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刑法犯に占める自転車盗の割合は23%

 警察庁の発表によると、2013年に発生した自転車盗は、30万5003件でした。2012年に比べて、0.4%とわずかですが増加しました。近年、減少が続いていましたが、久しぶりの増加となりました。
 盗難に遭った自転車の中には、いわゆる無施錠のものもあったようですが、古いタイプの施錠装置の自転車が多数被害に遭っているようです。住宅の場合でも、ディスクシリンダー錠と呼ばれる、古いタイプのものはピッキングの被害に遭いやすくなっており、自転車でも同じ構図が見えるようです。

盗難率が高いプレス型の馬てい錠
 昨年末の1か月間に検挙された自転車盗被疑者を対象に、警察庁が調べたものによると、施錠装置としては"馬てい錠"と呼ばれるものが多くを占めています。
 このうち、鍵の形状で被害率が異なり、プレス型が40%、シリンダー型が18%となっています。プレス型は、シリンダー型に比べて不正開錠がしやすいためか盗難被害が多くなっています。また、錠の破壊も多く、プレス型の9割近くが、不正開錠か破壊によって盗まれています。

自転車もダブルロック
 現在、販売されている馬てい錠に関しては、シリンダー型となっているようですが、ちょっと古い自転車だったり、錠だったりすると、プレス型の場合もあると思います。大切な自転車を盗まれないためにも、シリンダー型に交換することをお勧めします。
 また、これとは別に、チェーンタイプやU字タイプのカギを追加して、ダブルロックにすることです。さらに、できることなら、見た目を多少落としておくと、狙われにくくなります。泥棒の多くは、転売してお金に換えるのが目的ですから、「この自転車は価値が低いですよ」とアピールするのも効果があります。筆者も、新しく自転車を買った後は、フレームを泥で汚したり、ドロヨケを汚したりしています。

自転車盗を減らすために頑丈なカギに交換しましょう
 自転車盗は、刑法犯の多くを占めます。10年前の2003年は17%でしたが、昨年は23%となっています。大雑把にみると、全犯罪の4分の1が自転車盗であるといっていい状況になってきています。これを下げることで、治安の改善に大きく貢献することができるはずです。
 右図にあるように、施錠装置のない自転車も少なくなく、「どうぞ、持って行ってください」と言っている状態のものもあります。また、この十数年の自転車盗の減少の状況をみると、「施錠なし」の被害は20万台前後で変わっていません。減少したのは「施錠あり」の被害で、10年前には30万台弱だったものが、昨年は12万台まで減っているのです。みなさんの施錠励行と、施錠装置の進化が功を奏しているものと思われます。盗まれにくい錠に交換したり、頑丈な錠前を使ったりして、より安全で安心な状況にしていきましょう。

【関連情報 pick up!
自転車盗の発生状況と対策について(警察庁)

セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

被害自転車の施錠装置の分類
(2013年11月11日から12月10日まで
の検挙者を対象に調査、警察庁)



馬てい錠の鍵の違い
(警察庁ホームページから引用)

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