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2014年1月

インフルエンザの流行が拡大 定点医療機関からの報告数は前週から倍増(2014年1月31日、国立感染症研究所)

2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2013年第43週以降増加が続いています。2014年第4週の定点当たり報告数は24.81(患者報告数122,618)となり、前週の報告数(定点当たり報告数11.78)よりも大きく増加しました。都道府県別では沖縄県(54.12)、大分県(39.62)、宮崎県(37.86)、佐賀県(34.79)、埼玉県(33.69)、長崎県(32.47)、福岡県(32.19)、神奈川県(31.52)、滋賀県(31.32)、千葉県(30.08)の順となっており、第4週も全47都道府県で増加がみられました。
全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは146カ所(33都府県)、注意報レベルを超えている保健所地域は317カ所(46都道府県)と共に増加しました。

昨年春の患者数を上回る 中国のH7N9(2014年1月30日、CIDRAP)

新たな患者の相次ぐ報告によりH7N9インフルエンザの第2波の患者数が第1波を上回りました。1月30日も6人の新たな患者の発生と2人の死亡者が報告されています。
新たに報告された患者数を加えた第2波の合計患者数は137人となり、昨年春の第1波で報告された136人を上回りました。
中国農業省はまたサーベイランスの結果を基に、この疾患が広がる際の家きんの役割を軽視する考えを示しました。家きんの群で感染レベルを計測するために使われている技術が果たしてベストなものかどうか疑問が持ち上がっています。アメリカの専門家の1人は中国当局が使用している検査方法に疑問を呈して、家きんのH7N9を容易に見過ごしてしまいかねないものだと言っています。

◆3つの省から6人の患者
新たな6人の患者は全員が成人で、3つの省で確認されました。そのうちの何人かは既に報道等で報告済みのケースです。
省当局の発表によると浙江省の患者は、75歳の女性(重体)と、76歳の男性(重症)、78歳の男性(重体)、64歳の男性(重体)の4人です。
広東省は新たな患者1人を報告しました。患者は67歳の女性で、1月28日に死亡しました。また以前報告した治療中の患者1人が死亡したことも報告しています。
さらに江蘇省は重体となって入院している75歳の女性からウィルスが確認されたと発表しました。
「FluTrackers」(感染症のメッセージボード)の患者集計によると、新たな患者を加えた合計患者数は273人となりました。第2波の患者数は第1波のときよりも早いペースで増加しています。CIDRAPの発症日調査によれば、第1波では158日で136人に到達しました。一方第2波を見てみると、10月初旬に始まっており、同じ患者数に到達するまでの期間はたった105日間です。しかも過去数週間のペースは特に活発でした。
30日報告のあった2人の患者の死亡により非公式な死亡患者数は60人となりました。

◆WHOが情報を更新
WHOは29日中国から届いた15人の患者の詳細情報を公表しました。10人が女性で、5人は男性です。全員成人で年齢層は31歳から81歳に分布しています。
9人が浙江省出身で、4人が広東省、江蘇省と上海市から1人ずつ報告されています。13人は入院しており、重体もしくは重症となっています。
1人を除く全員が発症前に生きた家きんもしくは市場の環境に曝露していました。患者のうちの5人は農場で働いており、1人は調理人でした。

◆家きんのサーベイランスへの疑問
第1波でも第2波でも多くの患者は家きんもしくはその飼育環境への曝露があったとの報告があるにもかかわらず、中国農業省は30日、家きんとヒトの感染の関係を軽視しました。
ある中国農業省の当局者は、中国中央テレビの英語ニュースチャンネルで、これまでのところH7N9ウィルスが直接家きんからヒトに感染したという証拠はないと言いました。
農業省の張仲秋(Zhang Zhongqiu)局長は、今年検査した33,000個のサンプルのうち陽性だったのは8個だけであり、全て生きた家きんの市場で採取したものだったと述べました。
同様のパターンは昨年春の第1波の際に実施した家きんの検査でも見られました。アウトブレイクの不思議な側面です。特に感染が多発していた地域でのヒトへの感染は家きん市場が閉鎖された後すぐに減少しました。 ミネソタ大学の鳥類の病気の専門家であるデーブ・ハーバーソン獣医学博士はCIDRAPニュースに対して、中国の家きん検査の技術を伝えた報道は、その効果について疑問を提起するものだと述べています。彼は、「ProMED Mail」に掲載された中国農業省のOIE(国際獣疫事務局)への報告は、中国の科学者が家きんをモニターするためにポリメラーゼ連鎖反応試験とウィルス分離試験を使っていることを示唆していると言いました。「ProMED Mail」は「International Society for Infectious Diseases(国際感染症協会)」のインターネットによる報告サービスです。ハーバーソン博士は、彼らが採用しているこのサーベイランスの方法はほとんど価値がないと言っています。なぜなら低病原性鳥インフルエンザウィルスは家きんに感染してもほとんど症状が出ないためです。「それは症状の出ていない人々を選んでヒトのインフルエンザウィルスを検出しようとしても多くのウィルスを見つけることができないのと同じです。」「私はこの種のサーベイランスを『陰性の探索』と呼びます。なぜなら健康なトリからウィルスを発見する可能性はきわめて低いからです。」とハーバーソン博士は言っています。
低病原性鳥インフルエンザウィルスは、一般的には家きんに病気を引き起こすことはないことから、最も効果のある方法は積極的な血清検査によるモニタリングだと彼は言っています。対照的に高病原性鳥インフルエンザウィルスに対して行なう受動的なサーベイランスは極めて効果的な方法だとも言っています。なぜなら感染したトリには重度の症状が現れるためです。
1月16日香港政府は、本土の当局との間で、香港に家きんを供給している本土の養鶏場を対象としたH7ウィルスの血清学的検査を実施する計画について合意に達したと発表しました。香港政府の声明によるとこの計画は1月24日からスタートし、香港の地元の養鶏場でも行なわれる予定です。これは香港にH7N9が入ってくるのを防ぐためにとられてきた堅固なシステムに加えて、もう一つサーベイランスの手法を付け加えるものであると言っています。香港当局が家きんの血清検査の計画を発表したのは、香港の卸売市場が購入している広東省の認定養鶏場から仕入れた家きんから、別の検査でH7N9ウィルスが検出される数日前のことでした。これがきっかけで生きた家きんの市場を3週間閉鎖することになり、この地域のトリ20,000羽以上が殺処分されました。

サウジアラビア 60歳男性がMERSで死亡(2014年1月29日、CIDRAP)

サウジアラビア保健省は1月28日、リヤドの病院で60歳の男性が中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染で死亡したと発表しました。
患者は慢性疾患を患っていたということ以外詳しい情報は伝えられていません。新たな患者が確認されたことにより世界のMERS-CoV患者は181人となりました。このうち78人が死亡しています。またサウジアラビア当局は声明で、今回の患者により合計患者数が143人に達したと発表しています。

新たに7人の患者を確認、家族内感染も H7N9(2014年1月29日、CIDRAP)

H7N9インフルエンザ患者の着実な増加は止まりません。新たに7人の感染者が報告されています。香港からは死亡者1名が、広西省からは初めての患者が、また5名が他の患者多発地域から報告されました。また保健当局は1月29日、第2波で初めての家族内集団感染を報告しました。浙江省の市場で野菜の露天商をしている夫婦とその娘(成人)です。

◆香港と4つの省の症例
香港の患者はこれまでで4人目となります。香港の保健予防センター(CHP)の声明によれば、75歳のこの男性患者は、深セン市を訪れていた1月26日に発症し、28日香港の病院に入院しました。複数の基礎疾患を患っていたこの男性は、今朝死亡しました
男性は1人で深センに旅行し、6日間親戚の家で過ごしました。その親戚の家は生きた家きん市場のすぐ近くにありました。これまでのところ患者と接触のあった香港の5人の家族には症状は出ていません。この男性は香港で見つかった4人目のH7N9患者です。これまで確認された4人全員に、最近本土に旅行した経歴がありました。4人のうち3人が死亡しています。
.一方広西省(広西チュワン族自治区)は29日、同省初めてH7N9患者を発表しました。「Avian Flu Diary 」(感染症のニュースブログ)の記事を掲載した「China News Network」によると患者は56歳の女性で重症とのことです。広西省で患者が確認されたことにより、患者の発生地域は南部と西部、ベトナム北部との国境近くまで広がりました。この女性は農民で、発症する前生きた家きんと接触していたと伝えられています。現在賀州市の病院に入院していますが重体です。
残りの5人は浙江省、広東省、福建省の患者です。全員既にこれまでに報道されている患者です。このうちの2人は若い患者で比較的軽症のようです。「Avian Flu Diary 」に載った保健当局の声明によると浙江省の3人の患者は、重体となっている37歳の男性と、60歳と63歳の2人の重症の男性患者です。広東省の患者は17歳の少年で症状は落ち着いています。また、福建省の患者は2歳の男児で入院していますが軽症です。
感染症のメッセージボード「FluTrackers」が纏めている患者集計によると、29日発表された7人の患者を加えた合計患者数は267人となります。また香港で男性患者が死亡したことにより、非公式の死亡患者数は58人となりました。第2波以降の患者数は131人となり、昨年春の第1波の136人にあと5人にまで迫っています。
◆集団家族感染の調査
浙江省から29日、集団家族感染の報告がありました。国営新華社通信によると、患者は49歳の男性とその妻、23歳の娘の3人です。3人とも以前報告済みの症例です。男性の感染が確認されたのは1月20日です。この男性は最終的に死亡が確認されています。男性の娘は父親を病院に連れて行った3日後に発症し、重症となっています。妻は1月27日に感染が確認されました。症状は軽いと新華社は伝えています。 香港の英字新聞「South China Morning Post,」は、中国のメディアが28日、中国疾病予防管理センター(中国CDC)の公式発表を引用して、この両親は蕭山区(しょうざんく)の出身で、病気になる前は生きた家きんの市場で野菜の売買の仕事をしていたと報道したことを伝えました。また娘はこの市場で短時間働いていたと伝えています。
保健当局の調査ではヒト−ヒト感染によって感染が広がったのか、それとも3人とも生きた家きんへの曝露があったのかについては分かっていないとのことです。数件の集団感染は昨年春の第1波のときにも報告がありました。保健当局は限定的なヒト−ヒト感染は起こり得るとして、特に無防備のまま長時間に亘って病人と接触した場合には感染することがあると言っています。
しかしWHOといくつかの保健機関は、現時点では持続的なヒト−ヒト感染が起きている証拠はなく、今のところこのウィルスが空気感染によって容易に伝染することはないことが研究によって示唆されていると言っています。

