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2013年12月

香港で鳥インフルエンザ感染者 H9N2型 (2013年12月31日、日本経済新聞)

香港の衛生当局は30日、86歳の男性の鳥インフルエンザウイルス(H9N2型)感染が確認されたと発表しました。容体は安定しているということです。香港で同型ウイルス感染者が確認されるのは2009年以来です。香港メディアが伝えました。 香港の衛生当局によると、H9N2型の人への感染はまれとのことです。香港では過去に数人の感染例が報告されていますが、いずれも軽症でした。
今春以降、中国で感染者が相次いでいるのはH7N9型。江西省では今月、H10N8型の感染者が世界で初めて確認されましたが、感染は広がっていません。
男性は香港に隣接する広東省深セン市に長く住んでおり、今月28日に香港に来た際、体調不良を訴えて入院、感染が確認されました。

WHO UAEのMERS患者を報告 サウジアラビアの5人についても確認(2013年12月31日、CIDRAP)

MERS-CoVに感染したUAEの男性の妻も感染していました。ただし症状は出ていません。WHOが12月31日に発表したものです。併せてサウジアラビアから最近報告のあった5人の患者についても確認しました。新たに6人の患者を確認したことによりWHOのMERS-CoVの患者数集計は176人となりました。このうち74人が死亡しています。
UAEの新たな患者はシャルジャ在住の59歳の女性で、先に報告のあった68歳の男性の妻です。女性には症状は出ていませんが病院で隔離されています。
この女性には動物との接触歴もなければ、最近の旅行歴もなかったと伝えています。この夫妻と接触のあった人々のウィルス検査は陰性だったとのことです。
夫は集中治療室で治療を続けていましたが死亡したとWHOは伝えました。この男性の感染は報道機関によって12月20日に伝えられ、12月22日にWHOが発表しました。男性には糖尿病と慢性腎不全の持病がありました。
WHOは、サウジアラビア当局が先に報告した5人の患者を確認するに当たって、少しだけ情報を追加しました。サウジアラビア保健省(MOH)は、5人が全員リヤド出身と伝えました。WHOはこの5人が、73歳のサウジアラビア人男性、57歳のサウジアラビア人男性、無症状の3人の医療従事者(女性2人、男性1人)であると述べています。
73歳の男性は11月25日にICU(集中治療室)に入院し、12月17日に死亡しました。この男性のMERS-CoV感染は亡くなった後の12月19日になってから確認されました。この男性には動物や他のMERS患者との接触歴もなければ、リヤド市外への旅行歴も確認されませんでした。
57歳の男性は12月17日に入院し、まだICUに入ったままです。73歳の男性と同様に、最近の旅行歴も動物や他のMERS患者との接触歴もありません。
3人の医療従事者についてはWHOは新たな情報を伝えていません。サウジアラビアMOHは以前の発表で、27歳のサウジアラビア人と43歳の「住民」、35歳の「住民」(後者2人は外国人であることを意味します)と伝えており、3人ともMERS患者への曝露があったと述べています。

海外旅行中の感染症に注意を (2013年12月28日、NHK)

年末年始を利用して海外旅行に出かける人が増えることから、厚生労働省は、鳥インフルエンザやマラリアなど海外で流行している感染症に注意するよう呼びかけています。
厚生労働省によりますと、鳥インフルエンザは、東南アジアを中心に毒性の強いH5N1型のウイルスへの感染者が確認されていて、ことしもカンボジアやインドネシア、それにエジプトなどで新たな患者が出ています。
また中国では、ことし3月以降、H7N9型のウイルスへの感染者が相次いで確認されています。
このため厚生労働省は、これらの国を訪れる人に、生きた鳥が売られている市場や養鶏場に近づかないことや手洗いなどを徹底するよう呼びかけています。
また、蚊を介して広がるマラリアやデング熱などもアジアやアフリカなどの熱帯や亜熱帯の地域で広く流行していることから、こうした地域では、長袖や長ズボンを着用し、素足でサンダルを履くのを避けるよう呼びかけています。 厚生労働省は、海外の感染症に関する情報をホームページで公開していて、帰国後、体調が悪くなった場合は速やかに医療機関を受診するよう呼びかけています。

WHOが4人のMERS-CoV患者を確認、合計170人に(2013年12月27日、CIDRAP)

WHOは最近サウジアラビアで発生した4人の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)の患者を確認しました。この中には死亡者1人を含んでいます。これによりWHOによる患者集計数は170人となり、死亡者は72人となりました。 死亡したのはリヤドに住む73歳の慢性疾患の持病がある男性です。入院して3日後の12月18日に死亡しました。動物との接触歴はありましたが、最近の旅行歴はありませんでした。
また53歳のリヤド在住の別の男性は、やはり慢性疾患を持っていましたが、11月26日に入院し、現在集中治療室で治療を行なっています。この男性は別のMERS-CoV患者との接触歴がありましたが、動物との接触歴やリヤド地区外への旅行歴はありませんでした。
WHOはこのほかにリヤドに住む2人の女性の医療従事者の感染を報告しています。2人とも症状の出ない無症候感染です。2人の年齢は伝えられていません。以前MOHから出された声明は、この2人にはMERS-CoV患者との接触歴があったと伝えていました。26日のAFPの記事は、MOHの声明を基に3人の医療従事者の感染を伝えました。1人は27歳のサウジアラビア人ですが、残りの2人は外国人で、43歳の女性と35歳の男性です。この3人のうちの誰が27日のWHOの声明から外れているかは定かではありません。
サウジアラビアのMERS患者の数は141人となり、このうちの死亡者数は57人となりました。

インフルエンザ全国で流行入り (2013年12月27日、NHK)

インフルエンザの患者が全国44の都道府県で増え、厚生労働省は27日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。流行は今後さらに拡大する見通しで、手洗いを徹底するなどの対策を呼びかけています。
国立感染症研究所によりますと、今月22日までの1週間に、全国およそ5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は、前の週の1.7倍の6824人で、全国44の都道府県で増加しました。1つの医療機関当たりの患者の数は1.39人と、流行の目安とされる「1」を超え、厚生労働省は、27日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。都道府県別では、山口県が5.12人、鹿児島県が4.67人、高知県が3.92人、大分県が3.52人、佐賀県が3.21人などとなっています。
また、ことし9月以降に検出されたウイルスは、高齢者で重症化しやすいとされるA香港型が全体の6割近くを占め、4年前に「新型インフルエンザ」として流行したウイルスは、2割ほどだということです。
国立感染症研究所の砂川富正室長は、「流行は今後さらに拡大し、1月中旬以降、全国で本格化する見通しだ。せっけんを使って、水を流しながらの手洗いを行ったり、今からでもワクチンを接種したりするなど予防に努めて欲しい」と話しています。

鳥インフル、香港の感染男性死亡 H7N9型(2013年12月26日、西日本新聞)

香港メディアによると、香港で鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)への感染が確認された男性(80)が26日、死亡しました。香港で感染者が死亡したのは初です。
同型ウイルスの感染者は3月末に初めて確認されて以降、台湾の1人、香港の2人を含めて計148人。そのうち死者は、中国メディアが今月死亡したと報じた浙江省の女性を含めると、計47人となりました。
男性は香港に隣接する広東省深セン市に長く住んでおり、心臓病や糖尿病の治療のため今月、香港の病院に入院した後、感染が確認されました。

WHOとサウジアラビアがMERSの患者情報を更新(2013年12月26日、CIDRAP)

