鳥インフルエンザ(H5N1)対策情報サイト - 知っていますか?強毒性インフルエンザの脅威

信頼される安心を、社会へ。 セキュリティ・防犯・警備のセコム
 
鳥インフルエンザ(H5N1)対策情報サイト > 鳥インフルエンザ・新型インフルエンザ バックナンバー > 2011年9月

鳥インフルエンザ・新型インフルエンザ バックナンバー  ※外部サイトへリンクしています

2011年9月

高病原性鳥インフルエンザ:新経路分かる シベリア方面から直接、道内侵入 /北海道(2011年9月29日、毎日新聞)

北海道オホーツク総合振興局は9月28日、高病原性鳥インフルエンザ警戒本部の幹事会を開き、昨年10月稚内のカモの糞から検出されたウイルスが、シベリアから直接道内に持ち込まれていたことが、この度初めて分かりました。
農林水産省が昨年実施した疫学調査の中間結果の中で発表されたもので、ウイルスは通常シベリアから朝鮮半島、西日本を経由して運び込まれるとされていました。

【山口】 インフルエンザ:今季初の学級閉鎖 周南の幼稚園で集団感染(2011年9月29日、毎日新聞)

山口県は9月28日、インフルエンザの集団感染が発生し、学級閉鎖を決めたと発表しました。
集団感染があったのは、山口県南部、周南市の幼稚園です。山口県内では今季初であり、過去10年間では新型インフルエンザの流行した2009年に次いで早く、感染への警戒を呼びかけています。

RSウイルス感染症、今冬に大流行の恐れ 患者数が最多(2011年9月28日、朝日新聞)

国立感染症研究所の感染症情報センターは、乳幼児に気管支炎や肺炎などを起こす「RSウイルス感染症」が流行しており、調査データがある2004年以降、この時期の患者数としては最多となっていると伝えています。
例年は秋から冬に流行するものですが、今年は6月下旬から患者が増え始めていて、既に昨年10月末と同水準に達しています。
【関連サイト】RSウイルス感染症について (国立感染症研究所)

インド当局「鳥インフルエンザの発生はナディア(西ベンガル州)のみ(2011年9月26日、 TIMES OF INDIA)

ボパールの獣疫安全研究所(High Security Animal Disease Laboratory)で検査した検体がH5型の鳥インフルエンザの陽性反応を示したことから、当局はベンガル州で再び鳥インフルエンザが発生したことを発表しました。
動物資源開発局の発表によると、ナディアのテハッタT地区の半径3q以内で約51,000羽の雌鶏とアヒルが殺処分される見込みとのことです。

5種類の簡単な変異で鳥インフルエンザウイルスが致死的なパンデミックウイルスに(2011年9月26日、New Scientist)

