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鳥インフルエンザ・新型インフルエンザ バックナンバー  ※外部サイトへリンクしています

2012年7月

ヒトへの感染力を増加か? アザラシの死骸から新型のH3N8(2012年7月31日、CIDRAP)

ニューイングランド州で起きた赤ちゃんアザラシの集団死と関連してH3N8インフルエンザウイルスを調査していた研究チームが、このウイルスが鳥型から変異をして哺乳類への適応能力を獲得し、ヒトへの感染の危険性を増している可能性があるとの研究結果を発表しました。
この研究は31日付のmBio(American Society for Microbiology 誌のオンライン版)に掲載されました。研究はこのウイルスが感染力の増加とともに重症化を引き起こすとされる突然変異を起こしていると指摘しています。
昨年の12月、アメリカ海洋大気圏局(NOAA)は、162頭のアザラシが死に、検体を採取した5頭の全てからH3N8ウイルスが検出されたことを受けて、海洋哺乳動物で高い致死率の感染が起きた最初のケースであると発表していました。感染したアザラシは重症の肺炎を起こしており、皮膚にも病変がありました。そして大部分は生後6カ月以内の赤ちゃんアザラシでした。
H3N8型ウイルスは通常野鳥から感染しますが、2005年にレース用のグレイハウンドが感染したケースではウマからイヌに感染したものであったことが調査で明らかになっています。感染したイヌはほとんど軽症で終わり、ヒトへに感染することもありませんでした。
【関連サイト】アメリカ H3N8インフルエンザウイルスでアザラシが集団死(2011年12月20日、CIDRAP)

抗ウイルス剤の使用で高い救命率(2012年7月27日、CIDRAP)

タミフルなどのノイラミニダーゼ阻害剤(抗インフルエンザウイルス剤)の使用が、2009年のパンデミックの際にICU(集中治療室)に入院していた患者の救命率を高めたという研究結果がClinical Infectious Diseases誌に発表されました。この薬は発症から48時間以内に使用を開始することが推奨されていますが、発症から5日後に投与を開始したにもかかわらず効果があった例も報告されています。
研究チームはカリフォルニア州内のICUに入院した1,859人の患者を対象に調査を行いました。このうちノイラミニダーゼ阻害剤の投与を受けたのは1,676人(90%)で、残りの183人(10%)は投与されていませんでした。
投与された1,676人のうち1,260人(75%)の患者は助かりましたが、投与されなかった患者群で助かったのは183人中107人(58%)にとどまりました。
発症後早い時期から投与を開始するほど効果があることも確認されましたが、発症5日後に開始した患者も救命されており、救命率の向上につながっていました。

沖縄 インフルエンザの流行が更に拡大(2012年7月26日、沖縄県感染症情報センター)

沖縄県感染症情報センターが公表した第29週(7月16日〜7月22日)の定点医療機関当りの患者数は21.10人と前週の15.98人を上回りました。
中でも南部保健所管内では45.00人と冬場の流行期のような患者数を記録しており「警報レベル」に達しています。

CDC(アメリカ疾病予防対策センター)がH3N2vのヒト感染の発生を発表(2012年7月26日、CDC)

インディアナ州当局は今週、農業フェアに関連して4人の関係者が新型のインフルエンザウイルスに感染したことを発表しました。7月8日から14日にかけて開催されたフェアの期間中に患者が発生したという報告を受けて、ブタとヒトから検査のための検体が採取されました。州の動物保健当局によってランダムに採取された検体を、州と政府のそれぞれの検査機関によって検査したところ、12頭のブタがH3N2ブタインフルエンザに感染していたことが確認されました。また4人がH3N2変異型ウイルスの陽性反応を示しました。遺伝子検査によって確認したところ、ヒトから確認されたウイルスと今回ブタから確認されたウイルスはほぼ同一であり、どちらも2009年にパンデミックを引き起こしたH1N1(2009)ウイルスのM遺伝子(マトリックス遺伝子)を持っていました。今回の患者発生により、H1N1(2009)ウイルスのM遺伝子をもつH3N2vウイルスによるヒトへの感染例は、2011年以降全米国内で17件となりました。
今回確認された4人の患者は全員、フェアにブタを出展した人かその家族であり、ブタとの接触が感染の原因でした。しかし、以前報告されたH3N2v感染者の中には、ブタとの接触歴がなく、限定的に起こったヒト−ヒト感染だったと考えられる例がありました。これまでに確認された17人のH3N2v感染者のうちで、ブタとの接触による感染者は11人であり、そのうち8人は農業フェアで感染したものと思われています。残りの6人にはブタとの接触歴の報告がありません。
CDCのインフルエンザ局の次長を務めるダン・ジャーニガン医師は「H3N2vウイルスは容易にヒトに感染するための秘めた能力を持っている可能性があり、しっかりと観察していく必要がある」と述べました。
H1N1(2009)ウイルスからM遺伝子を獲得することで、H3N2vウイルスが感染力を増すのではないかとの説が有力視されています。

