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環境意識が高まると泥棒に有利に働く

 クリスマスも終わり、いよいよ年の瀬も押しせまってきました。今週は、年末の大掃除に精を出す方も多いと思います。大掃除をしていると、不要品がたくさん出てきますが、まだ十分に使える場合、ゴミとして捨てるのに躊躇するのではないでしょうか。

ゴミを出さないようにする3Rとは
 ゴミを出さないようにするためには、参考とする「3R」というものがあります。これは、不要な物を買わないなどの対策でゴミを減らす“リデュース(Reduce)”、まだ使えるものをゴミとせず再利用する“リユース(Reuse)”、ゴミを分別して新しい製品の原料とする“リサイクル(Recycle)”の3つの頭文字をとった3Rです。一般に、中古品店はリサイクルショップと呼ばれますが、リサイクルとは正確には再資源化のことであるため、本当はリユースショップと呼んだ方が良いのかも知れません。

欧米では、再利用品市場がいたるところに
 欧米では、スーパーなどにある掲示板に、自宅の車庫で不要品を売り払うガレージセールや、引越の際に家財などを処分するためのチラシが貼ってある光景をよく目にします。また、住宅地を歩いているとこれらのセールに遭遇するのも珍しいことではありません。物を再利用するための売買が、生活する環境でごく普通に行われているという印象を受けます。

 最近では、日本においても、中古品店がチェーン展開したり、ネットオークションが一般的になったりで、以前と比較して中古品を売買する機会は多くなりました。しかしながら、生活空間のいたるところで、ごく普通に再利用のための売買が行われるまでにはなっていないようです。

リユースの市場が高まりは泥棒に有利に働く
 さて、ここで泥棒について考えます。日本では、住宅を狙う泥棒の多くは現金そのものや、貴金属などの換金しやすいものをターゲットとして狙ってきます。一般的な家財の場合、盗んでもそれを現金化する市場が限られるからです。外国では、旅行から帰ってきたら家の中のものがすべて盗まれて、まったくの空っぽという話を聞くことがあります。諸外国においては、一般的な家財もそれを処分し、現金化するための市場が、街のいたるところに存在するからです。

 これからは、日本においても環境への意識が高まり、やがてリユースの市場は諸外国並みになっていくことが予想されます。これは、泥棒にとって盗品を現金化する手段が今以上に増えて便利になっていくと言うことです。「うちには盗られるものがない」と言っていられるのも、今のうちだけかもしれません。

 今年も「安心豆知識」をご覧いただきありがとうございました。本当にさまざまなことがあった今年も大詰めとなりました。皆さん、良いお年をお迎えください。

(参考)
・安心豆知識「泥棒は盗品をどこで換金するのか」(2010/4/26)
・「いま、はじめる3R」(環境省)
・「平成22年度 使用済製品等のリユース促進事業研究会 報告書」(環境省)

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
甘利康文

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