安全のプロのママと話そう!【2】「子供目線の製品」についてどう思う?(後編)

セコムの舟生です。

ママ達と座談会前編に続きNPO法人 子どもの危険回避研究所の所長横矢さんと副所長の西江さん、子育て真っ最中のヴルチェクさん、玉置さんとの座談会をお届けします。

今回も「セコムの食」の野菜チップスを食べながら、雑談も交えての楽しい座談会となりました(⌒o⌒)

前編のキッズデザインのテーマから話は発展し、日頃不安を感じる子供の安全や防犯についての話題で盛り上がりました。


子供の安全を考えて、物づくりをしてほしい
ママ達と座談会横矢さん:ヴルチェクさんからは、子どもの危険回避研究所のほうにたくさんのご意見やご質問をいただき、それがキッカケでお付き合いが続いているのですが、ベビーカーの件も熱心に調べられていましたよね。

ヴルチェクさん:3歳になる子供がいるので、ちょっと気になることがあると、納得するまでネットなどで調べるほうなんです。

横矢さん:とても熱心ですよね。折り畳み式のベビーカーに、乳幼児が誤って指をはさんで切断してしまった事故を覚えていますか?

舟生:2006年11月、続けて2件発生した事故でしょうか。国民生活センターからも公表されていますが、過去にも事故が起こっていたようですね。

横矢さん:ベビーカーの場合、「子供のそばで開閉しないように」とありますが、現実的にそれは難しいですよね。いろいろなところでお話ししていますが、やはり、親子でどう使うかシミュレーションして製品をつくることが大切だと思うんです。

ヴルチェクさん:私は子供の安全について、企業の危険性への認識が少し低いように感じます。例えば、以前、子供がコンニャク入りゼリーをのどに詰まらせる事故がありましたが、そのほかにも「子供がのどに詰まらせそうで危ないなあ」と思う食品って意外にありますよね。キャンディとかグミとか...他にもありますね。だから我が家では、日頃から子供にカミカミ運動をさせています。

舟生:カミカミ運動ですか?

ヴルチェクさん:グミやこんにゃくの煮物などを始め、キャンディさえも、のどに詰まらせないよう、カミカミと噛んで食べるように指導しています。何でもよく噛んで食べるように教えているんです。

横矢さん:それは大切ですよね。自分の家ではおやつにキャンディを与えなくても、お友達の家などでいただくことはありますものね。子供は大人が想像しないようなものでも、のどを詰まらせたりするんですよ。プチトマトや一口大の丸いチーズでも窒息することがあるということを知識として、子育て中の保護者の方には知っていてもらいたいですね。

西江さん:今、ピーナッツは幼児にあげちゃいけないということも聞きますが、私達が子供のころは平気であげていましたよね。それだけ、子供への安全に対する意識も高くなったということでしょうか。

横矢さん:キッズデザイン博にもあった「折りたたみ椅子8168ZZ」もそうですが、子供の安全について、企業の意識も、以前に比べたら少しずつ変わってきているように感じます。

舟生:そうですね。昨年キッズデザイン賞を受賞したフルーベル館のマーカーは、子供がキャップを誤飲しても窒息しないよう、6つの空気孔をつけるなどデザインに工夫がされています。子供の目線で考えられたデザインは、ほぼ、どの世代に対しても安全だといえるでしょう。高齢化が進む日本では、すべての人が使える安全・安心なデザインの商品が増えることを期待したいですね。

登下校に関する不安・心配 「電車通学しています」
ママ達と座談会横矢さん:玉置さんは子供の安全や防犯で気になっていることはありますか?

玉置さん:最近、駅構内や周辺で殺傷事件が続きましたよね。小学1年と4年の子供が私学に通うために電車通学をしているので、電車内や駅構内での犯罪が心配です。

西江さん:犯罪って連鎖するというか、似たような事件が続くことがよくあるので心配ですよね。

舟生:学校では、何か指導をしていますか?

玉置さん:子供が通学している小学校では、小学1年生のうちから、子供本人に危機管理の指導をしています。また、子供だけではなく保護者にも講演会などを行っています。

横矢さん:お子さんの通っている学校は、危機管理対策についてきちんとされている学校なんですね。公立・私立を問わず、どこの小学校でも「防犯は大切」と言ってはいますが、実際に何をどう指導していいのか、どのような対策をとっていいのか、わからない学校も結構多いんですよ。

舟生:学校の先生方のために子供の防犯について講演に行ったりすると、しみじみ感じますね。

横矢さん:登下校時の安全については保護者にも責任がありますよね。送り迎えはしていますか?

