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鳥インフルエンザ・新型インフルエンザ バックナンバー  ※外部サイトへリンクしています

2010年1月

インド・西ベンガル地方の鳥インフルエンザで家禽農家がパニック状態(express buzz、2010年1月30日)

西ベンガル地方のムルシダバド県に発生した鳥インフルエンザは感染が拡大し、120の村に警戒警報が出されました。家禽農家がパニックになっていると報じられています。この地方では、すでに95,000羽もの鶏が処分されており、今後の動向を注意して見ていく必要がありそうです。

エジプトの鳥インフルエンザの、ヒトへの感染事例について分析結果を発表(2010年1月28日、ユーロサーベイランス)

ユーロサーベイランスはエジプトでの高病原性鳥インフルエンザH5N1のヒトへの感染事例の分析結果を発表しました。
報告では、最初に感染が確認された2006年3月20日から2009年8月31日までの期間に感染が確認された85人の患者を分析していますが、男性32人に対し女性が53人と女性の方が多く発生しており、特に2006年と2007年はこの傾向が強いことがわかりました。発症から医療機関を受診するまでの期間は、回復した患者では平均1日と18時間、死亡した患者では平均6日間でした。小児の場合は、成人に比べ、早期に受診しています。
死亡者について見ると、27人の方が亡くなられていますが、このうち24人が女性と圧倒的に女性の死亡率が高いことが注目されます。発症してから死亡するまでの期間は平均11日でしたが、感染した家禽との接触が最も重要な危険因子であることが伝えられています。20歳から39歳の女性が多く感染、死亡しており、この年代の女性の感染者21人のうち15人が死亡しています。これは、この年代の女性が、家庭内で家禽の解体処理と調理や、感染が発生している農場での仕事に携わっているためと考えられています。

「再び増加傾向に?」インフルエンザ流行レベルマップ2010年第3週(2010年1月27日、国立感染症研究所)

冬休みが明けた1月18日〜24日の週の、全国の定点医療機関からの報告患者数が前の週を上回り、1医療機関当たり9.03人と報告されました。11月下旬から8週間連続下がり続けてきましたが、ここに来て再び増加の傾向をうかがわせる報告です。これまでの累計患者数は1,971万人となり、全国民の約15%が感染したことになります。
また死亡者数は180人と報告されていますが(厚生労働省:新型インフルエンザに関する報道発表資料)この週の死亡者数は13名と増加しています。

インフルエンザ:国産初、治療薬「ラピアクタ」発売 点滴で1回投与−−塩野義製薬(毎日新聞、2010年1月27日)

インフルエンザ治療薬といえば、タミフルやリレンザなどが有名ですが、タミフルは飲み薬、リレンザは吸入タイプの薬剤です。そのため、重症化して薬を飲めなくなったり、吸入のできない患者には使えなくなってしまうという難点がありました。
27日に販売が開始された「ラピアクタ」は注射薬で、点滴で投与されるため、薬の飲めない重症患者にも使えることが大いに期待されています。昨年10月に新薬としての承認申請がなされましたが、わずか3ヵ月余りで、承認から販売開始まで来たのは異例の早さと言えます。このほかにも国内数社が新薬の開発を進めており、今後の進展が期待されています。

新型インフルで休校、3倍に 冬休み前と同水準(朝日新聞、2010年1月27日)

学校の冬休みが明けて、授業が再開されるとともに、再び休校・学年閉鎖・学級閉鎖をする施設の数が、冬休み前の水準に戻りました。1月17日から23日の1週間に全国で休校、学年閉鎖、学級閉鎖などを行なった施設は2,159施設と報じられています。過去3週間は冬休みのおかげで低い数字が続いていたのですが、冬休み前の水準に戻る結果となりました。
もっとも、流行のピークを迎えつつあった昨年の11月初旬には17,822施設が休校・学級閉鎖などを行なっていましたので、その時期と比較すると8分の1に減少しています。これまでの患者の4分の3は19歳以下であった(国立感染症研究所:感染症発生動向調査週報)ことを考えると、今後は中高年への感染にも警戒が必要と考えられます。

アメリカのこれまでの新型インフルエンザ感染者数は推計5,500万人(アメリカ疾病対策センター、2010年1月15日)

アメリカ疾病対策センター(CDC)は、4月から12月までのアメリカ国内の新型インフルエンザの感染者数、入院患者数、死亡者数の推計値を発表しました。
これによると、感染者数は5,500万人、入院患者数は24万6,000人、死亡者数は新型インフルエンザが引き金になったと考えられるケースも含めて1万1,160人とされています。
アメリカの人口は約3億500万人と言われていますので、人口の約18%が感染したことになります。CDCでは毎年の季節性インフルエンザでの発病率を5%〜18%と発表していますので、ほぼ季節性インフルエンザと同じ数の患者が発生したと考えられます。
入院患者は季節性インフルエンザでは約20万人発生するといわれていますので、2割ほど多い数の入院があったと見られますが、死亡者数は季節性インフルエンザでは毎年約3万6,000人が死亡していると言われることから、現在までのところ季節性インフルエンザより下回った数となっています。これは、季節性インフルエンザに比べ、今回の新型インフルエンザが若年者中心に流行しており、中高年者の患者が少ないことによると考えられています。

インド西ベンガル州で鳥インフルエンザが発生、95,000羽以上の鶏を処分(ボンベイニュース、2010年1月25日)

