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治安のバロメーターといわれる重要犯罪

 犯罪の分類で、重要犯罪と呼ばれるものがあります。刑法犯のうち、殺人、強盗、放火、強姦、略取誘拐・人身売買、強制わいせつのことを指します。世の中の治安の状況を示すもののひとつといわれています。本コラムでも、何度となく犯罪の減少については示してきました。ほとんどの犯罪はこの10年ほどで減少傾向にあります。2002年に285万件という戦後最高の数を示した刑法犯は、昨年2011年には148万件と大きく減少してきました。では、重要犯罪についてはどのくらい減少したのでしょうか。

減少の仕方にバラツキが
 2002年と2011年を比べて、重要犯罪の減少率を計算してみると、右の図のようになります。これらの中で大きく減少したものとしては、強姦や強盗です。おおよそ半減となっています。一方で、減少率が少ないものもあります。殺人や強制わいせつは3割弱の減少率となっています。同時期の刑法犯の減少率は48.1%ですから、減り方としては少ない方といえるかもしれません。

決して無視できない凶悪な犯罪  体感治安を表すものとして、見た目の街並みなどの身近な環境が大きく影響を与えているという調査報告について、以前書きました。しかし、恐ろしさという意味では、凶悪な犯罪が与える影響は小さくないと思われます。しかも、それらが身近で発生したとなれば、影響度はかなり大きくなってくるはずです。
 犯罪全体を見渡すと、数多くの犯罪があります。そんな中、重要犯罪は非常に凶悪で卑劣なもので、特に生命が危機にさらされる可能性が高いものばかりです。ここしばらくは、犯罪が減少を続けているにも関わらず、感覚として治安が回復したと言い切れないのは、凶悪な犯罪のうち減少率の低い犯罪が残っていることがあるのかもしれません。

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰

2002年と2011年を比較した重要犯罪の減少率(警察庁)

2002年と2011年を比較した
重要犯罪の減少率(警察庁)

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