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【シリーズ 新1年生のための安全教室 パート3】 男の子も被害者に!?性犯罪から身を守るために知っておきたいこと

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セコムの舟生です。

2年前の今日、2011年3月11日。日本の観測史上最大の地震が発生しました。
死者は1万5000人を超え、2600人以上が今なお行方不明です。改めて亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
さらに、未曾有の被害に見舞われた被災地で、今なお31万人以上の方が避難生活を送っています。
お見舞いを申し上げるとともに、1日でも早い復旧・復興を願っています。

私たちは、東日本大震災の辛い経験を教訓にしていく必要があります。先日、「災害への備え」をテーマにご紹介しました。
子どもを抱える親として考えておきたいことをまとめていますので、ぜひ、今日この日にご一読ください


さて、今回は【新1年生のための安全教室シリーズ】の第3回をご紹介します。
これまで「知らない人」についてと、「通学路の歩き方」をテーマにして、新1年生にもわかりやすく、安全の基礎知識をお伝えしてきました

3回目となる今回は、まず保護者の方にご理解いただきたい、シビアなテーマを取り上げます。
それは、子どもが被害者となる「性犯罪」について。

考えたくないことですが、そのような犯罪は現実に起きており、わが子がターゲットにされる可能性がないとも言えません。子どもを性犯罪から守るためには、現状と事実を冷静に受け入れ、予防策を考えることが最も大事です。

お子さんの入学準備の一環として、ぜひ最後までご覧ください。

* * * * * * * * *

▼ 小学生を取り巻く性犯罪の現状
警察庁の統計データ「少年非行等の概要(平成24年1~12月)」から小学生の性犯罪被害をみてみると、平成20年以降、増加傾向にあり、平成24年の発生件数は、前年を上回り937件。直近の6年間でも最多件数となっています。

「ウチの子はまだ小さいから」「男の子だから関係ない」といった考え方では、お子さんを守ることはできないかもしれません。この事実を直視したうえで、対策を考えていきましょう。

子どもに性犯罪の危険性を教えるには、まず「世の中にはそういう人がいる」という話をしなければなりませんが、新1年生のお子さんでは、まだ理解しにくいことも多いと思います。

ですから、他人から身体に触られそうになったとき、または、「気持ちが悪いな」と感じたときには、「とにかく大声を出して逃げなさい」と教えてください。

お子さんの理解が進んだら、「プライベートゾーン」という言葉を使うと便利です。プライベートゾーンとは、人に見られたり触らせたりしてはいけない場所のこと。おしりや胸など、水着になったときに隠れる場所と説明するとわかりやすいでしょう。

お子さんには「プライベートゾーンは"自分だけの場所"という意味だよ。プライベートゾーンは人に見せても、人から見せられてもダメ」と教えてあげましょう。


怖い思いをしたら、すぐに助けをもとめましょう。「キャー」よりも具体的に「たすけて!」と叫んだほうが周囲に声が届きます。▼ 「ひとりにならないこと」を徹底させる
性犯罪に限ったことではありませんが、子どもを犯罪から守る最大の防犯対策は、「ひとりにならない」ことです。前回の【新1年生のための安全教室シリーズ】の第2回でご紹介した「通学路の歩き方」でも【事件にあわないためのポイント】をあげましたが、今回は性犯罪の予防対策としてまとめてみました。

【新1年生のための性犯罪予防対策】
・ ひとりになるのは避ける。短い時間だから大丈夫、と過信しない。
・ 身体に触られそうになったり見せられたりしたら、大きな声を出す、逃げる。
・ 周囲に変な行動をしている人がいないか常に注意を払い、周りを見回してから行動する。
・ 防犯グッズを携帯させ、いざというとき使えるように練習させる。
・ 露出の高い服装、過度に可愛らしい服装は避ける。男の子でも同じ!

女の子の場合は、スカートの下にはスパッツをはくなどの対策を。
スキを見せないことが大事です。

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また、新1年生の話題としては少し早すぎるかもしれませんが、スマートフォンの無料通話・メールアプリが、いわゆる「出会い」の場になっていることも、大きな社会問題となってきています

まったく知らない相手とも気軽につながることができるため、同世代を装って子どもに近づくなど、新たなツールを活用した性犯罪が存在します。警察庁でも実態調査に乗り出し始めていますが、いまのところは絶対的な対策があるというわけではありません。

子どもは、親の知らないうちにいろいろなことを吸収します。小学生になったら携帯電話の所有を考えている親御さんも多いと思いますが、社会の動向にも注意を払い、「もしかしたらウチの子も...」という意識を持たないと、いつのまにか犯罪に巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。

移り変わりの早い携帯電話やインターネットの話題や傾向は、子どもを性犯罪から守るために今後、特に注意しておきたいことのひとつです

2013.03.11

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