親子で話し合おう!「火事になったら、どうする?」
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セコムの舟生です。
今年のカレンダーの枚数も残り少なくなってきました。だんだん寒くなってきて、風邪を引いたりしていませんか?わが家でも先週は家族そろって鼻をぐすぐすさせていました。お子さんは元気に登園・登校していますか?
11月9日~15日の1週間、「秋の全国火災予防運動」が実施されます。そこで今回は「子供だけで留守番をしているとき、もし火事になったら...」というテーマでお話しします。
「子供だけで留守番をしているときに、家が火事になってしまった」そういった事例が、毎年のように発生しています。原因は、ガスコンロの使い方の不注意だったり、興味本位の火遊びだったりとさまざまですが、子供だけで留守番をしているときに火事が発生するのはとても恐ろしいことです。
みなさんのおうちでは、「火事」について親子で話し合っていますか?
「子供には絶対に火を使わせない」というご家庭もあると思いますが、小学校の高学年になれば調理実習でガスコンロを使ったりしますし、親がそばにいなくても、自宅でお湯を沸かしたり火を使って簡単な調理ぐらいはすることもあるでしょう。それ以外にもいろいろな場面で火を使うこともあるかもしれません。
そうやって少しずつ、実際に火を使いながら、正しい使い方や危険について学んでいくのも必要なことです。
そう考えると全てを禁止するというのは、あまり得策ではないかもしれません。大切なことは、火の正しい使い方と怖さをあらかじめキチンと子供に教えることです。「どんなときに火事が発生するのか」「火事になったらどうすればいいのか」など、普段から機会があるごとに話題にして、繰り返し家族で話し合いましょう。
消火器や消火スプレーなど、初期消火用の装置を用意し、その正しい使い方をお子さんにきちんと教えたりすることも大切です。
留守番中に火事が発生すると、子供たちは「親に叱られたら大変!」と、自分たちで何とかしようと考えがちです。そのために逃げ遅れたり、命の危険にさらされたりすることだけは絶対に避けなければなりません。また、一度、火が何かに燃え移ると火の回りは想像以上に早く、あっという間に燃え広がってしまいます。
大切なことは火事が起きたら、とにかく逃げること。
それから火災の発生をいち早く大人に知らせることです。消防法の改正により、2006年6月から新築住宅への住宅用火災警報器の設置が義務化されました。今お住まいの住宅にも、各市町村の定める条例により2011年5月31日までに設置することが義務付けられます。皆さんのおうちでは既に検討されていますか?
火災による死亡原因の約6割から7割は逃げ遅れです。火災を早く発見できれば、炎が広がる前に逃げることができます。火災の早期発見のためにも「まだ設置していない」というご家庭は、早めの設置をおすすめします。
セコムでもドライバー1本で取り付けられる電池式の住宅用火災警報器「ホーム火災センサー」を取り扱っています。ぜひ、ご覧になってください。
2007.11.08