【防犯のための親子コミュニケーション特集】 具体的に取り組めること ~その2~

セコムの舟生です。

【防犯のための親子コミュニケーション特集】も今回が3回目になります。これまでの記事でコミュニケーションの大切さについてはご理解いただけたと思いますが、普段忙しくて子どもと接する時間がなかなか取れない親御さんは、いざ子どもとコミュニケーションを図ろうと思っても、「どんなふうに関わればいいかわからない」「話が続かない」と戸惑うことがあるという声も耳にします。

そこで今回は、お子さんとの話の進め方のヒントや、コミュニケーションのきっかけづくりなどを具体的にご紹介したいと思います。

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▼ 話がはずむコミュニケーションのコツ
両親が共働きで忙しかったり、塾通いで子どもの帰宅が遅かったりすると、親子でじっくり話し合う時間を作るのが難しいものです。しかし、コミュニケーションで重要なのは時間の長さではありません。短時間でもしっかり意思疎通を図れれば良いと思います。

子どもが答えを返せるよう、疑問形で話しかけるのがコツです。気になった返事には「それから?」「ほかには?」と重ねると、話が続きやすくなります。

大切なのは、子どもに関心を持って話しかけること。なんとなく声をかけるだけではなく、子どもの何を知りたいかをイメージしておくと良いと思います。


▼ "ドライブ"でコミュニケーションを深めよう!
会話のきっかけがつかめなければ、思い切って外に出かけてみてはいかがでしょうか。ドライブなら、車から見える景色が会話のきっかけを与えてくれますし、危険な場所を見つけたり、交通安全について実践的な話もできたりするので、防犯や安全のためのコミュニケーション手段としてもオススメです。

たとえば、「車が左に曲がるときは、後ろからバイクや自転車が来るかもしれないんだよ」とミラーをのぞかせたり、「横断歩道が青でも、車が曲がってきたら危ないときもあるよ」と実際の動きを見せたりすることができます。

運転席に座らせれば、死角になりやすい位置などがわかります。ただし、子どもを運転席に座らせるときは、きちんと駐車してエンジンを切り、危険がないことをよく確認してからにしてくださいね!

また、車に乗りながら「この道は歩道が狭くて車との距離が近いから危ないね」「このトンネルは車で通るときは便利だけれど、暗くて人通りがないから、歩いて通るのはやめよう」など、お子さんにとって危険な場所もチェックするとよいでしょう。

お子さんのいつも通っている道や遊んでいる場所を、車の視点からチェックして、どうしたらより安全になるかをお子さんと話し合ってみるのも良いと思います。


▼ "遊び"でコミュニケーションを深めよう!
お子さんが普段、どんな遊びをしているかご存じですか。なにをやっているかは知っていたとしても、なぜその遊びに夢中になっているのかまでは、なかなか分からないものです。それを知るためには一緒にやってみるのがイチバン!

たとえば子どもがゲームをやっているなら「ちょっとやらせてよ」と言ってみる。外遊びなら、「入れて」と積極的に参加してみる。ときには子どもと同じ位置まで下りていくことも、コミュニケーションにおいては重要なことです。

「たかが子どもの遊び」と思っていては、子どもの気持ちは理解できません。一緒にやってみれば、その遊びについての話もはずみますし、やってみて初めて分かることもたくさんあります。

「なるほど、夢中になるのもわかるけど、このゲームはまだ早いな」「この遊び方はちょっと危ないな」など遊びの裏にある危険に気付くこともあるかもしれません。そんなときにも、子どもの気持ちをわかったうえでコミュニケーションをとれば、子どもも反発せずに受け入れやすいのです。

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メディアからの情報を鵜呑(うの)みにして、ただ「あれが流行っているらしい」とか「これが危ないらしい」と知識として知っているだけでは、子どもとの間にどうしても温度差ができてしまいます。わからないことがあるなら、「わからないから、教えて」とお子さんに直接聞いてみると良いと思います。それもコミュニケーションのひとつです。

同じ体験をして、同じものを見て、率直に話し合う。こうすることでより子どもへの理解が深まり、もっと親子のコミュニケーションがスムーズになるのではないでしょうか。





2011年5月12日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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