WHOは先にサウジアラビア当局が発表した中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)患者を認定しました。一方最新のサウジアラビアからの報告によると新たに5人の患者が確認されており、そのうち3人が医療従事者であるとのことです。
12月22日の声明でWHOはUAEの68歳の男性患者を確認しました。この男性は12月14日に人工関節への置換手術を受けるために入院しましたがその際、咳の症状が出ていました。その後急速に症状が悪化したことから12月16日に集中治療室に移されたと述べています。MERS-CoVの感染が確認されたのは12月19日でした。この患者には最近の旅行歴はなかったほか、動物他の接触や他のMERS患者との接触もありませんでした。この患者の家族と接触した医療従事者の調査は継続して行なわれています。このUAEの患者が確認されたことによりWHOのMERS-CoV患者集計数は166人となりました。このうち71人が死亡しています。
一方サウジアラビア保健省(MOH)は英語版の声明で4人のMERS患者を報告しました。このうちの1人は死亡したと伝えており、12月20日に伝えられた機械翻訳版の声明と一致しているようです。AFPの26日の記事はサウジアラビアの5人の患者について報道していますが、このうちの少なくとも3人はMOHの英語版の声明で発表された患者のようです。
20日付の公式声明には
・ 73歳のサウジアラビア人男性。死亡。
・ 慢性疾患を有する53歳のサウジアラビア人男性。ICU(集中治療室)に入院。
・ 医療機関で働いていてMERS患者と接触のあった2人の外国人国籍の女性。(年齢等詳細についての記載なし)
AFPの記事はサウジアラビアMOHのWebサイトに掲載された声明を情報源として5人の患者を報じています。全員がリヤドの住民と伝えています。
・ 73歳のサウジアラビア人男性。死亡。
・ 慢性疾患を有する57歳のサウジアラビア人男性。ICU(集中治療室)で治療中
・ 27歳のサウジアラビア人の医療従事者
・ 2人の外国人医療従事者:43歳の女性と35歳の男性
記事とMOHのホームページはサウジアラビアのMERS-CoV患者が141人に達し、このうち57人が死亡したと伝えています。 一方クラウフォード・キリマン氏の25日のブログに掲載されたサウジアラビアMOHの声明(アラビア語の声明を機械翻訳したもの)はAFPの記事の情報と一致しています。ただし感染した3人の医療従事者の中には症状が出た者は1人もいなかったと伝えています。

南アフリカのダチョウ農場でH7N1とH7N7鳥インフルエンザが発生(2013年12月26日、CIDRAP)

24日のOIE(国際獣疫事務局)の通知によれば、3件のH7N1低病原性鳥インフルエンザのアウトブレイクが南アフリカのダチョウ農場で報告されました。一連のアウトブレイクは10月に始まっています。これらの牧場は東ケープ州にあります。農場の2,906羽のダチョウのうちの64羽に無症候感染が確認されました。罹患率は2.20%になります。病気で死んだトリは1羽もいないほか、殺処分も行なわれていません。農場は消毒が行なわれ隔離されています。
一方南アフリカの西ケープ州の農場で1羽のダチョウにH7N7感染が確認されました。この農場には1,005羽のトリが飼育されており、罹患率は0.10%になります。12月23日のOIEのフォローアップレポートが伝えたものです。この第1報は2月にあったものです。

中国で鳥インフル再び流行か?H5N2型で鶏12万羽を殺処分―河北省(2013年12月25日、新華経済)

中国で鳥インフルエンザが再び流行する兆しが見えています。河北省保定市で21日までに1カ所の養鶏場で鳥インフルエンザH5N2型に感染した鶏4000羽以上が死んだため、現地当局が養鶏場の周辺3キロメートルで飼育されている鶏約12万羽を殺処分しました。新華社の23日付の報道として、韓国・朝鮮日報の中国語電子版が24日伝えました。
また過去に鳥インフルの感染例が多く報告されている広東省では、今冬に入りH7N9型の感染者6人が確認されています。

養鶏場で鳥インフルエンザ 中国河北省(2013年12月22日、産経新聞)

21日の新華社電によると、中国河北省保定市の養鶏場で弱毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N2型)の感染が確認されました。ニワトリ約4千羽が死にました。感染拡大は抑え込んだとしています。17日に発覚し、地元当局が周辺を封鎖。拡大を防ぐため約12万6千羽のニワトリを殺処分し、養鶏場を消毒したといいます。
中国では今年、H7N9型と呼ばれる別のウイルスの感染者が相次ぎ、死者も出ています。

MERS治療には血清療法が有効か(2013年12月20日、CIDRAP)

先週世界の専門家が集まって開かれた会議で、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染症の治療に、回復した患者の豊富に抗体を含んだ血清が有効かもしれないとの結論が出されました。12月10日から12日にかけてジュネーブで行なわれたWHOの専門家会議が報告したものです。また抗体医薬品の可能性についてや抗ウィルス剤の試験も進められていることに言及しています。
一方、UAEのThe National紙によれば、ドバイの68歳の男性の感染が確認された模様です。この男性には糖尿病と慢性腎不全があり、病院の集中治療室に入院していると伝えています。
ミカエル・コストン氏のブログ「Avian Flu Diary 」に掲載されたサウジアラビア保健省の声明は、新たな4人のMERS-CoV患者の発生を伝えています。このうちの2人は医療従事者です。3人目は慢性疾患を持つ53歳の患者ですが集中治療室で治療を受けています。73歳の4人目の患者は死亡したと伝えています。
WHOの公式発表にはまだこれらの新規患者は含まれておらず、患者数165人、死亡者数71人のままになっています。

深セン市の男性がH7N9で重体(2013年12月19日、CIDRAP)

深セン市の38歳の男性がH7N9鳥インフルエンザで入院しています。この数日間に広東省で確認された4人目の患者となります。
香港の保健予防センター(CHP)の19日の声明によると、この男性は12月9日から発熱と咳が出始め、地元のクリニックと病院で診てもらいました。男性から採取した検体を深セン疾病管理センターで検査したところ12月17日にこのウィルスの陽性反応が出ました。翌日広東省の保健当局によって陽性の検査結果が確認されました。
男性は重体となり入院しています。この男性は深セン市で確認された初のH7N9患者となりますが、最近深センに住む2人の患者がH7N9に感染していることが香港滞在中に診断され治療を受けています。生きた家きんの市場から採取した3個の環境サンプルからウィルスが見つかったことから、深セン市の一部の生きた家きんを扱う市場が一時的に閉鎖されました。
先週以降広東省ではこの男性以外に3人のH7N9患者が確認されています。陽江市の63歳の男性と65歳の女性、東莞市の36歳の男性です。
今回の患者により中国のH7N9患者の数は146人になりました。この中には死亡した患者46人が含まれています。
一方、今年春の最初の流行の際に中国で感染した初期の患者に関して精密検査の結果と治療について纏めた2つの医学論文が発表されました。1つの論文は、発熱などの感冒様症状を訴えて病院を受診した患者について、H7N9ウィルスの感染の有無をスクリーニングした検査結果を纏めています。もう1つは妊娠中だった患者の治療経過を報告しています。

WHO 中国の女性のH10N8鳥インフルエンザを確認(2013年12月18日、CIDRAP)

WHOは18日、江西省の女性がH10N8鳥インフルエンザで死亡したことを確認しました。この症例は中国当局から2日前に報告されましたが、間違いなくH10N8ウィルスのヒトへの初めての感染例であると述べました。またいくつかの新たな情報も提供しています。
声明の中でWHOは、73歳のこの女性は発症する4日前に生きた家きんの市場を訪れていたと述べました。既報のとおりこの女性には基礎疾患があったために免疫力が低下しており、11月30日に入院し、12月6日に死亡しました。
「中国保健当局によって行なわれた積極的なサーベイランスによって患者からウィルスが分離され、報告されたという事実は、このサーベイランスシステムが上手く機能しているということを物語っている。」「特定の感染源は見つかっていない。野鳥や家きんがこのウィルスを運ぶことが知られていることから、今後も散発的な患者の発生があるかもしれない。」とWHOは言っています。
また、接触者の追跡調査は継続して行なわれていますが現時点ではヒト−ヒト感染の証拠はないと言っています。声明は警戒と密接なモニタリングの必要性を訴えています。
報道されているようにH10N8は以前中国のトリから見つかっています。しかしWHOは、1965年以降このウィルスは、アメリカ、カナダ、イタリア、スウェーデン、韓国、日本のトリからも見つかっていると付け加えました。WHOは密接に状況をモニタリングしており、加盟国との間で情報の共有を促進していると述べています。さらに感染源の可能性のある動物を特定し、健康リスクを評価するために獣医学の専門家とも協力していると付け加えました。

