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2011年12月

中国で鳥インフル、バス運転手死亡(2011年12月31日、朝日新聞)

中国の新華社通信によると、広東省深セン市でバス運転手の男性(39)が鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染し、12月31日、病院で死亡しました。男性は21日に発熱し、重症の肺炎で治療を受けていた。

バングラデシュ 鳥インフルエンザ発生で3,000羽の家きんを殺処分(2011年12月27日、new Kerala.com)

バングラデシュの畜産当局は27日、国内の農場で鳥インフルエンザが確認されたことから、3,000羽以上の家きんと1,300個の卵を処分したと発表しました。
「Daily Star」紙が伝えるところによると、当局はインドの西ベンガル州と国境を接するメヘルプール県の多くの農場を訪れて調査しましたが、感染が確認されたのは1カ所の農場だけだったとのことです。
農場の経営者は、鶏が死に始めたのは23日からだったと言っています。経営者は検査のために死んだ鶏からサンプルを採取して畜産局に届けました。損害額は約70万タカ(US$8,600)に上ると見られます。

インド 大量のカラスの死でパラディブはパニックに(2011年12月27日、Times of India)

パラディブの港町で25日から26日にかけて多くのカラスが死んでいるのが見つかり、住民がパニックとなっています。当局は死骸に触れないよう注意を促しています。
獣医局長官のプレマナンダ・ルート医師は「パラディブでは日曜から月曜にかけて約50羽のカラスが死んだ。付近の住民には手袋なしでは死んだカラスに触れないよう指導が行われ、これ以上地域に病気が広がらないよう深い穴を掘って死骸を埋めるよう指示が出された」「パニックが起きているのは、カラスが人の居住地域の上を飛び回り、人の近くに近寄ってくるためだ。オリッサ州と接するジャールカンドでは最近多数のカラスが致死性の鳥インフルエンザであるH5N1ウイルス感染で死んだ」と話しました。
26日にはADRL(獣疫研究所)の二人の専門家が死んだ10羽のカラスから検体を採取しており、大量死の原因究明のためにボパールのインド獣医学研究所に送られる予定です。
ルート医師は「カラスが死んだ原因を述べることは詳細な検査報告が届くまでは難しい。1週間以内には結果が出るだろう。我々はカラスが死んだことに対して適切な措置を講じており、専門家の見解を求めている」と述べました。

3カ所の保健所地域で警報レベルを超える。 (2011年12月26日、厚生労働省)

2011/2012年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2011年第42週以降増加が続いており、第50週の定点当たり報告数は1.98(患者報告数9,738)となりました。
都道府県別では宮城県(18.20)、愛知県(10.28)、三重県(9.71)、岡山県(5.17)、愛媛県(4.43)、山口県(4.22)、岐阜県(3.39)、滋賀県(2.94)の順であり、40都道府県で前週よりも報告数の増加が認められました。 警報レベルを超えている保健所地域が3カ所(愛知県2、宮城県1)発生し、注意報レベルのみを超えている保健所地域は28カ所(宮城県9、愛知県9、三重県3、北海道、長野県、島根県、岡山県、広島県、山口県、愛媛県各1)と増加しました。
直近の2011年第45〜49週の5週間では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が多く、B型も報告されています。

インフル集団接種に効果か…高齢者死亡を抑制(2011年12月26日、読売新聞)

かつて小学校などで行っていたインフルエンザワクチンの集団接種が、高齢者の死亡を半分以下に抑える効果があったとする分析を、けいゆう病院(横浜市)小児科の菅谷憲夫医師らがまとめ、論文が米科学誌プロスワンに掲載されました。
菅谷医師は、インフルエンザによると見られる死者の数を分析。65歳以上の死者は、小学校などでの集団接種が行われていた94年まは10万人あたり6.8人だったものが、95年以降は同14.5人に倍増しました。 医師らは、集団接種が65歳以上の死亡率を減少させ、年間約1000人の死亡を抑えていたと推定しています。

OIE 香港が2件のH5N1鳥インフルエンザの発生を報告(2011年12月23日、OIE)

香港特別行政区はOIE(国際獣疫事務局)に対し、新たな2件のH5N1鳥インフルエンザの発生を報告しました。
1件目は20日にチェウン・シャ・ワン(長沙湾)の市場で鶏の死骸が確認されたものです。検査の結果H5N1鳥インフルエンザウイルスの反応が陽性でした。感染拡大防止のために19,451羽の家きんが殺処分されました。 もう1件は17日に1羽のシキチョウ(四季鳥)の死骸がチン・スイ・ウェイ(天水囲)で見つかったものです。検査の結果やはりH5N1鳥インフルエンザウイルスの反応が陽性となりました。シキチョウは香港ではよく見られる鳥です。

