2011年秋、セコムでは、セコムのグループ会社で防災事業を展開する能美防災（株）や地理情報サービスを提供する（株）パスコ、情報系事業を展開するセコムトラストシステムズ（株）など、グループ会社が連携し、これまで個別に提供してきた危機管理支援サービスを、大規模災害に備えた事前準備から、実際に災害が発生してから復旧までの対応策をトータルにご提案する「危機管理支援トータルサービス」の提供を開始しました。
　これは災害対策だけでなく、企業が不測の事態に見舞われたときでも事業の継続を可能にするサポートサービスで、
　（１）大地震や台風などの自然災害に備えること。
　（２）さまざまな危険から社員、従業員、家族を守ること。
　（３）電子データなどの情報漏えいを防ぐこと
　　が目的です。

　以下は、その目的を実現するために行う支援をフェーズごとに示したものです。
●事前準備
　大規模災害の発生に備え、その企業に合った初動マニュアルの作成支援や、社員が災害時に安全に自宅に帰るための「帰宅支援マップサービス」の作成などをサポート。また、災害備蓄や重要なデータおよびサーバーなどのバックアップ体制など、幅広くご提案します。

●災害察知
　災害発生や異常を迅速に察知し、状況を正確に把握するために、異常事態をセコムに通報する各種オンライン・セキュリティシステムのご提案や、衛星写真や航空写真などを提供し、被害状況を把握していただくことができるサービスもご用意しています。

●初動対応
　大規模災害や重要事案が発生したとき、社員や関係先からの情報をセコムが受け付け、お客様の責任者に伝達したり、「セコム安否確認サービス」や「ココセコム」によって安否情報を早期に把握する支援を行います。

●復旧支援
　復旧活動に必要な緊急連絡網のサービスや、損害保険、復旧計画に必要な災害対策地図の作成支援などをご用意しています。
　不測の事態によって企業がダメージを受けることは、関係会社だけでなく地域経済に大きな影響を与え、社会的機能の麻痺につながることから、ますます重要度を増すＢＣＰ。そのＢＣＰを総合的に支援する「危機管理支援トータルサービス」は必須のサービスとして、企業の間で注目を集めています。

（関連記事）
・"全体像"で理解する読み解くセコム50年の歩み

セコム株式会社
コーポレート広報部