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2010年9月

インドネシア スラウェシ島で鳥インフルエンザが再燃、4人が入院(2010年9月29日、Jakarta Post)

ジャカルタポスト紙がスラウェシ島で発生している鳥インフルエンザのヒトへの集団感染の疑いのニュースを報道しました。
9月26日付でこのサイトにてお伝えしている「インドネシア 8人がH5N1鳥インフルエンザに感染の疑い」の修正版と見られます。
ジャカルタポスト紙は南スラウェシの州都マカッサルにあるワヒディン・スディロフソド病院は、鳥インフルエンザと見られる4人の患者を治療中と伝えています。 病院の担当医師によると、4人のうち3人は子どもで、高熱と呼吸困難、咳の症状を訴えているため、鳥インフルエンザの患者対応基準に沿って直ちに感染症センターに入院したとのことです。 確定診断のために検査の結果が待たれています。
ピンランの保健当局の責任者は、発熱している30人の住民の監視を続けており、このうち3人の症状が重いために入院、症状から3人は鳥インフルエンザに感染したものと推測していると話しています。 この3人は住んでいる家の近所で数十羽の鶏が突然死んだ後に発熱したとのことです。 地元の農業畜産当局のデータでは、ピンラン地区周辺では先週6,300羽の鶏が鳥インフルエンザで大量死したと記録されています。

タイで新型インフルエンザが再流行(2010/09/28、newsclip.be)

タイの日本語総合情報サイトが、タイ国内で8月以降新型インフルエンザが再流行していると伝えています。
タイ保健省によると、1月以降タイ国内で確認された新型インフルエンザ(H1N1型)による死者は85人で、感染率はバンコクが突出して高くなっています。

インドネシア 8人がH5N1鳥インフルエンザに感染の疑い(2010年9月26日、crofsblogs)

インドネシアのピンラン保健当局は、H5N1鳥インフルエンザに感染した疑いがあるとして8人の住民を観察下においています。 ランリサン地区での5,000羽のブロイラーの大量死が確認されたことによるものです。 保健当局の医師は住民に対し、まだ鳥インフルエンザウイルスの陽性者は見つかっていないが観察を続けると話しています。
この地域では、住民の健康チェックの指揮所が設置され、鳥インフルエンザに住民が感染した場合にいち早く発見することが出来るようにモニターを行なっています。 政府は鳥インフルエンザが発生したランリサンのピンラン地区に対し隔離政策を執りました。
鳥インフルエンザは家きんの間で感染を拡大する恐れがあるため、同じ地区の付近の農家は、この地域が鳥インフルエンザ汚染地域であると宣言されて以来、鶏の取引価格の暴落に苦しんでいます。

新型インフルエンザ集団感染 松本の小学校学年閉鎖(2010年9月26日、信濃毎日新聞)

長野県松本市の小学校で新型インフルエンザの集団感染が発生し、3年生が学年閉鎖となったと報じられています。
松本保健所の発表では、3年生42人のうち12人が発熱し、11人が24日の授業を欠席したとのことです。 このうち2人から検体を採取して調べた結果、新型インフルエンザと確認されたことから、25日を学年閉鎖としたものです。 長野県内での休校などの措置がとられたのは5月31日以来約4ヶ月ぶりと伝えています。
今のところ管内のほかの学校からの集団感染の報告はない模様ですが、当サイトでもお伝えしたように厚労省は9月5日から11日までの週に全国で9施設が休校などの措置をとったと発表しています。
【関連サイト】
インフルエンザ様疾患発生報告(第46報)(国立感染症研究所、2010年9月15日)

アメリカ 第37週(9/13〜9/19)に肺炎とインフルエンザによる死亡者数が急増(2010年9月24日、Recombinomics)

