防犯 2021年06月18日

家族で共有しよう。自宅の防犯対策

家族みんなで防犯対策をしよう

夏休み、年末年始など長期の休暇には、家族が揃うことが多いと思います。一方、コロナウイルス感染予防のため、離れて暮らしていている家族と電話やメールなどで連絡を取り合う方もいらっしゃることでしょう。

犯罪が凶悪化する時代だからこそ、今一度、家族と家庭の防犯対策について、家族みんなで話し合ってみることが大切です。この機会に家族と家庭の「安全・安心」について考えてみてください

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特殊詐欺の被害推移(2018年警視庁調べ)
特殊詐欺の被害推移
(2021年警察庁調べ)

■家族の絆を狙った詐欺

警察庁発表の2020年「特殊詐欺」被害の認知件数は、13,550件、被害額約285億2,000万円。前年よりも3,301件、約30億円減少しました。

そのうち家族の絆を狙ったオレオレ詐欺と預貯金詐欺(昨年までオレオレ詐欺に含む)の認知件数は6,407件、被害額は126億1,000万円と、特殊詐欺の認知件数の47.3%を占めています。

また、特殊詐欺被害者の年齢層は、65歳以上のシニア世代が85%以上となっています。

犯人はあらかじめ、「風邪をひいて声がおかしい」などと、普段と声が違う理由を伝えてきます。そのため、だまされずに見破った人でも、多くの方が「電話の声は、実の息子と似ていた」との感想を抱いています。

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■家庭の防犯対策を確認しよう

セコムが2020年6月に実施した「日本人の不安に関する意識調査」では、「今後の治安悪化・犯罪増加に7割以上が懸念を示している」にも関わらず、「防犯対策を講じていない人が約6割もいる」ことが分かりました。

泥棒は、しっかりと下見をして、狙いやすそうな家や人を探します。しっかりと防犯対策をしておけば、犯行をあきらめる可能性も高くなります。

この機会に、しっかりとご家族揃って、防犯対策のポイントをご確認ください。

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【外まわりの防犯】

ご自宅の外回りでは、下記のポイントを確認して、防犯対策をしてください。

●表札に家族のフルネームを載せない
基本的に表札に入れるのは、名字だけで十分です。家族全員の名前を入れるのは、家族構成がわかってしまうので要注意です。

●植栽は適度に隙間があり、外からもある程度家の様子が伺える
庭の植え込みなどは、侵入者が隠れるのに都合がいい場所となります。定期的に手入れをして、外からもある程度家の様子が伺えるくらいの隙間があると安全です。

脚立や自転車など、2階に侵入する足場は作らない●脚立や自転車など、2階に侵入する足場は作らない
不用意に置いた脚立や自転車などを足場にして、2階から侵入するケースもあります。2階などでは、油断から窓に鍵をかけていない場合も多いようですので、合わせてご注意ください。

●夜は、門灯やセンサーライトをしっかりつける
泥棒は、光と音に弱いものです。人が近づくと自動で点灯するセンサーライトは、侵入者を威嚇することにもなり効果的です。

●洗濯物は、外出時や夜に干さない
帰宅が夜遅くなる時は、留守だと悟られないために、また放火を防ぐためにも洗濯物は取り込んでから出掛けてください。

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【屋内の防犯】

今度はご自宅の防犯についてです。下記のポイントを確認して、防犯対策をしてください。

●玄関の扉や窓は1ドア2ロックになっている
侵入者は、侵入までに時間と手間のかかる家を敬遠します。2ロックの場合は、侵入に時間がかかるため、あきらめる確率が高くなります。

カギは防犯性の高いタイプを使っている●鍵は防犯性の高いタイプを使っている
細い針金の先が耳かきのようになった開錠ツールを使って侵入する「ピッキング」。ドア鍵の種類によって、耐ピッキング性能は異なります。防犯性能の高い鍵がおすすめです。

●少しの外出時でも、戸締りを欠かさない
侵入者はほんの数分の間に侵入します。ちょっとゴミを出すだけだから、という無施錠の隙に侵入され、家に帰って侵入者と鉢合わせとなることも考えられ危険です。ほんの少しの外出でもしっかり施錠してください。

●インターホンはカメラ付きで、来訪者を事前に確認する
在宅時の犯行手口も多様化しています。宅配業者を装ったり、引っ越しの挨拶に来た、家の前に財布が落ちていたなどの、警戒心を持たれない方法で訪問するケースもあります。ドアを開ける際には、事前に来訪者を確認してください。

●鍵の管理を徹底する
家族の人数が多くても個々に鍵の管理をしっかり行って、合鍵を新聞受けや植木鉢などに隠さないようにしてください。


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