◆WHOが患者の詳細情報を公表
WHOは29日中国当局から1月27日に報告のあった死亡患者1人を含む6人の新たなH7N9患者の情報を公開しました。患者の年齢は58歳から77歳で、全員が発病前に生きた家きんと接触していました。発症日はそれぞれ1月15日から1月21日の間です。
死亡した患者は広東省の農場で働いていた68歳の男性です。他の5人は全員が重体となって入院しています。 WHOは、香港が中国本土から輸入した生きた家きんの中にH7N9に感染したトリが見つかったとの報告は、このウィルスが生きた家きんを通じて広がる可能性を示すものであるが、現時点ではヒトもしくは動物を通じて感染が国際的に広がっている徴候はないと述べました。旧正月の前後には家きんの取引と移動が増えることから、影響のある地域や近隣の地域では、散発的により多くの患者が発生することが予想されると付け加えています。

中国のH7N9 昨年春の患者数に迫る勢い(2014年1月27日、CIDRAP)

ここ3日間中国ではH7N9鳥インフルエンザの患者数が着実に増え続けており、5つの省から新たに14人の患者が報告されました。一方養鶏場の家きんを対象にした検査ではウィルスが検出されないという困惑する最新結果が示されました。皮肉にも香港に輸出された鳥からは陽性のサンプルが27日検出されています。
秋から始まった新たなラウンドの感染者数は昨年春のピーク時のペースで増加を続けており、今週末の旧正月の祝賀に伴って家きんの売買と消費が増すことから、春の合計感染者数をもうすぐ上回ると思われます。
2013年の10月以降116人の患者が報告されていますが、この数字はもうすぐ昨年春の第1波で報告された136人(7月の2人を含む)を越えると予想されます。
現時点ではこのウィルスは空気感染では簡単にはヒトの間にひろがっていないのですが、中国の伝統文化である生きた家きんの売買は、ウィルスがひそかに広がるのを助長しており、瞬く間に重症肺炎を進行させる人獣共通感染症への危険性を高めています。

◆多発地域からさらに患者発生報告 WHOが詳細情報を公表
香港の保健予防センター(CHP)は2つの声明で新たな8人のH7N9患者の詳細を発表しました。5人は1月25日、残りの3人は1月26日の声明で発表されています。5人が浙江省、2人が江蘇省、1人が広東省出身です。
これに加えて27日、4つの省から新たに6人の患者が報告されました。福建省から2人、広東省から2人、湖南省から1人、江蘇省から1人です。
感染症のニュースブログ「Avian Flu Diary」に掲載された省当局の声明(中国語を翻訳したもの)によると3人が男性(68歳、69歳、72歳)で3人が女性(58歳、74歳、77歳)です。広東省の声明によると68歳の男性は死亡したとのことです。
一方WHOは過去4日間に報告された19人の患者について詳細な情報を肉付けしました。この中には27日報告されたケースや、1月25日から27日までに報告されたケースが含まれています。患者の発症日は1月10日から20日までの期間に分布しています。全員成人で年齢層は23歳から82歳です。10人が男性で9人が女性です。11人の患者が重体となっており8人は重症です。これまでの調査では10人の患者は家きんとの接触があったことが確認されたほか、4人は生きた家きんを売る市場を訪れていました。
中国ではこの数週間毎日新たに5人から7人のH7N9患者が確認されています。その結果過去3日間で合計患者数は252人まで跳ね上がっています。(感染症のメッセージボード「FluTrackers」の集計による)
死亡者の数ははっきりしません。過去数週間に報告された患者の多くは重症もしくは重体と伝えられており、現在も入院が続いているかもしれません。新華社通信によると、中国疾病予防管理センター(中国CDC)は27日、今年になって報告された96人の患者のうち19人が死亡したと報告されていると発表しました。非公式の集計では死亡者数57人となっています。
中国国立インフルエンザセンターの舒躍龍(Shu Yuelong)博士は新華社に対して致死率は20%から30%の間でありリスクアセスメントに変更はないと伝えました。なぜならH7N9ウィルスに伝染性に影響を及ぼすような変異は起きておらず、これまでのところ持続的なヒト−ヒト感染の徴候も見当たらないからであると言っています。
先週発表されたWHOの最新のリスクアセスメントは、これまでのところ致死率は昨年春の第1波ほど高くないと述べたほか、第2波のウィルスのサンプルは第1波のものと同じであり、H7N9のワクチン用に推奨した株とも一致していると言っています。

◆困惑した状況を示す養鶏場の検査結果
一方新華社通信は別の報道で中国農業省が27日、養鶏場の家きんからは今年になってH7N9ウィルスは確認されていないと述べたと伝えました。2,402カ所から採取した33,400個のサンプルからは陽性のものは1個もなかったと言っています。ただし、広東省と福建省、浙江省と広西チュアン族自治区の生きた家きんの市場から採取した8個のサンプルで陽性が確認されたと付け加えています。
OIE(国際獣疫事務局)への27日の報告で中国農業省は広東省と福建省の農産物市場でH7N9ウィルスが確認されたと記述しています。広東省広州市の異なる2箇所の市場から採取した185羽の鶏のサンプルが陽性を示したため、1,200羽の鶏が感染拡大防止のために殺処分されました。
福建省の泉州市では、鶏、鳩、カモと環境から採取した220個のサンプルのうち、環境サンプル1個に陽性反応が確認されました。
このパターンは昨年春に最初にウィルスが確認されたときのものと同じで、養鶏場からは確認されず、僅かに家きん市場で採取したサンプルでのみ確認されるというパターンです。
この結果はパズルのようにわかりにくいものです。省当局の報告ではウィルスに感染した患者の何人かは養鶏業者だと言っています。また公式報告によるとH7N9患者の多くの割合で家きんもしくは生きた家きん市場に曝露歴があった言われています。
はたしてH7N9ウィルスは養鶏場の中で循環しているのかという疑問をあおるかのように、香港政府は27日、広東省仏山市の登録養鶏場から輸入した生きた鶏の積荷から採取したいくつかのサンプルからウィルスが確認されたと発表しました。
香港当局は2013年4月以降、本土から輸入される生きた家きんの検査を続けてきており、今回初めてH7ウィルスが検出されたと述べています。これに対応して政府はトリを受け取った農産物市場を21日間閉鎖すると同時に、この地域の家きん20,000羽を殺処分する予定です。 食物衛生局長の高永文(Ko Wing-man)博士は声明の中で、当局は地元のトリが感染していないことを確認するために香港の家きんについても調べると言っています。

中国 2人目のH10N8患者を報告(2014年1月26日、新華社通信)

中国江西省の保健当局は2人目のH10N8インフルエンザ患者が確認されたと発表しました。新たな種類の鳥インフルエンザウィルスのヒトへの感染です。
江西省の衛生計画生育委員会は、患者は南昌市(江西省の省都)に住む55歳の女性で、現在重体となっていると発表しました。
女性は1月8日に咽頭痛とめまい、脱力感の症状が始まり、1月15日に入院しました。農産品市場に行った経歴があったとのことです。
この女性との接触者の中には、症状が出ている人はいません。
専門家は生きた家きんの市場には近づかないようにするとともに清潔を心がけるよう呼びかけています。
12月17日に江西省の地方保健当局は、73歳の女性がH10N8ウィルスに感染し、呼吸不全を起こして12月6日に死亡したと発表しました。その際専門家は、H10N8は鳥の間ではあったが、ヒトへの感染はこれまでに報告はないと言っていました。
浙江省、上海市、広東省、江蘇省、北京市など多くの地域では、別のタイプの鳥インフルエンザであるH7N9型の感染報告が続いています。

新たに11人のH7N9患者を確認 北京でも新たに1人(2014年1月24日、CIDRAP)

旧正月を控え、大勢の人々が移動し、1週間に亘って祝賀が催されようとしている中国で14日、新たに11人のH7N9鳥インフルエンザ患者が報告されました。その中には去年の春以来となる北京の患者1人も含まれています。
今週少なくとも45人の感染者が報告されました。これは去年の春の第1波の際最高だった週のレベルを上回るものです。
感染は生きた家きんやその飼育環境に触れることで多発しているように見えますが、保健当局は、休暇期間中の祝賀のために人々が市場からトリを購入して家で捌く機会が増えることや、旅行で混雑することによって、感染者数が増えることを懸念していると放送で伝えました。
中国でのH7N9の急増は、注目される他の感染症と同様、アメリカやアジア、ヨーロッパなどの諸外国に警戒態勢とリスクアセスメントを強化させるきっかけとなっています。