アメリカの第37週(9/13〜9/19)の肺炎とインフルエンザによる死亡者数が上昇しました。
この週に記録した6.87%と言う数値は前週の5.92%を大幅に上回っただけでなく、流行の目安となる6.4%、昨年の第37週の6.07%をも上回っています。
40週以降にならないとCDC(アメリカ疾病予防管理センター)による週報の発表が開始されないことから、詳細については分かっていません。しかし、CDCは8月にアイオワ州での2カ所の小規模なH3N2(香港型)の集団感染の発生を受けて警報を出していました。また、メディアがオンタリオ州の小都市ロンドンでA型インフルエンザの集団感染が続いていると報道していました。 この集団感染は介護施設の入居者の間に広がったもので、高齢者が中心であったことなどからH3N2(香港型)であると見られています。
新型インフルエンザは、65歳以上の高齢者での感染拡大がしにくい傾向があったこともあり昨年のパンデミックは比較的小規模で済みましたが、今年H3N2型と同時に流行した場合には、高齢者がH3N2型に罹り、65歳以下の世代がH1N1新型に罹るという状況となりかねず、死亡者数が記録的な数字になる可能性もあると指摘しています。

茨城県の小学校で新型インフルエンザが集団発生(2010年9月24日、国立感染症研究所)

国立感染症研究所は茨城県の小学校で新型インフルエンザの集団感染が発生して学年閉鎖措置がとられたと発表しました。
集団感染が起きたのは竜ヶ崎保健所管内の小学校で、9月1日の新学期開始日から発症者が相次ぎ、5学年の26名中9名が発症したことから、9月8日から5日間学年閉鎖の措置がとられました。学校全体では131名中20名発症しています。また、発症者にはいずれも渡航歴はなく、昨年はインフルエンザに罹患した者はいなかったとのことです。
今回の事例は、茨城県内で今季初めての臨時休校措置となる集団感染でしたが、その後、この小学校の近隣の小学校からも臨時休校措置の報告がありました。 茨城県内では散発例からインフルエンザAH3亜型(香港型)も検出されていることから、新型インフルエンザに限らず、今後の発生動向を注視する必要があると注意を呼びかけています。

<速報>2009/10シーズン夏季のインフルエンザ検出状況−沖縄県(2010年9月24日、国立感染症研究所)

国立感染症研究所は沖縄県での今年の夏のインフルエンザ検出状況を速報の形で発表しました
2009/10シーズンは、前シーズンのAH1pdm夏季流行が持続した状態での開始となり、定点当たりの報告数は第53週に54.88人でピークとなった後、第18週は0.17人でほぼ終息していました。しかし、第27〜35週(7/5〜9/5)は0.53〜1.17人の範囲で推移し、全国の0.02〜0.04人と比べると約27倍でした。医療機関にて迅速診断キットでインフルエンザ陽性を示した患者の咽頭ぬぐい液18検体を検査材料とし、リアルタイムPCRとMDCK細胞によるウイルス分離を実施しました。
ウイルスのタイプは新型インフルエンザ5例、香港型4例、B型9例でした。このうち香港型は、ワクチンに使用された株とは異なるタイプと見られ、十分な注意が必要であると報じています。
【関連サイト】
インフルエンザ患者報告数とインフルエンザウイルス検出状況2009/10(沖縄県)(国立感染症研究所) 

インドネシア 東ジャワで鳥インフルエンザが発生(2010年9月23日、Metoro TV News)

東ジャワのトゥルンガグンで鳥インフルエンザが発生しました。不安定な気候が原因ではないかと見られています。地元の動物衛生当局は「不安定な気候は鳥インフルエンザウイルスの感染リスクを高める」と言っています。この当局者によると、最近家きんの間で少なくとも2度の鳥インフルエンザの発生があったといいます。 最初のケースは9月23日にサンバージェンポール県の村で発生しました。このときには少なくとも23羽の放し飼いの鶏が鳥インフルエンザの症状で苦しみだして突然死亡したとのことです。
「鶏の死亡が確認されたことから、発生場所から半径1km以内の地域については感染拡大防止のために消毒薬を散布した」と伝えています。第2のケースはンガントゥル県の村で発生したと報告されていますが、同様にひどい状況のようです。

タミフル耐性株、新薬効かず…新型インフル(2010年9月23日、読売新聞)

新型インフルエンザウイルスの中には、タミフルに対して耐性の性質を獲得した株が発見されていますが、これらのタミフル耐性新型インフルエンザウイルスは、今年承認されたばかりの新薬「ラピアクタ」(一般名:ペラミビル)にも耐性を示すことが、国立感染症研究所の研究で判明しました。
国立感染研の小田切孝人インフルエンザウイルス研究センター第一室長によると、昨シーズンに国内で流行した新型ウイルス6915株のうち75株(約1.1%)が、タミフルが効かない耐性株でしたが、この75株を調べたところ、すべてラピアクタにも耐性を示しました。 別の治療薬リレンザに対しては、どの株も耐性がなく、投薬の効果がみられました。
CDC(アメリカ疾病対策センター)の調査でも、アメリカの新型インフルエンザウイルス6781株中64株(約0.9%)がタミフル耐性でしたが、すべてラピアクタにも耐性を持っていました。ウイルスに働く仕組みが互いに似ているためとみられるとのことです。