インドのボンベイニュースは、西ベンガル州に発生した鳥インフルエンザで、95,000羽以上の鶏が処分されたと報じています。1月14日にムールシダバッド村で発見された鳥インフルエンザの集団感染は、17日には周辺の村へも広がっています。当局によれば、これらの鳥の処分作業に400人以上の養鶏作業員と獣医が参加したとのことです。
この他にも、世界各国で鳥インフルエンザによる鶏の大量死が続いています。22日には台湾で約7,000羽の鶏が、24日にはベトナム中部で400羽のアヒルと600羽の鶏が、同日にバングラディッシュでも500羽の鶏が(バングラディッシュでは6日にもおよそ1,000羽が死んでいます)、鳥インフルエンザで死んだと伝えられています。
エジプトでは、新たに94人目のヒトへの感染が発生したと報じられており、世界各地で広がる鳥インフルエンザの動向を注視していく必要がありそうです。
台湾で約7,000羽の鶏が鳥インフルエンザで大量死(チャイナデイリー、2010年1月22日)
ベトナム中部で鳥インフルエンザが発生(サイゴン・ジャイ・フォン・ニュースペーパー、2010年1月26日)
バングラディシュで鳥インフルエンザ再発(デイリースター、2010年1月26日)
エジプトで94人目の鳥インフルエンザ感染者(ブルネイFM、2010年1月24日)

エジプトで鳥インフルエンザ(H5N1)による28人目の死者が発生、今年初の死者に(2010年1月21日、The Egyptian Gazette Online)

エジプシアン・ガゼッテ紙の1月21日の記事によると、「エジプト保健省がH5N1鳥インフルエンザによる28人目の死者が出たと発表した」と報じています。今年になって初めてのH5N1鳥インフルエンザによる死亡報道ですが、この患者は農家の女性で、 H5N1に感染して死んだ鳥との接触があったようです。
別の報道(クウェートニュースエイジェンシー)によれば、エジプトではH1N1新型インフルエンザでの死亡者も新たに4人が確認され、合計で 224人になったと報じています。エジプトではH5N1鳥インフルエンザウイルスとH1N1新型インフルエンザウイルスの同時感染拡大が起きており、これらのウイルスの間で遺伝子交叉が起きることにより、H5N1ウイルスが容易にヒトに感染しやすくなる危険性を指摘する声もあります。

WHO パンデミックインフルエンザ情報 ウィークリーレポート更新84「沖縄で再び感染拡大」(2010年1月22日、WHO)

H1N1新型インフルエンザの世界的流行は、多くの地域で収まってきているようです。日本でも全体的に流行は収まってきており、ピークは11月の終わりごろだったと考えられますが、WHOでは「12月の下旬になって沖縄で再び感染が拡大している」と注意を呼びかけています。
また、中国北部の一部地域において、「わずかながらH3N2季節性インフルエンザウイルスの流行が続いている」とも書かれており、例年であればこれからが季節性インフルエンザの流行期にあたるため、今後も注意して見ていく必要がありそうです。さらに、「南半球の温帯地域でも、散発的にH1N1 新型インフルエンザの感染者が発生している」とあることから、流行は冬だけで終わらず夏になっても続く可能性があると考えられます。

インフルエンザ流行レベルマップ2010年第2週(2010年1月20日、国立感染症研究所)

日本でも各地で警戒を解除してきていますが、沖縄では、前週に引き続き感染拡大の再燃が続いています。気を抜かずに動向を注視していく必要がありそうです。
国立感染症研究所では、7月からの患者の累計数を1,923万人と推計しています。これまでに発表された死亡者数は、1月17日現在166人(厚労省:新型インフルエンザに関する報道発表資料より)ですからこの数値から単純に致死率を計算すると0.00086%ということになりますが、そう単純にはいきません。インフルエンザの致死率を計算するときは通常「超過死亡率」という概念を使います。これはインフルエンザの流行の直接的および、間接的な影響により死亡した人の数を推計して算出するもので、1〜2年後でないと計算ができません。WHOも多方面から発表される「致死率」の数値に混乱しないよう注意を呼びかけています。

新型インフルエンザの流行状況について〈第70報〉(2010年1月20日、外務省)

記事にもあるように、ここに記されている各国の感染者数・死亡者数は昨年の7月時点で更新がストップされている数字です。
アメリカでは、疾病対策センター(CDC)が4月〜11月までの間に4,725万人が発症し、21万3,000人が入院、9,800人が死亡したとの推計を行なっています。
また、日本の患者数の推計値は、1月10日までの累計で1,875万人と国立感染症研究所が発表しています。

鳥インフルエンザの流行状況について (2010年1月7日、外務省)

インドネシアが昨年の暮れに、H5N1鳥インフルエンザのヒトへの感染者数・死亡者数のWHOへの報告を再開しました。H5N1ウイルスのサーベイランス(監視)体制の足並みが揃ったという意味で良いニュースです。ただし、インドネシアに限らずどこの国もそうですが、WHOへの報告は全てウイルス学的検査で診断が確定したケースですので、実際には発表された数の数倍〜数十倍の感染があるだろうと言われています。
さらに怖いのは、H5N1鳥インフルエンザとH1N1新型インフルエンザが同時に流行している地域があるということです。これらの地域で鳥や豚、もしくはヒトで同時感染が起こり、その体内で遺伝子の交差が起きることで、H5N1ウイルスがヒトーヒト感染を容易に起こすようになる可能性を指摘する専門家もいます。

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