H5N1鳥インフルエンザウイルスは、人を死亡させる能力を持つウイルスですが、パンデミックを引き起こすまでにはいたっていません。それはこのウイルスが、容易にヒト−ヒト感染を起こす能力を持っていないためです。
研究室内での実験で、このウイルスの2本の遺伝子に5種類の突然変異を誘導したところ、哺乳動物(フェレット)間で感染を拡げる能力をもつ可能性があることがわかりました。しかも突然変異したにもかかわらず、致命的であることは変わりありませんでした。ロッテルダム(オランダ)にあるエラスムス医療センターのウイルス学の教授であるロン・フーシェ博士は先週マルタで開かれた科学者会議で「このウイルスはまるで季節性インフルエンザウイルスのように効率的に感染した」と報告しました。
1996年にウイルス免疫学の研究でノーベル章を受賞したピーター・ドハーティ氏は「これは、H5N1ウイルスがヒトに容易に感染するように変化し、なおかつ重症な疾患を引き起こす可能性があるということを明らかにしたもので、恐ろしいことだ」と述べています。
H5N1ウイルスは東アジアにおいて家きんで進化して、2004年以降ユーラシアでも広がりました。現在までに565人に感染し、331人を死亡させたことが知られています。これまでのところこのウイルスは、数百万羽の鳥に感染し、ヒトやネコ、ブタにも感染しているにもかかわらず、哺乳動物同士の間では容易に感染を拡げることはありません。研究室内でそのようなウイルスを作ることは失敗してきました。そして一部のウイルス学者達は、H5N1ウイルスには単にその能力がないのだと考えています。
フーシェ氏のチームはこれとは異なった結論を示唆しました。彼らは初めにH5N1ウイルスに対して、鳥インフルエンザが哺乳動物に適応するようになるとして知られている3種類の突然変異を誘導しました。このバージョンのウイルスはフェレットを死なせました。これは季節性インフルエンザウイルスがヒトに感染する場合と同様の反応です。しかしこのウイルスはフェレット同士の間では感染しませんでした。
次に研究グループは、発病したフェレットから採取したウイルスをより多くのフェレットに与えました。病原体を動物に適応させるための標準的な技術です。彼らは厳格な封じ込め設備内で10回に亘ってこれを繰り返しました。10度目にはH5N1の感染が離れたケージ内のフェレットにも広がり、感染したフェレットは死にました。
研究ではこれ以外にもさまざまな突然変異を加えてみましたが、その中で2種類の変異が意味のあるものでした。前述の意図的に行われた3種類の変異と併せて「このウイルスが『離陸する』のに必要なのはわずかに5種類の変異だけだということが示唆された」とフーシェ氏は話しています。彼は現在その5種類の変異によって作られたH5N1ウイルスのテストを行っています。
H5N1ウイルスの突然変異は全てトリから別々に発見されています。フォーシェ氏は「別々に起こるものであると言うことは同時にも起こりうると言うことだ」と話しています。
香港大学のウイルス学者であるマリク・ペイリス氏は、「これは、H5N1ウイルスがヒト-ヒト感染を起こすようになるための変異はトリの中で起こりうるということを意味しているものだ。トリの間でのウイルスの循環は現状でも行われており、ブタのような哺乳動物への感染を必要としないということを意味している。」と述べました。
一方ニューヨークにあるシナイ山メディカルセンターのインフルエンザの専門家であるピーター・パレス氏は、H5N1ウイルスが哺乳動物に適応するようになることに疑問を呈しており、信じていません。「フェレットは人間ではない」と彼は言います。「H5N1は長い間存在している」がヒト-ヒト感染を起こすような突然変異に失敗している、と言っています。
ジェフェリー氏は「これまで適応しなかったといって起こりえないと言うことにはならない」と反論しています。
メリーランド州ベセスダにある国立衛生研究所のタウベンバーガー氏は、鳥インフルエンザがどのようにして1918年の致死的なパンデミックになったかを研究したことで知られていますが、彼は「単にこれまでに起きていないことは我々にとってラッキーだということだ」と述べています。

インフルワクチン、冬に不足も 厚労省は買い占め警戒 (2011年9月22日、日本経済新聞)

厚生労働省は、この冬の供給予定のインフルエンザワクチンは約2700万本で、70〜98万本のワクチンが不足する可能性があると発表しました。供給元のひとつが、予定していた本数分を出荷できなくなったことが原因です。
同省は都道府県に対し、医療機関による買い占めや在庫の偏りが発生しないように、在庫量の把握などの徹底を通知する方針です。

鳥インフルエンザの変異株は野鳥によって感染拡大(2011年9月22日、The Standard)

中国本土やベトナム、ヨーロッパで家きんの間に蔓延している鳥インフルエンザウイルスの新型変異株は、昨年には地元香港の女性にも感染していますが、野鳥によって感染を拡大したと専門家が指摘しています。
香港大学の微生物学者であるマリク・ペイリス博士によると「2003年に再流行を開始したH5N1鳥インフルエンザウイルスがいくつかの国々で家きんを次々と死に至らし、さらにはヒトにも感染して58%の致死率を引き起こしているが、今回のケースは、そのとき以来、渡り鳥によってウイルスが世界に拡大した2度目の例である」と言っています。ペイリス氏は、新型H5N1株は2008年に見つかったと言います。 「我々は、このウイルスはおそらく野鳥によって広がったものと考えて間違いないだろうと報告した。残念ながらこのウイルスは今や日本やベトナムそしてヨーロッパでも感染を引き起こしている。」と述べています。このウイルスが野鳥によって家きんに拡大したのは2度目のことですが「一旦家きんに感染が拡大すると、ウイルスは家きんの商取引で広がって行く」とペイリス氏は言います。
1度目の例は、2005年に青海湖で数千羽の野鳥が感染して死んだ際に起きました。「数カ月の間にウイルスは世界各地に広がった。ナイジェリア、エジプト、そしてヨーロッパの数カ国に拡大し、ついにはインドとバングラディシュにまで広がった」とペイリス氏は言います。
先月FAO(国連食糧農業機関)は、従来のワクチンが効かない新型変異株について警告を出しました。 ペイリス氏の意見に反応して香港バード・ウォッチング協会のマイク・キルバーン協会長は、野鳥を監視していくことが合理的だと語っています。 しかしキルバーン氏は、米埔(マイポ)自然保護区の周辺で感染した鳥やその死骸が見つかる度に自然保護区を閉鎖が行われ、渡り鳥がヒトに鳥インフルエンザを感染させるという神話が恒久化されようとしていると話しています。自然保護区は政府により過去6年間で6回閉鎖されました。最近では昨年の初めに実施されています。 しかし、バード・ウォッチャーと米埔自然保護区を経営している世界野生生物基金によるキャンペーンの後、ガイドラインは昨年の11月に緩和されました。 新たな規則では、保護区内の半径3km以内で10日間で3羽以上の感染した鳥もしくはその死骸が発見された場合には、21日間保護区を閉鎖すると定めました。
キルバーン氏は「1羽の感染した鳥が見つかったというくらいのことは大したことではないが、米埔(マイポ)自然保護区が閉鎖されると言うのはどんなときでも事件なのだから、この決定は歓迎すべきものだ」 「これは『野鳥は怖い』という世論にも影響を与えるだろう」と述べました。
彼は、広範囲なモニタリングにもかかわらず、毎年米埔(マイポ)自然保護区に来る30,000羽の野鳥のうちH5N1ウイルスを運んでいる鳥はまだ一羽も見つかっていないと言っています。