多剤耐性の新型インフルエンザウイルスが出現(2010年9月23日、CIDRAP)

新型インフルエンザで死亡した14歳の少女から、多剤耐性の性格を獲得した新型インフルエンザウイルスが分離されたとの研究結果が「Clinical Infectious Diseases」(CID)誌に発表されました。
この少女には全身性エリテマトーデスなどの基礎疾患がありましたが、2009年の10月に呼吸不全を起こして入院しました。最初の数週間はオセルタミビル(タミフル)による治療を受け、その後は静脈からザナミビル(リレンザ)が投与されましたが、12月下旬に合併症で死亡しました。 この少女から11月に採取したウイルスはオセルタミビル(タミフル)に対して強い耐性を示しました。同時にザナミビル(リレンザ)やペラミビル(日本での商品名「ラピアクタ」)にも弱いながらも耐性を示したといいます。
論文では「多剤耐性のウイルスが出現したということは、これまでとは異なる作用機序で効く新薬の開発に一層の努力が必要であることを物語っている」と述べています。

新型インフルエンザウイルスは48時間でタミフルへの耐性を獲得しうる(2010年9月23日、CIDRAP)

シンガポールの医師らによると、28歳の新型インフルエンザに罹患した女性にタミフルを投与したところ、投与から48時間足らずでウイルスが薬剤への耐性を獲得したとの研究結果を発表しました。これまでの報告よりかなり早い耐性獲得です。
この女性は発病から4日目にタミフルの治療を開始しました。ウイルス遺伝子からタミフル耐性の変異が見つかったのは発病6日目に採取したサンプルからでした。 タミフル投与開始から14時間後に採取されたサンプルからは耐性を持たない通常のウイルスだけしか確認されませんでしたが、投与後45時間に採取されたサンプルでは遺伝子の52%に耐性の変異が見られたと言います。 「一晩で遺伝子に耐性の変異がおきうるということは、医師は常に耐性ウイルスの可能性を考慮しながら治療する必要があるということになる」と述べています。
タミフル耐性の新型インフルエンザウイルスは、これまでは免疫状態に問題のある患者に長期投与した場合などのケースで散発的に発見されているにとどまっていました。 この研究は「Emerging Infectious Diseases」誌に発表されたものです。

インドネシア 鳥インフルエンザで24000羽が大量死(2010年9月21日、PALOPO POS)

インドネシアのカプマンタン地方で鳥インフルエンザが発生し、9の小管区で少なくとも24000羽のトリが大量死したと伝えられています。
これまでのところ、ヒトへの感染は報告されていません。 地元当局の資料では、感染したトリは鶏卵用の鶏とブロイラー、地鶏であるとされています

ロシア クラスノヤルスクで野鳥500羽が大量死(2010年9月20日、rosbalt)

ロシアのクラスノヤルスクの湖で500羽の鴨や烏が死んでいるのが発見されました。
周辺地域では狩猟禁止の措置が取られています。 ウイルスの影響による大量死と見られていますが、当局により採取された血液サンプルを検査している模様です。

小児の新型インフルエンザは季節性に比べ高頻度のけいれん発作(2010年9月20日、Science Daily)

ユタ大学の研究チームは、小児の新型インフルエンザと季節性インフルエンザを比較した結果、 新型インフルエンザの方がよりけいれん発作や、脳症、脳炎などの神経学的な合併症を高頻度で起こしているとの研究結果を発表しました。
研究チームは303例の新型インフルエンザ患者から神経学的な合併症が生じた18人の患者について詳細に調査をしました。調査の結果、入院した患者は83%に達し、67%はけいれんを合併、50%が脳症を起こしていました。けいれんを起こした患者の半数以上がてんかんの重責発作のような症状となり、けいれん発作が5分から30分に及ぶ危機的な状況でした。
一方、季節性インフルエンザでは234人の対象患者から同様に神経学的な合併症のあった16人を抽出して調べましたが、入院となった患者は25%だけであり、脳症や言語障害その他の重症の神経学的な問題のあった患者は一人もいませんでした。この研究結果は9月号の「Annals of Neurology」に掲載されています。新型インフルエンザが小児に重症例が多いことはこれまでも指摘されてきましたが、この指摘を裏付ける結果となっています。

