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五輪とセキュリティ対策

 いよいよロンドン五輪が始まりました。時差の関係で、日本時間では深夜から早朝にかけての競技も多いことから、これからの2週間、眠い目をこすりながら日々過ごす人も多いかと思います。

 五輪と言えば、非常に厳しいセキュリティ対策がなされることでも有名です。セコムも、日本で過去行われた五輪では、1964年の夏季東京大会、1972年の冬季札幌大会、1998年の冬季長野大会のいずれにおいてもセキュリティの一翼を担い、大会の運営に貢献しました。

 五輪では、いずれの国で開催される場合においても、ホスト国の威信をかけて最高レベルのセキュリティ対策がなされるのが通常です。しかし、これは近代五輪が発足した19世紀末からそうだった訳ではありません。

なぜ、最高レベルのセキュリティ対策が必要になったのか
 五輪でセキュリティ対策が強化され出したのは、1972年、当時の西ドイツで行われたミュンヘン大会で起こった、悲劇的なテロ事件以降のことです。ミュンヘンの選手村で起こったこのテロ事件では、最終的には銃撃戦によって選手を含めた17名の命が失われました。それ以降、選手村をはじめとする五輪のセキュリティ対策は、以前とは比べものにならないくらい厳しくなったわけです。ミュンヘン大会から後、五輪のセキュリティ対策は、開催国のオリンピック委員会の枠を超え、開催国の責任で行われるようになったと言えます。

 テロの本質は、暴力行為によって人々の注目を集め、何らかのメッセージを発信することにあります。五輪では、テレビ放映などを介して世界中の目が集まります。そのため、テロリストにとっては、五輪は自らのメッセージを世界に発信する絶好のターゲットとなる訳です。これが、五輪のセキュリティ対策を最高レベルで実施しなければならない一番の理由です。

「平和と友好の祭典」を体現する大会でありますように
 筆者の定義では、広い意味でのセキュリティとは「あるオペレーションが、あらかじめ定めたプラン通りに進み、理由によらず、それが妨げられないこと」です。この場合、セキュリティ対策によって、最終的に守らなければならないモノとは「その組織のオペレーション」です。現在、ロンドンで開かれている五輪というオペレーションも、あらかじめ定められたプラン通りに進むように、裏方を担う関係各位が必死で努力しているものと思います。

 五輪は国際状況が安定な時にしか開くことができないため、「平和と友好の祭典」とも呼ばれます。あと2週間ほど続く五輪が、「平和と友好の祭典」の名を体現する形で、無事に終了することを願いたいと思います。

(参考)
・セコムニュース「在英国日本国大使館とセコムがロンドン五輪観戦の日本人に安全情報提供」
・安心豆知識「『平穏な日々の生活』が続くことこそ大切」

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利康文

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