◆増加を続ける第2波の患者数
新華社通信は、北京市で確認された患者は鳩を購入して食べた後に発症して入院したと報道しました。北京市では昨年5月以来の患者です。北京市で患者が見つかったということはウィルスが広い範囲にまで循環を広げている可能性を示しています。なぜなら北京は主要な感染地域である中国東部と南部の地域から数百マイル(1マイル=1.6Km)も離れているからです。北京ではこれまで3人の患者が報告されただけでした。そのうちの1人は無症候感染(感染しても症状の出ない例)の子供です。
そのほかの10人は福建省、広東省、浙江省の3つの省から24日発表されました。感染症ニュースのブログ「Avian Flu Diary」が中国語の声明を翻訳して伝えています。それによると福建省の46歳の女性は隔離病室に入院しています。また広東省の56歳の男性と58歳の女性は2人とも重体となって入院しています。
7人は最も打撃を受けている浙江省の患者です。年齢層は23歳から82歳の範囲に及ぶ成人です。女性が5人男性が2人です。全員入院しており、5人が重体、2人が重症です。
今年中国で報告された85人の患者のうち43人が浙江省の患者であり、他のどこの省よりも多くなっています。浙江省の省都杭州市の当局は、都市部の主な地域での生きた家きんの取引を中止すると発表しました。
今月初め上海市は、ウィルスが広がることを防ぐために、1月31日から生きた家きんの市場を一時的に閉鎖すると発表しました。昨年春の第1波のH7N9感染の間、保健当局は家きん市場を閉鎖することで新たな患者の発生を減らすことができると信じていました。
「FluTrackers」(感染症の掲示板サイト)の集計によると、24日報告された新たな患者の爆発的な増加により合計患者数は238人となりました。非公式な数字ですが死亡者数は57人となっています。

国内のインフルエンザの流行が注意報レベルを超える 第3週(1/13〜/19)(2014年1月24日、厚生労働省)

全国的にインフルエンザの流行が本格化しています。厚生労働省が24日に発表した2014年第3週(1月13日〜1月19日)の定点医療機関あたりの報告数は11.78(患者報告数58,233)となり、前週の報告数(定点当たり報告数5.51)よりも大きく増加しました。厚生労働省では1定点医療機関あたりの患者数が10人を超えた場合を「注意報レベル」と定めていますが、今回全国平均で注意報レベルを超えたことになります。
都道府県別では沖縄県(36.74)、宮崎県(19.58)、岐阜県(19.13)、大分県(17.57)、福岡県(16.31)、熊本県(16.03)、佐賀県15.00)、滋賀県(14.66)、大阪府(14.23)、愛知県(14.18)の順となっており、第3週も全47都道府県で増加がみられています。
全国の保健所地域で警報レベル(1定点医療機関当り30人以上)を超えているのは13カ所(沖縄県4、大阪府2、熊本県2、岐阜県1、静岡県1、愛知県1、福岡県1、宮崎県1)、注意報レベルを超えている保健所地域は272カ所(44都道府県)と共に増加しました。

韓国 野生のカモからH5N8(2014年1月23日、CIDRAP)

韓国の新聞「朝鮮日報」によると、家きんの間でH5N8鳥インフルエンザが発生している地域の野生のカモからH5N8鳥インフルエンザウィルスが見つかりました。
全羅北道の貯水池で死んだ3羽のヒシクイからウィルスの陽性反応が検出されました。この地域では今週、同じウィルスが数十羽のトモエガモからも見つかっています。
韓国日報は22日、野生のカモからH5N8ウィルスが見つかったことで当局では、既にウィルスが国内中に広がっているのではないかと懸念していると伝えました。ヒシクイはトモエガモと違って全ての半島で冬を過ごします。
また韓国日報は、現在全羅北道の8つの農場が鳥インフルエンザにみまわれていると伝えました。今週初めの5カ所から増えています。5カ所の農場の家きんはH5N8ウィルスの検査で陽性が確認されていますが、他の3カ所では鳥インフルエンザウィルスの種類は特定されていません。これ以外に6カ所の農場が検査結果を待っていると伝えています。
これまでに18カ所の農場でカモと子ガモ約274,000羽が、感染拡大防止のために殺処分されていますが、さらに140,000羽についても殺処分される予定であると韓国日報は伝えています。

全羅北道・井邑(チンウブ)でも鳥インフル疑い 渡り鳥飛来地=韓国(2014年1月21日、聨合ニュース)

韓国南西部・全羅北道の高敞(コチャン)郡と扶安(プアン)郡のカモ農家で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)が検出されたのに続き、同道の井邑市古阜面(コブミョン)のカモ農場でも21日、感染の疑いが防疫当局に報告されました。
高敞郡と扶安郡は野生のトモエガモが冬を過ごすトンリム貯水池の西側にあるのに対し、古阜面は北東側にあることから、この貯水池のカモが高敞と扶安だけでなく行動半径全域に鳥インフルエンザウイルスをばらまいたとみられます。トモエガモは昨年12月に同貯水池などに飛来し、1日の行動半径は30〜40キロに達します。
このため、防疫当局はこれまでの「包囲網型防疫」の全面的な見直しをはじめとする防疫対策の調整を迫られることになりました。

患者数200人を越える 中国のH7N9(2014年1月21日、CIDRAP)

中国での新たなH7N9患者の発生が止まりません。過去4日間に23人の新たな患者が報告され、このうち4人が死亡しました。死亡した患者の中には上海市の医療従事者も含まれています。
毎日報告される新たなH7N9患者の数は、昨年春の流行のピーク時と同じペースになっています。感染は生きた家きんの市場のような場所で家きんからヒトへと広がっていると考えられており、患者の増加は、今月末の旧正月の祝賀を前にした鳥肉の需要の増加が影響しています。

◆流行地域から新たに23人の患者が報告 4人は死亡
新たな患者の報告は中国東部と南部の省から発表されました。これらの地域はこれまでにも患者の報告があった地域で、浙江省(12人)、広東省(6人)、福建省(3人)、上海市(2人)です。
多くの患者は中高年ですが、1人だけ広東省の5歳の少女が含まれています。17人は男性で、6人が女性です。 17人についての概略は1月18日の香港保健予防センター(CHP)の声明によって伝えられました。中国本土からの情報を基にしたものです。このうち15人は入院しています。残りの2人は上海市の男性ですが、2人とも死亡しました。この中には31歳の医療従事者も含まれています。1月20日のCHPの声明によると2人は1月18日に死亡したということです。
他の6人の情報は21日、省の保健当局からの声明で明らかになりました。「Avian Flu Diary,」(感染症のニュースブログ)によると、3人が広東省の患者で、残りの3人が浙江省の患者ということです。
報道によると上海の2人以外の死亡者は、台湾への旅行中にH7N9感染が確認された86歳の男性と、前日省当局から死亡したことが発表された広東省の患者です。新華社通信は前日高齢の男性が死亡したと伝えました。この患者は12月下旬から台湾の病院に入院していた江蘇省の男性で、台湾に輸入された2人目の患者となります。

WHO スペインの2人の女性のMERSを否定(2014年1月21日、CIDRAP)

WHOは20日、昨年11月にスペイン当局から中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に感染している疑いがあると報告のあった2人の女性について、MERS-CoVの感染は確認されなかったと発表しました。これは2013年のハッジ(大巡礼)に関連して確認された患者は1人もいなかったことを意味するものです。
一方サウジアラビアは、リヤド在住の医療従事者が死亡したことを発表しました。以前メディアによって報道されたバングラデシュ人の医師と思われます。

◆ハッジ(大巡礼)に関連した感染
WHOは「MERS-CoVの概要」を更新し、ハッジ(大巡礼)に参加するために10月にスペインからサウジアラビアに旅行した2人の女性(61歳と50歳)について行なった追加検査で感染は確認されなかったと述べました。2人とも発熱と呼吸器症状が見られ、明らかに肺炎を起こして入院しましたが回復しています。
スペインの検査機関が行なったポリメラーゼ連鎖反応試験(PCR)では、2人の患者ともMERS-CoVの遺伝子の一部をターゲットにした検査で陽性を示しましたが、遺伝子の他の部分についての検査では陰性でした。今回外部機関による再検査が行われた結果、血清学的検査を含め、どちらの検査でも陰性でした。
WHOは、今回の2人のケースは、サウジアラビアに100万人以上の巡礼者を呼び寄せるハッジ(大巡礼)に関連してMERSが広がる可能性についての懸念を引き起こしたと述べました。
「しかし、ハッジ(大巡礼)に参加するほとんど全ての国で広範囲の検査が行われたにもかかわらず、感染が確認されなかったこの2人以外にハッジ(大巡礼)に関連したMERS-CoV患者の報告は1件もありませんでした。この点で、ハッジ(大巡礼)に関連してMERS-CoVの深刻な感染拡大も国外への伝播も起きなかったことは明らかです。」とWHOは言っています。
今回感染が確認されなかったということはフランス、ドイツ、イタリア、イギリスの4ヶ国のみがヨーロッパでMERS患者が確認された国であることを意味します。いずれの患者も中東地域との関連があったケースです。

◆サウジアラビア当局が新たな患者の発生を報告
感染症のモニタリングサイト「FluTrackers」に投稿されたサウジアラビア保健省(MOH)の声明によるとサウジアラビアで新たなMERS-CoV患者が確認されました。患者はリヤド地区で働いていた54歳の医師であるとだけ伝えています。
この声明は、サウジアラビアの英字新聞「Arab News」の1月17日の報道を確認する内容となっています。その記事は55歳のバングラデシュ人の外科医Mohammed Humayun Kabeer医師がMERSで死亡したと伝えていました。記事にはこの医師はPrince Salman 病院に勤務しており入院から9日後に死亡したとありました。
MOHはまだこの患者のケースを英語版の声明では発表していません。しかしMOHは同国のMERS患者の数を1人増やして142人とし、死亡者数も58人としました。

ベトナム H5N1で52歳の男性が死亡(2014年1月21日、CIDRAP)

「Than Nien News」は、ベトナム南部のビンフック省で52歳の男性がH5N1鳥インフルエンザで死亡したと伝えました。ベトナムでは9ヶ月ぶりの患者です。
男性は発熱と咳、呼吸困難を訴え1月11日にブダン郡総合病院に入院しました。その後状態が悪化したために1月18日にホーチミン市の熱帯病病院に移されましたが同日死亡しました。患者から採取した検体から後日H5N1の陽性反応が確認されました。
当局はこの患者の家族が最近カモを捌いて食べていたこと、近所の鶏が最近突然死んでいたことを発表しました。
今回の患者がWHOに確認されれば、2003年以降同国で確認されたH5N1の公式患者数は126人となり、死亡者数は63人となります。