新型インフル対策、症状で柔軟運用 行動計画を改定 (2011年9月20日、日本経済新聞)

政府は20日に開かれた新型インフルエンザ対策閣僚会議で、新型インフルエンザ対策行動計画を改定しました。
ウイルスの感染力や症状の程度により柔軟に対応することが目的であり、2009年に流行したA09年型の対応の混乱を招いた反省を踏まえてのものです。
新たな計画では、病院の「発熱外来」を「帰国者・接触者外来」と名称を変更、診察対象を帰国者のみにすることにより、患者の殺到、混乱を防ぐよう改めたほか、患者が発生した場合は全数把握や集団発生の監視を強化しますが、必要性が低くなれば縮小、中止が出来るものとしています。

バングラディシュ H9N2鳥インフルエンザウイルスをアメリカに提供(2011年9月19日、CIDRAP)

bdnews24.comによるとバングラディシュはH9N2型鳥インフルエンザウイルスの株をアメリカに提供したと伝えています。
保健事務局長の話では、このウイルスはバングラディシュの疾病管理研究所であるIEDCRが監視活動で発見したもので、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が最近H9N2型の一種類として詳細な型を確定しています。 このウイルスは病原性の低いものですが、H5N1型と遺伝子の交雑を起こしてパンデミックを起こす可能性を秘めたウイルスで、バングラディシュ国内で循環しています。
ウイルス株はWHOの定めた手順により提供され、これによりバングラディシュは製造されたワクチンの一部を受け取ることができるようになっています。

インド 西ベンガル州で鳥インフルエンザが発生(2011年9月19日、OIE)

OIE(国際獣疫事務局)はインドの西ベンガル州でH5N1鳥インフルエンザが発生したとの報告を発表しました。
14日、西ベンガル州の村で飼育していた65,401羽の家きんのうち2,285羽が発症し、849羽が死にました。調査はまだ続いています。半径3Km以内の地域では、全ての家きんの殺処分が続けられており、所有者への補償も行われています。また10km以内では集中的な監視が始まり、鳥肉の市場が閉鎖され、感染地域の鳥肉製品の輸送も禁止されています。

強毒性のインフルエンザ、どうなった?(2011年9月15日、読売新聞)

読売新聞は15日、強毒性である鳥インフルエンザ(H5N1)の脅威と、今秋鳥インフルエンザが世界で再流行する可能性を伝えています。
このサイトでも8月29日に伝えていますが、国連食糧農業機関(FAO)が発表したレポートで、強毒性の鳥インフルエンザが、秋から冬にかけて世界的に再流行する可能性があり、ウイルスの変異株がアジアや他の地域に広がっていると警告を発しているためです。
このウイルスは、人への感染力は高くないものの、2003年以来331人が死亡し感染率は約60%に上ります。今年も既に世界各地で複数の死亡例が伝えられているほか、ウイルスは変異を繰り返しており人への脅威が依然として続いているものです。 FAOは、「ベトナムでのウイルス拡大は、カンボジア、タイ、マレーシアに広がる可能性があり、同様に朝鮮半島と日本にも脅威となる可能性がある」としており、読売新聞も「震災被災国・日本も警戒を緩めるわけにはいかない」と伝えています。
【関連サイト】国連機関が警告 鳥インフルエンザが再流行(2011年8月29日、FAO)

カンボジア バンテイメンチェイ州で鳥インフルエンザが発生(2011年9月12日、OIE)