インド 1週間で111人が死亡(2010年9月20日、Net India)

インド健康家族省が発表した公式発表によると、9月13日から19日までの週の新型インフルエンザによる死者は、前週に引き続いて100名を超え、111名に達しました。
WHOはインドの患者数は減少してきていると話していますが、昨年6月からの死亡者の累計数は2427人に達しています。WHOは8月10日に患者数が減少してきていることを踏まえてポストパンデミック期への移行を宣言しましたが、予期せぬ感染拡大に引き続き注意するよう呼びかけています。

エジプト H5N1鳥インフルエンザの疑いで55歳の男性が入院(2010年9月17日、Internet Flu News)

Internet Flu Newsは、エジプトのタンタで55歳の男性がH5N1鳥インフルエンザの疑いで強制入院となったと伝えています。
現在患者から採取した血液が保健省の検査機関に送られており、検査結果が出るのを待っているところです。患者にはタミフルが投与されており、専用の病棟に隔離されています。 エジプトでは今年22人のH5N1鳥インフルエンザの患者が発生し、このうち9人が死亡しています。今回のケースが確認されれば23人目の患者になります。

インド 1週間で111人が死亡(2010年9月20日、Net India)

インド健康家族省が発表した公式発表によると、9月13日から19日までの週の新型インフルエンザによる死者は、前週に引き続いて100名を超え、111名に達しました。
WHOはインドの患者数は減少してきていると話していますが、昨年6月からの死亡者の累計数は2427人に達しています。WHOは8月10日に患者数が減少してきていることを踏まえてポストパンデミック期への移行を宣言しましたが、予期せぬ感染拡大に引き続き注意するよう呼びかけています。

CDC(米国疾病予防管理センター)と医学団体が妊婦へのワクチン接種を勧奨(2010年9月16日、CIDRAP)

アメリカのCDCと医学団体が数千カ所の医療機関に対し、妊婦と出産後まもない産婦へのインフルエンザワクチンの接種を勧めるようにとの書簡を送りました。
書簡では「予防接種の実施に関する諮問委員会(ACIP)は、妊婦及び産婦に対し、季節性インフルエンザワクチン(訳注:今季の季節性ワクチンには、新型インフルエンザワクチンの株も含まれています)の接種を推奨します。昨年度に新型インフルエンザワクチンや季節性インフルエンザワクチンの接種を受けていたとしても同様です」と述べており、その理由として、妊婦が感染した場合重症化することが多いことや早産を起こしやすいこと、母体がワクチン接種を受けていれば赤ちゃんにも効果があることなどを上げています。
手紙の署名には「アメリカ家庭医学会」「アメリカ産婦人科学会」「アメリカ医学会」「アメリカ看護協会」その他の団体が名を連ねており、同時にインフルエンザワクチンの安全性も訴えています。

2種類のインフルエンザウイルスのヒトへの同時感染を発表(2010年9月16日、SundayStarTimes)

ニュージーランドの研究チームが、2種類のインフルエンザウイルスがヒトに同時感染をしていたのを発見しました。
国立インフルエンザセンターの研究チームは、昨年、新型インフルエンザが流行した際、少なくとも11人が新型インフルエンザとタミフル耐性の季節性インフルエンザとに同時に感染していたことを発見したと伝えています。 この発見は、同時感染している細胞の中で、より病原性の強い、抗ウイルス剤耐性の新型ウイルスが出来てしまう可能性を示唆するものです。 研究チームは「H5N1のようなたちの悪いウイルスが他のインフルエンザウイルスと同時感染した場合、遺伝子交雑を起こして容易にヒト-ヒト感染を起こすウイルスに変異しかねない」と危惧しています。
この研究は、今日発行される科学雑誌「Emerging Infectious Diseases」に発表される予定です。

全国で9施設が休校・学年、学級閉鎖措置を実施(2010年9月15日、厚生労働省)

