「社会システム産業」とは、安全システムの普及を通じて構築してきた日本最大級の情報ネットワークをベースとして、社会にとって安心で、便利で、快適なサービス・システムを創造し、複合的・融合的に新しい社会システムとして提供する産業のことです。

　セコムグループでは、「社会システム産業」の構築をめざし、現在、セキュリティを中心に、防災、メディカル、保険、地理情報サービス、情報系など新しい事業を創出し、トータルな展開を行っています。

　今回のコラムでは、そのセコムグループのなかで防災事業を担う能美防災（株）についてご紹介します。

　能美防災は、日本における防災ビジネスのパイオニアとして、自動火災報知設備や消火設備をはじめとする各種防災システムを提供しています。
　能美防災がめざすものは、防災を通じて人々により確かな安全をご提供し、安心して生活できる環境づくりをバックアップすることです。そのため、研究開発から生産・施工・メンテナンスまでを一貫するサービス体制を持ち、お客さま一人ひとりのニーズに対して、きめの細かいサービスで、最適な防災システムを構築しています。

　また、防災機器は万一の火災時に的確に作動し、大切な人命や財産を守らなければならず、常に高い品質と耐久性が要求されています。そのため、能美防災では、最新のコンピューターや産業用ロボットを駆使し、一つ一つのパーツから組み立てまで一貫生産を行い、各生産ラインでは、一つの工程が終了するたびに厳しいチェックが行われています。
　さらに、メヌマ工場と三鷹工場では、品質マネジメントシステムISO9001と環境マネジメントシステムISO14001の規格を取得し、その優れた品質管理体制から信頼性の高い防災機器をお客様にご提供しています。

　セコムとは1974年から業務提携を始め、2006年にセコムの連結子会社となりました。ビルや産業施設、工場などの管理には、セキュリティと防災はともに不可欠なもの。これらを複合した形で提供可能となったことは、セコムグループのなかで大きなシナジー効果を発揮しています。

「社会システム産業」の構築をめざすセコムグループの一員として、今後も防災における「安全・安心」を提供していきます。


セコム株式会社
コーポレート広報部