OIE(国際獣疫事務局)は、カンボジアで鳥インフルエンザが発生したとの報告を発表しました。
鳥インフルエンザが発生したのは8月25日で、カンボジア北西部のバンテイメンチェイ州の村です。裏庭で飼育していた236羽の家きんのうち156羽がH5N1型鳥インフルエンザを発症し、死にました。残りの80羽の家きん(鶏50羽と鴨30羽)は全て殺処分されました。

インド アッサム州で鳥インフルエンザが発生 3万羽を殺処分(2011年9月10日、Hindustan Times)

インドのアッサム州では、ドゥブリ地区で11日、鳥インフルエンザウイルスが確認されたことから、警戒警報が出されました。
ボーパールにある法医学研究所に送られた検体が陽性を示したものです。これを受けてアゴモーニ地域の14の村では家きんの殺処分が始まりました。合計3万羽の家きんが殺処分される見込みです。

インドネシア 母子3人が鳥インフルエンザの疑いで隔離病棟に入院(2011年9月7日、Bird flu corner)

インドネシアのジョグジャカルタ特別区で母親と2人の子供(11歳と2歳半)が1日からサルジット病院の鳥インフルエンザ隔離病棟で集中治療を受けています。病院の広報担当が明らかにしたものです。
3人は、鳥インフルエンザの症状を示した後、バントゥールの病院で診てもらいました。検体が採取され、確認検査のためにジャカルタにある保健省の研究所に送られました。患者の容態は回復しつつありますが、依然として治療は継続されています。

北朝鮮保健省、WHOと共同で鳥インフル予防 (2011年9月7日、聯合ニュース)

聯合ニュースは7日、中国とベトナムで高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)ウイルスの変種が発見されたことを受け、北朝鮮保健省と世界保健機関(WHO)が予防に取り組んでいると伝えました。
米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が報じたもので、WHOの平壌事務所は北朝鮮保健省に対し、国際基準にあった警戒、監視の技術的アドバイスをし、発生時の体制を整備しています。

さらに2人の子供が新型のブタインフルエンザウイルスに感染(2011年9月6日、CIDRAP)

先日CDC(米国疾病予防管理センター)が新型のブタインフルエンザH3N2型に2人が感染したとの報道があったばかりのアメリカから新たに2人の子供が感染していたとの報告がありました。
ペンシルバニア州保健局(PDH)が5日、州内に住む2人の子供の感染を発表したものです。2人とも先に報告されたケースと同様に8月13日から20日の州に行われたワシントンカントリー農業祭に参加していました。一人は既に回復済みで、もう一人も回復に向かっています。
CDCは2日にインディアナ州とペンシルバニア州の2人の子供がブタ由来のH3N2ウイルスとH1N1(2009)ウイルスが再集合してできた新型のインフルエンザウイルスに感染したと発表していました。2人が感染したウイルスは似通っているが全く同じではないということでした。インディアナ州の子供はブタとの接触があった世話人から感染した疑いがもたれています。
今回新たに2人の感染が確認されたことでペンシルバニア州での感染者は3人となりましたが、PDHとCDCの調査はまだどのように3人が感染したかは正確には断定してはいませんが、先の報告でCDCは、感染した女の子は農業祭でブタや動物に接触があったと述べています。
CDCは2日の発表で、H3N2ブタインフルエンザウイルスによる人への感染は過去2年間で8件報告されているが、今回の感染がこれらと異なるのはウイルスがH1N1(2009)と交雑してこの遺伝子を組み込んだウイルスとなっていることだとコメントしています。
【訳注】
2009年に世界的なパンデミックを起こしたH1N1(2009)ウイルスと遺伝子の交雑があったとすると、よりヒトへの感染性を高めた可能性があり、再び新たなインフルエンザウイルスによるパンデミックに発展する危険性があるために世界的なニュースとなっているものです。
ただしCDCのリン・フィレッリ医師はその可能性は少ないだろうと言っています。その理由として近年散発的に発生していたブタ由来のH3N2ウイルスによるヒト感染の多くが小児への感染で占められていることを指摘し、1990年以前にヒトの間で流行したH3N2(香港型)ウイルスが今回のブタ由来H3N2ウイルスと近縁関係にあり、20歳以上の人々にはいく分かの交差免疫があると考えられるためと述べています。

インドネシア 家族10人が鳥インフルエンザの疑い(2011年9月5日、Bird flu corner)