バングラデシュ人医師がMERS-CoVで死亡 サウジアラビア(2014年1月17日、CIDRAP)

アラブニュースによると、サウジアラビアのリヤドで働いていたバングラデシュ人の医師が15日、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に感染して死亡しました。サウジアラビア当局はまだこの情報を発表していません。
Prince Salman 病院で外科医として働いていたMohammed Humayun Kabeer医師(55歳)は入院から9日後に死亡したと伝えています。匿名の病院職員から情報提供があったとのことです。
Kabeer医師が最初に入院したときにはカゼだと考えられましたが、その後集中治療室に移されました。最終的にMERS-CoVによる多臓器不全となって死亡しました。
MERS-CoV患者の発生報告は2週間途絶えていました。最後に報告があったのは1月3日で、UAEのドバイに在住する33歳の男性医療従事者でした。
今回の患者が確認さればサウジアラビアのMERS-CoV患者の数は合計142人となり、58人が死亡したことになります。サウジアラビア保健省は12月25日以降新たな患者の発表をしていません。
WHOが集計している世界全体の合計患者数にはまだこの医師のケースは含まれていませんが、178人となっておりこのうち75人が死亡しています。

H7N9で更に6人が入院 中国(2014年1月17日、CIDRAP)

中国の2つの省と上海市から17日、新たに6人のH7N9患者の報告がありました。昨年の春のピーク時に迫る勢いで患者が増え続けています。
中国国営新華社通信によれば、中国国家衛生・計画生育委員会は17日、今年初めからのH7N9患者の発生数を発表し、急激な増加に注意を呼びかけました。現在までに28人の患者が報告されたと言っています。
委員会は声明で、患者は各地に散らばっており、現時点ではヒトの健康に脅威を及ぼすような変異は確認されていないと述べました。またウィルスはトリからヒトに感染する形態を保ち続けており、大規模な流行となる可能性は小さいと付け加えました。しかし春節を祝うためのトリ肉の取引の増加に伴い、患者数は増え続けるだろうと言っています。

◆詳細は伝えられない患者情報
香港保健予防センター(CHP)は17日、中国本土からの情報を基に、4人の患者を発表しました。患者は54歳の上海在住の男性と浙江省の54歳、62歳、64歳の男性です。4人とも入院しているということ以外詳細は伝えられていません。
一方、福建省は2人の患者の報告を行ないました。省当局の中国語の声明を、感染症のブログ「Avian Flu Diary」が翻訳して伝えたものです。1人は泉州市の38歳の女性で、重体となって晋江市の病院に入院しています。もう1人はやはり重体となって入院している福州市の54歳の男性です。
さらに感染症の掲示板サイト「FluTrackers」は、中国メディアの報道として、浙江省でもう1人H7N9感染の疑いの患者が見つかったと伝えています。患者は慈渓市の35歳の男性で寧波市の病院に入院しているとのことです。患者は発病前家きんとの接触歴がありました。
17日の発表でこれまでに確認されたH7N9患者の数は194人となりました。このうち53人が死亡しています。(致死率27.3%)
また、WHOは中国当局が15日に発表した4人の患者のより詳細な情報を公表しました。4人とも1月第1週に発症して重体となって入院している中年の男性です。このうちの2人(35歳の上海出身の男性と55歳の広東省出身の男性)には発病前に家きんとの接触歴がありました。

◆WHOが抗ウィルス剤の予防投与のガイダンスを発表
WHOは17日、H7N9患者と濃厚な接触をした人と、家きんや汚染物に接触して感染の危険性の高い人への抗ウィルス剤の予防投与のガイダンスを発表しました。このガイダンスはインフルエンザの治療法の標準化作業の一部であり、H7N9に関する部分だけを早めて発表したものであるとのことです。
H7N9感染が確認された患者と感染防御装備なしに接触した人々や、家きんと接触した人、生きた家きんの市場、その他のウィルス汚染物質などに曝された人々は、曝露から7日間はモニターを続ける必要があります。もしも患者に発熱や呼吸器症状が見られたら、医師はすぐにノイラミニダーゼ阻害剤(タミフル、リレンザ、イナビル、アピアクタなど)で5日間の治療を開始しなくてはならないとWHOは言いました。同時に医師はH7N9ウィルスの検査のために呼吸器から検体を採取しなくてはならないとも言っています。
無症状の患者に対するルーチンの予防投与は、相当に無防備であったか、患者との長期間の接触もしくは合併症による重症化の危険性が高い場合を除いて推奨されていません。
ルーチン予防投与の推奨は感染防御装備なしで患者に接触した医療従事者にも適用されます。特にエアロゾールを発生させる手順に従事する人々には適用が拡大されます。

◆家きんのサーベイランスの状況
中国農業省は16日、2カ所の生きた家きんの市場でトリから採取した検体からH7N9ウィルスが見つかったと発表しました。この家きん市場は、これまでに何人かの患者が確認された異なる2つの省に開設されていました。農業省はこの事実をOIE(国際獣疫事務局)に報告しました。
浙江省の湖州市では、3カ所の農産品市場と1カ所の卸売市場から採取したトリの総排出腔と環境サンプル18個からH7N9ウィルスが確認されました。当局ではウィルスの拡大を防ぐために2,310羽のトリを殺処分したと伝えています。
単一の陽性サンプルは広東省の陽江市の2カ所の農産品市場でも見つかりました。
一方香港政府は17日、中国当局との間で、香港に家きんを供給している本土の養鶏場でH7ウィルスの血清学的検査を行う計画に合意したと発表しました。この計画は1月24日から開始され、香港の養鶏場にも適用される予定です。これは香港の家きんにH7N9が波及することを防ぐために新たな監視処置を加えるものだと述べています。

全羅北道・高敞で高病原性鳥インフルエンザ カモ大量処分=韓国 (2014年1月17日、聯合ニュース)

韓国南西部、全羅北道・高敞郡のカモ農場で毒性の強い高病原性鳥インフルエンザが発生し、保健当局が17日、カモの殺処分と緊急防疫に乗り出しました。
全羅北道は「16日に鳥インフルエンザの疑いの届け出があった高敞郡のカモ農場のサンプルを分析した結果、高病原性の鳥インフルエンザと判明した」と発表しました。感染拡大を防ぐため、この農場のカモ約2万羽を17日中に殺処分します。早朝から作業が進められています。
道の関係者によると、農場の半径500メートル以内に別の家禽類の農場はないため、この農場のカモだけを処分するということです。
また、この農場で孵化(ふか)したカモが忠清北道・鎮川の農場に供給されており、道は中央防疫当局と共に流通経路を追跡しています。

H7N9の発生ペース 去年の最高レベルに近づく(2014年1月16日、CIDRAP)

先週中国で新たに確認されたH7N9鳥インフルエンザ患者のペースは、ウィルスが初めて現れた去年の春のピーク時と競り合うレベルにまで近づいています。16日も死亡者1人を含む7人の新たな患者が報告されています。10月になって主として家きんと接触した人々の中からH7N9感染者が再び報告され始め、再流行の兆しが見られていましたが、この数週間は連日数人の患者が報告されるまでに増加しています。1月10日以降、16日までに31人の患者が確認されました。この数は昨年のピーク時(2013年4月8日の週)の38人にはまだ届いていませんが、徐々に近づきつつあります。
専門家はCIDRAPニュースのインタビューに答えて、現在状況は注意深く監視する必要があるが、状況に対する懸念のレベルは違っていると話しました。
活動が活発化した背景には、中国が1月31日の旧正月から始まる春節に併せて帰省のための旅行や買い物が集中する時期に入ることがあります。中国国営新華社通信の報道によると、40日間に亘る休暇期間中の旅行ラッシュで旅行する市民は36億2千万人に上ると見込まれています。
中国の保健当局は、旅行の混雑や都会への旅行の機会がウィルスを故郷の家に持ち帰ってしまいかねないとの懸念を伝えています。

◆新たに7人の患者を報告、1人は死亡 
香港の保健予防センター(CHP)は、中国本土の公式発表を掲載する形で、新たに広東省、福建省、浙江省でそれぞれ2人、貴州省で1人のH7N9患者の発生を報告しました。患者は20歳から76歳までの男女で5人が男性、2人が女性です。死亡した1人以外の6人は全員入院しており、このうちの4人は重体となっています。貴州省を除く他の省からは最近複数の患者が報告されていますが、貴州省からは初めてのH7N9患者の報告です。この患者は38歳の男性で、浙江省で働いていて発症しました。この患者のニュースは最初1月13日に疑い例として報道されましたが、今回H7N9感染であることが確認されたものです。
CHPによれば広東省の患者は広州市の59歳の男性と76歳の仏山市の女性です。福建省の患者は2人とも泉州市の在住で、1人は30歳の男性、もう1人は家きんと接触歴のあった60歳の男性です。
一方浙江省の患者は杭州市の20歳の女性と台州市の58歳の男性です。台州市は州都である杭州市から171マイル(274Km)東南に位地しています。
新たな患者の発生によりH7N9の合計患者数は188人となり、このうち53人が死亡しています。

鳥インフルエンザに効果…鼻吹き付け型のワクチン開発(2014年1月16日、読売新聞)

国立感染症研究所などの研究チームは、鼻に吹き付ける新しいタイプのインフルエンザワクチンを開発し、重い症状を起こす恐れがある鳥インフルエンザ(H5N1)に有効であることを臨床研究で確認しました。
既存の注射型ワクチンが感染後の重症化を防ぐのに対し、新ワクチンは感染そのものを防げる可能性があります。5年以内の実用化を目指しています。
同研究所の長谷川秀樹部長らは、感染力をなくしたウイルスと、ウイルスを粘膜に付きやすくする薬剤を混ぜたワクチンを開発し、健康な人の鼻に吹き付ける研究を計画。H5N1のワクチンを20〜70歳の32人に3回接種しました。

