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2013年2月

メキシコ H7N3ウィルスが新たに11箇所の養鶏場を襲う(2013年2月28日、CIDRAP)

メキシコ農業省はOIE(国際獣疫事務局)に対し、新たに11件のH7N3高病原性鳥インフルエンザがグアナファト州の養鶏場で確認されたとの報告を行ないました。
集団感染は2月16日から23日の間に始まりました。5カ所の採卵養鶏場と1カ所のブロイラー養鶏場、5カ所のブリーダー養鶏場で発生しています。飼育していた約100万羽の鶏のうち、ウィルス感染が確認されたのは62,158羽で、49,655羽が死にました。残りの鶏の殺処分は現在継続中です。
同じH7N3ウィルスによる集団感染は、最近グアナファト州の少なくとも9カ所の他の養鶏場でも確認されているほか、2012年には隣のハリスコ州で発生していました。散発的な発生は各地で見られています。

高湿度下ではインフルエンザウィルスの感染力が低下(2013年2月28日、PLoS One)

2月27日発行の科学雑誌PLoS Oneに、高湿度の屋内では咳で排出されるインフルエンザウィルスの感染力が低下するとの研究結果が発表されました。
アメリカの国立労働安全衛生研究所(NIOSH)の研究グループはコンピューター制御された噴霧装置を使用して1分ごとに起きる5回の咳をシュミレーションしました。さらにNIOSHのバイオエアゾールサンプラーを使用してウィルス粒子を集めました。
その結果23%以下の湿度(相対湿度)では、咳で放出されたウィルスは70.6%〜77.3%の感染力を1時間保持していました。一方43%以上の湿度下では感染力は14.6%〜22.2%に低下しました。どちらのコンディションにおいても感染性の減衰の大部分はエアゾールの放出から15分以内に起きていました。研究グループは「室内の湿度を40%以上に保つことができれば、飛まつ化したウィルスの感染性をかなり減らすことができる」と結論付けています。

松江市立病院 インフル集団感染 入院患者1人死亡か(2013年2月27日、産経新聞)

松江市立病院は26日、同病院でインフルエンザ(A型)の集団感染が発生し、入院患者1人が死亡、患者と職員ら25人が感染したと発表しました。同病院でインフルエンザの集団感染は初めてということです。
同病院によると、90代の男性が25日に死亡。感染は22日に、呼吸器内科などの混合病棟で、入院患者10人と看護師ら4人で判明。患者数は死者を除き、26日現在で入院患者14人、看護師ら11人に増えました。
死亡した患者は呼吸器疾患など重い病気に掛かり、因果関係は調査中です。ほとんどの患者は回復に向かっているということです。

カンボジアでまた1人がH5N1鳥インフルエンザで死亡(2013年2月26日、CIDRAP)

カンボジア保健省は25日、35歳の男性がH5N1鳥インフルエンザで死亡したと発表しました。これにより今年になってカンボジアで確認されたH5N1患者は9人となりこのうち8人が死亡したことになります。
保健省疾病監視局のリ・ソバン代理局長がAFPに対して話したところによると、患者はコンポンチャム州の男性で、25日にプノンペンの病院で死亡しました。病気になる前の今月初め、2羽の病気のカモを食べていたと話しています。
今年確認された9人の患者全てが発病前に家きんとの接触もしくは死んだ家きんとの接触があったと報告されています。今回の男性のケースがWHOに確認されるとカンボジアでのこれまでのH5N1鳥インフルエンザ患者の合計は30人となり、27人が死亡したことになります。
カンボジア畜産局は2013年に入って以降、5件の家きんでのH5N1鳥インフルエンザの集団感染を報告しています。OIE(国際獣疫事務局)の発表によればこれにより3,000羽以上の家きんが死に、約7,000羽以上が感染拡大防止のために殺処分されました。直近の2件の集団感染は、今回死亡した男性が住んでいたコンポンチャム州で起きています。
ソバン氏はAFPに対して、カンボジアでのH5N1のヒトへの感染のペースについて心配していると伝えました。また、いくつかの村では人々が家きんが死んだこと報告しておらず、若干の例では当局への通知が遅れたことがあったことを知ったと述べています。
WHOのカンボジア事務所通信連絡部のソニー・クリシュナン氏はAFPに対し、WHOは状況を注意深く見続けていると伝えました。
カンボジアで今年確認された9人の患者のうち、7人は子供です。唯一助かったのは生後8ヶ月の男の子でした。カンボジア保健相は、子どもたちを病気の家きんや死んだ家きんに近づけないよう訴えるとともに、家出家きんを捌いたり病気のトリや死んだトリを食べたりしないよう警告を発しました。WHOが今回のカンボジア人の死亡例と先週の1例、中国での2件の死亡例を確認すれば、世界でのH5N1患者数は622人となり、死者は371人となります。