WHO 新型H3N2ウイルスの呼称を標準化(2011年12月23日、WHO)

2011年7月以降アメリカ国内で、A(H3N2)型ウイルスの変異株による12人のヒトへの感染例が見つかりました。 現在まで他の国からの報告はありません。 このウイルスにはこれまでの季節インフルエンザウイルスとは異なるウイルス学的特徴があり、新しい遺伝子の配列を持っています。(北アメリカのブタの間で循環していたA(H3N2)ウイルスからの7つの遺伝子と、A(H1N1)pdm09ウイルス(現在人間界で循環している季節性ウイルス)からのM遺伝子を併せ持っている。)
混乱防止の観点から、この新種のインフルエンザウイルスの呼称を標準化する必要があったことからFAO(国連食糧農業機関)、OIE(国際獣疫事務局)とWHO(世界保健機関)は専門家による調査委員会を設立しました。
共同で推奨するこのウイルスの呼称は、「A(H3N2)v」です(「v」は「変形」を表します)。

CDC 新たに2例の新種のウイルスによるインフルエンザ感染を報告(2011年12月23日、CIDRAP)

CDCは23日、2人の新たな新種のインフルエンザウイルスによる患者の発生を報告しました。一人は今年11人の患者が見つかっているH3N2vの患者で、もう一人はH1N1の変種ウイルスによる患者です。 H3N2vによる最近の患者発生については先のMMWR(Morbidity and Mortality Weekly Report)に詳しく掲載されています。
ウェストバージニア州の患者ではブタ由来のH3N2ウイルスがH1N1(2009)ウイルスからM遺伝子を譲り受けていました。 CDCは「Have You Heard?(聞いた?)」という表題の記事で新種のH1N1ウイルスについて詳細を説明しています。 このウイルスもH1N1(2009)ウイルスからM遺伝子を譲り受けて3重に遺伝子再集合を起こしていました。ウィスコンシン在住で仕事の関係でブタと接触のあった成人に接触して発病しましたが既に回復しています。
ウェストバージニアの子供はH3N2vに感染していた同じ州の子供と保育所で接触があったと12月9日のCDCレポートが伝えています。 同じ保育所に他に患者がいないかどうか調査が行われた結果、2人目の患者が確認されました。この子の年齢は5歳以下で、11月29日に、発熱、下痢、鼻水の症状が出て発病しました。
最初の患者と同じように2人目の子供も最近旅行したとかブタとの接触があったというようなことはありませんでした。この子は医療機関では受診せずに回復したとCDCは伝えています。 CDCでは、この2人のほかには保育所からも、2人の接触者の中にも患者は出ていないと言っています。ウェストバージニア州と隣接するメリーランド州の郡の保健当局はインフルエンザの監視体制を強化しています。 同じ保育所に通っていた2人の子供が発症したにも関わらず、CDCではおそらく1人目の子供が2人目の子供に感染させたのではないだろうと言っています。2人の子供が発病した日にちは10日以上離れていたためです。
しかし同時に、保育所内で限定的なヒト−ヒト感染が起きた可能性を示唆しているとも述べています。 11月下旬にアイオワ州の保健当局は同じ保育所に通う2人の子供が同じH3N2vウイルスに感染したと発表しました。 保育所の状況はブタとの接触という感染経路とは別のもうひとつの感染シナリオがあることを示すものであるとCDCは述べています。 CDCは、この新型のH3N2ウイルスはブタの群れの間でも循環していることがサーベイランスで示唆されていると述べています。 現在分離されている150種のブタインフルエンザウイルスのうちで30種はH3N2型であり、そのうち8種類はH1N12009ウイルスからM遺伝子を受け継いでいました。 当局は、更なる分析が続けられており、遺伝子バンクへの登録も済み、診断作業は完了していると話しています。
新型のH1N1ウイルスについてCDCは、この3重再集合ウイルス(トリとブタ、ヒトの3種類のウイルスの遺伝子が交雑したウイルス)はアメリカのブタの間で1990年代から循環してきたといいます。 そして遺伝子のゲノム配列のデータベースを再チェックしてみると、2010年からアメリカのブタの間にH1N1(2009)からM遺伝子を譲り受けた変種が出回っていることを示唆していました。
しかし今回のケースはヒトに感染を起こした最初のケースでした。 試験の結果、このウイルスはオセルタミビル(タミフル)とザナミビル(リレンザ)の抗ウイルス剤は効果があることが確認されました。 当局ではH1N1(2009)ウイルスがブタとヒトの間で普通に感染を繰り返していることからすると、一般的にブタに感染するウイルスが、H1N1(2009)から遺伝子の一部分を譲り受けているということは驚くに足りないと言っています。 CDCの研究者は、通常ブタの間で循環するM遺伝子の影響の調査を続けています。 現在までのところ、実験の結果、この遺伝子はモルモットで感染性を高めることが分かっていますが、ブタやヒトで同じ結果になるかどうかは分かっていません。