ブタ由来H3N2インフルエンザワクチンの臨床試験開始が決定(2012年7月26日、CIDRAP)

これまでに17人の感染者が確認されたブタ由来のH3N2変異型インフルエンザウイルス(H3N2v)用のワクチンの臨床試験が今年中に開始されることがアメリカ保健福祉局(HHS)から伝えられました。
サノフィパスツール社とノバルティス社がそれぞれ鶏卵培養法と細胞培養法の技術を利用して製造したものと伝えられています。両社とも臨床試験に使用するための十分な量のワクチンを用意しており、国立衛生研究所(NIH)のワクチン評価部が臨床試験を行う予定です。インディアナ州で4人の患者が確認されたことを受けての決定と思われます。

インディアナ州で4人のブタ由来新型H3N2感染者を確認(2012年7月25日、CIDRAP)

インディアナ州保健当局によると、最近当地で開催されたフェアにブタを出展した業者4人が新型のH3N2インフルエンザに感染していたと発表しました。これでこの新型ウイルスの感染者数は、昨年以降17人になりました。
4人の患者の症状は通常のインフルエンザとよく似ており、全員が回復しています。重症化した患者は1人もなく、入院もしていません。患者の年齢はさまざまな年齢層に分かれています。インディアナ州動物保健委員会(BOAH)のスポークスマンであるデニス・デレル氏は、今回のフェアの最中ランダムに選んで検査した結果、12頭のブタからH3N2変異株(H3N2v)が見つかったと述べています。
4人の患者は全てブタとの接触を伴う仕事をしていました。当局者は「いずれのケースにおいてもヒト-ヒト感染は確認されておらず、4人ともブタとの接触があったことで感染したのではないかと思われる」と話しています。インディアナ州保健局(ISDH)はフェアにブタを出展した人々からの情報を集め、ほかにヒト-ヒト感染を示唆するようなケースがなかったかどうか調査を続けています。
H3N2vウイルスのヒトへの感染例は昨年9月から13例がが報告されていました。このうち今回の4例を合わせ、6例がインディアナ州で起きています。

ベトナム 新たに4件のH5N1鳥インフルエンザを発表(2012年7月23日、CIDRAP)

ベトナム当局は23日OIE(国際獣疫事務局)に対し、4件の新たな鳥インフルエンザの集団発生を報告しました。このうち3件はベトナム中部のクァンビン省で発生、残りの1件は北部のハイズオン省で発生しました。
飼育していた家きんのうち3,560羽が病気で死に、残りの13,082羽は感染拡大防止のため殺処分されました。家きんの種類については報告されておらず、感染源も不明とされています。
殺処分に加えて、隔離、移動禁止などの感染拡大防止策がとられたほか、家きんへのワクチンの接種も行われていることが報告されています。

沖縄 インフルエンザ患者数「注意報レベル」まで増加(2012年7月20日、沖縄県感染症情報センター)

沖縄県の「インフルエンザ定点当り患者数」が、第28週目(7月9日〜7月15日)にして「注意報レベル」の基準である10人を超え、一医療機関当り15.05人となりました。
沖縄県では今季、夏場を迎えても流行が治まりきれずに続いていましたが、この週「注意報レベル」にまで達しました。
4月以降B型ウイルスの検出が続いていましたが、7月に入ってH3型が目立つようになってきているようです。

南半球で流行が目立って増加(2012年7月20日、CIDRAP)