鳥インフルエンザ:中国で感染拡大 新たな感染者30人(2014年1月15日、毎日新聞)

中国で昨年春に猛威をふるった鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染者が今年に入って急増しています。1月1日以降の新たな感染者は30人で、うち2人が死亡しました。上海市では旧正月(春節)の初日(31日)から3カ月間、生きた食用の鳥を扱う市場の閉鎖を決めましたが、帰省で多くの人々が移動する春節を前に感染者が一気に増加する可能性があります。
「閉鎖されれば仕事はなくなる。ここで売るのは検疫証明がある鳥だけなのに」。上海市静安区の農産物市場で、家きん類を販売する店の女性はため息をつきました。中国では鮮度や信頼性の問題から目の前でニワトリなどをさばいてもらうのが一般的です。女性は「鳥インフルエンザの心配はあるだろうが、生きた鳥の需要は高い」と話します。ただ、野菜売り場などと比べると店頭に客の姿はほとんどありません。
鳥インフルエンザは昨夏前に収束しましたが、インフルエンザが流行しやすい秋以降、浙江省などで再び感染者が散発的に確認され始めました。中国メディアなどによると、今月に入って感染のペースが加速し、上海市や浙江、江蘇、広東、福建各省で感染が確認されたほか、貴州省でも1人に感染の疑い(死亡)があると伝えられました。昨春に初めて感染が確認されてから、中国本土での感染者は計175人(うち50人が死亡)となっています。
感染者には市場で生きた鳥を販売した人や、接触歴がある人が多く、衛生当局は感染者が通った市場を消毒したり閉鎖したりするなどしています。ヒトからヒトへの継続的な感染は確認されていませんが、中国メディアは「春節で広範囲で人々が移動し、(家族で食べるため)鳥の取引も増えて、感染がさらに広がるリスクがある」との専門家の意見を伝えています。

中国 連日H7N9患者の発生を発表 新たに4人(2014年1月15日、CIDRAP)

中国東部の3州は15日、新たに4人のH7N9患者の報告を行ないました。一方WHOは以前報告した6人の患者の詳細情報を追加発表し、6人とも家きんとの関係があったことを明らかにしました。
新たな4人の患者は中国本土からの通知を受けた香港の保健予防センター(CHP)の声明で発表されました。4人とも中年の男性で、入院をしていますが重体となっています。
2人は広東省出身で、48歳の仏山市の男性と、深センの病院に入院している55歳の東莞市の男性です。発症日や家きんとの接触などの情報は伝えられていません。
残りの2人は浙江省の州都である杭州市の41歳の男性と上海市の35歳の男性です。
新たに4人の患者が確認されたことによりこれまでの合計患者数は181人となり、このうち52人が死亡したことになります。

◆6人の患者は家きんと関係
WHOが15日発表した最新版には13日に中国から届いた6人の患者の情報が反映されました。また香港の65歳の男性患者が死亡したことも伝えています。この患者は中国本土を訪れた後にH7N9インフルエンザを発病していました。
6人の患者のうち5人は家きんとの接触歴がありました。また残りの1人も家きん販売業に従事していました。6人の発症日は1月1日から1月8日までの期間です。入院するまでの日数はさまざまですが、4人については発症から3日もしくは4日以内に入院していました。
4人の患者は浙江省出身です(寧波市3人、義鳥市1人)。寧波市の3人は34歳の男性(重体)と、41歳の女性(重症)、59歳の女性(重症)です。義鳥市の患者は78歳の男性(重体)です。
残りの2人は広東省仏山市の患者で、46歳の男性(重体)と28歳の女性(軽症)です。

◆旧正月への懸念
H7N9ウィルスは主として家きんとその飼育環境からヒトに感染すると考えられていますが、第1波では限定的なヒト−ヒト感染も一部で起きていました。
また、遺伝子の研究によってH7N9ウィルスが容易に哺乳類の気道に感染することができることを示す目印が複数特定されています。ただし現時点ではこのウィルスが空気感染を起こす能力は限定的であることも示されています。パンデミックを引き起こす可能性については注意深く専門家が監視を続けています。
中国国営の新華社通信は15日、中国の保健当局は旧正月の休暇には多くの群集が旅行をするだろうと予想しており、そうした状況によって流行が加速されることを心配していると伝えています。
鳥インフルエンザの研究家で中国工学アカデミーのメンバーである李ラン娟(Li Lanjuan)博士は新華社通信に対して、患者が多く発生している東部の地域から旅行者が地方の家に戻れば、ウィルスを拡げてしまう可能性があると話しました。中国当局は祝賀の時期をはさむ40日間で約36億2千万人が旅行をすると見積もっています。
旧暦の新年は1月31日に明けます。「春節」の名でも知られる旧正月の休暇は今月末に始まります。

中国で新たに3人のH7N9患者(2014年1月14日、CIDRAP)

中国で新たに3人のH7N9鳥インフルエンザ患者が確認されました。3人とも最近多くの患者が確認されている東部の省で見つかっています。
またWHOは14日、最近中国から報告のあった5人の患者についてより詳細な情報を公開しました。その中で散発的に起きているヒトへの感染が続いている主たる要因として感染した家きんとの接触、もしくはその飼育環境への曝露をあげています。
香港の保健予防センターは14日、中国本土からの公式通知を引用して新たな患者が確認されたことを伝えました。新たな患者のうち2人は浙江省杭州市に住む29歳と58歳の男性で、2人とも入院していますが、それ以上の情報は伝えられていません。浙江省で確認された患者は62人となり、これまでに最も多くの患者が発生した省となっています。
CHPの発表によるともう1人の患者は福建省の50歳の男性です。この男性は泉州市の出身で現在入院していますが重体となっています。
新たに3人の患者が報告されたことに伴い、このウィルスに感染した患者の数は177人となり、52人が死亡したことになります。

◆WHO 患者の詳細情報を追加発表
一方WHOは14日、中国から1月11日と12日に報告を受けた5人のH7N9患者の情報を発表しました。全て数日前にCHPやメディアによって報道済みのケースであり、広東省の2人、上海の2人、浙江省の1人が含まれています。 感染源を調査した結果3人には家きんとの接触歴があったほか、1人は家きん市場の近くで働いていましたが残りの1人には接触歴は見つかりませんでした。
発症日はそれぞれ1月1日から6日の間でした。
浙江省の75歳の女性は感染のために1月9日に死亡しました。残りの患者のうちの3人は重体となって入院しています。58歳の上海市の女性、56歳の上海市の男性、29歳の広東省の男性です。もう1人の76歳の広東省の男性は入院していますが容態は安定しています。
WHOではこれまでのところ持続的なヒト−ヒト感染の証拠はないと言っています。さらに中国が続けている対応策にはサーベイランスと状況分析の強化、患者管理と治療の補強、リスクコミュニケーションと情報発信の実行、国際的な協力とコミュニケーションの強化、科学的研究の実施などが含まれていると付け加えました。

◆第2波のパターンの変化を注視
オーストラリアのウィルス学者イアン・マッカイ博士は過去数日間、ブログの中で、9月末以降報告のあったH7N9患者の年齢、性別、重症度について、初めてウィルスが見つかった昨年の春の患者と比較して何らかの相違が起こっていないかどうか詳細に調べました。マッカイ博士はクィーンズランド大学のオーストラリア感染症研究センターに所属しており「Virology Down Under」(オーストラリアのウィルス学)と題したブログを書いています。 1月10日のブログで彼はH7N9患者の致死率が全体で約30%である反面、秋以降報告された患者では9.1%にとどまっている点に注目しました。ウィルスには変化が起きていないように思われることから致死率の低下は患者の管理が改善された結果か、もしくはより多くの患者が回復して退院した結果ではないかと思われると書いています。
しかし多くの患者が今も集中治療室にとどまっていることから、マッカイ博士はもう一つの可能性として、中国が死亡と退院についての詳細な情報の公表を渋っていることも考えられると書いています。
1月11日に記載された患者の性別についての分析では、依然として男性患者が優位を占めているものの、最近の週では女性の患者が等しく見られるようになって来ています。「患者数がまだ少ないことから、どうしてこのようなパターンが起きているかという疑問は、H7N9の季節が始まった原因は何かという疑問と同様に残ったままである」と書いています。
14日のブログでは年齢のパターンについて書いています。9月末以降の患者の年齢の中央値は54歳ですが、全H7N9患者では59歳となっています。第2波での中央値が明らかに低下しているのかそれともこの傾向は時間の経過と共に薄れていくのかは不明であると書いています。
マッカイ博士は新規の患者の中には20歳以下の患者はまだ見られておらず、また12月以降人口統計学的に60歳以下の患者が優位を占めていると書いています。

死亡したカナダのH5N1患者はインフルエンザ脳炎を発症(2014年1月14日、CIDRAP)

