危険に対する事前の備えと万一のときの対策をしっかり考えましょう

セコムの舟生です。寒くてもやっぱり子供たちは元気いっぱいですね。通勤途中に出会う子供たちもみんな元気です。子供たちを見ていると、やはり大人たちが彼らを守ってあげないといけないという思いが強くなります。

突然ですが、みなさんは「リスクコントロール」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか? 「潜在する危険(リスク)の度合いを分析し、それに備えておくこと」で、経営学や投資の世界でよく使われます。これは子供の防犯についても同じです。子供たちの通学路に危ない道はないか、不審者がうろついていたりしていないかなど、どんな危険に遭う可能性があるのかを把握しておき、事前に対策をしておくことで、子供に降りかかる危険を回避することができます。

特に難しい技術や知識が必要になるわけではありません。日頃からどういうことに気をつけておくべきか、また危険な状況に遭遇したときにはどう行動するかなどということについて、親子でよく話し合い、心構えをしておくことが肝心なのです。

子供の安全についてのリスクコントロールも、地域によっては浸透してきているところもあるようです。地域の安全マップを作成したり、集団登校や全員でお互いに挨拶をするといった試みもリスクコントロールのひとつです。そうした地道な取り組みを積み重ねることによって、犯罪者に近寄りがたい印象を与えることができます。

そしてもうひとつ、重要なのが「クライシスマネジメント」という考え方です。万一のときに被害が拡大しないよう、対応策を準備することをいいます。

たとえば、いくら日頃から安全運転を心がけていた(リスクコントロール)としても、交通事故に遭ってしまうことはあります。しかし、きちんとシートベルトを着用しておくことにより、被害を最小限に抑えることができるのです。これが「クライシスマネジメント」の考え方です。

子供の防犯においてのリスクコントロールとしては、通学路や公園などの危険な場所を知っておくことなどが挙げられます。クライシスマネジメントにあたるのはGPS装置を携行したり、防犯グッズの使い方をきちんと理解しておくことなどです。また知らない人に声をかけられたときにどうするかを話し合い、練習しておくこともクライシスマネジメントです。

ただ、子供の防犯におけるクライシスマネジメントはなかなか身につかないので、ぜひ親子で体を使った練習をしてみてください。親が犯罪者の役割、子供が危機を回避する側になったシミュレーションをするなど、工夫次第でとっても楽しく学ぶことができます。体験を通じて、子供は自らの力で危険から身を守る術を身につけていくのです。練習方法については、後日詳しく説明させていただきますね。

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2006年2月 9日(木)

カテゴリー: 子どもの防犯

プロフィール

舟生 岳夫

セコム株式会社
IS研究所 所属

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