中国 H5N1鳥インフルエンザで男性が死亡(2013年2月22日、CIDRAP)

新華社通信によれば、最近報道された2人のH5N1鳥インフルエンザのうち、2人目の患者も21日に死亡しました。
貴州省の保健当局者の発表では、患者は31歳の男性で、貴州省の金陽病院で多臓器不全で死亡したとのことです。13日にはやはり同じ貴州省在住の21歳の女性が鳥インフルエンザで死亡しています。
当局は、2人とも10日にH5N1鳥インフルエンザであることが確認され、トリとの濃厚な接触があったと述べました。男性は3日に発病し、8日に入院しました。患者と接触のあった110人については異常な症状は認められなかったことから隔離を解かれました。
中国での2人の死亡と、昨日報告されたカンボジア人1人の死亡がWHOによって確認されれば、世界のH5N1による死者は370人に達します。

カンボジア 1歳2ヵ月の幼児がH5N1で死亡(2013年2月21日、CIDRAP)

カンボジアで今年に入って8人目のH5N1鳥インフルエンザ患者(うち7人が死亡)が報告されました。患者は1歳2ヵ月の男の子で、最近患者が発生した村とすぐ近くの村の住民でした。
カンボジア保健省とWHOは21日共同声明を発表し、カンポット州Ang Romduol村の男の子が、パスツール研究所による検査でH5N1感染であることが19日に確認されたと公表しました。
この子は6日に発熱と鼻水が出て、最初は地元の開業医で治療を受けましたが、症状が悪化したため18日にプノンペンのカンタ・ボファ病院に移されました。翌日病院で死亡したと伝えています。声明は「村では最近家きんが死んでいたという証拠がある」と言っています。
今日のプノンペンポスト紙は、この男の子が住んでいた村は、H5N1鳥インフルエンザで先週死亡した3歳の女の子の家からほんの1マイル(約1.6Km)ほど離れた場所であると報じています。カンタ・ボファ病院のデニス・ローラン博士は、この男の子が入院したときには既に病状は進んでいたと話し「我々は全ての子どもに行なうのと同様に全力を尽くして治療に当たった。しかし残念ながら我々はこの子を救うことができなかった」と言いました。
今年に入ってカンボジアでは8人のH5N1患者が発生していますが、そのうちの7人は子供です。唯一助かったのは生後8ヶ月の男の子でした。
2005年以来カンボジアでは29人のH5N1患者が確認され、そのうち26人が死亡しています。29人のうち20人が14歳以下の子どもです。
カンボジア保健省の大臣でWHOのメディカルオフィサーも兼務するマム・ブンヘン博士は「カンボジア国民、特に子どもたちにとってH5N1鳥インフルエンザは重大な脅威である状況が続いています」「子どもたちは家きんのいるところで遊ぶことから高い危険性に曝されています。私は両親や保護者に対して、子どもたちを病気の家トリや死んだトリ近づけないようにし、鶏やカモと一緒にあそばせないようにするよう警告します」と言いました。また家で家きんを捌くことをやめると同時に病気のトリや死んだトリを食用にすることをやめるよう警告しました。
WHOと地元の保健当局者は緊急対応チームを編成し、この地域での情報収集と発信のキャンペーンを強化しているとプノンペンポスト紙は伝えています。 WHOが今回のケースを確認すれば世界のH5N1患者は621人となり、369人が死亡したことになります。

WHO 新たにサウジアラビアで新型コロナウィルスによる死者が発生(2013年2月21日、WHO)

サウジアラビア保健省はWHOに対して新たな新型コロナウィルス患者の発生を報告しました。
患者は2013年1月29日に入院し、2月10日に死亡しました。2月18日に検査で新型コロナウィルス感染であることが確認されました。感染に関して更なる調査が行なわれています。
イギリスではHPA(健康防護庁)が、家族3人の感染が確認された集団家族感染の調査を継続して行なっています。このうち以前から基礎疾患で療養中だった患者1人が死亡しています。
今日までWHOでは13人の新型コロナウィルスのヒトへの感染を確認し、このうち7人が死亡したことを発表しています。