バングラデシュ 4件の鳥インフルエンザの集団感染を確認(2011年12月22日、CIDRAP)

OIE(国際獣疫事務局)の発表によるとバングラデシュは、11月から12月にかけて新たに4件の鳥インフルエンザの集団感染が発生し、1,257羽の家きんが死に、13,727羽を殺処分としたことを確認しました。全て商業用に生産している農場で発生したものです。
1例目はダッカ地区のラジバリで11月12日に発生。270羽の家きんが死に、残りの11,230羽は感染拡大防止のために殺処分されました。
同じくダッカ地区のマニクガンジで発生した2番目のケースは、11月23日に発生し、572羽の家きんが死に、1,532羽の家きんが殺処分されました。
最も新しい2件の集団感染はダッカ地区に隣接するクルナ地区で発生しました。12月10日に始まったH5N1感染により95羽が死に、565羽が殺処分されました。 また隣接するバジェルハートで18日に始まった感染により320羽の家きんが死に、400羽が殺処分されました。
当局では感染拡大防止のために農場の消毒を行ったと伝えられています。

アメリカ政府の諮問委員会がインフルエンザウイルス研究論文の掲載に関して詳細部分の削除を要請(2011年12月20日、New York Times)

アメリカ政府の諮問委員会が初めて科学雑誌に対して、生物学的な実験の詳細部分についての掲載を行わないよう要請しています。情報が公開されることによってテロリストたちがこれを利用して致死的なウイルスを作り出し、大流行を引き起こすことを恐れてのことです。
この実験はアメリカとオランダの科学者によって行われたものですが、この実験により科学者たちは、通常ヒト-ヒト感染をすることのない致死的なインフルエンザウイルスから非常に感染性の強いウイルスを作り出しました。これは不穏なステップを上るものでした。なぜなら容易に感染するようになることによりウイルスは世界中に感染を広げることになるからです。
実験はフェレットを使って行われましたが、フェレットはインフルエンザがヒトにおいてどのように感染するかを予測するよいモデルと考えられています。 実験に使われたA(H5N1)ウイルスは鳥にインフルエンザを引き起こしますが、ヒトには滅多に感染しません。しかし一旦感染すると極めて高い致死率を示します。このウイルスが初めて確認された1997年以降、およそ600人の人々が感染しましたが、感染した半数以上の人が死亡しています。ほとんど全てのケースは鳥からの感染で、大部分の感染はアジアで起きています。科学者たちはこのウイルスを発見し、もしもこのウイルスが容易にヒト−ヒト感染を起こすような能力を持ったならば最も致命的なパンデミックを引き起こすことができてしまうということを心配しました。
政府の諮問委員会(バイオセキュリティに関する国立科学諮問委員会)はNIH(国立衛生研究所)の監督の下で、「Science」と「Nature」の2誌に対して、研究の中の特定の部分の詳細を掲載からはずすよう求めました。委員会は、結論の公表は差し支えないが、実験の再現を可能にする詳細部分と変異のデータについては公表すべきではないと言っています。
委員会の決定に強制力はありませんが、「Science」の編集者は勧告を深刻に受け止めており、おそらく情報の発表を控えるだろうと話しています。
【関連サイト】5種類の簡単な変異で鳥インフルエンザウイルスが致死的なパンデミックウイルスに(2011年9月26日、New Scientist)
【関連サイト】H5N1ウイルスの感染性の研究がバイオセキュリティの論争に(2011年11月28日、CIDRAP)

アメリカ H3N8インフルエンザウイルスでアザラシが集団死(2011年12月20日、CIDRAP)