インドネシアの北スウェラシ州コタモバグの村に住む女性4人、男性5人の家族が4日、H5N1鳥インフルエンザの疑いでマナドのKandou hospital病院に駆け込みました。 家族はその後高熱となったためDatoe Binangkang病院に転院し、その後さらにKandou病院へと移送されました。 患者は現在は回復しつつありますが、病気の原因についての検査結果は公表されていません。
一方、この村では25羽の鶏が死に、H5N1鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が確認されました。しかし死んだ鶏には通常観察されるとさかの紫斑や、けづめの皮下出血が見られず、コタモバグの家畜事務所の専門家は、ウイルスに突然変異が起きたのではないかと疑っていると話しています。

ベトナム 国内各地で鳥インフルエンザが発生(2011年9月5日、OIE)

OIE(国際獣疫事務局)はベトナムで発生した新たな3件の鳥インフルエンザを発表しました。
集団感染があったのは、クアンガイ、クアンチ、タイビンの各省の3つの村で、8月中旬から下旬にかけてあわせて3,050羽が発症、うち871羽が死に1,387羽を殺処分にしたと伝えています。 H5N1ウイルスによる鳥インフルエンザとされますが、H5N1にしては発症数に対し死んだ数が少ないこと、以前は全数を処分していたにもかかわらず最近は必ずしも全数を処分していないことなど不可解さが残ります。

米で新型の豚インフルエンザ 乳幼児2人感染(2011年9月3日、朝日新聞)

米疾病対策センター(CDC)は2日、米国内で乳幼児2人が新種の豚インフルエンザウイルス(H3N2型)に感染したと発表しました。豚インフルエンザの感染は2005年〜10年で21例報告があるが、今回のウイルスは、遺伝子の一部が09年に世界的に流行した新型インフルエンザ(H1N1型)のものに置き換わっていました。
2人の感染に関連はありませんが、遺伝子の一部が置き換わっていた点では共通しており、CDCでは監視の強化を呼びかけています。
【関連サイト】インディアナ州とペンシルベニア州の二人の子供、7月に新種の豚インフルエンザ(H3N2)ウイルス感染(2011年9月2日、CDC)

発症した2人の子供の経過
患者A
CDCは8月17日インディアナ州衛生研究所からの報告で、男の子(5歳未満)がブタ由来のH3N2型インフルエンザにかかった疑いがあるとの事実を確認しました。この子は2010年の9月にインフルエンザワクチンの接種を受けていましたが、7月23日に発熱、咳、息切れ、下痢、のどの痛みの症状が出ました。男の子は地方の救急外来を受診し、気道から採取された検体からA型インフルエンザH3型の陽性反応が確認されました。男の子は抗ウイルス剤の投与はされずに家に帰りましたが、慢性的な症状が続いたことから翌日再び救急外来を受診し、症状の悪化が確認されたために入院となりました。7月27日には回復して退院しています。
インフルエンザサーベイランスの一環として7月24日にも気道から検体が採取されました。検体はインディアナ州衛生研究所に送られ、PCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応検査)が行われた結果、8月17日にブタ由来のH3N2ウイルスによるものであることが疑われました。さらにCDCで遺伝子配列を検査した結果8月19日に間違いが無いことが確認されたものです。
この子はブタとの直接の接触はありませんでしたが、この子の世話人が症状の無いブタと数週間に亘って接触しており、発症する2日前にこの子の世話をしていました。家族や濃厚接触者にも、また世話人や世話人の家族、濃厚接触者にも呼吸器疾患の発症は確認されませんでした。

患者B
CDCは8月24日ペンシルバニア州保健局からの報告で女の子(5歳未満)がブタ由来のH3N2型インフルエンザにかかった疑いがあるとの事実を確認しました。この女の子は2010年の9月にインフルエンザワクチンの接種を受けていましたが、8月20日に急に発熱とタンの伴わない咳、けんたい感の症状を発症しました。女の子は地方の救急外来を受診し、鼻腔ぬぐい液の迅速検査でA型インフルエンザが確認されました。この女の子は抗ウイルス剤を投与されないまま数日間家で療養し、完全に回復しています。
救急外来で鼻腔ぬぐい液と鼻腔洗浄液が採取されてペンシルバニア州保健局の研究所に送られ、インフルエンザサーベイランスの一環として追加検査が行われました。8月23日に州立衛生研究所は、PCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応検査)でブタ由来のH3N2ウイルスの疑いがあることを確認したため、両検体ともCDCに送りました。遺伝子配列を検査した結果、8月26日にブタ由来のH3N2ウイルスであることが確認されました。
女の子は8月16日に農業祭に行っており、そこで直接ブタや他の動物との接触がありました。この子の家族や濃厚接触者には発病者はいませんでしたが、引き続き調査は行われています。

鳥インフルエンザ(H5N1)対策情報サイトトップへ ページの先頭へ
セコム株式会社
Copyright(C) SECOM CO.,LTD All Rights Reserved.