感染拡大の危険性低い H10N8型で中国専門家(2013年12月18日、産経新聞)

中国江西省の女性(73)が鳥インフルエンザウイルス(H10N8型)に感染、死亡した問題で、18日付の香港各紙は、単発の症例であり、現段階では人への感染が広がる危険性は低いとする中国の専門家の見方を伝えました。
女性は、長く心臓病などを患って免疫力が落ちており、11月30日に入院。重い肺炎と診断され、今月6日に死亡しました。女性と密接に接触した人たちに症状は出ていないといいます。
著名な感染症研究者、香港大の袁国勇(えん・こくゆう)氏は香港各紙に対し、ウイルスの遺伝子を調べて、人への感染リスクが高いかどうかを判断する必要があるとの考えを示しました。
香港各紙は、世界で初めて同ウイルスの人への感染が確認されたケースだと伝えています。

テキサス州で重症のインフルエンザ様疾患が多発(2013年12月18日、CIDRAP)

アメリカテキサス州のモントゴメリー郡の保健当局が、地域で多発しているインフルエンザ様疾患について調査を開始しています。これまでに8人が重症となって入院し、そのうちの4人が死亡しています。また当局は18日の午後になって、生存者の1人が2009H1N1インフルエンザに感染していることが確認されたと発表しました。
テキサス州コンローにあるMontgomery County Hospital District (MCHD)は17日、今季のインフルエンザシーズンがスタートして以来現在までに1,920人のインフルエンザ様疾患の患者が報告されており、地元の機関が8人の重症例を報告していると発表しました。モントゴメリー郡はテキサス州の東部に位置し、ヒューストンの大都市圏の一部となっています。コンローの郡庁所在地はヒューストンの北約40マイル(64Km)にあります。MCHDは自身のフェイスブックで、入院している他の3人の患者のうち2人は全てのタイプのインフルエンザ検査に陰性を示し、4人目の患者の結果は保留となっていると伝えました。MCHDでは、H1N1インフルエンザの患者数が全国的に上昇しており、今後更に多くの患者が出るものと予測されると言っています。
入院した患者は、最初通常のタイプのインフルエンザ検査で陰性を示しました。感染原因を特定するための更なる検査が行われています。
当局は声明の中で「モンゴメリー郡公衆衛生局(Montgomery County Public Health District )は、この病気の普通と異なる性質に気づいて適切な検査を開始したコンロー地域病院の洞察力のある医師たちに感謝します。」と述べています。 これまでの調査では、死亡した患者は誰もインフルエンザワクチンの接種を受けていませんでした。この事実は郡の住民に対してワクチン接種や、そのほかのインフルエンザ対策をとるよう警鐘を鳴らすものとなっています。
テキサス州保健サービス局(TDSHS)は17日声明を発表し、インフルエンザ様疾患の流行は「高レベル」となっており、州内のいくつかの地域では医療機関へ受診者数の増加が見られていると述べました。流行が活発化していることから保健局では、ワクチンの接種をまだ受けていない住民に対して家族も含めて受けるよう呼びかけています。
アメリカCDC(疾病予防管理センター)の最新のサーベイランスレポートによると、テキサス州と南部のいくつかの州は、インフルエンザの全国的なホットスポットになっています。
全国的にみるとインフルエンザの流行状況は少し上昇しています。CDCの最新の報告によれば2009H1N1型が主流となっています。
MCHDのマーク・エスコット博士は「Montgomery County Police Reporter」のウェブサイトに掲載された音声メッセージで、保健当局は普通とは違うパターンの重症疾患を確認しているとして、患者の症状はインフルエンザと類似しており、発熱、咽頭痛、体の痛み、倦怠感などであると述べています。8人の患者は肺炎などの合併症を発症しているが、これは重症のインフルエンザに見られる傾向だと言いました。
重症患者の年齢層は41歳から65歳であり、エスコット博士に言わせると少し普通とは異なると言います。というのもインフルエンザで合併症を起こすのは通常乳幼児のような非常に若い年齢層と65歳以上の高齢者だからです。「かなりの数の患者が出ておりしかもその半数が死亡していることから、我々は心配しており、症例の調査を実施している。」と言っています。さらにこの数ヶ月で相当数のインフルエンザ様疾患の患者の増加が見られたとして、およそ1900人の患者のうち約250人がA型もしくはB型のインフルエンザだったと言いました。
この病気の原因を特定するためにMCHDは、TDSHSとヒューストン市の保健担当官とコンタクトを取ったと述べています。また、MCHDは自身のフェイスブック上で、CDCはこの調査には参加していないと述べました。現在の状況はCDCの参加を促すだけの基準に達していないと言っていました。しかしMCHDは18日更新された最新版で、CDCが意見交換に参加していると伝えました。
エスコット博士は地域住民に対して、手指消毒薬を使うこと、咳やくしゃみの際には覆うこと、病気に罹ったときには家に留まることなど、普通の感染予防措置をとるよう注意をしました。
MCHDは18日、インフルエンザ様疾患についてやフェイスブックページについての市民からの質問に答えるために電話相談室を開設しました。
テキサス州での集団感染は5月にアラバマ州ドーサンで集団発生した重症呼吸器感染症に似ています。その時も最初は社会的な心配を引き起こしました。しかし検査の結果、入院した患者はそれぞれ別の一般的な呼吸器ウィルスや細菌による感染であることが判明し、変わった病原体は見つかりませんでした。州南部の同一の地域で発生した患者10人が同じ症状で入院し、少なくとも2人が死亡したと報告されています。

中国 新たなH7N9患者を確認(2013年12月18日、新華社)

中国南部の広東省は18日、過去4日間で3人目となるH7N9患者を報告しました。これにより8月以降同省でのH7N9患者は5人となりました。 同省の保健担当者は、新たな患者は陽江市に住む62歳の男性で、現在重体となっていると伝えています。東莞市の39歳の男性と陽江市の65歳の女性はそれぞれ15日と16日にH7N9ウィルスへの感染が確認されました。
8月10日以降現在までに広東省では5人のH7N9患者が確認されています。東莞市で2人、陽江市で2人、そして恵州市で1人です。最初の患者は51歳の恵州市の女性でした。1ヶ月以上に亘る入院治療の後、9月に回復しています。
広東省では18日、H7N9インフルエンザの発生を防ぐために21の都市と地域に対して5つの調査チームを派遣しました。
中国本土ではこの致死的なインフルエンザが3月に発生して以来143人の患者を報告しています。今月初めには香港でも初となる2人のH7N9患者の発生が確認されました。1人はインドネシア国籍、もう1人は中国本土の住民です。また18日には東部の江西省の保健当局が、H10N8鳥インフルエンザウィルスのヒトへの初めての感染例を確認しました。12月6日に呼吸不全で死亡した73歳のこの女性がH10N8ウィルスを保持していたことは、後になって中国CDC(疾病予防管理センター)により確認されたと江西省の保健局が伝えています。声明は女性の死因が鳥インフルエンザウィルスに関係したものかどうかについては明言しませんでした。

中国 初めてとなるH10N8鳥インフルエンザ患者の発生を報告(2013年12月17日、CIDRAP)

