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[クローズアップNEWS]保護者同伴でも油断禁物!子どもを狙ったわいせつ犯罪

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セコムの舟生です。

先日、奈良県で小学6年生の女の子がリサイクルショップのトイレから連れ去られる事件が発生しました。

女の子は監禁され、車で連れ回されていました。
無事保護されたことに安堵しましたが、子どもが犠牲になるこのような犯行が繰り返されることに、怒りを禁じえません。

子どもを狙った犯罪は、犯行に及ぶ者にとって実行に移しやすい状況がそろった時に突発的に発生することがあります。ひと目がなく、子どもがひとりでいるときは、まさに"犯行に適した状況"です。
必ず2人以上で行動し、ひと気の少ない場所には決して1人で行かないよう、あらためてお子さんに言い聞かせましょう。保護者が一緒のお出かけでも、油断しないでください。

ひとりにならないことが防犯の基本。もしひとりになったら周囲を警戒し、隙を与えないようにしましょう。さて、今回の[クローズアップNEWS]は、子どもが被害者になったわいせつ事件を取り上げます。

商業施設や繁華街など、不特定多数の人が行き交う場では、子どもを狙う不審者が紛れ込むことがあります
保護者が一緒にいるにもかかわらず、盗撮されたり、別の場所に連れて行かれたりといった被害が発生しており、「子どもの安全NEWS」でもたびたび取り上げてきました。

ほかにも通学路で子どもが狙われる事件も繰り返されています
今回は、そうしたわいせつ事件を振り返りながら、被害にあわないための対策を具体的に考えていきたいと思います。

 

 

* * * * * * * * *


▼ 幼児や低学年児童も狙われる!商業施設で起きたわいせつ犯罪
今年5~6月に起きた事件のうち、小さなお子さんが狙われた事件をご紹介します。

・6歳女児に対する強制わいせつの疑いで10代男が逮捕される。商業施設内多目的トイレで女児を連れ込み、わいせつな行為をした疑い(兵庫県 5月)

・4歳女児に対する強制わいせつの疑いで30代男が逮捕される。商業施設で女児に「おいで」と声をかけ、トイレに連れ込み、鍵をかけてわいせつな行為をした疑い。女児は父親と離れた5~10分の間に被害にあった(三重県 5月)

商業施設やイベント会場など、不特定多数の人が行き交う場所では、子どもに声をかけても見とがめられることが少ないため、このような犯罪が頻発しています。
保護者が同行しているにもかかわらず、隙を見て声をかけ、トイレに連れて行くという大胆さ。
小さな子どもはあまり大人を疑わないため、狙われやすいと考えられます。

保護者の方は、よく行くスーパーなどでも油断せず、お子さんから目を離さないでいただきたいと思います。

<幼児~低学年の子どものための防犯ポイント>
・外出先では短時間でも子どもをひとりにしない
・トイレに行くときは、保護者がトイレ内まで付き添う。ひとりでは行かせない
・幼児でも身だしなみに注意し、ひと目をひく服装や露出の多い服装、だらしない服装は避ける
・どんな言葉で誘われても「知らない人」には絶対ついていかないことを言い聞かせる


▼ 高学年児童も油断は禁物!外出先での声かけや盗撮の被害
続いて、高学年の子どもが被害者となった事件を取り上げます。

・書店で本を選んでいた小6女児のスカートの中をスマートフォンで撮影した20代男を逮捕。不審な男に気付いた女児が、一緒にいた父親に相談し、防犯カメラで犯行が発覚(京都府 6月)

父親が同伴していますが、ひとりで本を選んでいるときに被害にあいました。
目の前のことに集中している状況では、特にこのような犯罪が起こりやすいと言えます。
子どもが何かに夢中になっているときは警戒が必要だということを意識して、なるべくそばで見守りたいものです。

・12歳男児に対する強制わいせつの疑いで、70代男を逮捕。娯楽施設にいた男児に「コインを400枚あげる」と声をかけて車に連れ込み、わいせつ行為をした疑い(福岡県 6月)

高学年の男児が被害にあいました。
年齢や性別にかかわらず、性犯罪に巻き込まれる可能性はあるのです。男の子の場合、性犯罪への意識が薄いことが多いので、しっかりと伝えて一緒に対策してください。

アミューズメント施設のように子どもが楽しむ場所では、興味の対象を把握されやすいので、声かけも容易です。
知らない人からの声かけについて、あらためておさらいしましょう。

<中~高学年の子どものための防犯ポイント>
声かけのパターンを学ぶ
知らない人から声をかけられたときの対処法を練習する
・友だちと遊びに行った先でもひとりで行動しないよう、よく言い聞かせる
・スカートのときはスパッツを履くなど、隙をつくらないようにする
・ときどき後ろを振り返る習慣をつけ、身辺に常に注意を払う


▼ 通学路でもわいせつ犯罪が多発!登下校の注意をおさらい
最後に、通学路で起きたわいせつ犯罪を取り上げます。

ひとりで下校中の女児の後ろから近づき、ランドセルをつかんで倒し、口をふさぐなどした男を逮捕。男は「女児の体に触ろうとした」と供述(千葉県 5月)。

・小学生女児にわいせつな行為をした30代男を逮捕。路上を歩いていた女児の後ろから近づき、殴るなどした疑い(奈良県 5月)

・小4女児への強制わいせつ容疑で40代男を逮捕。帰宅中の女児にトイレの場所を尋ねて公衆トイレに連れ込み、鍵を閉めて自分の下半身を触らせるなどした疑い(大阪 6月)

通学路は、決まった時間に子どもが通ることから、子どもに狙いを定めやすいと言えます。
下校時にひとりになったところを狙われることが多く、声かけのほか、暴力的な手口も見られます。まだ体が小さく、抵抗することが難しい低学年のお子さんの場合、強引な手口には特に注意が必要です。

<登下校のときの防犯ポイント>
・路上では、後ろから近づいてくる物音や気配にも注意を払う
・短い区間でも、なるべくひとりにならないようにする
・やむを得ずひとりになってしまったときは、防犯ブザーを手に持ち、キビキビ歩く
・危険を感じたときは、大声を出す、防犯ブザーを鳴らすなど行動を起こす
・声をかけられたら、大きな声で「わかりません」「大人に聞いてください」などと断る


* * * * * * * * *


実際に起きた事件からは、犯罪から身を守るためのヒントがたくさん見つかります。
地域の防犯メールなども活用して、「こういうときはどうするか」「こういう事件にあわないために、何ができるか」お子さんと話しあってみてくださいね!

2015.07.09

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