香港 A型インフルエンザで少年が重体 衛生防護センターが調査中(2013年2月20日、香港衛生防護センター)

香港の衛生防護センター(CHP)はA型インフルエンザで重体となっている15歳の少年のケースを調査中です。
患者はインフルエンザを発症する前は健康でしたが、17日から発熱と咳、鼻水の症状が始まりました。19日にカリタス・メディカルセンターの救急外来を受診し、小児病棟に入院、同時に意識障害となり、痙攣と嘔吐があったため、特別治療室に移されました。臨床診断は脳症でした。現在重体となっています。
鼻咽頭から採取した検体は、インフルエンザA型に陽性反応を示しました。少年は7日から16日まで中国本土を旅行していました。接触のあった家族には症状は出ていません。

WHO エジプトのH5N1死亡例を発表(2013年2月18日、CIDRAP)

WHOが18日に発表した最新のH5N1鳥インフルエンザ患者状況によると、エジプトでブハイラ県在住の36歳の女性が最近H5N1鳥インフルエンザで死亡しました。これにより今年に入って世界での患者数は10人となりました。
この女性は1月16日に発病し、1月20日に入院しオセルタミビル(タミフル)の治療を開始しましたが、26日に死亡しました。感染源の調査を行なったところ、発病前に病気の家きんと接触していたことが確認されました。ブハイラ県はエジプトのナイルデルタの北側に位置します。今回の患者の発生によりエジプトでのH5N1患者は170人となりこのうち61人が死亡したことになります。エジプトではH5N1鳥インフルエンザは家きんの間で土着化してしまっています。
このエジプトでの患者発生の情報はWHOのH5N1月例報告によって公表されました。この月例報告には2月15日までに報告のあった全ての患者がリストアップされています。1月16日付の月例報告では今年に入って以降の患者数は10人と報告されていました。今回発表されたエジプトのケースを除き、WHOの公表前にメディアや当局から発表されていたものでした。
7件はカンボジアで発生したもので、南部の4つの州にまたがって発生し、6人が死亡しました。WHOは、これらの患者間で疫学的な関連はなく、大部分の患者は村内で飼育されていた病気の家きんとの接触があったと述べています。患者の発生に応じて行なわれた強化監視によって更なる患者の発生はありませんでした。また、ヒトーヒト感染が起きたという徴候もありませんでした。
WHOは、カンボジアでの鳥インフルエンザは家きんの間で土着化している可能性があり、旧正月の時期には家きんも人も移動する機会が増えることから、散発的なヒトへの感染はこれからも発生するかもしれないと言っています。
この月例報告は中国で発生した最近の2件の感染例(1人が死亡)にも触れています。2人(男性1人、女性1人)とも貴州省在住ですが、疫学的な関連はなさそうです。また2人とも病気の家きんとの接触歴もありませんでした。患者と接触のあった人々の追跡調査は現在も行なわれていますが、現在までのところ、他には患者は出ていないとWHOは言っています。
今回のエジプトの患者を加え、WHOが集計しているH5N1鳥インフルエンザの患者数は合計620人となり、死亡者は中国人女性の死亡を加えて368人になると見込まれます。

ドイツのカモ農場で低病原性NのH5N1インフルエンザが発生(2013年2月18日、CIDRAP)

OIE(国際獣疫事務局)の報告によるとドイツの獣医当局は18日、ブランデンブルグ州の家きん農場で低病原H5N1性鳥インフルエンザが発生したと発表しました。
AP通信は、カモはポーランドとの国境近くでベルリンの東40マイル(約64Km)のゼーロウの町の農場で飼育されていたと伝えています。22羽のカモの発病が確認されたことから、感染拡大防止のために残りの14,500羽が当局により殺処分されました。OIEのレポートによれば、感染源は不明とのことです。
ドイツでのH5型低病原性鳥インフルエンザの最近の発生は、12月に北部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州の農場で発生しています。

イギリス人家族に3人目の新型コロナウィルス患者(2013年2月15日、CIDRAP)