玉置さん:駅から自宅まで、賑やかな通りをずっと歩いて帰ってくるので、それほど心配はしていません。それに下校時間もそれほど遅くなることがないんです。

横矢さん:パパとかは、どうですか?「お父さんの会」とか、ありませんか?

玉置さん:小学校には、そういった父親の会はありません。パパは、ちょっと無頓着なのかもしれませんね(笑)。

舟生:横矢さんがおっしゃるように、学校の登下校やついては保護者にも責任がありますね。防犯の基本は「子供を1人にしないこと」です。学校と家庭を取り巻く地域の環境や条件、ご家庭の事情によっても違ってきますが、駅まで送り迎えをするとか、お友達と一緒に帰るよう約束をするとか、人通りが少なく寂しい場所があればそこまで迎えに行くとか、何らかの手段をとったほうが安全ですね。

横矢さん:一緒に通学する子の親同士、お休みする日や早退する日などは、直前に電話連絡するとよいですね。

西江さん:うちの小学校では、学童仲間の親同士では、携帯電話のメールでいつも連絡を密にとっています。今日は誰と誰が休みだとか、学校は行くけど学童は休みだとか。それによって、学校から学童に向かう子が一人きりにならないように注意しています。例えば、ある日、小学1年生がどうしても一人になってしまうというような場合は、学童の先生にお願いして迎えに来てもらうこともあります。

どうすればいい?防犯と、地域とのつながり
ママ達と座談会玉置さん:最近はマンションも怖いですよね。マンション内にどんな人が住んでいるのかわからなかったり...。だから、「マンションで人とすれ違ってもあいさつできない」という人も多いと思うんです。

舟生:しかし、あいさつは大事ですよ。よくあいさつを交わす地域は犯罪の発生件数が少ないそうです。私もマンションに住んでいますが、お子さんにでも、あいさつをするように心がけています。

横矢さん:私の家の周囲は路上駐車が多いんです。そのうえ、車の中にずっと人がいると「この人、何をしているんだろう」って考えちゃいます。空き巣とかって下見をするんですよね。

舟生:1週間くらいかけて下見をします。ざっと、見て回って、目ぼしい家を見つけたら、さらにじっくりと観察します。「ご主人は何時ごろ出勤するのか」「何時になると家が留守になるのか」など、念入りに下見を行うケースが多いんです。

横矢さん:そうですよね。だから、家の近くに駐車している車にずっと人が乗っていたりすると、ナンバープレートをじろじろ見ながらメモしたりして、「観察していますよ~!」というプレッシャーを遠くからバンバンかけています。そばによるのは危ないですし怖いですから、あくまでも遠くから行っていますが...。110番通報をしたこともあります。

舟生:「ちゃんと見ている」とアピールするのは、防犯にとって有効です。しかし、危険な目に遭わないよう、十分に気をつけてくださいね。

横矢さん:危険といえば、最近は集団でパトロールをするのが負担になるということで、PTAや地域で個人単位のパトロールを行うところがあるようです。でも、女性が1人でパトロールをするような話も聞くので心配です。

舟生:時間帯や場所によっても違うのでしょうが、女性が1人でパトロールを行うのは危険ですね。やはり複数で行うほうが安全です。また、使命感に燃えて、度を超したパトロールを行うのも避けるべきです。

横矢さん:子供の安全についてお母さん同士でこうやって話ができると、いろいろなことを再確認できますね。

舟生:またぜひ座談会を企画しましょう!


一生懸命にお子さんのことを想う気持ちが伝わってきて、あっという間の1時間でした。今後も、皆さんとの情報交換を続けていきたいと思います。
お楽しみにb(⌒o⌒)

<今回、登場した「セコムの食」のお菓子>

野菜チップス

野菜チップス


上質な植物油を使って、特殊減圧機で揚げた野菜チップスは、油っこくなく、野菜本来の旨みをギュッと濃縮して引き出したようなおいしさが自慢!野菜の持ち味が生きています。野菜は、サツマイモ・クワイ・カボチャ・人参・蓮根・インゲンの全部で6種類。「油っこくないし、市販のスナック菓子より子供のおやつによい」といった、お客様からの声もいただいています。セコムの食のなかでも定番・大好評商品。年齢を問わずおいしくいただける野菜チップスは、ご贈答としても、きっと喜ばれますよ。

セコムの食はこちら


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2008年9月 3日(水)

カテゴリー: インタビュー・座談会

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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