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お正月に多い餅による窒息事故

 あと2週間でお正月になります。この時期に激増するのが、雑煮などの餅をのどに詰まらせた窒息事故による救急搬送です。東京消防庁によると、この5年間で608人が救急搬送されているとのことです。月別にみると1月の225人が最も多くなっています。次に多かったのが、お正月を待ちきれずに餅を食べたためか、12月が83人となっており、この2か月を合わせただけで、年間搬送者の半分を超えています。

高齢者に多い救急搬送
 救急搬送された人の年齢をみると、ほとんどが高齢者となっています。65歳以上の搬送者を合算すると、545人となっており、全体の9割近くになっています。中でも、最も多く搬送されたのは80〜84歳の年齢層となっています。一方で、ひとりも搬送されなかったのは15〜24歳の年齢層です。食べる量を考えた場合、最も多く食べる年齢層かと思われますが、食べ過ぎて苦しくなったとしても、自力で吐き出すことができるだけの肺活量を持ち合わせているのだと思われます。そのために、搬送されるに至っていないのではないでしょうか。また、小さい子どもの搬送者もあり、こちらは年齢が下がるにしたがって増えていく傾向となっています。

単位人口当たりの搬送者数
 搬送者のピークは80歳くらいですが、これを単位人口当たりの搬送者数で示したものが右の図です。80歳以上でも年齢が上がるにしたがって搬送者数が増えています。高齢になるほど、餅などによる窒息事故になる可能性が高くなるといえます。図では、60歳あたりから増えていますが、細かくみると30歳あたりから徐々に増加しています。若いからと言って油断していると、万が一ということも起こりうるようです。

万が一の場合に掃除機を活用?
 餅などで窒息した場合には、つまったものを取り除く必要があります。よく、掃除機で吸い取るとよいとも言われますが、やり方を間違うと舌を吸ってしまうなど注意が必要なようです。基本的には、背中をたたくなどの方法があるようです。また、意識がない場合は心肺蘇生が必要になってきます。万が一に備えて、救命救急講習を受講しておくことも家族を守るために必要と言えそうです。


セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
濱田宏彰

餅などによる窒息事故による救急搬送者数(人口10万人当たり)(東京消防庁の統計から作成)

餅などによる窒息事故による
救急搬送者数(人口10万人当たり)
(東京消防庁の統計から作成)

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