イギリス保健当局は、先ごろイギリスで確認された新型コロナウィルスの患者の家族に3人目の感染者が確認されたと発表しました。この3人目の家族の症状は極めて軽いものだったとのことですが、ヒトからヒトへの感染が起きている証拠となるものであり、必ずしも重症化しない症例もありうることを示しています。
声明の中でイギリス健康防護庁(HPA)は、この患者はイギリス人であり、最近の旅行歴もなく、軽い呼吸器症状がでたものの回復して現在は健康を取り戻していると述べています。これによりこれまでに世界中で確認された新型コロナウィルスの患者は合計12人となり、このうち5人が死亡したことになります。
この最新の患者は先に感染が確認され重体となって入院している2人の患者の家族です。最初の患者は11日に、2人目は13日に発表されました。最初の患者は1月にサウジアラビアとパキスタンを訪れている間に発病しましたが、2人目の患者には最近の旅行歴はありませんでした。
HPAでは3人目の患者となった家族の年齢や性別を明らかにしていません。他の2人の患者は2人とも男性です。最初の患者は60歳の男性で、新型コロナウィルスと2009H1N1インフルエンザウィルスとの両方に重複して感染していました。2人目の患者は報道によれば以前から基礎疾患を患っていたと伝えられています。
これらのケースではヒト-ヒト感染が起きていた可能性が高いにもかかわらず、イギリス当局は、この新型ウィルスに感染する危険性は一般的には依然として低いと思われるとの従来の声明を繰り返しています。HPAの呼吸器科の科長であるジョン・ワトソン医師は、患者は他の人々や家族との接触を避けるよう指導されていると話しています。当局では、家族や患者と接触のあった人々のモニタリングを続けています。
「ヒト−ヒト感染が起きたように思えるが、ほとんどの状況では接触による感染のリスクは依然として低いと考えられる」「もし新型コロナウィルスの感染力が強いのであれば、3ヶ月前に最初の患者が報告された以降、より多くの患者の発生を見たことだろう」「通常のイギリス国民への新型コロナウィルスの感染リスクは非常に低いままであることを強調したい」と付け加えました。
これまでに確認された新型コロナウィルスの患者はサウジアラビア5人(うち3人が死亡)、ヨルダン2人(2人とも死亡)、ドイツ1人、イギリス4人となっています。イギリスの患者のうち1人はカタール人であり、現在も入院中ですが集団感染した残りの家族は死亡しています。
今回のイギリス人家族の感染はこれまでに確認された3件目の集団感染です。3人のサウジアラビア人のケースは同一の家族でした。2人のヨルダン人が死亡したケースは病院の集中治療室で起きた集団感染によるものでした。今回のイギリス人のケースが確認されるまでは、新型コロナウィルスの患者は全て入院しなくてはならないほど重症でした。
最近の2人を除いて全ての患者がアラビア半島に居住していたか、訪れています。新型ウィルスはいくつかの国でコウモリから見つかったコロナウィルスと関連のあるウィルスですが、発生源はまだ特定されていません。
このウィルスが初めて報告されたのは2012年の9月で、6月に死亡したサウジアラビア人と、現在もまだイギリスで治療を受けているカタール人からのものでした。これより早く4月にはヨルダンで2人の感染者が出ていましたが、11月になるまでこの新型ウィルスとの関連は判っていませんでした。

WHO カンボジアで今年7人目のH5N1鳥インフルエンザ患者が発生(2013年2月13日、WHO)

カンボジア保健省は、新たにもう1人の鳥インフルエンザ患者がH5N1ウィルス検査で陽性が確認されたことを発表しました。
7人目の患者はカンポット州の3歳の少女で、11日にカンボジアパスツール研究所によりH5N1鳥インフルエンザであることが確認されました。
少女は3日に発熱と紅い発疹があり、最初地元の個人開業医で治療を受けました。その後症状が悪化し、熱と腹痛、眠気を訴えて6日にカンタ・ボファ病院に入院しましたが13日に死亡しました。少女が住んでいた村では最近家きんが相次いで死んでおり、病気になる前少女は家きんとの接触歴があったということです。
この少女は今年に入ってカンボジアでの7人目のH5N1患者となります。また通算では同国での28人目の患者となり、25人目の死者となりました。28人の患者のうち19人は14歳以下の子供であり、同じく28人のうち19人が女性となっています。

WHO イギリスで新型コロナウィルスの新たな患者を確認(2013年2月13日、WHO)