香港の保健予防センター(CHP)は17日、中国江西省の73歳の女性がH10N8鳥インフルエンザで死亡したと発表しました。H10N8型ウィルスのヒトへの感染は初めての報告です。
この女性は免疫機能が低下しており、基礎疾患を持っていました。また生きた家きんの市場を訪れていました。女性は11月30日に地元の病院に入院し、重症の肺炎と診断されましたが12月6日に死亡しました。
中国国家衛生・計画育成委員会が患者を確認し、診断を確定しました。この女性と接触のあった人々はサーベイランスの対象となっていますが、これまでのところ症状の出ている人はいません。
「A(H10)型インフルエンザは現在法定届出伝染病には指定されていませんが、CHPの公衆衛生検査センター(Public Health Laboratory Services Branch)はこのウィルスを培養や遺伝子検査によって見つけることのできる能力を持っています。これまで香港ではヒトに感染した事例は見つかっていません。」とCHPのスポークスマンは話しています。 鳥類の病気の専門家であるミネソタ大学のデビッド・ハーバーソン獣医学博士はCIDRAPニュースに対して「これまでH10N8型ウィルスがヒトに感染したという話は聴いたことがない。」と話しました。
CHPは、より多くの情報を得るためにWHOと中国保健当局が引き続き調査を続ける予定であると伝えています。一方香港当局はサーベイランスの強化措置を行ないました。
CHPのスポークスマンは旅行者に対し、生きた家きんの市場には行ったり、家きんや小鳥、鳥の糞などに触れたりしないよう警告しました。江西省は中国南部に位置し、香港との間には広東省だけを挟む位置関係にあります。

◆鳥のH10N8感染例と、ヒトのH10感染例
中国では鳥の間ではH10N8ウィルスが確認されたことがあります。2012年6月のJournal of Virology誌には、中国の研究グループが広東省の家きん市場で初めて確認したことが報告されています。2011年の1月のVirology Journal誌には、別の調査グループが2007年に洞庭湖から採取した水からH10N8ウィルスが分離されたと報告しています。この湖は湖南省にあり江西省と広東省に境を接しています。彼らは分離したウィルスは鶏には低病原性だったが、マウスの肺には効率よく感染したと報告しています。また、ウィルスがいち早くマウスへの病原性を増してマウスの肺に適合したことを注視しています。 ヒトへのH10N8感染が確認されたのは今回が初めてですが、2012年5月のEmerging Infectious Diseases誌は、2人のオーストラリアの屠殺場の従業員がH10型ウィルスの検査で陽性を示したと報告しています。2人は2010年にH10N7の集団発生があった養鶏場で鶏を捌いていました。彼らの症状はほんの軽いものでした。H10N7は2004年にも、2人のエジプト人幼児で見つかっています。

◆H5N1の患者数は648人に
一方WHOは16日、7人のH5N1鳥インフルエンザ患者を確認しました。これらの患者は過去2ヶ月間にそれぞれの国の保健当局が報告していたもので、6人がカンボジア、1人がインドネシアからの報告です。これによりH5N1鳥インフルエンザの合計患者数は648人となり、このうち384人が死亡したことになります。致死率(CFR)は59%です。 インドネシア人の患者とカンボジア人患者のうちの3人は死亡しました。インドネシアの患者が11月18日に報告された最も新しい患者です。WHOが前回H5N1鳥インフルエンザの患者発生を報告したのは10月7日のことでした。最新の更新は16日に発表されましたが、12月10日の日付になっています。
WHOではカンボジアで今年劇的なH5N1患者の増加があったことに注目しています。2005年から2012年までの間に21人の患者が確認されていましたが、2013年にはカンボジアでは26人の患者の発生がありました。「これはサーベイランスが強化されたことと医師の診断能力が向上したためか、あるいは家きんの間でウィルスの循環が増加している可能性も考えられる。」と言っています。WHOはカンボジアでのH5N1による致死率(CFR)がこれまでの90%から2013年には54%に低下したことも指摘しています。
また、カンボジアでは今年H5N1のクレードにシフトがあったことにWHOは注目しています。2013年以前はクレード1.1が主流でした。しかし2013年の前半以降新しいクレードが出始め、クレード1.1とクレード2.3.2.1が再集合したタイプがトリとヒトの両方に現れました。「再集合したウィルスが出現したことと、2013年に感染者が増加こととの間に関係があるかどうかはまだわからない。」と言っています。

◆中国でのサーベイランスの強化
WHOはまた中国での鳥インフルエンザの増加にも注目しており、より多くのH7N9鳥インフルエンザの患者が発生すると予想すると共に、H5N1の発生もあるかもしれないと指摘しています。「中国で トリとヒトの間でA(H7N9)型鳥インフルエンザの感染が起きたことから、中国国内及び近隣の国々では、ヒトと動物のどちらも対象として、さまざまなサブタイプ(亜型)の鳥インフルエンザのサーベイランスの強化が行なわれた。そのためにより多くのヒトや動物でのA(H5N1)やA(H7N9)感染が見つけられ報告されることが予測される。同様にさまざまな他のサブタイプのウィルスや再集合ウィルスによるインフルエンザも確認され、報告されるだろう。」と述べています。

WHO 2人のMERS患者を確認、合計165人に(2013年12月17日、CIDRAP)

WHOは最近サウジアラビアから報告のあった51歳と26歳の女性の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)患者を確認しました。
2人の患者の報告は最初サウジアラビア当局から12月5日に行なわれましたが、今回は若干の新たな情報が付け加えられています。
ジャウフ州の51歳の女性は11月20日に発病しました。動物との接触歴はなかったとのことです。この女性には、病名は分かっていませんが慢性疾患があり、集中治療のためにリヤドに移されました。
26歳の女性はサウジアラビア人ではありませんがリヤドの病院で医療従事者として働いていました。症状は出ていません。彼女はMERSで亡くなった37歳の患者との接触歴がありました。WHOはこの男性患者を11月26日に発表しています。新たに2人の患者を確認したことによりWHOのMERS-CoV合計患者数は165人となり、71人が死亡しています。このうち132人がサウジアラビアの患者で、その死亡者数は55人となっています。

中国・広東省でH7N9患者の発生が続く(2013年12月16日、香港保健予防センター)

広東省の衛生・計画育成委員会は16日、同省陽江市の65歳の女性が、A(H7N9)鳥インフルエンザに感染していることが確認されたと発表しました。現在患者は重体となっています。
この女性から採取された検体を広東省の保健当局が検査したところH7N9鳥インフルエンザウィルスの陽性反応が検出され、16日になって診断が確定したものです。
中国本土では16日までにH7N9鳥インフルエンザの患者は142人確認されています。内訳は浙江省51人、上海市33人、江蘇省28人、江西省6人、福建省5人、安徽省4人、河南省4人、広東省4人、山東省2人、湖南省2人、北京市2人、河北省1人となっています。
香港衛生局のスポークスマンは、香港保健予防センターが状況を密接にモニタリングしており、患者の詳細な情報を得るために本土の保健当局と密接な連携をとっているほか、WHOの最新のアドバイスも注視していると述べています。

滋賀でインフルエンザ流行 例年より早く(2013年12月16日、京都新聞 )

滋賀県は12日、県内がインフルエンザの流行期に入ったと発表しました。今月2〜8日までの1週間に、1医療機関当たりの患者数が県内平均1.13人に達し、流行の基準としている1人を越えたためです。例年より早い流行で、うがいなどの予防や重症化を防ぐワクチン接種を呼びかけています。
地域別の1医療機関当たり患者数が特に多いのは、大津市の2.64人、東近江保健所管内(東近江市、近江八幡市、日野町、竜王町)の2.63人。大津市では4年前にも流行したAH1型のウイルスが検出されています。
県内では平年、12月下旬から流行が始まります。昨シーズンは昨年12月24〜30日の週で1医療機関当たりの患者数が1人を越え、今年2月4〜10日の週で28.77人とピークに達しました。

H7N9型、新たに感染確認 中国・広東省(2013年12月15日、産経新聞)

中国広東省の衛生当局は15日、同省東莞市に住む男性(39)について鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)への感染が確認されたと明らかにしました。男性は重体と伝えています。
同ウイルスの感染者は、台湾の1人と香港の2人を含めて計145人となりました。

インフルエンザ流行期、注意を呼びかけ 熊本市(2013年12月13日、毎日新聞)

熊本市は12日、インフルエンザの流行期に入ったと発表しました。流行期入りは大流行した2011〜12年シーズンより1カ月早く、市は例年以上の注意が必要と呼びかけています。
市によると、市内に25ある定点医療機関から報告されるインフルエンザ患者数が今月2〜8日に計28人となりました。1機関当たりの報告数は1.21で国が流行開始の目安とする1.0を超えました。報告された患者には5〜7歳、10〜14歳の子供が多くなっています。市内では10日までに白川小の2年生1クラスと出水南小の5年生1クラスで学級閉鎖、松尾北小で休校の措置が取られています。
市は、感染予防のため、流水とせっけんによる手洗いの励行や、症状が出てから48時間以内の受診や早めの予防接種を呼びかけています。