アルバータ州の保健当局が終末に発表した報告によると、1月3日に死亡したアルバータ州の若い女性のH5N1インフルエンザの臨床経過は進行が早く、通常ヒトのH5N1感染ではめったに見られない脳炎や脳浮腫の合併症が起きていたとのことです。
この女性はアルバータ州ホワイトディアーに住む看護師で、北京への3週間の旅行を終えて帰国する途中の12月27日に発症しました。女性がどのようにして感染したかは分かっていません。旅行中家きんとの接触もありませんでしたし、北京では最近H5N1が集団発生したという報告もありませんでした。
今回のケースはアメリカ大陸で初めてH5N1のヒトへの感染例です。WHOによれば2003年以降世界で報告された649人のH5N1患者のうち385人が死亡しています。
感染症の国際的な情報サイトである「ProMED-mail」には、12日にアルバータ保健サービスの臨床ウィルス学者であるケビン・フォンセカ博士と同僚らによる患者の症例報告が寄せられました。
患者は帰国のための12月27日のフライトの最中に体調の不良と胸の痛みを感じ、翌日病院の救急外来を受診しました。胸のX線写真とCTスキャンの結果は肺炎を示唆していたため抗生剤が処方され帰宅しました。翌12月29日、彼女は胸痛の悪化と息切れ、軽い頭痛、吐き気と嘔吐などの症状のために再度受診しました。再度のX線検査で肺炎の悪化が認められたために入院し、別の抗生剤も追加して治療が行われました。
1月2日に女性は頭痛の持続と共に視覚がおかしいと訴えました。この所見と酸素の吸入量を増加させる必要性から彼女は集中治療室に移され、気管内挿管と人工呼吸器の装着が行なわれました。
翌早朝、彼女は突然の頻脈と重症の高血圧を来たし、やがて血圧が低下して心臓の鼓動を維持するための処置を必要とするようになりました。この時点で患者の瞳孔は散大し、痛みの刺激にも反応しませんでした。脳のCTスキャン検査は広汎性脳炎と頭蓋内圧亢進を示唆しており、神経学的検査は脳死を示していました。脳のMRI検査(磁気共鳴検査)は脳の浮腫と髄膜炎の徴候、脳内血流の減衰を示しました。

◆ありそうにないと思われていた中で発生した鳥インフルエンザ
報告には、主治医は鳥インフルエンザの可能性は低いと考えていたが、旅行歴と神経症状から判断すればありうるものだったと述べられています。この報告を踏まえて地元の保健所は1月3日に通知を出しました。またこの女性の家族と治療に当たった医療従事者の追跡調査が開始されました。
病原体を特定するための各種の細菌検査が陰性だったことから、呼吸器の検体はインフルエンザや他のウィルスの検査のために州の検査機関に送られました。送られた検体はA型インフルエンザの検査で陽性反応を示しましたが、H3N2型や2009H1N1型ではありませんでした。この事実は旅行歴と合わせて考えると鳥インフルエンザの可能性を強く指摘していました。さらに検査を行った結果ウィルスはH5N1型であることが判明しました。ウィニペグの国立微生物学研究所で行なわれた確認検査でこの検査結果は追認されました。ウィルスは患者の呼吸器の検体からだけではなく脳脊髄液からも確認されました。以前の報告では鼻咽頭から採取した検体からヒトに普通に見かけられるコロナウィルス(229E)も見つかったと伝えられていました。

◆これまでに報告された脳へのH5N1感染例
研究チームは、H5N1ウィルスの脳への感染は稀ではあるものの、動物実験ではこのウィルスは中枢神経系に進入することができることが報告されていると述べています。チームは2008年にランセット誌に発表されたH5N1患者の例を引き合いに出しました。この例では1人の患者が中枢神経系にウィルスが侵入したことの証拠として昏睡状態となったことをあげています。またH5N1による死亡者の数少ない解剖例においてウィルスが呼吸器系以外の組織で増殖していたことが確認され、その中には脳組織も含まれることを明らかにしていました。 アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のインフルエンザ専門家であるティム・ウエキ博士は、神経学的徴候は時折季節性インフルエンザでも見られるほか、数人のH5N1患者でも報告されていると述べました。彼はインタビューで「毎年、季節性インフルエンザによる脳炎や脳症は発生しており、特に幼児に見られます」と言いました。また、呼吸器へのインフルエンザウィルスの感染はサイトカインの調節不全(別名サイトカインストームとして知られる激しい炎症反応)を引き起こすことがあることに注意を促し、季節性インフルエンザではこれが神経学的な合併症をひき起こす原因と考えられていると述べました。「季節性インフルエンザウィルスは脳には感染しないと考えられています。しかし炎症は急速に進行する脳炎を引き起こすことがあります」とウエキ博士は話しました。
H5N1患者で神経学的な合併症が起きた稀なケースでは少し状況が異なります。脳への感染が実際に起こったといういくつかの証拠が見つかっていると博士は言いました。
例えば、2007年にランセット誌に発表されたレポートには、H5N1に感染した1人の患者の例をあげ、肺炎を起こして入院したこの患者が、怒りっぽくなり、痙攣を起こした後に意識を消失したことが報告されています。
更にウエキ博士は解剖によってH5N1の脳への感染が証明されているとして「この事実はH5N1ウィルスは直接脳組織に感染することができるということを示唆しています。H5N1ウィルスは肺から血液へと拡散し、更に中枢神経系を含む全身に広がっていくことが可能です」と付け加えました。
また、彼は2005年のNew England Journal of Medicine誌には脳炎で死亡した子どもの中枢神経系からH5N1ウィルスが分離された報告があることも明らかにしました。
ウエキ博士はカナダのケースに関連して「H5N1ウィルスは肺から血液に広がり更に中枢神経系にまで感染を拡げる可能性があります。今回の患者の脳炎は脳への二次的な感染かもしれません。なぜならH5N1ウィルスのRNAがPCR検査によって脳脊髄液から発見されたからです。これは中枢神経系にウィルス感染があったことを示唆するものです。しかしウィルスそのものを分離したわけではないことからウィルスが存在したという証明にはなりません」
彼は、今回の患者の脳炎は呼吸器感染(肺炎)がきっかけで起きた炎症が原因で起きたものかもしれないとも付け加えています。
ウエキ博士は、数例の中枢神経系への合併症を伴うH5N1感染は他にも世界中で起きているが、公的には報告されなかったとコメントしました。「前例はありますが、おそらく稀な例だと思われます」と言っています。

貴州で鳥インフル感染疑い例=浙江、広東で4人確認−中国(2013年1月14日、時事通信)

国営新華社通信のニュースサイト新華網は13日、貴州省でH7N9型鳥インフルエンザの感染疑い例が見つかったと報じました。遵義市の38歳の男性で、9日に死亡しました。
男性は以前、同型鳥インフル感染者が多数出ている浙江省で働いていたということです。
一方、浙江、広東両省の衛生当局は13日、それぞれ2人のH7N9型感染者が新たに確認されたと発表しました。この結果、中国本土での感染者は170人、死者は50人となりました。

広東、浙江両省で新たに4人感染 H7N9型鳥インフル(2014年1月13日、中日新聞)

中国広東、浙江両省の衛生当局が13日明らかにしたところによると、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の新たな感染者が両省で計4人確認されました。
一方、新華社電によると、貴州省で9日に死亡した男性(38)を調べたところ、同ウイルスに感染した疑いがあることが判明しました。男性は出稼ぎ先の浙江省で感染したとされます。
広東省の感染者は仏山市南海区の女性(28)と男性(46)で、女性の容体は安定していますが、男性は重体です。浙江省は寧波市の41歳と59歳の女性で、いずれも重症ということです。

鳥インフル、北京の日本大使館が注意喚起(2014年1月13日、産経新聞)

北京の日本大使館は13日、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が中国南部を中心に増加しているとして、在留邦人や旅行者にメールで注意を呼び掛けました。
メールでは、生きた鳥を扱う市場や飼育場への立ち入りを避け、放し飼いの鳥との接触をしないなどの対応を求めました。

上海と浙江で鳥インフル4人感染 (2014年1月12日、日本経済新聞)

中国上海市の衛生当局は12日までに、同市の女性(58)と男性(56)の2人が新たに鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染したことを確認したと発表しました。病院で治療を受けていますが、容体は不明です。浙江省でも78歳と34歳の男性の感染が確認されました。2人とも症状は重いということです。
当局や中国メディアによると、同型ウイルスの感染者は中国で昨年3月末に初めて確認されて以降、香港で確認された3人、台湾での2人を含めて計171人となり、うち51人が死亡しました。
昨年春の流行に続いて再び感染者が増え始めた昨年10月以降の感染者は計35人となりました。

中国で鳥フル再び増加 感染拡大に警戒強める (2014年1月11日、NHK)

中国では、H7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染する人が年明けから再び増えていて、中国の衛生当局では、感染の拡大に警戒を強めています。
中国南部の広東省や東部の浙江省など4つの省で10日、合わせて6人がH7N9型の鳥インフルエンザウイルスに感染したことが明らかになり、このうち福建省の38歳の男性が死亡しました。
これにより今月に入って感染が確認されたのは、中国本土で14人、香港で1人となっています。
H7N9型の鳥インフルエンザを巡っては、去年、中国本土で145人、香港で2人、台湾で2人の合わせて149人の感染が確認され、このうち48人が死亡しています。
とくに去年は、3月以降に感染者が急激に増えたことから、中国ではこのあと春にかけて、再びH7N9型の鳥インフルエンザが流行することが懸念されています。
このため上海市などでは、今月中にも市場で売られている生きた鳥の販売を中止するなど、各地の衛生当局では感染の拡大に警戒を強めています。

中国3省で5人の鳥インフル感染確認(2014年1月10日、中日新聞)

中国の浙江、広東、福建3省の衛生当局が10日明らかにしたところによると、鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の新たな感染者が3省で計5人確認されました。このうち、福建省泉州市の男性(38)は同日、死亡しました。
ほかの感染者のうち、浙江省平湖市の女性(79)と同省寧波市の男性(30)は重体。広東省仏山市の42歳と59歳の女性2人は軽症だということです。
同型ウイルスの感染者は中国で昨年3月末に初めて確認されて以降、香港で確認された3人、台湾での2人を含めて計163人となり、うち約50人が死亡しました。

感染源のミステリー カナダのH5N1患者(2014年1月9日、CIDRAP)

北アメリカ初のH5N1鳥インフルエンザの犠牲者となったカナダ人がどのようにして感染したのかは依然として不明です。保健当局は今回のケースは特殊な例であることを強調し、感染が広がる危険性は極めて低いと説明しています。カナダ保健当局は前日の記者会見で、亡くなった患者は中国滞在中北京を離れたことがなく、家きん市場のような危険な場所には行ってはいなかったと述べました。またWHOは9日、この患者について家きんや動物との接触歴や病気の人々との接触歴も報告されていないと発表しました。WHOはまたこの患者が北京を訪れていたのは12月6日から27日までの期間であることを明らかにしました。
中国では2013年2月以降H5N1ウィルスのヒトへの感染例の報告がありません。家きんでの集団感染は1週間前に中国南部の貴州省で発生したとの報告がありました。北京からは遠く離れています。
中国での最後に報告された2例のヒトへのH5N1感染も、2013年2月に貴州省で発生したものでした。その際の報告は、2人の患者には家きんとの接触歴はなかったと言っていました。

