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梅雨の時期になると泥棒は増える?減る?

 季節の上では、まもなく梅雨。すでに西日本では梅雨入りとなっているところもありますが、これからというところも多いかと思います。最近は、大気が不安定になり、ほんのわずかな時間だけ、バケツをひっくり返したような土砂降りがしばしば見られます。雨だけではなく、ひょうが降ったり竜巻が起きたりと被害が大きくなるケースもありました。一方で、梅雨といえば、長時間にわたり降り続けるイメージがあります。雨音によって周辺の音もかき消されてしまいます。住宅などに侵入しようとする泥棒が発する物音を消してくれる梅雨の時期は、泥棒にとっては仕事がしやすい時期といえるのかもしれません。

泥棒は物音を立てないようにこっそり仕事をする
 逮捕した泥棒を対象に行った調査で、ガラスを破るときに「なるべく音を立てないように破った」というのが最も多い回答だった調査があります。およそ半数の泥棒がそのように答えていました。この回答からわかるように、音をかき消してくれるのは泥棒にとって都合がいいと考えられます。自動車の騒音がするとか、ちょっと騒々しい場所があるとかといった場所は、泥棒にとって仕事がやりやすい場所といえそうです。

泥棒は梅雨がお好き?
 では、雨の音についてはどうでしょうか。右の図は、降水量と空き巣件数を月別に示したものです。青いラインが降水量、赤いラインが空き巣件数を表しています。あくまで統計上でのことですが、これを見ると梅雨の時期の空き巣はやや少ない傾向が見られます。一方で、図にはありませんが、忍び込みや居空きは年末年始に少なく、5〜9月あたりに増える傾向にあります。雨音が好きなのは、空き巣よりも忍び込みや居空きなのかもしれません。

在宅時でも施錠は怠りなく
 住宅を対象とした泥棒の手口を見ると、平均して4割前後のご家庭で無施錠箇所からの侵入となっています。県によっては、6割に近いところもあるようです。泥棒の侵入を防ぐには、何よりも施錠が重要です。また補助錠をプラスすることで、より面倒くさいと泥棒に感じさせることが有効です。今年の夏も、節電の影響でエアコンを止めて窓を開けるケースもあるかと思います。そんな場合でも、補助錠を活用して、窓が全開にならないような対策を考えていただきたいと思います。


セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

月別の一日当たりの空き巣件数と降水量(警察庁の犯罪統計、理科年表の気象部) ※降水量は、1981〜2010年の平年値をもとに全国平均として算出 ※空き巣件数は、2004〜2011年の平均値をもとに算出

月別の一日当たりの空き巣件数と降水量
(警察庁の犯罪統計、理科年表の気象部)
※ 降水量は、1981〜2010年の平年値を
もとに全国平均として算出
※ 空き巣件数は、2004〜2011年の
平均値をもとに算出

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