深センの家きん市場を閉鎖(2013年12月13日、CIDRAP)

深セン市当局は香港で2人のH7N9インフルエンザ患者が確認されたことに関連して、ウィルスの広がりを防止するために、一時的に市内の1地区の家きん市場を閉鎖しました。13日のSouth China Morning Post紙が伝えたものです。
深セン市では、同市から香港を訪れた36歳の女性と80歳の男性が相次いでH7N9インフルエンザで入院したことから家きん市場の調査が行なわれていました。今回の決定はこの調査で、市場の環境から採取した50個の検体のうちの3個からウィルスが確認されたために実施されました。
閉鎖が決定した2つの市場は陽性反応を示した検体が見つかった竜崗地区にあります。
以前の報道によると感染した女性は竜崗地区に住んでおり、生きた家きんを扱っていたと伝えていました。男性の方は家族と一緒に深セン市に住んでいましたが、生きた家きんの市場は訪れておらず、家きんとの接触もなかったものの、家族が深センの市場から買った鶏を調理していたと伝えられています。

【栃木】インフルエンザ、県内流行期入り 昨冬より1週早く(2013年12月13日、毎日新聞)

栃木県は12日、先週(2〜8日)の1医療機関当たりのインフルエンザ患者数が1.20人になり、流行開始の目安である「1人」を今冬初めて超えたと発表しました。昨冬より1週早い流行期入りになります。
インフルエンザの発生動向調査は県内76の医療機関を定点にして行っています。保健所の管内別では、県北健康福祉センター(1医療機関当たり2.36人)が最も多く、県南健康福祉センター(同1.47人)▽宇都宮市保健所(同1.22人)▽県東健康福祉センター(同1.13人)――で流行の目安を超えました。
インフルエンザは1医療機関当たりの患者数が10人を超えると「注意報レベル」、30人を超えると、大流行を示す「警報レベル」になる。例年ピークは2月初旬に迎えますが、県は「今の時期から、うがいや手洗いを徹底してほしい」と呼びかけています。

鳥インフルエンザ、3カ月ぶりに死者=中国(2013年12月12日、時事通信)

中国浙江省は12日、H7N9型鳥インフルエンザの感染者が11月に死亡したことを明らかにしました。これで中国本土での死者は46人(死者を含む感染者は141人)となりました。中国で鳥インフルで死者が出たのは、8月11日に河北省の女性が亡くなって以来3カ月ぶりです。

【山口】インフルエンザ、流行期入り(2013年12月12日、読売新聞 )

山口県は11日、県内68医療機関で行っているインフルエンザ患者の定点調査で、2-8日の報告数が1医療機関当たり2.01人となり、流行開始の目安となる1人を今季初めて上回ったと発表しました。流行期入りは、昨シーズンと比べて3週間早くなっています。周南地区の7.18人、防府地区の6.00人が特に多く、県健康増進課は手洗いの励行などを呼びかけています。

【高知県】インフルエンザ流行期に(2013年12月11日、高知県健康対策課 )

高知県は11日、県内48医療機関で調べているインフルエンザの患者数が先週(2〜8日)、1医療機関当たり2.00人となり、流行開始の指標とされている定点当たり1.00人を超えたことから流行時期に入ったと発表しました。
県健康対策課は、うがい、手洗いなどの予防を徹底してほしいと呼び掛けています。

深センの市場でウイルス検出=鳥インフル拡散の恐れ−中国(2013年12月11日、時事通信)

中国広東省衛生計画出産委員会は11日、同省深セン市竜崗区の家禽(かきん)市場で採取した三つのサンプルからH7N9型鳥インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。同委員会は同時に、省内でH7N9型の感染が広がるリスクが極めて高く、いつでも新たな症例が出る可能性があると警告しました。
深センと隣接する恵州、東莞の両市では8月以降、H7N9型の感染者をそれぞれ1人確認。深センと接する香港でも今月に入って、2人の感染が判明しました。香港メディアによると、うち1人は竜崗区の隣の宝安区在住。もう1人は竜崗区に行った際、生きた鶏を調理して食べていました。

【岐阜】インフルエンザで休園 中津川の幼稚園、今季県内初(2013年12月10日、47NEWS )

岐阜県は9日、インフルエンザの集団発生で、中津川市山口の市立山口幼稚園が10日、11日に休園すると発表しました。県内でインフルエンザによる休園・休校は今シーズン初となります。
県によると、山口幼稚園全園児16人のうち、9人が発熱やのどの痛みなどインフルエンザの症状を訴えて欠席しました。重症者はいません。
県保健医療課は「手洗いや、せきが出る場合はハンカチで口や鼻を押さえるなど予防対策を徹底してほしい」と呼び掛けています。

インフルエンザ 流行期に入る 佐賀県内、A型多く(2013年12月10日、西日本新聞)

佐賀県は4日、インフルエンザの流行期に入ったと発表しました。定点調査をしている県内39医療機関で1機関当たりの患者数が、11月25日からの1週間で2.08人となり、流行開始の目安となる1.0人を超えました。手洗いの徹底や早めの予防接種を呼び掛けています。
県によると、特に唐津保健福祉事務所管内で患者数が増え、インフルエンザウイルスA型の検出が多いといいます。流行期入りは昨季より約1カ月遅く平年並みです。11月25日から12月3日までに県内の10小中学校・幼稚園が学級・学年閉鎖や全園閉鎖を決めました。

中国当局が患者の詳細を説明(2013年12月10日、新華社)

先週、3人の患者(杭州1人、香港2人)からH7N9ウィルスの陽性反応が確認されたことで、この致死的な鳥インフルエンザが冬に向けて更に広がることへの懸念が強まっています。
杭州では30歳の男性が鳥インフルエンザと診断されました。この男性は1週間前にH7N9鳥インフルエンザと診断された別の男性患者の義理の息子です。しかし彼がヒトからヒトへの伝染によってウィルスに感染したかどうかは分かっていません。
浙江省の感染症研究所の責任者の李ラン娟(Li Lanjuan)博士は「証拠は明白ではない。父親が義理の息子に感染させた可能性は排除できない。父親が感染する前、彼らは一緒に暮らしていなかったが、父親の発病後には息子が彼を看病していた。」と言いました。
冬の訪れと共にインフルエンザは強まりました。新たな鳥インフルエンザの患者が発生したことは、この致死的な感染症が増加するのではないかとの懸念を引き起こしました。
リポーター「先週香港の2人の住民がH7N9に感染していることが確認されました。2人とも深センを訪れていました。現在当局では深センの家きん市場から採取した検体を検査していますが、まだウィルスは見つかっていません。しかしこのように患者が確認されたということは、鳥インフルエンザが今も社会の脅威になっているということを物語っています。」
中国ではH7N9用のワクチンは10月に発表されました。臨床試験が終了した後に大量生産が開始される予定です。ワクチン生産のスケジュールは発表されていませんが、将来このウィルスが広がるのを防ぐ効果的な対策として期待されています。

乳幼児に重い肺炎「RSウイルス」が流行(2013年12月9日、読売新聞 )

乳幼児に重い肺炎などを引き起こす「RSウイルス」の患者数がこの時期としては集計データのある2003年以降、最多となっていることが、国立感染症研究所のまとめで分かりました。
同研究所が全国約3000か所の小児科からの報告を集計したところ、先月20日前後の1週間あたりの患者数は4092人。11月としては03年以降で最多で、03-12年の同期平均の2.6倍となりました。地域別では大阪府、北海道、愛知県、東京都で患者が多くなっています。
RSウイルスは、大人が感染すると軽い風邪で済むことが多いですが、1歳未満で感染すると肺炎や気管支炎を起こしやすい特徴があります。流行のピークは例年、12月から翌年1月まで続き、今後さらに感染者が増える可能性もあります。

