セコム IS研究所
セコムウェブサイト セコムウェブサイト
IS研究所について 研究紹介 対外活動 研究員紹介 採用情報
研究員紹介
タイトル


  インターネットが普及し始めたばかりの当時、ホームセキュリティご契約のお客様宅と直接接続するネットワークを持つセコムはこれまでにないネットワークサービスを展開できる可能性を秘めた会社だと感じ、セコムでのネットワークサービスに携わる仕事を志望。


セコムとサイバーセキュリティ

写真1

 インターネットが一般化した現在の社会では、セコムはフィジカルセキュリティだけでなくネット社会における安全、つまりサイバーセキュリティを提供できなければならないと考えています。ネット社会における安全・防犯を考えるためには様々な取り組み方がありますが、現在私の所属するグループが取り組んでいるのは「認証」つまり「今、ネットワーク越しで相対している相手は果たして誰なのか?」を明らかにする電子認証技術です。

 世の中の多くの認証システムはIDとパスワードですが、セコムが目指す安全を実現するには、IDとパスワードよりも更に強固な認証が求められます。そういった強固な認証を実現する技術の一つとして、公開鍵暗号を使った電子証明書による認証の仕組み「PKI(Public Key Infrastructure)」があります。

 セコムはまだPKIの認知度が低かった1998年からPKIに取り組み、その必要性を世の中に積極的にアピールして来ました。今ではPKIはサイバーセキュリティに不可欠の技術と考えられています。

 

新しい技術を学ぶ喜び

 私がPKIに関わり始めた1999年当時、まだPKIの解説本やWebの資料は英語も含めてもほとんどなく、勉強するための情報と言えばIETFという国際標準化団体が発行する標準仕様であるRFCというものだけでした。当時は慣れない英語に辞書と格闘しながら勉強し、実装については数少ないPKI製品を動かしてみながらアルゴリズムを勉強する、ということを業務の合間を縫って仲間と一緒にやっていました。

 資料を読んでは「こういう風に動くのかな?」と頭で考え、製品を触っては「こう動くのか!」と手を動かして理解していきました。周りが知らない先端技術を理解できるようになった時の達成感は技術者ならではの快感です。入社して早い時期にこういった新しい技術を学び、周りの先輩社員も知らないような知見を持てるようになったことは、とても貴重な機会だったと感じています。

写真2



社外の技術者との幅広い交流

写真3 技術を通じて社外の人たちとも知り合うことができました。国内のセキュリティベンダ−で構成される業界団体では、様々な実証実験プロジェクトなどを通じて様々なベンダ−のエンジニアたちと技術的な議論を交わしたりしています。こうした外部活動は、サイバーセキュリティ業界におけるセコムの認知度、技術力をアピールする上で重要な役割を果たしています。ちなみに技術者同士というのは、ビジネス抜きで純粋に技術論を交わすことに楽しみを感じる傾向があり、馬の合うメンバとはプライベートでも飲みに行ったりしています。

 2002年には、それまでの技術から得た知見を世の中にフィードバックするために、IETFに参加し標準化活動を始めることになりました。IETFの参加メンバーには世界でも指折りのエキスパートエンジニアたちが揃っており、その中に自分も参加できることに対する喜びとプレッシャー、そして彼らから得られる様々なノウハウはかけがえのない貴重な経験となっています。

 現在は、こうした間接的な貢献に加えて事業に寄与する直接的な貢献が求められてきています。自分がこれまで積み重ねてきた成果を活かし、またこれまでに与えられた機会に対する恩返しができてはじめて一人前の社会人だと思っています。自分にしかない知見や社外の人脈などを駆使して、サイバーセキュリティというセコムの新しい事業へ貢献していきたいと思っています。


これまでのキャリア
1998年
セコム情報システム※
(株)入社(※現セコムトラストシステムズ(株)
セコムホームバンキングシステムの構築・運用


1999年
セコム(株)サイバーセキュリティ事業部 異動
電子認証の設計・構築


2000年
セコムトラストネット※(株)異動(※現セコムトラストシステムズ(株))
国際標準化団体での標準化活動に参加


2004年
セコム(株)
IS研究所 異動
セコムグループ全体の電子認証サービスの設計支援


2005年
国立情報学研究所 特任助教授(後に客員准教授) 着任
社外活動の一環として学術界の電子認証プロジェクトを支援
2010年3月退任

現在に至る




 

 



   

 

  一覧へ戻る
ページトップへ