イギリスはWHOに対して新たにもう1人の新型コロナウィルスの患者を確認したと報告を行ないました。患者はイギリス人で11日に発表された患者の家族です。
新たに確認された患者には、海外への最近の旅行歴がありません。現在集中治療室に入院中です。この患者には以前から基礎疾患があり、そのために呼吸器感染を起こしやすかった可能性があります。
新型コロナウィルスが旅行歴のない人に感染したということは、イギリス国内で感染があったということを意味します。現在まで人から人への感染が確認された例は限られています。今回のケースは人から人への感染を連想させますが、これまでの知見に基づく限り、継続的に人から人への感染が広がる危険性は極めて低いと考えられます。 イギリス健康保護局(HPA)は、2人の患者のどちらかに濃厚な接触のあった可能性のある人(家族、医療従事者)の追跡調査を行なっています。
2013年2月13日現在、WHOには新型コロナウィルスの確定患者が11人報告されています。死亡者数には変更がなく、2012年4月以降の死亡者は5人です。 現在の状況とこれまでの情報に鑑み、WHOは全ての加盟国に対して重症急性呼吸器感染症(SARI)のサーベイランスを継続するとともに、通常とは異なるパターンについてはどんなものであっても注意深く見直すよう呼びかけます。不可解な肺炎の患者や、重症で治療に反応しない進行性の合併症があるケースでは新型コロナウィルスの検査を考慮すべきです。
SARIの集団発生や医療従事者のSARIについては、世界中どこで発生した場合であっても全例もれなく調査されるべきです。
新たなヒトへの感染例と集団感染についてはすぐに国の保健機関とWHOの双方に報告されなければなりません。 WHOは今回の事例に関連して入国時の特別なスクリーニングを推奨することはありません。また旅行や貿易に関するいかなる制限の適用も推奨するものではありません。
WHOは状況を注意深く観察し続けていきます。

【訳注】WHOが新型コロナウィルスのヒトへの感染を注意深く監視している理由は、2002年から2003年にかけて世界を震撼させたSARS(重症急性呼吸器症候群)のウィルスの仲間であるためです。

中国 H5N1鳥インフルエンザ患者の1人が死亡(2013年2月13日、人民日報英語版)

保健省がH5N1鳥インフルエンザの感染を確認した2人の患者のうちの1人が13日の朝、中国南西部貴陽市の病院で死亡しました。
患者は21歳の女性で、13日に多臓器不全のため貴州省人民病院で死亡しました。 もう1人の患者は31歳の男性ですが、女性と同様に貴陽市の住民です。2人はそれぞれ2月2日と3日に発病しました。保健省によると2人ともH5N1ウィルスの検査で陽性が確認されました。
感染症の専門家による調査では、2人ともトリとの濃厚な接触はありませんでした。また2人の間に疫学的な接点も確認されませんでした。 2人の患者と濃厚な接触のあった人々は医学的な監視下に置かれていますが、他に発症した人は1人もいません。
鳥インフルエンザは主として致死的なウィルスであるH5N1亜型により引き起こされる急性の呼吸器感染症です。主な症状は高熱や肺炎などです。 鳥インフルエンザのヒトへの感染ルートは通常家きんからヒトへの感染です。これまでに継続的に連鎖したヒトからヒトへの感染は報告されていません。

ブータン OIE(国際獣疫事務局)にH5N1鳥インフルエンザの発生を報告(2013年2月13日、OIE)

ブータンのサルパン県の養鶏場でH5N1鳥インフルエンザが発生し、1月18日までに76羽の家きんが死にました。追跡調査の結果この地域では1月14日から家きんが死んでいたにもかかわらず、すぐには地方獣医当局への報告がされていませんでした。
H5N1鳥インフルエンザの診断は国立獣医学研究所によってリアルタイムPCRが実施され、1月16日に4羽の死骸から陽性反応が確認されました。その後1月31日にインドのボパールにあるハイセキュリティ動物病研究所で診断か確定されました。まだ事案は継続しており、続報が出される予定です。

ネパール 別の地域でも鳥インフルエンザ(2013年2月12日、CIDRAP)

ネパールの英字新聞ヒマラヤタイムズ紙はネパール最南端のジャパ地区でH5N1鳥インフルエンザが発生したと伝えました。養鶏場で約200羽の家きんが死んだため、カトマンズの中央家畜検査センターで検査したところウィルスが確認されました。即時対応チームが養鶏場に残っていた30羽の鳥を殺処分にしました。
ネパールでは最近いくつか養鶏場でのH5N1鳥インフルエンザの集団感染が発生していますが、その多くはカトマンズバレーで起きています。

WHO 新型コロナウィルスの新たな患者を確認(2013年2月11日、WHO)