サウジアラビア 最新の2人のMERS患者は女性と発表(2013年12月9日、CIDRAP)

サウジアラビアの英語版の声明は、先週発表された2人の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)患者はどちらも女性であると伝えています。
1人はリヤドに住む22歳の医療従事者で、別の患者と接触をしていました。この女性には症状は出ていないとのことです。 もう1人はジャウフに住む51歳の女性で、慢性の持病がありました。サウジアラビア保健省(MOH)は、この女性はリヤド地区の病院の集中治療室で治療していると述べています。この女性がどのようにしてウィルスに曝露したのかについては伝えていません。
MOHは最初12月5日にこの2人のケースをアラビア語の声明で発表しましたが、患者の性別については記載がありませんでした。
今回の2人を含めMOHによるMERS患者の集計数は132人となり、このうち55人が死亡しています。

インフル流行の兆し 定点報告、6週連続で増(2013年12月6日、産経新聞)

インフルエンザが流行の兆しを見せています。国立感染症研究所は6日、全国約5千の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1日までの1週間で1医療機関当たり0.44人になり、6週連続で増加したと発表しました。
全国的な流行開始の指標は1.00人。流行シーズンを目前に控え、厚生労働省結核感染症課は「かからない、うつさないために、まめに手洗いやうがいをし、マスクをしてほしい」と注意を呼び掛けています。
感染研によると、11月25日〜12月1日に報告のあった患者数は2153人。都道府県別で1医療機関当たりの患者数が多かったのは佐賀(2.08人)、鹿児島(1.42人)、岩手(1.36人)、沖縄(1.12人)、北海道(1.05人)の順でした。入院した患者は41人で、10歳未満と70代以上で3分の1を占めました。検出されたウイルスは、A香港型が最も多くなっています。
インフルエンザは例年12月から3月ごろまで流行。感染すると38度以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛などの症状が現れます。子どもはまれに急性脳症、高齢者は肺炎などの重症になることがあります。

香港と中国で相次いでH7N9患者が発生(2013年12月6日、CIDRAP)

香港の保健当局は6日、2人目となるH7N9患者を確認したと発表しました。患者は中国本土から来た80歳の男性です。一方中国本土もこれとは別の新たな感染者を報告しました。浙江省の30歳の男性です。
2人とも香港の北部に隣接する広東省の大都市である深セン市への旅行をしていたという共通点がありました。浙江省(広東省の北東約130Km)のH7N9患者数は国内最多となっており、新たな患者の発生によって同省の状況を一層深刻なものとしています。
一方、このウィルスはまだパンデミックを引き起こすほどにはヒトの細胞への結合力を強めてはいないとの新たな科学的な見解が発表されました。しかし更に変異が進む可能性があることからしっかりとモニタリングをしていくことが必要だと述べています。

◆香港に流入した2人目の患者
香港の保健予防センター(CHP)は今日の声明で、80歳の男性には慢性の持病があり、治療のために3人の家族と共に12月3日に香港を訪れ、屯門病院に入院していたと述べています。男性は持病のため11月に数日間深センの病院に入院していました。最初に入院したときには熱はありませんでした。しかし6日になって発熱したため、隔離処置がとられ、鼻咽頭から検体が採取されました。検査の結果H7N9ウィルスに陽性反応が検出されました。CHPの発表によると患者の容態は安定しており、マーガレット王女病院に移され隔離される予定であるとのことです。
男性の家族には症状はでていません。また、同じ病室に入院していた患者と医療従事者、面会者については追跡調査が行なわれているとCHPは述べています。保健当局ではこの男性と家族を入国管理事務所から病院まで乗せたタクシードライバーの所在を突き止めようとしています。
CHPは、地域の病院でのサーベーランスが強化されるとともに、国境での防疫管理措置が開始されており、旅行者が入国する際の体温をチェックするためにサーマルイメージングシステム(体表温度を画面上に色で表示するシステム)も使われていると述べました。さらに携帯型の体温計でランダムに体温を計測するために入国管理事務所にスタッフを増員していると付け加えています。
国営の新華社通信は、この男性は長期間中国国内に在住しており、家きんとの接触をしていたと伝えています。

◆中国で今秋6人目の患者
一方CHPは、中国当局の発表として浙江省で新たなH7N9患者が確認されたと伝えました。前日感染が確認されたこの男性は杭州市で入院しています。
この男性はこの秋中国で確認された6人目の患者であると共に、先週浙江省で発見された2人目の患者です。
中国はこれまでに140人のH7N9患者の確認を報告しており、このうちの45人が死亡したと伝えています。大部分の患者は今年の初めに報告されました。夏に一旦収まりましたが、8月末以降6人の患者が報告されています。本土以外では3人の患者が報告されました。1人は仕事のために集団発生が起きていた地域を訪れていた台湾の男性で、残りの2人は香港の住民ですが、いずれも中国本土を訪れていました。

◆H7N9によるパンデミックの可能性は低いとの研究報告
H7N9に関する研究分野では「スクリプス・リサーチ・インスティテュート」が今日、H7N9のヘマグルチニンのヒト型レセプターへの結合力は弱く、まだパンデミックを引き起こすようにはなっていないようだとの分析結果を発表しました。この研究は「サイエンス」誌に発表されています。
ある研究室では上海で分離されたH7N9株を使って、ヒトとトリのそれぞれの細胞のシアル酸レセプターとの結合力をテストしました。また別の研究室ではX線結晶解析法を用いてトリ型とヒト型のそれぞれのレセプターとウィルスが結合する構造を解明しました。
結果は、トリ型レセプターとの結合には適しているのに対して、ヒト型レセプターへの結合力は弱いことを示していました。この結果研究チームは、H7N9ウィルスはヒトへの適応を開始している徴候はあるもののパンデミックへの差し迫った脅威とは見えないように思われると結論付けています。
研究室の責任者でX線結晶解析法による研究を行なったイアン・ウィルソン博士は、昨日の「スクリプス」の報道発表で「この結果は、我々はH7N9の観察を続け、ヒトへの感染拡大を引き起こすような何らかの変化が起きないかどうかを見守り続ける必要があるということを示唆するものだ。」と述べています。

【岩手】県内、インフル流行期入り 過去10年で2番目の早さ(2013年12月5日、岩手日報)

岩手県は4日、本県がインフルエンザの流行シーズン入りしたと発表しました。県内64医療機関(定点)のインフルエンザとみられる患者数(11月25日〜12月1日)の平均値が、流行入り目安の1.0を上回る1.36となりました。流行入りは過去10年間で2番目に早く、人混みに出掛ける機会が増える年末年始を前に、特別の注意が必要です。
県内の保健所管内別では、患者数(同)は釜石(釜石市、大槌町)が5.33、中部(花巻市、北上市、遠野市、西和賀町)が5.08。他8管内はいずれも1.0を下回っており、釜石、中部管内の流行が顕著です。県医療政策室によると、A香港型のウイルスが検出されているということです。北上市の県立中部病院(北村道彦院長)は同日、インフルエンザ予防のため病棟への立ち入り制限を始めました。

愛媛 インフルエンザ、県内今季初の学年閉鎖(2013年12月5日、読売新聞)

愛媛県は4日、大洲市立菅田小学校の5年生(1学級)でインフルエンザの集団感染が発生し、5、6両日を学年閉鎖すると発表しました。県内でインフルエンザによる学校での閉鎖は今季初めてです。
県健康増進課によると、同学級では36人中22人が発熱などの症状を訴え、うち11人からインフルエンザB型ウイルスが検出されました。インフルエンザは今後、本格的な流行期となり、同課は「手洗いやうがい、部屋の乾燥を防ぐなど予防に努めてほしい」としています。

【香川】インフルエンザで学級閉鎖/県内今シーズン初(2013年12月5日、四国新聞)