ニューイングランド州の海岸で9月以降162頭のアザラシが死んでいる件の調査を行ってきた科学者チームが、死んだ5頭のアザラシからH3N8インフルエンザウイルスが検出されたと発表しました。
20日にアメリカ海洋大気圏局(NOAA)の北東地域事務所が発表したものです。アメリカ地質調査所(US Geological Survey)のナショナルワイルドライフヘルスセンターのホン・イップ博士は発表の中で「H3N8ウイルスは通常野鳥によって運ばれる。H3N8の別のグループのものはウマやイヌにも感染する」と述べています。またNOAA Fisheries Serviceの海洋哺乳動物保護プログラムのコーディネーターであるテリー・ロールズ博士は「今回の集団死でこのウイルスが果たした役割についてより多くを学び、ウイルス自体についての理解を深めるために現在さまざまな動物で実験を行っている」と話しています。
一方、当局では死んだアザラシには近づかず、またペットも遠ざけるよう注意を促すとともに、NOAAのホットラインに連絡するよう呼びかけています。

香港 家きんからのH5N1ウイルス検出を受けて警戒レベルを引き上げ(2011年12月20日、CIDRAP)

AFPの報道によると、香港は3羽の鳥からH5N1鳥インフルエンザウイルスが確認されたことを受けて警戒レベルを「要警戒」から「深刻な状況」へと引き上げました。H5N1が確認された鳥の中には、市場で死んだ鶏から確認されたものも含まれています。当局は陽性反応が出たことを受けて17,000羽の鶏を殺処分にすることにしたと伝えています。
香港の保健衛生責任者であるヨーク・チョウ氏は「気の重いことだが、死んだ鶏は当局による検査の結果、H5N1ウイルスの陽性反応が確認された」と述べました。同時に当局は生きた家きんの輸入を禁止しました。
H5N1ウイルスが確認された残りの2羽はシキチョウ(四季鳥)とユリカモメです。
「深刻な状況」という警戒レベルでは2つのシナリオを想定しています。深刻度の低い方のシナリオでは今日起きているような家きんの間での高病原性鳥インフルエンザの集団発生であり、もうひとつのシナリオはヒト−ヒト感染の確証を伴わないヒトへの感染です。香港は1997年にH5N1鳥インフルエンザが初めてヒトに感染したことが確認されたところであり、18人の人々に感染して6人が死亡しています。

香港 元朗(ユンロン)で発見されたユリカモメの死骸からH5N1(2011年12月19日、OIE)

OIE(国際獣疫事務局)は香港の元朗(ユンロン)で発見されたユリカモメの死骸からH5N1鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表しました。死んだユリカモメが発見されたのは12月13日、他への感染拡大は見られていません。香港では冬の時期にはユリカモメはよく見られるトリです。

【訳注】ユリカモメの死骸を発見したのは元朗(ユンロン)地区にある学校の女性事務員でした。女性はマスクも手袋もせずにこの死骸を処理し、その翌日から発熱と咽喉の痛み、下痢の症状が出ました。一時は鳥インフルエンザに感染したのではないかとの疑いが持たれ、マーガレット女王病院で検査を受けましたが結果は陰性で、鳥インフルエンザには感染していなかったことが判明しています。学校は感染防止のため休校措置がとられ、消毒が行われました。 (関連サイト)

厚労省 インフルエンザ流行シーズン入りを発表(2011年12月16日、厚労省)

厚生労働省は16日、第49週(12月5日〜12月11日)のインフルエンザ発生状況を取りまとめた結果を公表し、流行シーズンに入ったことを発表しました。流行の目安となるのは、全国約5,000箇所の定点医療機関から報告された1週間の患者数で、1定点医療機関あたり1.00人を超えると流行が始まったと捉えられます。第49週の患者数として報告された1定点医療機関あたりの患者数は、1.11人となり1.00人を上回ったことから流行シーズンが始まったことを発表したものです。
都道府県別に見ると東日本大震災の被災地でもある宮城県が10.33人と飛びぬけて高い値となっているほか、愛知県と三重県がともに5.33人、岡山県が4.04人と続いています。これを反映してこの週に全国で休校、学年閉鎖、学級閉鎖などが行われた施設数は150施設と前週の58施設から一気に増加しました。第49週目での流行入りは「平年並み」ということです。

エジプトで母子が鳥インフルエンザに感染、母親は死亡(2011年12月15日、WHO)