WHOは、イギリス当局から新たな新型コロナウィルスの患者を確認したとの報告があったと発表しました。患者はイギリスの住民であり、1月26日に発症しました。呼吸器から採取した検体を検査機関で調べたところ、A(H1N1)pdm09インフルエンザウィルスと新型コロナウィルスの両方が確認されました。現在集中治療室に入院して治療が行なわれています。
初期調査で、この男性にはパキスタンとサウジアラビアへの渡航歴があったことが確認されました。更なる調査が続行中です。イギリス健康保護局(HPA)は、患者周辺の感染予防措置を強化し、患者と接触のあった人々の特定を行なっています。
WHOでは、今回のケースは散発的な感染事例であり、新型コロナウィルスの現在のリスクアセスメント(危険度評価)を変えることはしないとしていますがが、新たな患者が発生したということはウィルスが今なお存在し続けていることを示していると述べています。2月11日現在WHOには合計10例の確定患者が報告されています。
WHOでは加盟国に対し、重症急性呼吸器感染症(SARI)のサーベイランスの継続と、通常とは異なるパターンについては全て再調査するよう呼びかけています。
不可解な肺炎の患者や、重症で治療に反応しない進行性の合併症があるケースでは新型コロナウィルスの検査を考慮すべきであり、特にアラビア半島やその周辺国の住民であればなおさらであるとしています。 SARIの集団発生や医療従事者のSARIについては、世界中どこで発生した場合であっても全例もれなく調査されるべきであり、新たなヒトへの感染例と集団感染についてはすぐに国の保健機関とWHOの双方に報告されなければならないと述べています。
現時点でWHOは今回の事例に関連して入国時の特別なスクリーニング(ふるいわけ)を推奨していません。また旅行や貿易に関するいかなる制限の適用も推奨しないと述べています。

ネパールで鳥インフルエンザが発生(2013年2月11日、CIDRAP)

ヒマラヤタイムズ紙の報道によると、ネパールの畜産局は11日、カトマンズバレーの村にある養鶏場でH5N1鳥インフルエンザの発生を確認しました。ウィルスの拡大を抑えるために、約6,060羽の鶏と飼料は全て処分されました。
感染源を特定するための調査活動が続けられています。鳥インフルエンザはこれまでにカトマンズバレーの9カ所の養鶏場を襲っています。過去数日間に同じ地域の2つの村の養鶏場でもH5N1鳥インフルエンザが確認され、殺処分が行なわれていると伝えています。

中国 男女2人が鳥インフルエンザに感染(2013年2月11日、AFP)

国営新華社通信によると南西部の町貴陽市で2人の鳥インフルエンザ患者が発生したと報告されました。2人とも重体であると伝えられています。
患者は21歳の女性と31歳の男性で、それぞれ2月2日と2月3日に発症し、2月10日にH5N1鳥インフルエンザの陽性反応が確認されました。 保健省の声明は「2人は重体であり、救急治療を行なっている」と述べています。
2人と密接な接触があった人々は医療観察下におかれていますが、現在までのところ発病は見られていないと伝えています。また2人は発病の前にトリとの接触はなかったとのことです。
WHOによると鳥インフルエンザによる死者は2003年の大規模な発生以降365人となっています。 主な感染経路はトリとの直接接触によるものですが、専門家は突然変異によりヒトからヒトへの感染を起こすようになることを恐れています。
中国は鳥インフルエンザの流行の危険が最も高い国のひとつと考えられています。なぜなら世界で最も多くの家きんを飼育しており、農村地帯では多くの鶏が人のすぐそばで飼育されているからです。

インフル集団感染で40代男性死亡 千葉市の障害者医療施設(2013年2月8日、産経新聞)

千葉市は8日、同市若葉区の重症心身障害児者医療施設「千葉市桜木園」でインフルエンザの集団感染が発生し、入所者の40代男性が死亡したと発表しました。
同市などによると、死亡した男性は今月2日に発熱し、インフルエンザと診断された。5日からは同市内の病院に入院して治療を続けたが、6日に急性呼吸不全で死亡したということです。

インフルエンザ集団感染 25人死亡 (2013年2月8日、NHK)