香川県教委は3日、インフルエンザの集団発生に伴い、城北小(香川県丸亀市)が4年生1クラスを4日から3日間、学級閉鎖すると発表しました。県内でのインフルエンザによる学年・学級閉鎖は今シーズン初めてです。
県教委によると、3日は対象児童25人のうち、9人が発熱やせきなどの症状を訴えて欠席。そのうち4人がインフルエンザと診断されました。入院、重症の患者はいません。
県薬務感染症対策課によると、11月18〜24日の1週間に県内の49定点医療機関でインフルエンザと診断された患者は確認されていません。同課は「まだ流行シーズンには入っていないが、うがいや手洗いの徹底とともに、早めのワクチン接種を」と呼び掛けています。

香港の「H7N9」型鳥インフル、単独事例とみられる=当局(2013年12月5日、ウォールストリートジャーナル)

香港の保健当局は4日、「H7N9」型鳥インフルエンザウイルスの初めてのヒトへの感染が確認されたインドネシア人の女性(36)と接触のあった17人について、予備検査の結果は陰性だったと発表しました。
ただ当局の高官によると、予防措置としてこの女性を家政婦として雇っている家庭の10人を含む17人は隔離され、抗インフルエンザ薬の投与を受けています。
名前が公表されていないこの家政婦は重体で依然入院中です。この女性は先月、中国広東省深センを訪問し、滞在中にそこで購入した家禽(かきん)の食肉処理を行いました。11月21日に容体が悪化し、その6日後に入院しました。
深セン市の保健省のコー・ウィンマン長官は4日、議会議員に対して「現時点で、H7N9型ウイルスがヒトからヒトへ感染したことを示す証拠はなく、集団感染リスクは低い」と述べました。
コー長官は、これ以外に女性と接触のあった個人200人以上も、医学的監視下に置かれ、抗インフルエンザ薬「タミフル」の投与を受けていると述べました。当局は感染した女性と接触した可能性のある別の人物についても引き続き探しています。
世界保健機関(WHO)によると、今回の女性の感染により、中国、香港、台湾の当局が4月以降報告したヒト感染が確認されたのは合計141人(45人の死亡例含む)となります。
香港の当局は国境ですべての旅行者の体温チェックや衛生監視対策を強化しています。香港政府によると、発熱の症状がありH7N9型の感染が疑われる旅行者はただちに追加検査のため公立病院に照会されます。
政府は旅行者に対して、鳥インフルエンザの感染例が確認された地域で生きた家禽のいるウェットマーケット(床を何度も水で洗う東南アジアの生鮮市場)を訪問しないよう呼びかけています。 また家禽類、鳥、その排泄物と直接接触することを避けるよう勧告しています。

サウジアラビア 新たに2人のMERS患者を報告(2013年12月5日、CIDRAP)

サウジアラビア保健省は5日、新たに2人の中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染者を確認したことを発表しました。保健省のWebサイトによると1人は患者と接触のあった医療従事者で無症候感染をしている模様です。
この医療従事者は26歳でリヤドで働いています。また2人目の患者は51歳のジャウフの住民で、基礎疾患を持っており、現在リヤドの病院の集中治療室に入院しています。確定患者との接触歴があったかどうかや2人の性別などは不明です。
新たに2人の感染者が確認されたことにより、サウジアラビアでのMERS-CoV患者の数は132人となり、このうち55人が死亡したことになります。

【栃木】インフルエンザで1校が学級閉鎖(2013年12月4日、毎日新聞)

栃木県教育委員会は3日、インフルエンザで小山市立大谷東小4年(4学級)の1学級が4日から5日間休業すると発表しました。在籍者37人中6人が発熱などの症状を訴え欠席したということです。

香港 境界線でのモニタリングとH7N9患者との接触者の隔離を開始(2013年12月4日、CIDRAP)

香港の保健予防センター(CHP)は4日声明で、入国者のモニタリングを開始していることと併せて香港で確認された初のH7N9患者と濃厚接触のあった17人の人々を隔離したと発表しました。
CHPの広報官は「全ての入国管理所では防護対策を強化している。入国者の体温をチェックするために入国管理所にはサーマルイメージシステム(体表温度を画面上に色で表示するシステム)が配備されている。」と述べました。
CHPの声明のよると当局では17人の濃厚接触者と、220人以上のそれ以外の接触者を特定したと伝えています。濃厚接触者の中には10人の家族接触者と、非特異的な症状(この病気に特有ではない症状)のある4人と、患者と一緒に深センに旅行した友人、屯門病院で36歳の女性のH7N9患者と病室が一緒だった6人の患者が含まれています。
濃厚接触者には予防措置として抗ウイルス剤のオセルタミビル(タミフル)が処方されました。事前検査では全員とも陰性でした。症状のない濃厚接触者は最後に患者と接触した日から数えて10日間、指定された村に隔離されて生活することになります。
他の接触者はモニタリングが行われ、オセルタミビルが投与されるとのことです。
CHPでは、香港に旅行から戻ってくる際に発熱していたり、呼吸器症状がある場合には医療機関を受診するよう呼びかけています。特にH7N9患者が発生している地域から戻ってきた場合には殊更気をつけて欲しいと言っています。
一方、別の声明で食品衛生局の高永文局長は、H7N9が香港で感染を爆発的に広げる危険性は低いと述べました。

台湾、ドイツ、ポルトガルで低病原性鳥インフルエンザが発生(2013年12月4日、CIDRAP)

OIE(国際獣疫事務局)に寄せられた報告によると台湾とドイツ、ポルトガルでそれぞれ低病原性鳥インフルエンザの集団発生がありました。
台湾では「3度目の巡回サーベイランス」によって花蓮県でH5N3低病原性鳥インフルエンザの発生が確認されました。集団感染があったのは玉里鎮の食肉用の家きん1,000羽を飼育している農場で、20羽のカモからウイルスが確認されました。8月に付近でH5N3の集団感染が起きていたためにサーベイランスが行なわれていました。カモには病気の症状が見られておらず、感染拡大防止のための殺処分も行なわれていません。
ドイツではバーデン・ビュルテンベルグ州の130羽の鶏を飼育する養鶏場で、採卵用の20羽の雌鶏がH5N3検査に陽性反応を示しました。雌鶏は前日殺処分されました。またこの農場で飼育していたダチョウも殺処分されたとのことです。
ポルトガルではバイショ・アレンテージョ州でH7型の低病原性鳥インフルエンザが確認されました。ルーチンのサーベイランスで見つかったもので裏庭で飼育していた63羽の鳥(ブロイラー36羽、鶏18羽、ホロホロ鳥6羽、カモ3羽)は全て殺処分されました。1Km以内の地域を規制区域に設定したと報告しています。

WHO 「MERSはまだ非常事態宣言を出す段階には至っていない」(2013年12月4日、CIDRAP)

WHOの中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に関する緊急委員会は4日、最新の知見を踏まえた上で、MERSの状況はまだ緊急事態を宣言する段階には至っていないとの判断を下しました。
今年作られたこの委員会は今日のテレビ会議が4回目の開催となります。会議は中東地域でMERS-CoV患者の散発的な発生が続き、ラクダが感染源ではないかとの説を裏付ける証拠が増している中で開催されました。
WHOは声明で「現時点での情報に基づいてリスクアセスメントを行った結果『国際的な懸念となる公衆衛生上の緊急事態』(PHEIC)にはまだ至っていないというのが委員会の満場一致の結論である。」と発表しました。しかし委員会は、患者の発生が続いていること、ラクダからウイルスが確認されたとの新たな情報があることなどから懸念される状況が続いていると感じたと述べています。ウイルスは最近サウジアラビアとカタールでラクダから見つかっています。
委員会はWHOと加盟国に対しておこなった以前の助言に若干の補強を行ないました。その中には以下の内容も含まれています。
・ サーベイランスの強化(巡礼の行なわれる国々を含む)
・ MERS-CoVに対する認知度の増加と効果的なリスクコミュニケーション
・ 脆弱な国々、特にサハラ以南のアフリカ地域へのサポート
・ 関連する診断検査能力の増強
・ ウイルス源の特定や、ケースコントロールスタディ(症例対照研究)などの研究を通じた曝露物の特定を含む継続的な調査活動
・ 国際保健規則に従い、WHOと協力して迅速に情報の共有を図ること
委員会は研究の必要性を強調しました。特に危険因子の把握、ケースコントロールスタディを含む血清学的研究、環境に関する研究、動物とヒトの間の媒介に関する研究などです。
WHOは、委員会がサウジアラビアのハッジ(大巡礼)の管理を賞賛したと述べました。10月のハッジ(大巡礼)の期間にサウジアラビアを訪れる外国人は100万人を超えます。
WHOは、委員会が再度招集されるのは北半球の冬が終わる2014年の3月になるだろうとしつつ、何か重大な出来事が起きた場合にはすぐに召集されることもありうると述べています。