厚労省の「インフルエンザ様疾患発生報告」によると、9月5日から9月11日までに全国の幼稚園と小中学校の9施設で休校や学級閉鎖などの措置がとられました。
内訳は、東京都3施設、茨城県2施設、千葉県、神奈川県、長崎県、浜松市がそれぞれ1施設となっており、うち6施設からは新型インフルエンザウイルスが、残り3施設では季節性のA香港型(H3N2)が検出されました。 昨年はH1N1新型インフルエンザ一色でしたが、今年は複数のウイルスが混在する従来のパターンに戻りつつあるようだとのことです。 休校などの数は、昨年10月末に約17,800施設を記録しましたがその後減少し、夏休みとなった7月18日の週以降は報告がありませんでした。
8週間ぶりの発生報告ですが同省では「まだ今年の流行が始まったとは言えない」と話しています。

FAO(国連食糧農業機関)が家きんでのH5N1感染報告の増加を発表(2010年9月13日、CIDRAP)

FAO(国連食糧農業機関)は、今年に入り家きんでのH5N1の集団感染の発生している国の数と発生件数が増えているとの発表を行ないました。
「FAO AIDE News」によると、家きんの間でのH5N1鳥インフルエンザ発生が報告された国の数が、昨年は1年間を通じて11カ国であったものが、今年は8月時点で16カ国(及び香港特別行政区)に上っているとのことです。 また今年度の上半期にFAOに報告された発生件数は390件でしたが、昨年の発生報告件数は1年間で297件でした。これらの件数には、世界で最も多く発生しているインドネシアでの発生件数は含んでいません。インドネシアの発生件数の捉え方が世帯単位ではなく、村単位での捉え方をしているためにカウント方法が異なるためです。
発生件数の著しい増加にはエジプトのサーベイランス体制が強化されたことが影響しており、同国では今年度264件の発生報告がありましたが、昨年の同じ期間には71件の発生であったと伝えています。

香港 インフルエンザの流行で病棟が溢れかえる(2010年9月15日、The Standard)

香港ではこの7日間に、少なくとも5カ所の公共病院のいくつかの病棟でベッド使用率が100%となる事態が生じています。
プリンスオブウェールズ病院では、9月5日以降4人のインフルエンザ患者が発生し、整形外科の病棟を閉鎖せざるを得ない状況となっています。
病院の広報官は14日、過去7日間に亘って病棟の病床使用率は100%が続いていると発表しました。 プリンスオブウェールズ病院以外の他のいくつかの公共病院も100%以上の病床使用率となっており、 「香港ではまだ夏のインフルエンザシーズンのピークの真っ只中にあること意味している」と話しています。 ベッド確保とスタッフへの負荷量を減らすために緊急手術以外は延期されるとのことです。
現在香港で確認されているインフルエンザウイルスのほとんどがH3型ウイルスです。

インド 新型インフルエンザで1週間に128人が死亡(2010年9月13日、インド保健省)

ポストパンデミック期への移行が宣言された新型インフルエンザですが、インドでは感染拡大が続いています。
8月30日から9月5日までの1週間に新型インフルエンザで死亡した人は128人に達しました。 特にマハラシュトラ州では45人が、グジャラート州では32人が死亡しています。 この週に検査で新型インフルエンザと確認された人の数は1257人ですが、検査を受けていない人も多いと見られており、実際の患者数は分かっていません。

吸入インフル薬「イナビル」承認 第一三共が秋に発売へ(2010年9月11日、asahi.com)

第一三共株式会社は、国産の抗インフルエンザウイルス薬「イナビル」が製造販売承認を取得したと発表しました。
「イナビル」は粉末剤を吸入するタイプの抗ウイルス剤ですが、長時間効果が持続するために1回の吸入だけで治療が完結し、それ以降服薬する必要がないのが特徴です。 薬の作用はタミフルやリレンザと同じようにウイルスの増殖を抑える(ノイラミニダーゼ阻害)ことで効き目を発揮するタイプです。

チリで季節はずれの流行拡大(2010年9月10日、WHO)

