ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 2016年の出来事を振り返る
今年もいよいよ押し詰まり、これが本年最後のコラムとなります。今回は、今年、日本で起きた「安全・安心」関連のトピックを取り上げ、一年を振り返ってみたいと思います。
まずは地震・噴火関係から。1月、青森、北海道で発生した地震では津波情報が発表されました。2月、桜島と阿蘇山が相次いで噴火、桜島ではその後5月、7月と爆発的噴火が続きました。4月、阪神大震災の地震と同規模の大地震が熊本で発生、家屋の倒壊などで多くの方が命を落としました。余震や生活インフラの破損などにより、多くの方が避難を余儀なくされた他、文化財のダメージも甚大なものでした。
10月、最大震度6弱の鳥取県中部を震源とする地震が発生。停電や家屋損傷が起き、新幹線の運行も影響を受けています。11月には東日本震災の地震の余震とみられる地震により津波警報が発令、仙台で1.4mの津波が観測されました。この津波では、人々が避難する過程での課題もみられました。
次に気象関係です。1月、西日本で記録的な寒波と大雪を観測しました。8月には、4つの台風が次々と日本に上陸し、北日本で大雨による水害、西日本には猛暑と水不足をもたらしました。また、11月には東京都心に観測史上発の11月の積雪が観測されました。
最後に社会的出来事などです。1月、軽井沢で夜行スキーバスが崖下に転落する事故が発生、バスの運行管理が問題となりました。7月、相模原の施設で戦後最悪の大量殺人事件が発生、さらに病院の管理に起因する事件が続き、世の中の不安が高まりました。
10月、送電ケーブルの老朽化による火災が発生、東京では大規模停電になりました。また、11月には博多の駅前で大規模な陥没が起きたのは記憶に新しいところです。
さらに最近、自動車が暴走し、建物に突っ込んだり人をはねたりする事故がたて続けに起きています。本年発生したこれらの事故は、これから高齢化や社会インフラ老朽化が進む日本の課題を私たちに突きつけています。
また、5月の伊勢志摩サミット、米大統領の広島訪問、そして夏に行われたリオの祭典後などを契機に、人々のテロへの意識がさらに高まっています。
さまざまなことがあった今年もいよいよ大詰めです。本年も「安心豆知識」をご覧いただきありがとうございました。皆さん、良いお年をお迎えください。
セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文
子どもの安全ブログ | おとなの安心倶楽部 |
女性のためのあんしんライフnavi |