WHOが20日に発表したインフルエンザの流行状況報告によると、いくつかの南半球の国々での流行が著しく増加しました。目だった流行が見られている国はオーストラリア、ニュージーランド、ボリビア、ブラジルなどです。
オーストラリアでは前回の発表に比べ、呼吸器から採取した検体の陽性率が2倍となり、30%に達しています。州別で見ると最も陽性者数が高かったのはニューサウスウェールズ、クィーンズランド、南オーストラリアでした。主たるウイルスはH3N2香港型ですが、B型も混じっています。
ニュージーランドでは、人口10万人当たりの外来受診患者数が、基準としている50人を初めて超えました。WHOは、流行のパターンは2011年シーズンに似ていると言っています。確認されたウイルスの70%はH3N2香港型で、残りはB型、H1N1(2009)型、未確認のA型がほぼ同数です。
南アフリカでは流行が続いており、6月末現在で、呼吸器から採取した検体の約半数が陽性でした。H3N2香港型が主流で、これにB型が続いています。
ボリビアでは保健当局者が、ラパス周辺でインフルエンザの患者が増加し続けており、流行の中心はH1N1(2009)型であると報告しました。ブラジルでも重症例を府含む患者の増加を報告しています。H1N1(2009)ウイルスが主体です。
南米の温帯地域では、パラグアイで増加しています。各種の指標は流行期に入ったことを示しており、重症例や死亡例も出ています。WHOはパラグアイ国内で確認できたウイルスの53%はH1N1(2009)だと発表しています。チリでは患者は減少傾向にあります。またアルゼンチンでは流行はほとんど見られません。
アジア地域でのホットスポットはベトナムとシンガポールで、ベトナムでは数週間H3N2香港型の流行が続いている一方、シンガポールでは呼吸器からの検体の陽性率が4週間以上に亘って54%と高い値を続けています。

メキシコ 鳥インフルエンザによる殺処分は380万羽に(2012年7月19日、FoxNews Latino)

メキシコの食品安全当局は19日、ハリスコ州で発生した鳥インフルエンザにより殺処分された鶏は、約380万羽に上ったと発表しました。さらにこのほかに930万羽が依然として監視下におかれています。
ウイルス(H7N3型)は州内253の養鶏場のうち33カ所で確認されました。感染が見あたらなかった養鶏場は82カ所で、それ以外の138カ所の養鶏場では検査が続いています。
先月鳥インフルエンザが確認された2つの自治体以外の養鶏場にも注目が向けられ始めています。

ベトナム クァンビン省で鳥インフルエンザが発生(2012年7月18日、Viet Nam News)

クァンビン省の動物保健局は16日、省内でH5N1鳥インフルエンザが発生したと発表しました。
ウイルスはソン・トゥイ、ロク・トゥイ、アン・ニンの3つのコミューンのアヒルから採取した検体で確認されました。
保健所長のファム・ホン・ソン氏は、保健所と現地の農業局とで、感染拡大防止のために消毒薬の散布を行ったと話しています。感染地域の封鎖が行われ、家きんの移動が禁止されたとのことです。
ベトナムでは今年の2月に国内全土で大規模な鳥インフルエンザが流行し、二人が死亡するとともに、家きん6,000羽が死ぬという事態が起きています。

台湾 輸入したペット用の鳥からH5N1ウイルスを検出(2012年7月17日、channelnewsasia.com)

台湾当局は17日、中国南部から密輸された数十羽のペット用の鳥を検査したところ、H5N1鳥インフルエンザウイルスが検出されたため殺処分されたと発表しました。
疾病管理センターの発表によると、密輸業者は中国の広州市で38羽の鳥を買い、今月初めマカオ経由で帰国したところを、台湾北部の桃園(タオユェン)国際空港で逮捕されました。その後の検査でH5N1ウイルスが確認されたため、全ての鳥は殺処分されました。これらの鳥と接触のあった9人の人々は10日間の観察が行われましたが、インフルエンザ症状の見られた人はいませんでした。
台湾ではこれまでH5N1鳥インフルエンザの発生は一度もありません。2005年に中国から密輸された8羽のペット用の鳥が検査で陽性だったために殺処分されたことがあっただけです。低病原性のH5N2鳥インフルエンザの発生は、この数年間、何件か報告されています。
中国は鳥インフルエンザの危険性の最も高い国のひとつであると考えられています。それは中国が世界一多くの家きんを飼育する国であり、農村地域では多くの鶏が人と密接して飼われているためです。

