[クローズアップNEWS]小さな子も被害者に!幼児の連れ去り、わいせつ犯罪を防ぐには?

セコムの舟生です。
不審者を見分けるのは難しいことです。外出先では子どもをひとりにしないようにし、不審者との接触を避けましょう。
先月、熊本県のアーケード街で、3歳の女の子が連れ去られる事件がありました。
女の子はひとりでいるところを無事保護されましたが、「知らないおじさんに声をかけられた」と話したことから、事件が発覚。
防犯カメラの映像で容疑者の男が逮捕されました。

男は「小さな女の子に興味があった」と供述しています。

今回は、[クローズアップNEWS]として、実際に起きた幼い子が被害者になった連れ去り、わいせつ犯罪をいくつか取り上げながら、具体的な対策をご紹介します。


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▼ 保護者がいるのに!?幼児や低学年児童が被害者になった事件
ここ1年ほどの間に発生した幼い子どもの連れ去り、わいせつ事犯を振り返りましょう。
未就学から低学年の子どもが、保護者と出かけた先で被害にあったケースを取り上げます。

・4歳男児への強制わいせつ等の容疑で20代男を逮捕。ショッピングセンターのトイレに男児がひとりで入ったところを狙って侵入し、個室で服を脱がせた疑い。「子どもの裸を見たかった。男でも女でもよかった」と供述(千葉県)
・4歳女児への強制わいせつと監禁の容疑で30代男を逮捕。商業施設で女児に「おいで」と声をかけ、トイレに連れ込み、鍵をかけてわいせつな行為をした疑い。女児は父親と離れた5~10分の間に被害にあった(三重県)
・6歳女児への強制わいせつの容疑で10代男を逮捕。商業施設内の多目的トイレで、女児にわいせつな行為をした疑い。女児の話を聞いた両親の通報で発覚(兵庫県)
・5歳女児を商業店舗から強引に連れ去った30代男を逮捕。女児の腕を引っ張って店外に連れ出し、2.5km離れた路上まで連れ回す事犯が発生。女児が泣きながら「助けて」と叫んでいるのを通行人が見つけ、駆けつけた警察官が男を逮捕(東京都)
・小1女児にわいせつ行為をした男を逮捕。女児は保護者と商業店舗に買い物に来ており、ひとりになったときに体に触られるなどの被害にあった模様(大分県)

いずれのケースも、保護者が目を離したわずかな時間に事件が発生しています。
また、不特定多数が出入りする商業施設で起きているところも、共通しています。
家族連れで賑わう場所でも、決して油断できないことがわかります。


▼ 「誰でも入れる場所」には子どもを狙う不審者がいる!?
ショッピングモールや大型スーパーなどの商業施設は、買い物だけではなく、娯楽も楽しめることなどから子どもの好きな場所にあげられると思います。休みの日には家族でお出かけになる方も多いでしょう。

一方で、犯罪をもくろむ者にとっては、子どもがたくさんいて、誰かに見とがめられる心配が少ない絶好の場所ということになります。全国各地で、似たような状況下で、似たような被害が発生していることを知っていただきたいと思います。

商業施設では大勢の子どもが楽しそうに過ごしていますが、必ずしも安全な場所とはいえません。子どもをおもちゃやゲームのコーナーで遊ばせておいて、「ちょっとの間だから」とその場を離れたりすることは、とても危険なことなのです。

幼児を狙う不審者は、保護者が離れる隙を狙っています。
お子さんと出かけた先では、隙をつくらないよう、お子さんと行動を一緒に行動していただきたいと思います。


▼ 外出先での連れ去り・わいせつ犯罪を防ぐポイント
小さな子どもは、見知らぬ相手に対しても話しかけられれば、ついていってしまうことがあります。
冒頭でご紹介した熊本の女児連れ去り事件で容疑者は「お母さんの知り合い」と言って女児に近づき、犯行に及んでいました。
小さな子どもにも、知らない人から話しかけられたらどうしたらいいかを、少しずつ教えるようにしてください。

何より、お出かけ先での犯罪被害を防ぐには、保護者の防犯意識が重要です。
防犯のポイントをまとめます。

<お出かけ先での連れ去り・わいせつ犯罪を防ぐには?>
・外出先では短時間でも子どもをひとりにしない
・トイレに行くときは、保護者がトイレまで付き添う。ひとりでは行かせない
・幼児でも身だしなみに注意し、ひと目をひく服装や露出の多い服装、だらしない服装は避ける
・どんな言葉で誘われても「知らない人」には絶対ついていかないことを言い聞かせる

子どもは目の前のことに夢中になると、周囲の状況が見えなくなってしまうことがあります。
ゲームや本などに夢中になっているとき、背後からスカートの中を盗撮される事犯も発生しています。また女の子だけではなく、男の子も同様の被害にあうことがあります。

子どもの身辺には常に目を配るとともに、「狙われない」ようにすることを意識してください。

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小さな子どもは、いくら「離れちゃダメ」「ここにいなさい!」と言い聞かせても、フラフラいなくなってしまうようなことがあるので、親御さんも大変だと思います。

しかし、普段から習慣づけることで、「お母さん(お父さん)と離れたら危ない」という意識を持たせることはできると思います。近所のスーパーやよく行くお店などでも、「ひとりにならない」を徹底して、子どもにもできるだけ守らせるようにしましょう。





2015年11月30日(月)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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