防犯の基本「戸締り」と、子供に家の鍵を持たせるときの注意点

セコムの舟生です。

みなさんのご家庭では、お子さんにお留守番をさせることはありますか?長時間の留守番ではなくても、回覧板の受け渡しやゴミ出しの時など、「ほんのちょっとの間だけ留守番していてね!」なんて程度なら、どこのご家庭でもありそうですね。

また小学生にもなると、必要に応じてお子さんにご自宅の鍵を持たせるご家庭も多いと思います。そこで今回は、戸締りと子供に家の鍵を持たせるときの注意点についてお話しします。防犯の基本である戸締りについて、親子で一緒に学びましょう。

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子供と一緒に指差し確認「戸締り、ヨシ!」 自宅の戸締りは防犯の基本です。「日頃から子供に留守番をお願いしている」というみなさんも、「長時間のお留守番はまだまだ...」というみなさんも、家族で出かけるときにはお子さんと一緒に戸締りを確認しましょう。

確認する箇所は、玄関や勝手口の扉と、家じゅうの窓です。家のなかをぐるりと回りながら確認して、開いているところがあれば施錠しましょう。そのときに、本当に閉まっているかもう一度手で確かめ、「子供部屋の窓、ヨシ!」「玄関の戸締り、ヨシ!」と声を出して指差し確認を行うなど間違いなく戸締りをすることが大切です。「カギを掛けたつもりがきちんとかかっていなかった」、「子供部屋の窓が閉まっているように見えたが、カギがかかっていなかった」といったことがよくあるからです。

ベランダや2階の窓の戸締りも忘れずに!トイレや浴室などの小さな窓は「換気をしたいから...」という理由で開けたまま外出する方もいると思いますが、一見、人の出入りが不可能なように思われる小窓から侵入するケースも少なくありません。必ず鍵をかけて外出するようにしてください。

また、面格子が取り付けてある窓は安全のように思われがちですが、古いタイプの面格子の中には意外と簡単に外れてしまうものも多いので油断は禁物です。小さな窓が開いている家は、不審者に「戸締りが甘い家」と認識されてしまう可能性もありますので気をつけましょう。

お子さんが戸締りの確認に慣れてきたら、お子さんにも確認する習慣をつけてもらいましょう。こうすることで、防犯に対する意識も高めることができます。もし戸締り確認で見落としがあったとしても叱らずに、「出かける前に気付いて良かった!」と、次回の外出時にも戸締り確認に挑戦したくなるような、前向きな言葉で上手に導いてあげてくださいね。

防犯教室などに参加することも防犯を学ぶチャンスですが、普段の生活の中でも防犯について学ぶ機会はたくさんありますし、何度も繰り返して生活に取り込むことで自然と身につくようになります。「お子さんと一緒に戸締りをチェック!」ぜひ早いうちからチャレンジしてください。


ゴミ出しのときにも施錠する習慣を!
2009年 上半期の戸建ての侵入手口窃盗犯は侵入する家のようすをよく見ています。なかには何日にもわたって下見をして留守の時間帯や侵入しやすい出入り口を把握してから犯行におよぶケースもあります。

かつて戸建て住宅への侵入手口といえば、ガラスを割って侵入するケースが多かったのですが、近年では、無施錠箇所を見つけて、そこから侵入する手口が増えてきました。

「ちょっとゴミを出してくるね」と鍵をかけずにお母さんが外に出て、子供が留守番をしているほんのわずかなスキに、不審者が侵入したら...。想像しただけでもゾッとします。

短時間でも家を空けるときは、玄関や外から出入りしやすい窓は施錠しましょう。家族みんなで戸締りに気をつけられれば鍵のかけ忘れを防ぐことができ、防犯効果も高まります。ぜひ親子で「戸締り、ヨシ!」を習慣づけましょう。


子供に家の鍵を持たせる際に注意したいこと
自宅の鍵の紛失は大変危険です。子供に家の鍵を持たせるなら、なくさないように工夫することが大事ですし、なくしそうな年齢の子供には鍵を持たせない方が安全です。「何歳になったら家の鍵を持たせても大丈夫ですか?」といった質問を受けることがありますが、お子さんの年齢や性格、生活環境などによっても違いますので、一概に「○歳以上なら大丈夫」とは言えません。

保護者の方が仕事をしていたり、お子さんが塾通いをしているなどの都合で、お子さんに鍵を持たせる必要がある方もいると思います。まずは親と一緒のときに鍵を持たせて、鍵の扱いに慣れさせるなど、ようすを見てから持たせるのが良いでしょう。

鍵の持ち方についても注意が必要です。鍵が外から見えると「僕(私)は一人で留守番をするんです」と周囲の人に教えているようなもの。鍵が外から見えないように持たせ方を工夫しましょう。鍵を無くさないようにキーホルダーやキーチェーンを利用し、衣服につないで、内側にしまっておくのが良いでしょう。

ただし、鍵にひもをつけ、首からさげて服の中にしまうように持たせるのはお勧めできません。万一、遊んでいるときに遊具などに引っかけてしまったら重大な事故につながりかねず、とても危険だからです。また、お子さんが脱ぐ可能性がある上着にしまうのも避けましょう。

子供だけでなく大人も気をつけたいことですが、家の鍵と住所がわかるものを一緒に持ち歩かないようにしましょう。特に女性は、ハンドバッグの中に鍵も貴重品もすべて一緒に入れて持ち歩くことが多いと思いますが、万が一、バッグを盗まれたとき、その中に「鍵」と「免許証など住所の分かるもの」が一緒に入っていれば、その鍵を使って自宅に泥棒が侵入してくる危険性も出てきます。

子供については、住所や名前が記入されているランドセルに鍵を入れて持ち歩く場合、要注意です。また、学校帰りに寄り道して遊んでいたら、ランドセルを置き忘れてしまった...なんていうケースも心配ですね。

鍵を大事に扱うことや、戸締りをこまめに行うことは、小さいころから自然に身につけておくことが何よりも大切です。保護者の方も、お子さんに「鍵、かかってないよ!」と注意されないよう、防犯対策の基本を忘れないでください。





2009年11月26日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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