エジプト保健省は新たに2例のH5N1鳥インフルエンザ患者の発生を発表しました。患者はダカーリア県に住む母親と幼い子供です。2人とも11月26日に発症しています。母親は12月1日に、子供も翌2日に入院し、それぞれオセルタミビル(タミフル)の投与を受けました。
母親は妊娠24週目でした。治療の甲斐なく12月3日に死亡したとのことです。子供は状態が落ち着いています。調査の結果、感染原因は飼育していて死んだ家きん(鶏、七面鳥)との接触と見られています。今回の2例により、エジプトで確認された鳥インフルエンザの患者数は155人となり、このうち53人が死亡しています。

新型のH3N2変異株が中国のブタでも見つかる(2011年12月15日、CIDRAP)

中国の研究グループが、中国南部のブタからH1N1(2009)ウイルスから遺伝子の一部を受け継いだ新型のH3N2ウイルスを3件の例で分離しました。このウイルスは最近アメリカでヒトに感染し11人の患者を発生させたウイルスとよく似たものです。
研究チームによると中国でこのウイルスが確認されたのは初めてのことであると同時に、2005年以降中国南部で行われてきたサーベイランスによってブタからH3N2ウイルスが発見されたことも初めてだということです。このウイルスは3重集合を起こしたH3N2ウイルスの表面の遺伝子とH1N1(2009)ウイルスの内部の遺伝子を併せ持っており、6月21日に香港で2頭のブタから発見されたほか、2010年11月7日には広西省のブタからも発見されました。地理的にも時間的にもかけ離れているにもかかわらず、これらのウイルスは遺伝学的に極めて近いものでした。
研究者は「これは、H1N1(2009)ウイルスの内部遺伝子複合体がH3N2ウイルスにうまく取り込まれて、一定の期間内にブタの間で広く行き渡ったことの直接的な証拠となるものだ」と話しています。

インド カラスの大量死の原因は鳥インフルエンザ(2011年12月15日、Calcutta News)

数百羽のカラスが死んだ原因がわからないまま不安が続いていたジャールカンド州で、当局は進展があったことを公表しました。 この事件が起きたのは先月(11月)です。最初ジャムシェドプール地区で多数のカラスが原因不明で死んでいるのが発見されました。その後カラスの大量死はラーンチー、ボカロ、クーティ、サーヒブガンジその他の地区にも広がりました。
大量にカラスが死んだ原因を確かめるためにジャールカンドの畜産当局はボパールのインド獣医学研究所から専門家を呼び寄せました。畜産局の担当者は「死んだカラスから検体が採取されボパールに送られた。検査の結果致死性のH5N1ウイルスが見つかり、死因は鳥インフルエンザであることが確認された」と話しました。当局は地方紙に報告書を掲載して、死んだカラスには触らないようにし、地中に埋めるとともに、当局や地域の人々に知らせるよう注意を促しました。ラーンチー動物園も予防措置として閉園しています。
ジャールカンド農業省の長官は15日(木)報道陣に対して「我々は適切な対応策を講じていると同時に、カラスの死に関する専門家の見解を求めている」と述べました。中央政府もカラスの大量死に関連してジャールカンド州当局に助言を送りました。

インフルエンザ:県、今冬初学級閉鎖 足利市立けやき小で /栃木(2011年12月13日、毎日新聞)

栃木県は12日、インフルエンザとみられる集団感染のため足利市立けやき小学校の5年生1組を4日間、学級閉鎖にすると発表しました。県によると、インフルエンザによる学級閉鎖はこの冬初めてということです。

インフルエンザ 群馬・前橋で学級閉鎖 きょうから下川淵小(2011年12月13日、毎日新聞)

群馬県の前橋市で、市立下川淵小学校の4年生の1クラスで児童4人からインフルエンザA型ウイルスが検出され、13〜15日の間、このクラスを学級閉鎖することになりました。同市内でインフルエンザによる学級閉鎖は今季初めてとのことです。

インフルエンザ 福岡・八枝小で学級閉鎖 18人が症状訴え(2011年12月13日、毎日新聞)

福岡県の北九州市は12日、八枝小の児童18人がインフルエンザとみられる症状を訴え、4年生1クラスを学級閉鎖にすると発表しました。重症者はいないとのことです。

インフルエンザ:三条の小学校で学級閉鎖 今冬、県内初 /新潟(2011年12月14日、毎日新聞)

新潟県教委は13日、三条市立大島小学校の1年生、2年生について、インフルエンザにより学級閉鎖にしたと発表しました。今冬の学級閉鎖は県内初です。

中国 H5N1チベットで鳥インフルエンザが発生(2011年12月12日、CIDRAP)