ことしに入ってからインフルエンザの集団感染で患者が死亡するケースが相次ぎ、全国16か所の病院や高齢者施設などで、少なくとも25人が死亡しています。
NHKが各地の放送局を通じて7日現在でまとめたところ、死亡者の出たインフルエンザの集団感染は、先月以降、全国16カ所の施設で確認されていて、60代から90代の少なくとも25人が亡くなっています。 インフルエンザに詳しい、けいゆう病院の菅谷憲夫医師は、「届け出は施設の判断に任される場合があるため、公表されているのは全体の一部と考えられる。ほかにも集団感染で死亡したり、重症化しているケースは多いのではないか」と指摘しています。

カンボジア 新たに少女が鳥インフルエンザで死亡(2013年2月8日、THE STANDARD)

カンボジア保健省とWHOは5歳の少女がH5N1鳥インフルエンザで7日に死亡したと発表しました。2013年に入って5人目の死者になります。
少女はタケオ州プレイ・カバス区のプレイ・ルベア村に住んでいましたが、1月25日に発熱と咳、嘔吐があり、症状がが悪化した31日にカンタボファ病院に入院しました。
共同声明は「集中治療を実施したにもかかわらず、残念ながら少女は死亡した。少女が住んでいた村では最近多数の家きんが死んでおり、発病前に彼女が家きんと接触していたことが確認されている」と述べています。
カンボジアでは2004年1月に初めてH5N1鳥インフルエンザの感染が報告されました。今日まで同国では27人のヒトへの感染が報告され、このうち24人が死亡しています。
マム・ブンヘン保健大臣は、鳥インフルエンザは依然としてカンボジア国民の脅威であり、特に子どもたちは最も危険が高いようだと言っています。 「私は両親と保護者に対し、子どもたちを病気のトリや死んだトリに近づけないよう訴えます」「もし子どもたちが息を切らしていたり、呼吸困難となったような場合には、最寄りの医療機関に受診させてください」と言いました。
声明は、2003年以降世界中で616人のH5N1鳥インフルエンザ患者が確認され、365人が死亡したと伝えています。

インフルエンザ流行が拡大、新たに6県が警報レベルに(2013年2月8日、日経メディカルオンライン)

インフルエンザ流行が拡大している。各都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、第5週(1月28日〜2月3日)に新たに高知県や沖縄県、兵庫県など6県で、全域で警報レベルとされる30人を超えました。警報レベルに達したのは、前週の30都道府県から36都道府県に拡大しました。 各自治体では流行警報を発令し、帰宅時のうがいや手洗い、外出時の咳エチケットなどの感染予防の徹底を求める一方、急な発熱や咳などの症状がある場合には、最寄の医療機関への相談あるいは早期の受診を促しています。
新たに警報レベルに達したのは、高知県(32.00人)、沖縄県(41.28人)、兵庫県(36.47人)、富山県(34.92人)、岡山県(31.79人)、岐阜県(31.03人)の6県です。
一方、すでに警報レベルに達した自治体で、警報解除の目安である10人を切ったところはまだ出ていません。
5週に最も患者が多かったのは、新潟県で51.61人でした。愛知県が48.27人、愛媛県が45.26人、長崎県が43.33人などと続いています。 全国平均では35.82人と前週の36.44人から若干減少しましたが、依然高い水準にあります。 前週からの増加率でみると、高知県が1.56倍、沖縄県が1.53倍、鹿児島県が1.29倍、京都府と秋田県がそれぞれ1.26倍、兵庫県が1.24倍などとなっています。
まだ警報レベルに達していない自治体でも、患者数は増えており、今後も警戒は必要です。

インフルエンザ:鳥取の病院、患者2人死亡(2013年2月7日、毎日新聞)

鳥取市の尾崎病院は6日、入院患者19人と職員9人の計28人がインフルエンザに集団感染し、うち82歳と75歳の男性患者が死亡したと発表しました。残り26人は快方に向かっています。

鳥取の病院でインフル集団感染 2人死亡(2013年2月6日、産経新聞)

鳥取市の尾崎病院は6日、インフルエンザに感染した、入院患者2人が死亡したと発表しました。
同病院によると、82歳と75歳の男性患者がそれぞれ4日と5日に亡くなっています。病院は感染患者を1月21日から確認しており、亡くなった2人を含めて、17人が感染しているということです。

インフルエンザ感染の1人死亡 青森・むつの病院(2013年2月6日、産経ニュース)

青森県むつ市のむつ総合病院で1月、入院患者や看護師、職員ら計82人がインフルエンザに集団感染し、うち入院患者だった同市の60代女性が死亡していたことが6日、分かりました。ほかの患者らは快方に向かっています。
感染経路は不明ですが、女性は入院後に外出していないため、院内で感染したとみられるといいます。

