[緊急提言]子どもの行動を把握していますか?凶悪事件から子どもを守るために保護者ができること

セコムの舟生です。

誰とどこに出かけ、何をするのか、何時に帰るのか、必ず確認しましょう。大阪府高槻市、柏原市で中学1年の女子生徒と男子生徒が遺体で見つかった事件は、非常に衝撃的でした。
被害にあった中学生2人は、深夜に行動をともにしていたことが防犯カメラの映像などからわかっています。
まだ詳しい状況はわかっていませんが、容疑者が逮捕されたことで、今後、事件の全容解明に向かっていくものと思われます。

まだまだこれから未来のある命を奪った犯行。
決して許すことができません。
子どもを持つ親のひとりとして、怒りがこみ上げてきます。

子どもたちが被害にあう事件が次々に起こってしまう社会において、わが子を守るために親ができることは、何でしょうか?

今回は緊急提言として、犯罪被害を回避するために保護者に何ができるのかを考えます。

季節が夏から秋へと移り変わる今だからこそ、防犯の基本をおさらいしたり、行動を見直したりすることが必要です。
ぜひお子さんと一緒に犯罪の被害に遭わない方法について話しあってください。

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▼ 子どもが出かけるときの「ルール」をおろそかにしていませんか?
小学生になると必ず子どもに教えることとして、「出かけるときのルール」があります。
それは、「どこへ・誰と行くのか」「何をするのか」「何時に帰ってくるのか」を必ず保護者に伝えることです。保護者が不在のときには、必ずメモを残すなどの約束をしておきましょう。

子どもだけで外に出ることに慣れてくると、伝えることが面倒に感じたり、うっかり言い忘れてしまったりすることもあると思います。
保護者も、子どもが成長するにつれてだんだん厳しさがなくなってくるかもしれません。けれども、子どもが何事もなく帰宅することが、当たり前だと思ってしまってはいけません。

万が一のとき、子どもの居場所がわからなければ、助けに行くこともできません。
「出かけるときのルール」をしっかり守らせることが必要です。


▼ 子どもの行動パターンを把握しておく
「出かけるときのルール」を守らせるだけでは、子どもの行動が把握できないこともあります。

遊びに行った先で友だちと意気投合して別の場所に移動したり、急に思い立って予定を変更したり...といったことは珍しいことではありませんね。

子どもの行動範囲や行動パターンをある程度想像できるようにするために、保護者の方は次の3つを把握するようにしましょう。

・誰とよく遊んでいるのか
・どのような場所によく行くのか
・どの道をよく通っているのか

これらを知っておけば、子どもが予定になかった行動を取ったときも、行動パターンや行き先をある程度想像することができますね。

加えて、よく遊ぶお友だちは名前だけではなく、家の住所や電話番号も知っておきましょう。
そうすれば、もし約束した時間までに帰らないときでも、お友だちの家に連絡して、居場所や帰った時間を確認することができます。

保護者同士で連絡を取り合える関係を築いておくと、自分の知らなかったわが子の情報が補えることも多いもの。子どもの行動パターンを把握するためにも、保護者同士の交流を大事にしていただきたいと思います。


▼ 成長に伴い広がる子どもの行動範囲をどう把握するか?
子どもは成長するにつれて行動範囲が広くなり、親が知らない世界を持つようになってきますので、学年が上がるほど出かけた後の行動が把握しにくくなるものです。
反抗期などでコミュニケーションが取りにくくなってくることも、あるかもしれませんね。

それでも、黙って出かける子どもを見過ごすわけにはいきません。
どんなことがあろうとも、身の安全をおびやかす行動は止めなくてはなりませんし、「あなたを心配している」というメッセージを発信し続けなくてはならないと思います。
「親に心配をかけたくない」という子どもの思いが、危険な行動の足止めになることもあります。

お子さんの行動範囲や行動パターンが把握できていないと感じている方は、お子さんに対しての会話が一方通行になっていないか、振り返ってみてください。
もしかすると、お子さんが自由に自分のことを話せる環境が足りていないのかもしれません。

少しでもいいので、「今日あったこと」や「今日感じたこと」を自由に話せる時間を毎日つくりましょう。

途中で話を遮ったり、意見を述べたりせず、とにかく最後まで聞くことが大事です。
はじめはうまくいかないかもしれませんが、子どもの話に関心を持って向き合う姿勢を見せ続けると、しだいに話しやすくなってくるのではないかと思います。

「子どもの話を聞く時間」をつくるうちに、会話の端々から子どもの行動が見えてきます。子どもが普段考えていることや、興味の対象を知ることもでき、子どもの行動パターンを考えるうえでも役立つはずです。

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親が忙しそうにしていて適当な受け答えをしていたり、一方的に叱ったりすると、子どもはだんだん「話しても無駄だ」と思うようになってしまいます。しかし、「お父さん・お母さんは自分の話を聞いてくれる、一緒に考えてくれる」と子どもに伝われば、成長してからも肝心なときには真っ先に相談してくれると思います。

「ルールを守らせること」と「子どもの話を聞くこと」で、親の目が届かない時間の安全性を高めましょう!





2015年8月27日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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