WHOの発表によれば、チリではこの2週間で急激な呼吸器疾患の増加があるとのことです。 全年齢層で感染が広がっていますが、高齢者に比べて65歳以下の年齢層がより多く感染しているようです。
チリの呼吸器疾患の発生は、例年6月から7月にピークとなっており、9月にこのような感染拡大が発生するのは非常に珍しいことです。 今シーズンここまで最も一般に検出されたウイルスはH1N1(2009)新型インフルエンザウイルスでしたがここ数週間は減ってきており、B型とH3N2香港型にシフトしてきています。
またRSウイルスも、主として乳幼児を中心に、広範な地域に猛烈な流行をしていると伝えています。

茨城県の小学校が学年閉鎖(2010年9月10日、毎日新聞)

茨城県は、稲敷市立あずま小学校(生徒数131人)の5年生に9人のインフルエンザの疑いのある生徒が出たことから、8日から12日までの間学年閉鎖にすると発表しました。
患者の中に重症者はでていないとのことです。ウイルスの型は分かっておらず、現在研究機関で検査中です。 県内で学年・学級閉鎖の措置が始まるのは例年10月〜11月ごろですが、昨年は新型インフルエンザの流行の影響で、8月頃から学級閉鎖が始まりました。
9月に入り、東京や長崎からも学級閉鎖のニュースが伝えられており、流行の始まりが早いことが心配です。

新型インフルエンザの妊婦は早産の割合が2.5倍に(2010年9月9日、読売新聞)

日本産婦人科医会が妊産婦の新型インフルエンザへの感染についての研究結果を発表しました。 この報告によると、調査した2611箇所の病院、診療所で、昨年の5月から今年の3月にかけて新型インフルエンザにかかって入院した妊婦は234人でしたが、出産時期が分かった178人のうち26人(14.6%)が「早産」とされる妊娠22週〜36週での出産でした。調査対象となった234人は全員が回復しています。 この値は2008年の全国平均5.8%の2.5倍に当たるといいます。さらに重症例(ICU入院、肺炎、呼吸管理の必要な患者)では31.3%が早産となり5.5倍の値でした。
WHOでは、妊婦は喘息や糖尿病、心疾患などと並び、新型インフルエンザにかかると重症化しやすと注意を呼びかけています。

長崎県壱岐市の中学校で2学級が学級閉鎖へ(2010年9月7日、毎日新聞)

毎日新聞は、長崎県壱岐市の鯨伏(いさふし)中学校の2年と1年のクラスの各1クラスがインフルエンザのために学級閉鎖されることになったと報道しています。
閉鎖の期間は9月7日と8日の2日間、患者の数は16人で、ウイルスの型についてはまだ分かっていないようです。 長崎県内では今年の5月31日以来の学級閉鎖と伝えています。

新型インフルエンザはいくつかの国でまだ活発な活動を続けている(2010年9月7日、CIDRAP)

新型インフルエンザは、いまだにさまざまなレベルで活動を続けています。
インドでは死亡者の増加が、オーストラリアではシーズン後半にも関わらず患者数の増加が報告される一方で、ニュージーランドではやっと感染がおさまってきました。
WHOは8月10日にポストパンデミック期への移行を宣言しましたが、それにもかかわらずマーガレット・チャン事務局長は6日、これらの国々は被害を抑えるために警戒を続けるべきであるとの警告を繰り返しました。 チャン事務局長は、4日からバンコクで開催されているWHOの会議の席上で、新型インフルエンザウイルスは重大な健康被害をもたらす危険を持ち続けているとして、WHOがいくつかの地域的が「ホットスポット」となって感染が続いていることを認識しており、ポストピーク期においては予想されたことであると発言しました。 あわせて「パンデミックウイルスがまだ消えてはいないということを覚えておいてほしい」と付け加えています。

目黒区の中学校が学級閉鎖(2010年9月6日、産経ニュース)

東京都教育委員会は6日、目黒区の区立第7中学校でインフルエンザにより欠席する生徒が相次いだことから、3年生1クラスを7日から3日間学級閉鎖にすると発表しました。 このクラスでは34人の生徒のうち、発熱などの症状で5人が欠席し、この中の4人がA型インフルエンザの診断を受けたとのことです。 都教委は、インフルエンザによる学級閉鎖が始まるのは例年10月から12月で、9月の学級閉鎖は極めて異例のことと話しています。
国立感染症研究所が公表している「インフルエンザ様疾患発生報告」でも、8月22日から28日の週に学級閉鎖が行なわれた都道府県はありませんでした。 ウイルスの亜型(A新型、A香港型、Aソ連型の別)については、調査中とのことです。 今年は流行が始まるのが早いのではないかと見られており、アメリカでは既に季節性インフルエンザワクチンの接種が始まっています。
【関連サイト】
インフルエンザ様疾患発生報告(2010年9月1日、厚生労働省健康局結核感染症課)

