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セキュリティや防犯を「科学する」ためには?

・科学とは何か?
 現代社会に生きる私たちは、先人達が知見として培い、蓄えてきた科学の成果を享受しながら生活しています。皆さんがネットを介してこのコラムを読んでいること一つとっても、科学の成果抜きでは語れません。今回は、セキュリティや防犯を「科学する」ために必要な要件について考えてみたいと思います。
 さて、そもそも科学とは一体何なのでしょうか? 先のコラムでも触れた通り、私たちは「物理学は科学」、「生物学は科学」、「現代医学は科学」などという形で、例示によって「科学」を理解しており、改めて「科学とは?」と聞かれると答えに窮してしまうことが少なくないのではないかと思います。「科学とは何か」は昔から議論がなされており、この分野は「科学哲学」と呼ばれています。ここからは、科学哲学の説を簡単に紹介しながら、「セキュリティや防犯を科学するためには?」を考えてみます。

・コトバで表すことが科学?
 科学哲学における「科学の定義」を筆者流に言うと「私たちの目の前に現れる複数の現象に共通する性質を見出し、それを『コトバ』で表現し、説明する活動」となります。ここで言う「コトバ」とは、文字通りの言語であったり、数式や数表、模式図であったりします。このコトバで表されたモノが「科学の知識」です。
 現代社会の営みの多くは、科学に立脚した技術(科学技術)によって成り立っています。科学の知識、そして科学技術が、ものすごく役立つモノであったことから、私たちは、科学を、絶対的なものと捉えたり、その知識を真理であると考えたりすることが多くなっています。

・科学の知識は真理ではなく仮説
 科学哲学では、科学が「科学」であるためには、コトバで表されたその知識が「否定される可能性(反証可能性)」を持たなければならないとしています。すなわち、観察や実験などによって検証できる性質を持ち、万人がその真偽を確認できなければならないということです。そして、「科学の知識は、それが間違いである(偽)ということが示されるまでの仮説」であり、絶対的なモノ、真理を表したモノではないとされています。もし「絶対的な真理」があったとすると、それは反証可能性を持たないため、科学的知識ではないということです。
 例えば、ニュートンが発見した万有引力は「物が落ちる」という現象を、数式というコトバで説明したものであり、それを体系化して生まれた「力学」は、万人が、観察や実験によってその真偽を確認できる(反証可能性)という意味で科学の知識です。実際、ニュートンによる力学(古典力学とも呼ばれます)は、目に見える世界ではその通りであるものの、今では、素粒子などのものすごく小さな世界では成り立たない(偽)ということが示され(反証)、必ずしも常に成り立つものではないことが分かっています。
 しかし、特殊な世界の現象によって反証されたからと言って、古い間違った知識にされたということはなく、古典力学は、現在においても、自動車や飛行機、生産機械など、社会で実際に動いているありとあらゆる「機械」を作るうえで欠かせない基盤知識となっています。古典力学は、目に見える運動現象を表現するためのコトバとして、今現在においても輝く存在であることは間違いありません。
 一方、最近話題になることの多い「パワースポット」などは、万人が納得性するコトバでそれを説明することが難しく、かつ観察や実験によってその真偽を確認する手段もないため、現時点においては「科学ではない」といえます。

・防犯やセキュリティを科学するための要件
 防犯のことを考える学術分野は「犯罪学」です。犯罪学では、「犯罪は『犯罪企図者(犯罪をしようとする者)』が『犯罪の機会』に遭遇することで成り立つ」とされます。私たちの目の前に現れている犯罪という現象に共通する性質を「コトバ」で説明し、状況観察や、さまざまな社会実験などによる確認(すなわち反証)の可能性が担保されていることから、犯罪学は、科学の一分野(社会現象や人間現象を説明するための科学、すなわち「社会科学」、「人文科学」という範疇に属する科学)と考えることができます。
 自然現象を対象とした「自然科学」の場合と同様、社会現象や人間現象を対象とした社会科学、人文科学であっても、「科学」では、数多くの現象を観察し、その中から共通する性質を見出してそれをコトバにする必要があります。犯罪学において、犯罪やセキュリティを科学するためには「数多くの現象」の観察、検証が欠かせないということです。
 前々回も書きましたが、セコムのセキュリティシステムは、日本国内をあまねくカバーし、全国で約182万6千件ものご契約先に対して、オンラインでセキュリティサービスを提供しています。さらに、日本以外の国でも約68万5千件の対象に同様のサービスを行っています。この数の多さは、防犯やセキュリティを「科学する」ために有効に機能します。防犯やセキュリティを科学の対象とするうえで、セコムの持つアドバンテージがお分かりいただけるのではないかと思います。

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セコムIS研究所
リスクマネジメントグループ
甘利康文

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