2007年子供の防犯・安全を振り返る

セコムの舟生です。

子供の注意ポイント今年もあとわずかになりました。来週21日あたりから、冬休みに入る学校や幼稚園が多いようですね。冬休みに入ると翌週の月曜日にはクリスマス・イブ。お子さんはサンタさんにどんなプレゼントがほしいとお願いしていますか?

今の子供たちと私たちが子供の頃では、生活環境も遊びも大きく変わりましたね。私たちが子供の頃のお正月といえば、近所の友達や家族と凧あげやコマ回し、かるたなどで遊んだものです。今の子供は友達の家に遊びに行くときに、携帯型ゲーム機を持参するそうですね。すごい変化です。

お子さんはコマを回せますか? 年に一度のお正月なので、子供と一緒に懐かしい伝承遊びを楽しんでみましょう。きっと子供たちにも、いい冬休みの思い出になりますよ。

さて今回は、2007年を子供の防犯・安全の視点から振り返ってみたいと思います。

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◎ 防犯:子供が巻き込まれる犯罪の「質」が変わってきた

<略取・誘拐の目的が「身代金」から「性犯罪」などへ>
今年も子供が被害者になってしまう事件がいくつもありました。こういった報道をみると子供が巻き込まれる事件の件数が増えているように感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。むしろ、子供が被害者となる事件の件数は2001年をピークに、どの年齢層でもゆるやかではありますが減っています。
(参考:統計資料でみる、子供の犯罪被害の現状

ただ、検挙率が徐々に下がってきているのも事実。この検挙率低下の原因のひとつには、犯人の略取・誘拐の目的が変化してきていることが挙げられます。以前は、身代金目当ての犯行が多かったのですが、最近では性的ないたずらや監禁を目的とするなど、犯行の動機も多様化しています。計画を立てて実行をする身代金目的の犯行に比べ、性犯罪などが目的の犯行は「仕事でムシャクシャしていたから」「独りで歩いているかわいい女の子を見かけたから」など通りがかり的な犯行も少なくなく、警察の捜査もなかなか難しいようです。

大人と一緒に行動する未就学児や体が大きく力が強い中高生に比べ、体重が軽くて簡単に抱え上げられる小学生は、略取・誘拐目的で狙われやすいことが警視庁の「平成19年度上半期の犯罪情勢」の結果からもうかがえます。また、子供の性に執着のある人や小さな男の子にしか興味を持てない人もいますので、男の子でも安心はできません。

心配だからといって、24時間子供を見守るのは現実的にも不可能です。子供の防犯で重要なのは、子供自身が"臨機応変に対応できる力"を身に付けること。そして、何でも話し合える親子関係を築くことです。そのためには、日頃から親子のコミュニケーションをいかに大切にするかががポイントになります。


<携帯電話は「もはや電話ではない」認識を!>
携帯電話は「すぐに連絡が取れる」便利さの反面、子供が親のガードを飛び越えて、さまざまな人と直接接触してしまう危険な面を持ち合わせています。近年では、携帯電話のメールやインターネット機能を使った、いじめや非行、架空請求や援助交際などの犯罪に巻き込まれる中高生が増え、問題になっていますね。

子供に携帯電話を持たせるときに、まずは親が携帯電話の便利な点と危険な点をしっかリと把握して、親子で話し合って約束事を決め、それを守らせることが大切です。携帯電話やパソコンのインターネット利用の危険性について、まずは親がしっかり理解しましょう。

中高生のお子さんをお持ちの群馬県子どもセーフネットインストラクターのお話も大変参考になります。ぜひ、読んでみてください。

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◎ 安全:ちょっとした気配りで予防できる「事故」

<小さな子供の事故は家庭内で多く発生している>
小さなお子さんをお持ちのみなさんなら、家の中の子供の行動で"ヒヤリ"とした経験があるのではないでしょうか? 未就学児のお子さんの場合、子供の事故は家の中で多く発生しています。また、家庭の中で子供の事故を経験した保護者の方の多くは「ほんの少しの気配りで事故の防止は可能だった」と答えています。

家庭内の危険箇所を見つけるポイントは"子供目線"です。子供の目線になって、子供がどのように物を見ているのか考えることで未然に防げる事故はたくさんあります。

小さなお子さんのいるご家庭では、ぜひ、チェックしてみてくださいね。


<夏・今年の猛暑で水の事故が多発>
今年はほんとうに暑い夏でしたね。この夏も、海や川などの水辺で多くの水難事故が発生しました。

子供だけで水辺に近づいたり、海や川で子供から目を離したりするのは大変危険なことで、万一転落した場合、命の危険につながることもあります。近くに川や池などがある場合、小さな子供だけで遊びに行かないよう、親子でしっかりと話し合い約束をしましょう

ブログで何度もお話をしていますが、防犯だけでなく子供の事故予防にも親子のコミュニケーションは大切です。まずは、子供の話をよく聞いてあげましょう。忙しいときなど、子供の話をしっかり受け止めてあげられないこともありますね。しかし、子供が話しかけたときにそれを遮ってしまうと、子供も話すタイミングを逃してしまい、それが大切なシグナルを見逃してしまうことにつながりかねません。

子供の声にしっかり耳を傾け、子供の目線になって安全を確認してあげることが事故予防の第一歩です。


<第1回キッズデザイン賞で「ココセコム」も受賞!>
キッズデザイン子供を生み育てやすい生活環境の実現に向けて、子供の安全・安心と健やかな成長発達につながる生活環境の創出を目指したキッズデザイン賞が8月8日に発表され、ココセコムの「位置検索技術と人的緊急対応サービスの融合による子供の安全を守るシステム」がコミュニケーション部門でキッズデザイン賞を受賞しました。セコムでは、これからも子供の防犯・安全に注力し、子供たちが安心して暮らせる安全な社会を築くために製品を開発していこうと考えています。


「セコムと話そう『子供の防犯』ブログ」も来年の2月で3年目をむかえます。今後も子供の安全・安心に役立つ情報をお届けしたいと考えています。これからもよろしくお願いします。





2007年12月13日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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