【夏休み特集1】 子どもだけでの遠出、OKしますか?

セコムの舟生です。

いよいよ夏休みです。自由な時間が増え、子どもたちにとってはワクワクする毎日。思いっきり遊んで、新しい経験をたくさんして、大きく成長するときでもありますよね。

その一方で、親の目が届かない場面も増えるのが夏休み。開放感や好奇心から、アクシデントに巻き込まれる可能性がないとはいえません。保護者の皆さんにとっては、心配が尽きないのではないでしょうか。

そこで今回から8月いっぱいは、【夏休み特集】として、夏休み中の子どもの防犯や安全について、いろいろとお話したいと思います。第1回は、子どもだけでの遠出について考えてみましょう。

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▼ 子ども同士のお出かけ・・・「危ないからダメ!」ではいけない!?
ちょっと離れた場所の大きな公園、駅ビルやショッピングモール、プールや映画館、夏祭り...夏休みには子どもたちが行ってみたいところやイベントがたくさんあります。友だち同士で話が盛り上がると、親の意見は後回しで「よし、明日みんなで行こう!」となってしまうこともしばしばです。

しかし親にとっては「大丈夫かな?」という思いが先立ちます。「まだ早い!」「危ないからダメ!」と言いたくなってしまいますが、まずは冷静に子どもの話を聞いてあげましょう。

子どもの言い分によく耳を傾け、本当に子ども同士で行って大丈夫かどうか、 行き先の危険度や本人の成長度合いをよく考慮して、判断してください 

頭ごなしに「ダメ」と言っては、子どもも受け入れられませんが、「あなたのことが心配」という気持ちを繰り返し言葉にして伝えると、子どもも納得するようになるものです。

子どもだけではまだ心配だということであれば、「駅ビルの前まで一緒に行こうか」とか「お店の入口で待ち合わせをしよう」といった提案もしてみてください。無理のない範囲から、段階的に経験を積むことも、子ども同士の外出では必要なことです。


▼ 外出先での"わが家のルール"は親子で一緒に考える
外出を許可したら、出かける前に以下の4点は必ず確認してください。
● どこに行くのか
● だれと行くのか
● なにをするのか
● 何時に帰るのか
これは普段、子どもが遊びに行くときのルールと同じですね。

それに加え、日常の行動範囲からはずれた場所に行くときは、行き先の特性を踏まえてもう少し具体的な"ルール"を決めておく必要があります。そこにはどんな不安やリスクがあるのか、どういった行動を取れば安全に過ごせるのか・・・親子で話し合って、お互いが安心、納得できる約束ごとを決めましょう。

たとえば映画に行くなら、「行き帰りに寄り道しない」とか「荷物は身体から離さず座る」とか「ひと気のない場所に近づかない」といった具合です。どんな場所でも、ひとりでトイレに行ったり、バラバラに行動したりすることは避けるよう言い聞かせてください。


▼ 大切なのは問題が起きたときの対処方法
心配は尽きませんが、なにか問題が起きたときに、どう対処するかを考えておくことがもっとも必要なことだと思います。

困ったときは、交番や「子ども110番の家」を頼ることがイチバンですが、見当たらないときは、コンビニや飲食店、ガソリンスタンドなどでもいいので、迷いなく飛び込んで助けを求めるよう、言い聞かせましょう。駅員や従業員など、その場所のスタッフの人であれば、助けを拒むことはまずないはずです。

緊急の連絡手段として、この日だけ親の携帯電話を持たせるという方法もあります。ただし、その場合も親からの連絡以外は出ない、インターネット機能は使わないなどしっかりしたルールを決めておく必要がありますね。

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子ども同士の外出でもっともいけないことは、「○○ちゃんの家はいいって」「みんな行くんだよ!」といった言葉に親が流されてしまうこと。"よそのうち"を基準にすれば、歯止めがきかなくなってしまいます。

たとえ外出を許したときでも、"わが家のルール"を守る意思の強さが必要です。ほかの子が揃って予定外の行動を取ろうとしたときに、「危ないからやめよう」と言える勇気も、子ども同士の外出に必要なスキルです。

なるべく危険の少ない方法で子どもの成長を見守り、自立心を養ってあげたいものですね。





2011年7月28日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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