10周年お祝いメッセージから思う子どもの安全対策

セコムの舟生です。

「子どもの安全ブログ」開設10周年のお祝いコメントをいただきました。ありがとうございます!あらためて子どもの安全対策について考えます。今年2月で10周年を迎えた「子どもの安全ブログ」
このたび、ブログ開設10周年へのお祝いメッセージをいただきました!
この場をお借りして、厚くお礼を申し上げます。

子どもの安全は、保護者や学校、地域が協力しなければ成り立ちません。
このブログもまた、さまざまな方々の協力で続けることができています。
「子どもの安全を守りたい」という思いをともにする方々のご協力があってこそ、今日があるのです。

今回は、お祝いメッセージとともに、さまざまな角度から子どもの安全について見つめ直します



▼ キッズデザインがつくる"子どもに優しい社会"
子どもたちのすこやかな成長につながる社会の創出のために活動するNPO法人「キッズデザイン協議会」。
子どもの事故に関する研究や、子ども目線の製品の普及を行う団体です。
実は、私も理事として設立時から活動に参加しています。

10周年を迎えた「子どもの安全ブログ」に、キッズデザイン協議会の福田求道専務理事からお祝いのコメントいただきました。


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子どもの安全ブログ開設10周年おめでとうございます。
このブログによって、どれだけ多くのママ・パパのご心配を和らげたことでしょう。
危険を回避できたお子さんがいまは中学生・高校生に育っていることと思います。
しかしながら、時代とともに新たな「危険」が発生する社会となり、これからも「子どもの安全ブログ」が子育て世代にとってよきアドバイザーであることをご期待いたします。


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キッズデザイン協議会が主宰する「キッズデザイン賞」も今年で10周年。
子どもの安全に関する製品やコンテンツが社会的にも大きな関心事になっていることを感じます。

さまざまな物事において「子どもにとって安全か」という目線が加わることで"子どもに優しい社会"そして"すべての人に優しい社会"が実現していくように思えてなりません。


▼ 科学のアプローチから子どもの安全を守る
遊具での事故や、室内での乳幼児の事故など、不慮の事故も子どもの安全を脅かすもののひとつ。
消費者庁をはじめ、さまざまな組織が事故の危険を呼びかけていますが、根本的な解決に至っていないのが現実です。

子どもの日常行動のモデリングや事故発生のメカニズムを解明する研究を行う「産業技術総合研究所」。
以前、「子どもの安全を科学する」というテーマでインタビューさせていただきました。
子どもの事故を科学的なアプローチで解明しようとする取り組みは非常に興味深く、お話に聞き入ったのを思い出します。

インタビューにご協力いただいた西田佳史さんのメッセージを紹介します。


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子どもの安全ブログ10周年おめでとうございます。
産業技術総合研究所は、子どもの傷害予防のための技術開発や社会的な仕組みづくりを進めてきました。
わが国では、子どもの傷害予防を進めるのに不可欠な科学的なデータを、生活者に分かりやすくお伝えするサイトが少ないのが現状です。
そのせいで、予防策が普及しない、もしくは、実際にはほとんど効果の無い予防が広まってしまっているなどの問題があります。
「子どもの安全ブログ」は、科学的傷害予防推進の草分け的存在であり、今後も生活者が賢くなれる情報発信を継続していただきたいと思います。


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産業技術総合研究所は、キッズデザイン協議会とも協力関係にあり、それぞれの取り組みが子どもの安全につながっています。
子どもの安全は、さまざまなアプローチから検討することが必要です。
この「子どもの安全ブログ」も情報発信を通じて、読者の方々の役に立てるよう努めます。


▼ 実際に起きた子どもの犯罪被害に学ぶ
残念なことに子どもが被害者となる事件は後を絶ちません。
過去には、世の中を震撼させる残虐で恐ろしい犯罪もあります。

このブログを立ち上げるきっかけになったのも、2004年から2005年にかけて、小学校1年生のお子さんが通学路で連れ去られ、殺害されるという痛ましい事件が立て続けに起きたことでした。

「日本子どもの安全教育総合研究所」は、子どもの安全ブログとほぼ同じ時期に設立された組織です。子どもの被害事件の詳細な分析や、それらを生かした安全教育プログラムの作成を行っており、多くの子どもたちの安全に貢献しています。

「子どもを守らなくては」という強い気持ちで活動をはじめた日本子どもの安全教育総合研究所理事長 宮田美恵子さんからもメッセージをいただきました。


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今からおよそ10年前の2005年は、広島県、栃木県と、小学生の誘拐事件が相次いだころです。
大人たちは子どもの安全を守ろうと、さまざまな対策や活動を始めました。
この子どもの安全ブログもそうした思いから開設されたことと思います。
ブログには「今ほしい情報」が手に取るように掲載されており、多くの方に役立ってきたと思います。
特に事件が起こる度に、わが子の安全を不安に思い舟生さんが書く的確な記事を頼りにし、温かいメッセージに励まされてきた保護者方は多いことと思います。
コンスタントに情報を発信し続けるのは楽なことではありませんが、継続が信頼と安心をもたらしたのでしょう。
20周年めざして頑張りましょう!おめでとうございました!!


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子どもの安全にとって、万全な策はありません
被害者になる可能性があることを知り、過去の事件や事故から対策を学ぶ必要があります
子どもが被害者となる事件や事故を少しでも減らせるよう、これからも情報発信を続けていきます。


▼ これからも「わが子を守る」対策を発信し続けます
事故や犯罪などの危険から、わが子をどう守るか。
保護者の方の不安や疑問を少しでも軽減したいとの思いから「子どもの安全ブログ」は誕生しました。

10周年を迎えた「子どもの安全ブログ」ですが、まだまだ子どもの安全に関しては考えなければならないこと、やらなければならないことはつきません。

10周年のお祝いコメントをくださった方々をはじめ、子どもの安全を願うさまざまな方々と手を携えて、子どもたちが幸せに暮らしていくことができる安全で安心な社会、そして子どもたちが自らの力を発揮して充実して生きていくことができる社会をつくっていくお手伝いをさせていただければと思います。

これまで「子どもの安全ブログ」を通じて、さまざまな取り組みにご協力いただいた子どもの危機回避研究所所長 横矢真理さんからもお祝いのコメントをいただきました。


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子どもの安全ブログ10周年おめでとうございます!
これまでインタビューや座談会で出していただいたブログですから、私もとても嬉しく思っています。
蓄積された知恵+最新の対策の傾向も分かるので、私たちの講演の際は、こちらをご紹介しています。信頼感が、別格です。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


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横矢さんには、「地域安全マップコンテスト」の審査員としてご一緒いただいたり、対談企画にご参加いただいたりしました。

なかでも印象深いのは小学生のママさんを集めた座談会です。
東日本大震災の経験をもとにした座談会では、子どものいる家庭での防災などについてリアルな意見を聞かせていただきました。

お子さんの安全を願うのは、同級生の親御さんや、学校、地域の方々も一緒のはずです。
ときにはほかの親御さんとの情報交換から安全対策を考えてもいいと思います。
子どもの安全を心配するがあまり、悩みを抱え込みすぎるのはよくありません。
保護者や、学校、地域の協力を得ながら考えていってください。
もちろん「子どもの安全ブログ」もお役立ていただければと思います。





2016年5月16日(月)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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