WHO ワクチン製造の迅速化を求める(2010年9月6日、CBSNEWS)

WHOの担当官が香港で開かれているインフルエンザ国際会議の記者会見で、今回のパンデミックに際してインフルエンザワクチンは効果を上げたが、次の大流行までには製造を迅速化する必要があると発言しました。
今回のパンデミックでは、ワクチン接種をした95%の人に効果があったとの研究結果が示されており、広い地域でワクチン接種を展開することが犠牲者の数を抑えるために重要でした。 WHOによると今回世界中で3億5千万接種分のワクチンが供給されたといいます。 しかし、今回のパンデミックでは、2009年4月に発生して以来ワクチンが出来るまでに6カ月かかり、いくつかの国々にとっては遅すぎる状況でした。 アメリカでは10月5日にワクチンの接種が開始されましたが、新学期が始まりインフルエンザの第2波の襲来が起こってから数週間たった後でした。

専門家が警告「次の世界的流行は鳥インフルエンザの可能性」(2010年9月5日、Medical News Today)

「多くの人が新型インフルエンザはもう終ったと気を抜いているかもしれないがそれは間違いである。鳥インフルエンザは次の世界的流行を引き起こす脅威を秘めたままであり、世界の保険当局者は注意深く見守る必要がある」。ウイルス学の権威である聖ジュード小児研究病院のロバート・ウェブスター博士が、香港で開催されている国際インフルエンザシンポジウムでこのように警告しました。
ウェブスター博士は「次の流行は水鳥が感染源となり、それがブタに感染し、さらにヒトへと感染してくる可能性がある。H5N1鳥インフルエンザウイルスはこれまでに300人の命を奪っており、感染者の61%を死亡させているが、幸運なことにまだヒト−ヒト感染を起こすことが出きていない」と述べて警戒を呼びかけています。

ニュージーランド 今シーズン新型インフルエンザで16人が死亡(2010年9月3日、Hawkesbay Times)

ニュージーランドでは今シーズン16人が新型インフルエンザで死亡し、今なお14人がICU(集中治療室)で治療を受けています。ダレンハント保健省副長官は、インフルエンザの患者数は減少してきたもののまだ地域的に差があり、カンタベリーのようにいまだに増加している地域があると話しています。
「症状が出たら早めに受診することが重要だ。特に基礎疾患がある人や重度の肥満がある人、妊婦などは重症化しやすいので注意して欲しい」と注意を呼びかけました。昨日(2日)正午の時点で、累計631人が新型インフルエンザで入院しています。

フィンランドでブタが新型インフルエンザに集団感染(2010年9月3日、OIE)

OIE(国際獣疫事務局)は、フィンランドの農場でブタが新型インフルエンザに集団感染した事実を公表しました。集団感染があったのはフィンランド西部のランシスオミ州の農場で、飼育している1500頭のブタのうち150頭が感染したとのことです。このうち50頭には発熱と食欲低下が見られ、その他のブタはクシャミと咳が出ていますが死んだブタはいません。最初に発生したのは8月23日で、既に感染は収まっています。もともと新型インフルエンザウイルスはブタの間で発生したウイルスですので、ブタが感染することは不思議ではありませんが、ブタは鳥インフルエンザにも容易に感染します。
つい最近、インドネシアのブタが高い率でH5N1鳥インフルエンザウイルスに不顕性感染(症状の出ない感染)をしていたという研究報告がありましたが、同時感染して遺伝子の交雑が起きると病原性が強く人に感染しやすい新型のウイルスができる危険性もあることから、注意深く監視を続ける必要性があります。

香港でインフルエンザ患者が急増(2010年9月2日、香港衛生防護センター)