OIE(国際獣疫事務局)の発表によると中国は、チベット台地のラサ付近の村でH5N1鳥インフルエンザが発生したことを確認しました。鳥インフルエンザの発病によりサンダ村で飼育していた1,865羽の家きんの群れのうち290羽が死に、残りの家きんは感染拡大を防ぐために全て殺処分されました。当局はこの地域を消毒するとともに、トリの移動を禁止しました。
新華社通信によると中国農業省の担当官は、集団感染はコントロール下におかれているとして、死んだトリと接触のあった人々の中に鳥インフルエンザの徴候を示す者はいないとのコメントを伝えています。

ヒト感染する鳥インフル変異株を開発、流出や悪用めぐり警戒感(2011年12月12日、AFP)

2011年9月、オランダの研究所がヒト間で感染伝播する鳥インフルエンザウイルス(H5N1)の変異株の作成に初めて成功しました。この研究について、各国保健相らが強い警戒感を表明しました。H5N1型がヒトに感染した場合の致死率は非常に高く、変異ウイルスがなんらかの形で自然界に広まる恐れや、テロリストに利用される危険性への不安が高まっていると報じられています。

インフルエンザ流行レベルマップ第48週(2011年12月9日、国立感染症研究所)

2011年第48週のインフルエンザの定点当たり報告数は0.57(患者報告数2,781)となり、第42週以降増加が続いています。38都道府県で前週よりも増加が見られ、今シーズンで初めて、宮城県及び愛知県で注意報レベルを超えた保健所地域が出てきました、警報レベルを超えた保健所地域はまだないとのことです。
直近では、インフルエンザウイルスの検出はAH3亜型(A香港型)が最も多く、B型も報告されています。

CDC 2種類の新型ウイルスによるインフルエンザの発生を発表(2011年12月9日、CDC)

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)は2種類の異なる型の新種のA型インフルエンザウイルスにより、2人の患者が発生したことを確認しました。患者は別々の州で発生したものですが、二人とも完全に回復しています。2人が感染したウイルスはどちらの型もこれまでにアメリカ国内のブタから見つかっていましたが、これらのウイルスがこれまでにヒトに感染したケースでは全てブタとの直接の接触もしくは濃密な接近によるものでした。
今回の2人はいずれも発症前にブタとの濃密な接触があったという報告はありませんでした。検査機関による試験の結果どちらのウイルスともオセルタミビル(タミフル)、ザナミビル(リレンザ)は効くことが確認されました。

今冬初のインフル注意報 予防呼びかけ 宮城(2011年12月9日、産経新聞)

宮城県は8日、今冬初のインフルエンザ注意報と、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎警報を発令しました。インフルエンザについては、昨年の24日より2週間以上早い発令とのことです。一方、感染性胃腸炎警報が発令されたのは、昨年の11月11日より約1カ月遅い発令となっています。

インフルエンザ:京都・西院小、学級閉鎖 公立校で今冬初/京都(2011年12月6日、毎日新聞)

京都市立西院小の1年生の1クラスが、インフルエンザのため学級閉鎖となりました。府内の公立学校でのインフルエンザによる学級閉鎖は今シーズン初めてとのことです。

行政ファイル:インフルエンザで今冬初の学級閉鎖/愛媛(2011年12月6日、毎日新聞)

愛媛県健康増進課は5日、インフルエンザにより今治市立日吉中学校の2年生の1クラスが4日間、学級閉鎖となると発表しました。今冬の県内でのインフルエンザによる学級閉鎖は初めてとのことです。

インフルエンザ:北九州市、今季初の学級閉鎖 「うがい手洗いの徹底を」/福岡(2011年12月6日、毎日新聞)

福岡県北九州市は5日、インフルエンザにより戸畑区の市立大谷小の3学年計3クラスを4日間、学級閉鎖とすると発表しました。市の保健衛生課は「インフルエンザはこれから増え始める。うがいや手洗いを徹底してほしい」と呼びかけているとのことです。

中国 住民の抗体調査で2種類の鳥インフルエンザウイルスへの感染履歴が判明(2011年12月5日、CIDRAP)

