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高層階でも家具類はしっかりと固定を

  先週の10月23日は、新潟県中越地震からちょうど8年目の日でした。阪神淡路大震災以来、2度目の最大震度7を観測したこのとき、震源から200kmほど離れた東京都内の高層ビルでは、エレベーターが停止しました。
 また、観測史上3度目の震度7を記録した東日本大震災時にも、震源から700km以上も離れた大阪府内の高層ビルのエレベーターが停止しました。なぜ地震に強いとされる高層ビルで、エレベーターが停止するほど揺れたのでしょうか。

長周期地震動による揺れ
 昨年の3月11日14時46分の状況を思い出してみてください。みなさんは何階にいましたか。東京都内などでは高層ビルにお勤めの方も多いため、ゆっくりとした、振幅の大きな揺れを体験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。東日本大震災では、このような高層ビルの長周期地震動がクローズアップされた地震でもありました。

高層階ほど、転倒・落下・移動している割合が高い
 東京消防庁が東日本大震災の後に調査したアンケート結果によると、東京都内の階層別の家具類の転倒・落下・移動の割合は、右の図のように、高層階になるほど、発生する割合が高くなっています。11階以上になると、倒れたり、落下したり、移動したりした家具類が半数近く見られたという結果となっています。また、移動した家具の中には、60cm以上も移動していたものがあったということです。

高層階での減災対策
 通常の地震対策では、家具の転倒防止が中心になりますが、高層ビルでの長周期地震動では、家具の"移動"が問題となります。移動した家具に挟まれたり、通路をふさがれたりして、避難が遅れるなどの問題も出てくるため、転倒だけでなく、移動しないように対策をすることが大切です。
 例えば、オフィスのキャビネットなど多くのものは作りつけられていると思われますが、そうでないものはしっかりと固定して対策をしているかどうか確認しましょう。コピー機などは移動したり、転倒したりする可能性があるので、対策を講じる必要があります。  タワーマンションにお住まいの方や、超高層ビルにお勤めの方は、身のまわりにある家具や什器類が固定されているかどうか、もう一度、確認してみてください。

(参考)
・家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック (東京消防庁)

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

東京都内での階層別の家具類の転倒・落下・移動発生割合(東京消防庁調べ)

東京都内での階層別の
家具類の転倒・落下・移動発生割合
(東京消防庁調べ)

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