メキシコ 鳥インフルエンザの発生で5,000万ドルの損失(2012年7月13日、FoxNews Latino)

メキシコの養鶏業部門の代表は12日、ハリスコ州で発生した鳥インフルエンザにより5,000万ドルの経済損失が出たと発表しました。
国際鶏卵委員会の副議長であるセザール・デ・アンダ氏は「養鶏業は5,000万ドルの損失を被るだろう。この損失には死んだ鶏の費用だけでなく、間接的に他の分野の仕事における富の生産の損失も含まれる」と述べました。デ・アンダ氏は、ハリスコ州で起きたH7N3鳥インフルエンザの対策を検討しているタスクフォースの一員です。ハリスコ州はメキシコの鶏卵の55%を生産しています。
最新の報告によると、メキシコ食品安全局は、250万羽の鶏が死んだか殺処分されたほか、340万羽がウイルスのキャリアであると言っています。メキシコ産鶏卵の主要な消費国である日本はメキシコからの輸入を再開しました。しかしヨーロッパとアフリカの国々は引き続きラテンアメリカの国々からの鶏卵の輸入を止めているとデ・アンダ氏は言います。
大打撃を受けたハリスコ州テパチットランの養鶏業協会の理事長であるリカルド・エストラダ氏によると、すぐに対策がとられないと約32,000人が仕事を失う可能性があると言っています。
エストラダ氏はメキシコ当局の対応は「遅かった」として、H7N3ワクチン接種済みの健康な鶏を要望しました。一方デ・アンダ氏は、メキシコの私的な研究施設では24時間稼動によって3週間で80万回分のワクチンを製造しているにもかかわらず、パキスタンから輸入した100万回分のワクチンが税関の官僚主義のおかげで足止め状態になっていることを指摘しました。

WHOがインドネシアの死亡例を正式発表(2012年7月6日、WHO)

WHOがインドネシアで発生した8歳の女児のH5N1鳥インフルエンザによる死亡例を確認しました。(当サイト7月5日付けで発表済み) 西ジャワ出身のこの少女は6月18日に発病し、翌日バカンスでシンガポールを訪れていましたが、症状が悪化したためシンガポールの個人開業医を受診し、20日に咽頭炎と診断されました。
24日にジャカルタに戻りましたが、依然として具合が悪く、咳と食欲不振、嘔吐がありました。家族は治療のために少女を地方の病院に入院させました。容態が悪化したため集中治療が行われましたが、7月3日に死亡しました。
国立保健衛生開発研究所(NIHRD)でH5N1鳥インフルエンザウイルスが確認されています。調査の結果、少女の父親が近所の生きた家きんを売る市場で鶏を買い、解体してもらう場に少女も一緒にいたことが判明しました。
シンガポールの保健省は国際保健規則に基づき、今回の患者発生を公表していました。
今回の患者発生で、インドネシアでのH5N1鳥インフルエンザのヒトへの感染は190人となり、このうち158人が死亡したことになります。

インドネシア 8歳の少女がH5N1鳥インフルエンザで死亡(2012年7月5日、CIDRAP)

Jakarta Globe紙によるとインドネシア保健省は5日、8歳の少女がH5N1鳥インフルエンザで死亡したと発表しました。
西ジャワ州出身のこの少女はシンガポールに旅行中の6月18日に発病しました。6日後に症状が悪化し、肺炎の症状を来たしてジャカルタ市内の病院に入院しました。更に2度に亘って転院を重ねましたが、症状が悪化して人工呼吸器の装着が必要となりました。保健省当局者の話では6月29日にH5N1ウイルスの陽性反応が確認され、7月3日に死亡したということです。
少女はしばしば生きたトリを扱う市場の中を通って通学しており、発病する6日前には父親と一緒に、この市場から家まで屠殺したばかりのトリを運ぶ手伝いをしていたと伝えています。
WHOが今回のケースを確認すれば、インドネシアでの190人目のH5N1患者となり、158人目の死者となります。

香港 バードショップの小鳥からH5N1ウイルスを検出(2012年7月5日、CIDRAP)