バングラデシュ ダッカの養鶏場で鳥インフルエンザが発生(2013年2月5日、CIDRAP)

バングラデシュの畜産当局は、OIE(国際獣疫事務局)に対し、ダッカ近くの養鶏場でH5N1鳥インフルエンザが発生したとの報告を行ないました。 鳥インフルエンザの集団感染が起きたのはガジプール地区の養鶏場で、昨年12月の半ばから始まり、8,509羽の家きんが病気で死にました。当局では感染拡大防止のために残りの144,968羽の家きんを全て殺処分にしました。
この養鶏場は首都ダッカの北約30マイル(約48Km)の地点にあります。感染源の確認はできていません。バングラデシュでの最近の集団感染は2012年10月に、同じくガジプール地区の商業養鶏場で発生しています。

秋田・中通総合病院でインフルエンザ感染 入院中の患者2人死亡(2013年2月6日、河北新報)

秋田市の中通総合病院は5日、入院患者20人と職員29人の計49人がインフルエンザに集団感染したと発表しました。 病院によると、49人は20〜90代で、1月24日〜2月5日に発症。検査の結果、47人からインフルエンザA型の陽性反応が出ました。2人は陰性でしたが、症状から判断したということです。

院内インフルエンザ、70代女性と80代男性が死亡 仙台徳洲会病院(2013年2月5日、河北新報)

仙台徳洲会病院は4日、入院患者10人と看護師4人の計14人がインフルエンザに集団感染し、このうち青葉区の70代女性と泉区の80代男性の入院患者2人が死亡したと発表しました。ほかに入院患者3人も感染の疑いがあります。 同病院によると、感染した入院患者10人は70代〜90代。1月29日〜2月2日に発症し、インフルエンザA型の陽性反応が出ました。死亡した2人以外は快方に向かっているということです。

インフルエンザ大流行 横浜の病院、患者3人死亡 高齢者、高まるリスク(2013年2月3日、毎日新聞)

横浜市鶴見区の汐田(うしおだ)総合病院で発生したインフルエンザの集団感染は入院患者13人、職員2人の計15人に及び、うち70〜80代の男性患者3人が死亡していました。同病院が2日午後に開いた記者会見で発表しました。国立感染症研究所は1日、インフルエンザの大流行を意味する「警報」レベルに達したと発表したばかりです。病院側は「同様の事態発生が憂慮され、医療機関と住民に注意を喚起したい」とコメントしました。

三才山病院インフル集団感染 入院患者2人死亡 (2013年2月1日、信濃毎日新聞)

田市鹿教湯(かけゆ)温泉の県厚生連鹿教湯三才山(みさやま)リハビリテーションセンター三才山病院は31日、入院患者12人と職員16人がインフルエンザA型に感染し、うち脳血管疾患で入院中の90代と80代の女性2人が死亡したと発表しました。他の患者は治療中で、一部は快方に向かっています。感染経路は分かっていません。黒岩靖院長は「亡くなった方に大変申し訳ない。これまで感染対策には万全を期してきたので遺憾だ」としています。

WHO カンボジアのH5N1患者5人を認定(2013年2月1日、CIDRAP)

WHOは2月1日、カンボジアから先ごろ報告された5人のH5N1鳥インフルエンザ患者(うち4人が死亡)を認定しました。今年になって世界で確認された初めての鳥インフルエンザ患者となります。
唯一生き残った患者はプノンペン在住の8カ月の男の子です。WHOの発表ではこの子はほんの軽いカゼの症状を示しただけで回復したそうです。他の4人はタケオ州の17歳の少女(以前の発表では15歳とされていました)、カンポット州の9歳の少女、コンポンスプー州 Kong Pisey地区の35歳の男性と17カ月の女の子です。発表では同じ地区で発生したこの2人の患者の間に何らかの繋がりがあったかどうかについては触れていません。5人の患者はいずれも1月9日から1月15日の間に発病しています。5人のうち4人は発病する前に病気のトリか死んだトリに接触していました。WHOの発表によると、即時対応チームが患者と濃厚な接触のあった人々の調査と、5人の患者間に疫学的な関連がないかどうかの調査を行なっているということです。2005年以降カンボジアで確認された患者数は26人になり、このうち23人が死亡しました。また、世界では615人のH5N1患者が確認され、364人が死亡したことになります。

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