◆初めてづくしのケース
一方アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は8日遅くに声明を発表し、今回のカナダのケースの特殊性についてコメントしました。
「今回の事例は北アメリカ、南アメリカを通じ、A(H5N1)鳥インフルエンザがヒトに感染した初めてケースです。また家きんの間にH5N1ウィルスが存在しない国に、旅行者によってウィルス感染が輸出された初めてのケースでもあります」と述べました。
当局は8日、2人の旅行の同行者を含め、亡くなった患者との接触者には症状の出ている人はいないと述べました。WHOによると接触のあった人々は予防的に抗ウィルス剤の投与を受けているとのことです。またWHOの発表では旅行の同行者は1人だけだったと言っています。
CDCではこの患者による衛生上の危険性は極めて低いと話しており、特別な対応策は発表していません。ただし臨床医に対してH5N1の検査を行うべき時期と方法について再確認するよう通知をする予定です。
「旅行の帰国者から単発的なH5N1感染者が発見されたからといってH5N1パンデミックに対する現在のリスクアセスメントに変更はありません」「パンデミックはH5N1ウィルスが効率的なヒト−ヒト感染を起こす能力を獲得して初めて起こりうるものです。その徴候はありません」とCDCは言っています。

浙江省で新たなH7N9患者を確認(2014年1月9日、香港保健予防センター)

中国国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)は9日、浙江省の51歳の女性がに感染していることが確認されたと発表しました。
患者が確認されたのは8日です。現在杭州市の病院で治療を受けていますが重体です。
中国ではこれまでに152人のA(H7N9)鳥インフルエンザ患者が確認されています。浙江省53人、上海34人、江蘇省29人、広東省10人、江西省6人、福建省5人、安徽省4人、河南省4人、北京市2人、湖南省2人、山東省2人、河北省1人となっています。

カナダでH5N1感染者が死亡 北米大陸で初(2013年1月8日、CIDRAP)

カナダ当局は8日、12月に北京に旅行したアルバータ州の住民がH5N1鳥インフルエンザで死亡したと発表しました。北アメリカで初めてのH5N1患者です。
アルバータ州は声明で、患者は1月1日にアルバータ州内の病院に入院し、1月3日に死亡したと伝えました。カナダ当局は午後に行なわれた記者会見で、この患者は12月27日に北京からバンクーバー、更にエドモントンに飛んだと述べました。同乗した乗客や他の接触者に感染している可能性は極めて低いと説明しています。
アルバータ州の主席医務官であるジェームズ・タルボット博士は声明の中で「これは極めて稀で特異なケースです」「鳥インフルエンザは容易には人から人へと感染しません。今アルバータで流行している季節性インフルエンザとは違います」「保健当局では全ての濃厚接触者をフォローアップしており、予防的措置としてタミフルを提供しています。これらの人々の中に症状の出ている人は1人もいません。今後症状が出る可能性も極めて低いと思われます。この患者を治療した病院の医療スタッフについても予防措置がとられています」「伝染性が低いことと予防措置が講じられていることから、これ以上の患者がアルバータ州で発生することはないだろうと思っています」と言いました。
H5N1鳥インフルエンザは通常病気の家きんとの接触によって感染します。しかし2、3のケースで起きたヒト−ヒト感染と思われる例では長時間に亘って濃厚接触が続いていたことが報告されています。カナディアンプレスの報道によると、当局ではこの患者がどのようにしてウィルスに感染したかは判っていないが、ヒト−ヒト感染の証拠はないと言っています。
州政府は亡くなった患者のプライバシーに配慮して年齢や性別、職業、入院した病院名などの情報は明らかにしませんでした。WHOでは2013年12月20日現在のH5N1患者の合計数を648人と集計しています。WHOによると中国では2013年に2人の患者が確認されており、2人とも死亡しています。記者会見で当局は、亡くなった患者が2人の同行者と一緒に旅行していたと伝えました。この2人については病気の徴候が出ないかどうかモニターが続けられているとのことです。
亡くなった患者は北京からエア・カナダ030便でバンクーバーに飛び、数時間後エア・カナダ244便でバンクーバーからエドモントンにフライトしました。これらの便の乗客には、危険性は低いものの万一症状が出た場合には地元の医療機関を受診するようにアドバイスするためにコンタクトがとられる予定です。
BBCニュースは、この患者に最初の症状が現れたのは北京からバンクーバーへのフライトの最中だったと伝えています。カナダ当局は、この患者の症状が発熱と不快感、頭痛であり、通常とは異なった中枢神経系の関与を示唆するものだったと説明しました。ある当局者はこれらの徴候が「初期の呼吸器症状から始まらないH5患者群の症状とよく一致している」と述べています。
患者は発症前は健康だったとのことです。当局は調査を通じてこの患者が通常タイプのコロナウィルス(SARSウィルスではなく)にも重複感染していたことを発見しました。(当局は中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)については言及していません。MERS-CoVは中東地域や一部のヨーロッパ諸国、北アフリカ地域で発生が続いています) ある当局者は、当初2つのウィルスに重複感染したことで重症化したのではないかと考えたが、H5N1感染はしばしば重症化を引き起こすことから、そうではなさそうだと結論付けたと話しました。 今回の件について感染症の専門家であるマイケル・オスターホルム博士は、これまでH5N1ウィルスが蔓延している地域から患者が世界中の他の国々に輸出されないできたことが驚きだと述べました。同氏は他の人々に感染が広がる危険性はきわめて低いだろうとの意見に賛成して「今回のケースは基本的に世界中のH5N1リスクアセスメントを変えるものではない」と言いました。
オスターホルム博士はCIDRAPニュースを発行している「University of Minnesota's Center for Infectious Disease Research and Policy」(ミネソタ大学感染症研究政策センター)の責任者です。

中国と香港から相次いでH7N9患者発生の報告(2013年1月8日、CIDRAP)

保健当局は8日、新たに3人のH7N9患者の確認を発表しました。このうち2人は中国の別々の省に住む女性で、もう1人は最近中国本土に旅行した経歴のある香港在住の男性です。2014年に入ってからの患者数は8人になりました。
昨年の春の終わりから夏にかけてはほとんど患者の発生は見られなくなりアウトブレイクは中断していましたが、10月以降中国といくつかの親交の深い周辺国での新たなH7N9患者の発生ペースが跳ね上がっています。新たな患者数の報告は、この地域の人々が春節(旧正月)を祝うために行なう準備や旅行に伴って着実に増えています。春節は1月末から2月はじめの数日に亘って行なわれます。

◆中国本土の2人の患者
香港の保健予防センター(CHP)の声明によると、患者の1人は広東省の仏山市に住む51歳の女性です。この女性の症状が始まったのは12月31日で、1月3日に入院しました。現在重体となっています。感染源の調査により、この女性12月31日に生きた鶏を買って捌いていたことが判明しました。当局では女性と接触のあった21人について監視を続けていますが現在までのところ、ほかに症状が出ている人はいません。この女性は広東省での10人目の患者となります。広東省での患者の多くは最近の数週間に報告されています。
もう1人の患者は江蘇省南京市の54歳の女性です。入院して治療を受けていることと、呼吸器から採取した検体から7日H7N9の陽性反応が確認されたこと以外、情報は伝えられていません。

◆香港の患者
一方CHPは、香港在住の65歳の男性のH7N9感染について調査を進めていると発表しました。香港市の3人目の患者となります。これまでの2人の患者と同様にこの男性も中国本土を訪ねて戻った後に発病しました。男性は1月3日に発病し、7日に入院しました。現在重体となっています。CHPの発表によるとこの男性には基礎疾患があったとのことです。
男性は1月1日に家族と共に広東省の深セン市に行きました。当日この男性は深セン市のウェットマーケットのそばを歩きましたが、施設の中には入りませんでした。
男性と濃厚な接触があった人々の中に症状が出ている人はいませんが、10日間の隔離措置がとられる予定です。保健当局は他の接触者についても監視を続けています。その中には病院で同室だった患者や医療従事者、病院の来訪者などが含まれています。
このほか、香港の保健当局は8日、深センで最近感染した31歳の男性患者と濃厚接触のあった香港在住の4歳の少女と37歳の母親の呼吸器の検査で、H7N9の可能性を除外したと発表しました。少女は現在も隔離されています。

◆新たなH7N9による死亡例を報道
新華社通信は12月中旬にH7N9への感染が確認され入院中だった広東省の男性が死亡したと伝えました。この男性は東莞市の出身で、CHPの以前の発表によると12月15日に省当局によって感染が確認された39歳の男性のようです。
昨年3月に中国でH7N9が発生して以来、現在までに156人の患者が確認されました。このうち151人は中国で確認されたほか、3人が香港で、2人が台湾で確認されています。中国本土以外で確認された5人はいずれも中国各地への旅行歴があります。それらの旅行先の土地では市場の感染した家きんからヒトにウィルスが広がっていることが考えられます。この男性の死亡により、死亡者数は49人となりました。

広東省で新たなH7N9患者を確認(2014年1月7日、香港保健予防センター)