中国の研究チームが、数箇所の村の住民を対象にして行った調査で、家きんを扱っていないにもかかわらず鳥インフルエンザの抗体反応が陽性となっている住民がいることが判明しました。このうち一人の男性は2種類のウイルスに陽性を示しました。この結果は「Clinical Infectious Diseases」誌に掲載されています。
研究チームは24の村から無作為に抽出した北京地区の住民605人を対象に血清学的な検査を実施しました。いずれも家きんを扱った経験のない人々でした。血清検査(血球凝集反応阻害測定)の結果、5人の住民にH9型鳥インフルエンザウイルスの抗体が確認されました。さらにこのうちの1人、55歳の男性からはH5型ウイルスに対する抗体も確認されました。(訳注:抗体ができているということは、過去にそのウイルスに感染したことがあるということを示しています。)
研究チームはH7型ウイルスに対する抗体も調べましたが陽性者はいませんでした。この55歳の男性の息子もH9型ウイルス抗体は陽性でした。妻と娘については低い値でした。研究チームは「パンデミックに備えて行われている標準的なサーベイランス(監視活動)は、主として家きん飼育業者を対象として行われてきたが、これでは不十分だと思われる。我々の研究結果は、今後は一般市民、特に農村地帯に住んでいる人々を対象としてサーベイランスを強化する必要性があることを裏付けている」と結論付けています。

エジプトにおけるH5N1の実態調査(2011年12月5日、CIDRAP)

エジプトの27の県のうち6県が参加して1年間に亘って行われた家きんのサーベイランスで、同国のH5N1鳥インフルエンザの特徴のいくつかが明らかになりました。調査結果にはH5N1以外の鳥インフルエンザウイルスは全く確認されなかったという驚くべき発見も含まれています。
研究は2009年8月から2010年7月まで行われ、研究の成果は「Emerging Infectious Diseases(新興感染症)」誌に発表されました。 研究チームは主要な家きん生産地区に焦点を当てています。58の地区から採取した5,562の検体を調べた結果、H5N1の発生率は5%でした。最も多くの感染が確認された家きんは鶏で、家の裏庭で飼育されている家きんよりも養鶏場で飼育されている家きんの方が高い感染率を示しました。養鶏場での発生率のほうが高かったという事実は、施設で接種されているH5ワクチンの効果に疑問を投げかけるものだと書かれています。
ウイルスは通常、食肉解体処理場や生きた家きんを販売している市場で見つかっており、都市と地方の脅威を示すものとなりました。また、野生のサギからもウイルスが検出されており、専門家は市民や近隣の動物園に脅威を与えるものだと話しています。家きんでH5N1ウイルスが見つかる頻度は月による違いはありませんでした。一方ヒトへの感染は1月と2月に集中しており、何らかの他の要因が絡んでいることが示唆されました。研究チームは、ヒトへの感染の脅威は続いており、家きんの間でのウイルスの循環と進化をモニタリングしていくための更なる努力が必要だと結論付けています。

韓国 イヌのインフルエンザウイルスがH1N1(2009)と再集合(011年12月5日、CIDRAP)

韓国の研究チームは最近、H1N1(2009)ウイルスがイヌのH3N2亜型との間で遺伝子の再集合を起こして新型のH3N1ウイルスができていたことを発見したと発表しました。この分離株は動物の避難所で行われているイヌのインフルエンザの監視プログラムで確認されたものです。2007年5月から2010年12月までの間に採取された50個のA型インフルエンザウイルスの検体を調べてみたところ、1個のH3N1ウイルスを除いて残りは全てH3N2亜型でした。
研究チームがこのH3N1ウイルスの遺伝子の特徴を調べたところ、ヘマグルチニン(HA)遺伝子は韓国国内のイヌの間で感染を繰り返しているH3N2型と類似していましたが、他の部分は極めてH1N1(2009)ウイルスに近いものでした。研究チームはこの新型のウイルスとその”両親”のウイルス(H1N1(2009)とH3N2)を実験的にイヌに感染させて病原性の比較を行いました。H3N2ウイルスに感染したイヌは典型的なイヌインフルエンザの症状を呈しました。しかし新型のH3N1ウイルスとH1N1(2009)ウイルスに感染したイヌには全く症状が現れませんでした。しかし研究チームはH3N1ウイルスは気道から排出されることと中程度の肺の障害を引き起こしうることを発見しました。
研究チームは、イヌの体内で遺伝子再集合が起こったということは、ペットとして飼育している動物がウイルスの中間宿主になりうるということを意味していると記述しています。

インド 大量のカラスの死亡事件の原因は未だ不明(2011年12月4日、TheTelelegraph)