◆生まれた赤ちゃんは陰性
一方、アラブ首長国連邦(UAE)の新聞「The National」紙は3日、MERS-CoVに感染したUAEの女性から生まれた女の赤ちゃんは、検査の結果MERS-CoVは陰性だったと伝えました。32歳の母親は以前の記事で12月2日に死亡したと伝えられています。
アブダビ保健局の広報責任者のジャーマル・アル・カアビ氏が新生児への感染はなかったと述べたと伝えています。 38歳の夫と8歳の息子もMERSに感染していました。記事は2人の容態は安定していると伝えています。以前の報道では夫の容態は重体であり、息子だけが軽い症状となっていると伝えられていました。3人はヨルダン出身ですがアブダビの病院に入院しました。
女性はMERSに重体となって入院している中、帝王切開で出産しました。WHOは12月2日に、3人の患者には最近旅行した経歴もなければ、MERS患者との接触や動物との接触もなかったと発表しています。

UAEがMERS-CoV患者の発生を報告、カタールでは感染したラクダが見つかる(2013年12月2日、CIDRAP)

アラブ首長国連邦(UAE)は1日、妊婦を含む若い3人の家族が中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)に感染していたことを報告しました。一方カタール当局は2人の患者に関連して3頭のラクダからウイルスが見つかったことを発表しました。
WHOは2日、UAEのケースは38歳の男性と32歳の女性、8歳になる息子の3人であると発表しました。報道ではこの3人はヨルダンから来ていたと伝えられていますが、WHOの声明は3人の国籍を発表していません。UAEの新聞「The National」紙は今日の記事で母親は死亡したと伝えています。
一方カタールからの報告によると、ラクダからウイルスが確認されました。ラクダからのウイルス確認は約3週間前にサウジアラビアからも報告されており、今回で2度目となります。しかし科学者はラクダがヒトへの感染源であるという決定的な証拠はまだ発見していません。

◆UAEの家族集団感染
WHOはUAEのケースで最初の発症者が出たのは11月15日だったと伝えました。昨日の発表では、両親2人は重体となっていますが、息子は軽い呼吸器症状があるだけとのことです。また母親は入院中に出産したと伝えています。
3人も最近の旅行歴はなく、他の患者との接触もなかったほか、動物との接触もしていなかったとWHOは言っています。
8歳の子どもの感染は、両親の接触者に対する疫学的な調査を通じて見つかったものです。この子は現在病院内で隔離治療を受けています。この家族の濃厚接触者と生まれた子ども、医療従事者についての調査は継続中です。
「The National」」紙は、アブダビ保健当局が今日、32歳の母親の死亡を発表したと伝えました。しかし記事にはそれ以上の新たな情報は書かれていません。
また、WHOの今日の声明は、これとは別のカタールの2人のMERS患者の報告をおこない、それぞれ11月19日と29日に死亡したと発表しました。患者に関する詳細な情報はありません。11月19日の報道は、カタールを訪れていた61歳の外国人がMERS-CoVに感染して死亡したと伝えていました。
WHOのは現時点で確認されたMERS-CoVの患者数を163人、そのうち70人が死亡と集計しています。

◆感染したラクダ
カタール当局は11月27日付けの声明で感染したラクダの報告をしました。この報告はWHOの11月29日の声明によってフォローアップされました。
WHOは、感染したラクダは10月にカタールで確認された2人の患者の調査を通じて見つかったと述べています。1人は農場を所有する61歳の男性で、ラクダや羊、雌鶏と濃厚な接触歴がありました。もう1人は23歳の男性で、前述の男性の農場の納屋で働いていました。カタールの最高保健評議会(SCH)は2人とも回復したと言っています。
WHOは、感染した3頭のラクダは患者の調査に関連して検査した14頭の群れの一部であると説明しました。全てのラクダは検体を採取するときには健康もしくは軽い症状があるだけのように見えました。また、その後の40日間の隔離期間においても状態に変化はなかったと言っています。
鼻の検体からMERS-CoVのRNAを見つけだすこの調査にはオランダの科学者のチームが協力しました。彼らは、ウイルスの断片の遺伝子配列を見ることによってこの結果を確認しました。
WHOは2人の患者と接触のあった人々の検査結果は、納屋で働いていた別の作業員も含めて、全員が陰性だったと報告しました。疫学的な調査はカタールの当局が、WHOと国連食糧農業機関(FAO)によって編成された国際チームの協力を得て行ないました。
WHOは「これらの結果はラクダがMERS-CoVに感染しうることを示している。しかしラクダや他の動物が、ヒトへの感染や人からの感染も含めて、このウイルスの感染にどのような役割を演じているのかを判断するには情報が十分ではない。」と言いました。
SCHはオランダ国立公衆衛生・環境研究所とエラスムスメディカルセンターと協力して、他の動物や納屋から採取した検体の検査を進めているとWHOは付け加えました。
SCHの声明は、カタール公衆衛生局と家畜局は「動物、ヒト、環境内のウイルスの存在、可能性のある感染の様式、動物と濃厚接触のあった人のウイルスへの曝露についての国家的な監視と調査を指揮している。」と述べています。また患者と接触のあった動物は全て隔離して検査するよう推奨しました。
WHOはまた、MERS-CoVの感染によって重症化が危惧される人々は、ウイルスが繁殖している可能性のある農場や納屋を訪れる際には、動物との接触を避けるよう警告しています。

香港が初のH7N9患者を報告(2013年12月2日、CIDRAP)

香港当局は2日、初のH7N9鳥インフルエンザ患者の発生を報告しました。患者は36歳の女性で、深センに旅行し、鶏を捌いて食べていました。中国本土では最近、10月以降5人目となるH7N9患者が確認されたばかりでした。
食品衛生局の高永文局長は、患者はインドネシアから来ていた家政婦で、11月に深センに旅行し、生きた家きんを売る市場で買った鶏を自分で捌いて食べていたと発表しました。この女性はクィーン・マリー病院に入院していますが重体となっています。女性は11月21日に発症し、27日に香港の屯門(トンモン)病院に入院しました。その後30日にクィーン・マリー病院に移されました。
女性が暮らしていた家の接触者は隔離されており、マーガレット王女病院で検査が行われています。香港保健予防センター(CHP)の梁挺雄医師は政府の記者会見で、女性は現在人工呼吸器を装着していると述べています。また、この女性と一緒に旅行した友人も家きん市場を訪れていましたが、当局ではこの友人が今どこにいるか、中国本土に住んでいるのかそれとも香港在住なのかについては把握できていないとも付け加えました。
4人の患者の家族には呼吸器症状が出ており、マーガレット王女病院にそれぞれ隔離されていると述べています。

◆警報レベルを引き上げ
患者の発生に伴い香港政府は、パンデミックインフルエンザに対する警戒レベルを「警戒」から「深刻」に引き上げました。高局長はさらに、病院局は面会時間の制限を含む感染コントロール策の強化を実施することになるだろうと述べました。
また香港当局は深センの3カ所の登録養鶏場からの家きんの輸入を停止しました。 高局長はCHPは接触者の追跡調査を継続すると述べると共に、接触者の検査結果は明日にでも判明するだろうと述べました。
加えて政府機関は香港の家きん市場と養鶏場での厳格なバイオセーフティを確実に実行すると言っています。

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