【特集/夏休みの防犯[2]】子どもだけでの遠出、OKしますか?

セコムの舟生です。

「いつもより遠くへ行ってみたい」
「お友だちとショッピングモールに行ってみたい」
「夏祭りに行きたい」

夏休みには子どもが行ってみたいところや楽しいイベントがたくさん。友だち同士で話が盛り上がると、親の意見はあとまわしで「明日みんなで行こう!」となってしまうこともあるでしょう。

せっかくの夏休みですから、子どもの冒険心や自立心を尊重してあげたいところです。しかし犯罪情勢を考えると、すべて子どもの思いのままに行動させても良いというわけではありません。

どのような危険が起こりうるのか、問題が起きたときに対処できる能力と知識はあるか、親が判断して子どもの行動と範囲を決めてあげてくださいね。

前回の【特集/夏休みの防犯】では、子どもに鍵を持たせるときの注意点をご紹介しましたが、今回は「子どもだけでの遠出」がテーマです。

子どもだけでの遠出を許可するか、我慢させるか、いずれの場合もどうやって子どもに言い聞かせるか親としては悩むところだと思います。

今回は、子どもだけでの遠出を親としてどう受け止めるか、一緒に考えてみましょう

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▼ まずは行動計画を聞いてみる
子どもから行動計画を聞いてみましょう。そのうえで、目的地までの交通手段や目的地の危険度、本人の成長度合いを考慮して、本当に子ども同士で行っても大丈夫かどうか、冷静に判断してください。

行動計画を聞くうちに「これじゃあ危なくて、遠出を許可できないな...」「危ないからダメ!」という気持ちになるかもしれませんが、たとえ完璧な計画でなくても、考えられる危険や困りごとを提示してあげ、「こういうときはどうする?」と聞いてみてください。

はじめは完璧とはいえない行動計画でも、子どもに考えさせることでより良い計画になっていくはずです。また、自身で考えることで危機回避能力が高まり、遠出した先でも危険に対する自覚が生まれることでしょう

子どもの考えが未熟で、「危ないな」と感じるときには、子どもと話しあって「目的地までは一緒に行こうか」「○○時に出口のところで待っているね」といった提案をしてみてはいかがでしょうか。妥協点を考えてあげるのも親の役目です。


▼ 問題が起きたときの対処法を含めた"わが家のルール"を
外出を許可したら、いつもの外出と同じように「どこに行くのか」「誰と行くのか」「何をするのか」「何時に帰るのか」を確認するのはもちろん、行き先の特性を踏まえて、もう少し具体的な"ルール"を決めておく必要があります。

たとえば映画に行くなら、「行き帰りに寄り道しない」「荷物は体から離さず座る」「人気のない場所に近づかない」といった具合です。

またどんな場所でも、一人でトイレに行ったり、バラバラに行動したりすることは避けるよう言い聞かせてください。

困ったことがあったら、交番や「子ども110番の家」に頼ることも、ルールのひとつとして改めて話しておきましょう。すぐに見当たらない時はコンビニや飲食店などでもいいので、迷いなく飛び込んで助けを求めることを言い聞かせてくださいね。

遠出した先で、子どもだけという高揚感から危険な行動を取ろうとすることも十分考えられます。わが家のルールを守る意志の強さや「危ないからやめよう」と言える勇気も、子ども同士の外出には必要なスキル。「この子は友だちに流されがちだな」と思うなら行き先によっては「許可しない」、という判断も必要だと思います。

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子ども同士の外出は、ご家庭によっていろいろ考え方があると思いますが、わが子の安全を考えるうえでは、他の家庭のルールに揺らされてはいけません。「ウチはウチ、よそはよそ」と割り切る必要があります。

どうしても許可できないと判断したら、なぜダメなのか、子どもが納得できるようよく説明してあげてください。「イヤだ!イヤだ!」と駄々をこねるようなら、まだ幼い証拠。保護者が同行してあげたほうがいいでしょう。





2012年8月 2日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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