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夏休み特集[2] 性犯罪被害は男の子も女の子も注意が必要です

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夏休み特集個別記事


セコムの舟生です。

7月になりましたね。私が住む地域ではまだ梅雨真っただ中ですが、子供が通う幼稚園や小学校ではもうプール開きも行われました。

梅雨の合間の晴れた日は、夏本番はすぐそこ!と言わんばかりの暑さ。子供たちが楽しみにしている夏休みもすぐそこです。気分が開放的になってしまいがちな季節ですが、夏休みを楽しく安全に過ごすために、改めて子供の防犯についてしっかり認識していただきたいと思います。そこで今回は夏休み特集の第二弾として、子供の性犯罪被害の対策についてお話しします。

* * * * * *

狙われないためには「一人にならない」ことが基本 学校が長期間お休みになる夏休み。子供だけで少し遠くへ出掛ける機会もあるでしょう。また、日が長くなり、いつもより遅い時間までお友達と遊んでしまいがちなのではないかと思います。警視庁のデータによると、13歳未満の年少者に対する性犯罪は、午後2時から午後7時の間で多く発生しています(2008年警視庁調べ)。夜間だけでなく、昼間でも夕方でも、一人では出歩かないように注意しましょう。

また、夏は服も軽装になり肌の露出が多くなりがちです。しかし、子供であっても肌の露出が多くなってしまうと、不審者に興味を抱かせる要因になりかねません。とくに一人で出歩くときは、過度な露出の服装は避けたほうが安全です。

その場で乱暴をされたり、痛い思いをしたりしなくても、例えば、子供の写真を撮って逃げる、物陰に隠れながらあとをつけてくるといったケースもあります。少しでも「変だ」「嫌だ」と思ったらすぐに逃げるよう指導してください。そして「どんな小さなことでも話してほしい」と伝えておきましょう。


油断しないで!性被害は男の子も注意が必要です
性犯罪の被害者は女の子だけとは限りません。現実に、男の子に興味を示す性犯罪者も存在しており、毎年、男の子の性犯罪被害が報告されています。

しかし、まだまだ「うちは男の子だから性犯罪の被害は関係ない」と思っている保護者の方も少なくありません。まずは保護者が男の子にも興味を示す犯罪者がいることをしっかりと認識し、男の子にもきちんと性犯罪についての話をしておくことが大切です。


親子で話し合いにくい性犯罪を子供にどうやって教える?
性犯罪についてはデリケートな問題だけに親子で話題にしづらいという声を聞きますが、そのようなときには「プライベートゾーン」という言葉を使うことをおすすめします。

「プライベートゾーン」とは、人に見られたり触らせたりしてはいけない場所のことで「自分だけの場所」を意味します。子供に「プライベートゾーン」を説明するときには「プールに入るとき隠す場所だよ」と言うとわかりやすいですね。それ以外にも「口や目」など、他人に触られて「嫌だな」と感じる場所も「プライベートゾーン」です。


子供を性犯罪から守るための具体的な対策
子供に適したきめ細かい防犯対策ができるのは、お子さんのことをよく知っているご家族だけです。お子さんの生活環境や発育度合いに合わせて、以下のような対策を取ってあげましょう。

対策
・人通りの少ない道や、暗い道は、なるべく一人で歩かない
・極端に露出の多い服装、過度に可愛らしい服装は避けさせる
・子供に留守番をさせるときは、しっかりした防犯対策をとる
・大勢で遊んでいるときも一人にならないように言い聞かせる
・少しでも「変だな」「嫌だな」と思ったら、すぐに逃げるように指導する
・プライベートゾーンを見られたり触られそうになったりしたら、逃げるように指導する
子供を誘う4つの手口について、防犯シミュレーションで練習をしておく
・防犯グッズを携帯させて、いつでも使えるように練習しておく


お子さんの様子が変なときには...
お子さんの様子がいつもと違うことに気づいたら、まずはお子さんの言葉に耳を傾けてください。言いたくないようでしたら「言いたくなったらいつでも話してね」とひと言伝えて、無理にせかさないほうが良い場合もあります。家族で解決するのが難しい場合には、抱え込まずに専門家の力を借りましょう。

* * * * * *

とはいえ、怖いことばかり言って脅かし過ぎると、子供の性格によっては「怖い」ことばかりが印象に残ってしまい逆効果です。お子さんが理解しているかどうかを確かめるためにも、親が一方的に話して聞かせるのではなくお子さんと一緒に考えるというスタンスをとってみてはいかがでしょうか。

2010.07.01

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