香港の漁農自然護理署(AFCD)は、定期的に実施している検査で、バードショップの鳥からH5N1鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表しました。
ウイルスはケージ内で飼育されていたシキチョウ(四季鳥)から6月25日に採取した検体から確認されたものです。当局はショップ内の全てのトリをAFCDの動物管理センターに移し殺処分する予定です。また、この地域の雀鳥公園を21日間に亘って閉鎖にしました。当局では地域内の鳥と人に対するモニタリングの強化を行っていますが、現在までのところ普段と変わったことはありません。
AFCDのスポークスマンは、当局では毎月、ペット用の鳥の糞から採取した39個の検体(雀鳥公園からの18検体を含む)を検査していると話しました。香港の衛生防護センター(CHP)は、市民からの問い合わせに対応するホットラインを開設し、このバードショップや付近を訪れた人々からの健康相談に応じています。
また別の案件としてAFCDは6月29日に回収したイエガラス(家ガラス)の死骸からもH5N1ウイルスが検出されたと伝えています。
【関連サイト】H5N1ウイルスを検出国(2012年7月5日、香港政府)

メキシコ H7N3型の家きんへの集団感染で緊急事態宣言(2012年7月3日、CIDRAP)

メキシコ政府は2日、国内全土に対して動物保健非常事態を宣言しました。AFPによれば、宣言には約170万羽の家きんが感染した高病原性鳥インフルエンザH7N3対策の強化が盛り込まれていると伝えています。
非常事態宣言は、集団感染が発生した地域だけでなく国内全土に対して病気の制圧努力を求めており、隔離、殺処分、ワクチン接種、感染した鶏の選別を行う計画を述べています。農業省によれば、養鶏業は家畜生産高の40%を占めており、鳥インフルエンザによる経済損失は「回復不能な額に達する見込み」であると言っています。また感染した鶏の約半数は死ぬか殺処分されたと伝えています。
集団感染は6月13日にハリスコ州の養鶏場で始まりました。メキシコではH5N2ウイルスと闘っていた1990年代半ば以来の高病原性鳥インフルエンザの発生となりました。H7N3ウイルスはめったにヒトに感染することはありませんが、軽いインフルエンザの症状とともに結膜炎を起こした感染例が知られています。

中国 新疆ウイグル地区の大規模養鶏場でH5N1鳥インフルエンザ(2012年7月2日、CIDRAP)

中国北西部の新疆ウイグル地区の養鶏場でH5N1型の鳥インフルエンザが発生し、1,600羽の鶏が死に15万羽以上の家きんが殺処分されました。FAO(国連食糧農業機関)と新華社通信が伝えたものです。
養鶏場を運営している新疆生産建設兵団では1,600羽の大量死に加え、156,439羽の群れのうち5,500羽に症状が出ていると発表しています。当局は感染拡大防止のために残りの鶏全てを殺処分にしました。
中国では今年に入って5件のH5N1鳥インフルエンザが発生していますがこれまでは全てチベット地区での発生でした。

エジプト ブロイラーでH9N2型鳥インフルエンザ感染(2012年7月2日、CIDRAP)

イタリアとエジプトの研究グループがエジプトで初めてブロイラー鶏でのH9N2型鳥インフルエンザの発生が確認されたと発表しました。6月2日の「Influenza and Other Respiratory Viruses」誌上で発表したものです。
研究グループは2010年2月から2011年8月にかけてギザ県、ブハイラ県、ダカリーヤ県、シャルキヤ県の6カ所の養鶏場で、ブロイラーの総排泄腔(直腸と排尿口の兼ねた器官)と鼻咽頭から採取したサンプルと臓器のサンプルをRT−PCR法(逆転写ポリメラーゼ連鎖反応法)による検査で確かめました。感染した鶏に、サンプル採取の時点で呼吸器の症状が見られ、その集団の死亡率は7%から12.8%でした。研究グループはH5N1感染の証拠は見つけられませんでしたが、エジプトでは2種類のウイルスが同時に循環していることから、遺伝子再集合により新型インフルエンザウイルスの発生が懸念されます。
これまでエジプト国内でH9N2ウイルスが家きんから見つかったのは唯一ウズラの農場からだけだったと報告しています。H9N2ウイルスはアジア全土、中東、ヨーロッパ、アフリカで確認されており、低病原性鳥インフルエンザとして扱われています。

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