香港でインフルエンザの症状を訴える患者が急増しています。
香港の衛生防護センターから発表された8月22日から26日までの週の患者の伸びは、昨年のパンデミック時と似ており、昨年より約3〜4週間早く流行が始まっていることをうかがわせます。(圖一 参照)
患者から分離されているウイルスはH3N2型が約8割を占めており、昨年パンデミックを起こしたH1N12009型は10数%にとどまっています。(圖三 参照)
また、患者の年齢層も高齢者に多く、老人介護施設での患者数の急増が目を引きます。(圖六 参照)
今年の流行が早くから始まる可能性についてはアメリカも警戒しており、すでにワクチンの接種開始を早めています。

新型インフルエンザ 早期投薬で死亡率低下(2010年9月2日、朝日新聞)

世界的な大流行となったH1N1(2009)インフルエンザですが、各国の死亡者数には大きな差があったと朝日新聞の紙面で報じています。
日本では202人が死亡していますが、アメリカの死亡者数は推計約12,000人と発表されており、人口10万人あたりの死亡率は、アメリカ3.96(推計)、カナダ1.32、メキシコ1.05に対して日本は0.16と日本の死亡者数の少なさが際立っています。 日本の犠牲者が少なかったことについては世界各国が注目しており、その理由についてさまざまな推測が行なわれてきましたが、けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫医師らは、小児患者1,000人を対象とした疫学調査の結果、日本ではタミフルなどの抗ウイルス剤の投与が、発症後早い時期に行なわれたことが死亡率を引き下げたと考えられるとの研究結果をまとめました。
服用開始について他国と比較してみると、アメリカでは48時間以内に服用を開始した患者の割合は39%〜51%、アルゼンチンは12%〜13%でしたが、日本では、確認が取れた667人のうち89%の小児患者が48時間以内に投与されており、この違いが致死率を引き下げたのではないかと推測しています。 菅谷医師は「医療水準が変わらない米国などでは薬を飲み始めるのが発症から何日もたってからという例が少なくない。死亡率の差は薬を飲む時期が早かったからとしか考えられない」と話しています。

ニュージーランドの新型インフルエンザは、病原性を増している可能性(2010年9月2日、Radio Australia)

Radio Australiaは、今年のインフルエンザの流行は少し後れておりまだピークには達していないと見られるため、今後の新型インフルエンザの動向が太平洋諸国の重大な関心事となっていると伝えています。
オーストラリアでも多くの地域で患者の増加が見られていますが、となりのニュージーランドでは患者が急増しています。インフルエンザの専門家グループは、ニュージーランドで強い感染が続いていることから、病原性を増してきている可能性があると話しています。

タイの専門家、致死的鳥インフルエンザの再流行の可能性を指摘(2010年9月2日、Bangkok Post)

タイでは2006年7月以降鳥インフルエンザのヒトへの感染の報告はありませんが、専門家は再流行の可能性があると警鐘を鳴らしています。 ベトナムなどの近隣諸国での流行があとを絶たないことを受けて、国内での再燃への警戒を促したものです。
また、鳥インフルエンザは、渡り鳥やイヌ、ネコなどのペットからもヒトに感染することがありますが、 これに対する厳格なサーベイランス(監視)が行なわれていないことを指摘し、ヒトへの感染を防ぐには、家きんだけではなくペットの感染の監視も重要であると訴えています。

台湾でH5N1ワクチンの接種を開始(2010年9月1日、Focus Taiwan News Channel)

台湾CDC(疾病予防管理センター)が、H5N1鳥インフルエンザワクチンの接種を開始しました。
同センターのチョウ・ジン副長官は「中国やベトナム、インドネシアなどでは、新たな家きんの集団感染が発生し続けており、国全体に拡大する危険が存在し続けている」と話しています。 CDCは接種の対象者として、病気の予防や管理に当たる医療関係者、動物検疫官、空港港湾でセキュリティー・チェックの従事者、湾岸警備員と鳥インフルエンザが発生している国に頻繁に出かける人々などをリストアップし、接種を勧めています。 期間は9月末までを予定しており、この期間に19万回接種分が準備されているとのことです。 接種料金は無料ですが、接種を受けるための登録費用と健康診断費用は本人の負担で行なわれます。
H1N1新型インフルエンザのパンデミックは終息宣言が出されましたが、H5N1鳥インフルエンザのリスクは続いています。 日本からも感染国への渡航の機会が多い人はいると思いますが、しっかりとした対策を考えたいものです。

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