまな危険性を知り、予測することは保護者の役目

これからも子どもの防犯や、事故防止に役立つ情報を発信したいと思っています。読者の皆さまともコミュニケーションを図りながら、現実に即した話題をお届けしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。





2011年2月10日(木)

カテゴリー: インタビュー・座談会

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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