ジャールカンド州の畜産局では、州内で大量のカラスが死んだ原因は依然としてよくわかっていない模様です。しかし森林局は4日、H5N1鳥インフルエンザウイルスが原因であると断定しました。
森林と野生動物の管理責任者であるA.K.グプタ氏は「TheTelelegraph」に対し、このウイルスは東南アジアに広く流行しているものだと話しました。「それは心配の原因となっている。今まさに渡り鳥のシーズンであるだけになおさらだ。しかもこのウイルスは他の動物にも種をまたいで感染を引き起こす」と述べています。しかし、なぜカラスだけが死んでいるのか、発生源はどこか、なぜジャムシェドプールを最初に襲ったのかといった疑問については未だ明らかになっていません。
一方、ダールバム地区の森林局長サンジブ・クマール氏は過去3〜4ヶ月の間に家きんが不自然な死に方をしたという報告はあがっていないと話しています。「もしもカラスが感染して死んだ家きんを食べて死んだとすれば、カラスの移動距離が短いことからすると、カラスの死はジャムシェドプールに限られなければならないはずだ。しかしデオガールでも今日カラスが死んだことが目撃された。また、ギリディーからも報告が届いている」とクマール氏は言います。
12羽のカラスが死んだことが今朝カンケからも報告されました。家畜局長のA.G.ボンドバッダーエ氏は、これらの死骸は安全に処分されたと話しています。

インフルエンザ流行レベルマップ第47週(2011年12月2日、国立感染症研究所)

国立感染症研究所は、インフルエンザ流行レベルマップを更新しました。2011年第47週のインフルエンザの定点当たり報告数は0.29(患者報告数1,397)となり、第42週以降増加が続いています。27道府県で前週よりも報告数が増加していますが、注意報、警報レベルを超えている保健所地域はまだ存在していないとのことです。

ネパール 25校が鳥インフルエンザのために休校(2011年12月2日、Nepalnews.com)

ネパールのバクタプルでは地域で鳥インフルエンザの感染が広がっていることを受けて、25の私立学校が休校の措置をとりました。 バクタプル地区の私立全寮制学校機構(PABSON)は、鳥インフルエンザが発生している地域周辺の私立学校を無期限の休校にすると発表しました。保護者からの圧力を受けて数日間の休校を決めたものです。最近、渓谷で鳥インフルエンザの発生が確認されましたが、つい数ヶ月前に政府が鳥インフルエンザの清浄化を発表したばかりでした。

インフルエンザ:流行期に入る 県が注意呼び掛け /三重(2011年12月1日、毎日新聞)

三重県は30日、県内でインフルエンザが流行期に入ったとみられると発表しました。例年より半月から1ヵ月早いとのことで、県健康危機管理室は注意を呼びかけています。

インド ジャールカンドで大量のカラスが鳥インフルエンザ様ウイルスに感染して死亡(2011年12月1日、Times of India)

インドのジャールカンド州で500羽から1,000羽にのぼるカラスが鳥インフルエンザのウイルスに感染して死んだことが確認されました。これを受けて当局では感染が家きんに広がらないよう、警戒を強めるよう州政府に呼びかけました。家畜局組合の公式な報告はまだ州当局には届いていませんが、ボパールの獣疫研究所でカラスの死骸を調査した結果、鳥インフルエンザウイルスに似たウイルスが見つかりました。ただし、ウイルスが確認された部位が脳だけだったことから、ウシや家きん、ヒトには感染の危険は少ないと見られています。
家畜局の役員は、糞や食道から採取した検体からはウイルスは確認されなかったと話しています。このことは感染したカラスをほかの鳥が食べない限り、感染は広がらないことを意味しているといいますが、一方で「死んだカラスを他のカラスや他の鳥獣が食べてこのウイルスに感染してしまうことはありそうだ」とも言っています。
インド獣医学調査局(Indian Veterinary Research Institute)の科学者による調査チームがジャムシェドプールを訪れてカラスの死骸を集め詳細な観察を行いました。IVRIのリシェンドラ・ベルマ氏はジャムシェドプールの家きんに感染したという証拠はないと話しています。ジャムシェドプールに暮らす部族の間では、かなりの住民がカラスの肉を食用としており感染の危険があることから、州政府の指示の下で家畜局は、死んだカラスは慎重に取り扱い、埋葬するよう公報活動で注意を呼びかけています。
ランチ大学の動物学部長であるMKシンハ氏は、カラスの死亡についての詳細なレポートを求めています。「大量死が発生したということは、他の鳥や牛、人などに感染が広がらないような何らかの対処をする必要がある」と話しています。感染したカラスに見られる症状は、震え、高体温、痙攣などということです。

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