香港保健予防センター(CHP)は7日、広東省衛生育成委員会から新たに31歳の男性がH7N9鳥インフルエンザに感染したことが確認されたとの連絡を受けました。 患者は深セン市在住で、12月30日に発症し、1月3日に地元の病院に入院しました。男性から採取した検体を広東省の衛生当局が検査したところ7日、A(H7N9)ウィルスの陽性反応が確認されました。男性には家きんに接触した事実はありませんでした。現在の状態は安定しています。深センで男性と接触のあった35人については医学的監視下に置かれていますが、接触者から採取した検体は全て陰性でした。
また、広東省疾病予防管理センター(CDC)は、この患者がもう1人香港に住む4歳の少女と接触をしていたことを明らかにしました。この少女の37歳の母親は12月26日から1月6日までの間、深センに旅行をしていました。少女は12月30日にこの患者と接触をしていました。
CHPでは広東省衛生育成委員会からの連絡を受け、直ちに追跡調査を開始し、7日に2人を見つけました。CHPの初期調査によると少女にはこれまで症状は出ていませんが、母親は6日から咽頭痛が出ています。
2人は隔離措置のためにプリンセス・マーガレット病院に入院しました。呼吸器から検体が採取されてCHPの検査機関で検査が行われる予定です。
中国ではこれまでに149人のA(H7N9)鳥インフルエンザの患者が確認されています。浙江省(52人)、上海市(34人)、江蘇省(28人)、広東省(9人)、江西省(6人)、福建省(5人)、安徽省(4人)、河南省(4人)、北京市(2人)、湖南省(2人)、山東省(2人)、河北省(1人)となっています。

タミフル耐性ウイルス 感染相次ぐ (2014年1月6日、NHK)

抗ウイルス薬のタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのインフルエンザウイルスに感染した人が、札幌市で相次いで見つかり、国立感染症研究所は、リレンザなど別のタイプの薬を選択することも検討する必要があると、注意を呼びかけています。
国立感染症研究所では毎年、インフルエンザのウイルスを各地から集め、詳しく分析しています。
その結果、新型インフルエンザとして流行したH1N1型のウイルスにこの冬感染した札幌市の患者6人について、いずれもタミフルとラピアクタが効きにくいタイプのウイルスだったことが分かりました。
これらのウイルスでは、薬の効果を示す感受性が、通常の500分の1ほどにまで下がっているということです。
一方、抗ウイルス薬のリレンザとイナビルはこれらのウイルスに対し効くことが確認されています。
札幌市以外のウイルスの分析はこれからで、国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの田代眞人センター長は、「まず、全国的な状況を調べる必要がある。各地域で流行しているウイルスの情報を確認したうえで、適切な抗ウイルス薬を選択する必要がある」と話しています。

中国 新たに4人のH7N9患者を報告(2014年1月6日、CIDRAP)

中国の保健当局は、過去3日間に4人のH7N9患者の発生を報告しました。患者の発生は中国東部の3カ所の異なった地域から報告されており、その中には昨年4月以来となる上海の患者も含まれています。また中国の獣疫当局は、生きた家きんを扱う市場から採取したサンプルから、更に多くのH7N9の陽性反応が出たと報告しており、このような市場がヒトへの感染の温床となっているのではないかとの仮説を裏付ける結果となっています。
香港の保健予防センター(CHP)が5日発表した声明によると、上海の患者は86歳の男性で、1月3日にH7N9感染であることが確認されました。現在入院しているとの情報以外、詳細は伝えられていません。
一方、浙江省の34歳の女性は症状が重い状態で入院しました。この女性は12月29日に発症し、1月2日に入院しました。呼吸器のサンプルからH7N9ウィルスが確認されたのはその2日後です。現在危篤状態です。新華社通信は、この女性は諸曁市(しょきし)の出身で、浙江省で確認された今年初めてのH7N9患者であると伝えています。同省では昨年12月中旬に、57歳の男性と、30歳のこの男性の義理の息子の2人が患者として報告されています。
他の2人は広東省の患者です。最近の患者の多くは広東省で確認されています。CHPの発表によると、患者の1人は仏山市(ぶつざんし)在住の47歳の養鶏業に従事する男性で、12月25日に発症しました。1月3日に広州市の病院に入院しましたが重体です。広東省の保健当局はこの男性と濃厚な接触のあった60人についてモニタリングを行なっていますが、ほかには感染者は確認されていません。広東省のもう1人の患者は陽江市の71歳の男性です。この男性は1月1日に発症し、1月4日に入院しましたが、重体となっているとCHPは伝えています。家きんとの接触はありませんでした。この男性と濃厚な接触のあった65人について調査が行われていますが、ほかには感染者は確認されていません。

◆家きん市場から陽性反応
広東省の当局は増城市(ぞうじょうし=広州市東部の市)のウェットマーケット(生きた家きんをその場で捌いて売る生鮮食品市場)から採取したサンプルからH7N9ウィルスの陽性反応が出たと発表しました。中国国内外のインフルエンザ研究者や公衆衛生の専門家などによるWebベースの情報ネットワークである「Flu in China」が新華社の記事を翻訳して伝えたものです。
陽性反応を示したのはガチョウのケージから採取した2つのサンプルと、汚水から採取した1つのサンプルです。広東省の市場でH7N9の陽性反応が最初に確認されたのは5月のことであり、同省で初の感染者が出るよりも前のことでした。今回家きん市場でH7N9ウィルスが見つかったのは、12月の深センの市場に続くものです。深センの市場は、香港を訪れていて発症した2人のH7N9患者の感染源特定のために調査が行われました。深センでのH7N9の発見は、ウィルスの拡散を抑えるために一時的に市場を閉鎖する措置を促しました。12月には上海市も1月31日までの期間暫定的に生きた家きんの市場を閉鎖すると発表しました。1月31日は中国で旧暦の正月である春節が始まる日です。

鳥インフルエンザ:中国・上海で86歳男性が感染 H7N9型(2014年1月4日、毎日新聞) 

中国・上海市内の86歳男性が鳥インフルエンザ(H7N9型)に新たに感染したことが明らかになりました。中国メディアが伝えたものです。上海市でH7N9型の感染者が確認されたのは昨年4月以来、9カ月ぶりです。昨年春に感染が拡大したH7N9型はいったん終息しましたが、秋以降、感染者が再び増えており、中国当局は警戒を呼びかけています。
86歳男性は3日に感染が確認されました。現在、市内の病院で治療を受けていますが重症だということです。中国本土での感染者数は147人(うち死者47人)となりました。上海市の感染者は34人(同16人)となりました。中国ではこれ以外にH10N8型の感染者も確認されています。

UAE 患者と接触した医療従事者がMERS-CoVに感染(2014年1月3日、CIDRAP)

アラブ首長国連邦(UAE)で新たなMERS-CoV患者が確認されました。WHOの3日の発表によれば、患者はドバイに住む33歳の男性の医療従事者で、別のMERS-CoV患者との接触歴がありました。男性が接触した患者は12月20日に報告のあった68歳のドバイに住む男性ですが、既に死亡しています。
新たに確認された患者は12月27日に発症し、両側の肺炎と急性腎不全、血小板減少症のため28日に入院しました。12月29日にMERS-CoVの陽性が確認され、現在重体となっていますが状態は安定しています。WHOではこの患者には気管支喘息と慢性の腎臓病の持病があったと伝えています。
新たな患者確認されたことによりWHOのMERS-CoV患者集計数は177人となりました。このうち74人が死亡しています。WHOでは国別の患者数は発表していませんが、ウィルス学者であるアンドリュー・ランバウト博士のブログによると、UAEでは今回のWHOの発表以前に13人のMERS-CoV患者を報告しています。

中国の養鶏場でH5N1鳥インフルエンザが発生 23,000羽を処分(2014年1月3日、CIDRAP)

中国南部の貴州省の養鶏場で、飼育していた32,567羽の家きんのうち合計9,300羽にH5N1鳥インフルエンザが確認され、8,500羽が死に、23,067羽の鶏とカモ、ガチョウが殺処分されました。3日OIE(国際獣疫事務局)が報告したものです。集団感染は2013年12月27日に始まりました。それ以前の最近のH5N1の発生は昨年の6月でした。

中国 湖南省の7歳の男児がH9N2型鳥インフルエンザに感染(2014年1月2日、CIDRAP)

中国の保健当局は、湖南省の7歳の男児がH9N2型鳥インフルエンザに感染していることが確認されたと発表しました。中国での今週2人目のH9N2患者となりました。
香港の保健予防センター(CHP)の2日の発表によるとこの少年は永州市出身で、11月19日に発熱と鼻水の症状が出ました。翌日病院で治療を開始しました。中国当局が確認したのは前日だったと伝えています。少年には家きんとの接触歴があったとのことです。
H9N2ウィルスのヒトへの感染は散発的に報告されており、通常軽い呼吸器症状を引き起こします。CHPは12月30日にも86歳の香港出身で現在は深セン市に住む男性の感染を報告しました。この男性は中国での4年ぶりのH9N2患者となります。

オマーンの男性がMERS-CoVで死亡(2014年1月2日、CIDRAP)

Times of Oman紙は、オマーン人の男性が中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染で12月30日に死亡したと伝えました。同国でMERSで死亡した2人目の患者になったと報じています。
保健省が患者は59歳で「肺不全と肺炎」で死亡したと発表したことを伝えています。ウィルスへの曝露や感染原因などは伝えられていません。
記事は、オマーンの最初のMERS患者は11月10日に死亡した68歳の男性だったと述べています。
もう1人のオマーン人で75歳の男性が隣国のUAEを訪問中にMERSと診断され、11月10日に死亡したことがWHOから11月15日に発表されています。
WHOのMERS患者の集計にはまだ今回の患者は反映されておらず、患者数176人、死亡者数74人のままになっています。

2例目のH7N9型感染者=旅行中の中国人男性−台湾(2014年1月1日、時事通信)

台湾の衛生当局は31日、観光旅行に来ていた中国江蘇省常州市の86歳の男性がH7N9型鳥インフルエンザに感染していることを確認したと発表しました。台湾で同型の鳥インフル患者が確認されたのは2例目です。
男性は17日に団体旅行で台湾に入り、19日から食欲不振の症状が表れ、24日に肺炎で入院しました。団体旅行に参加した25人のうち、男性とその家族を除く22人は既に中国に戻りました。

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