ホーム > ホームセキュリティ > 月水金フラッシュニュース > 月水金フラッシュニュース・バックナンバー > 海外で被害に遭う日本人は増加中
先週、羽田空港の新しい国際線旅客ターミナルがスタートしました。この週末には、国際定期便も就航します。沖合にできた新しい滑走路も運用が開始されて、24時間いつでも飛行機が離着陸できるようです。都心から近いこともあり、深夜に出発する便を利用してのウィークエンド海外旅行も増えてくるのではないでしょうか。
格安航空会社の参入もあり、さらに身近になると思われる海外旅行です。日常の生活から開放されると、つい油断しがちです。しかし、その油断を待ち構えている人たちもいるのです。
右の図は、外務省が調べた、日本人が海外で被害に遭遇した事件・事故の件数および人数の推移です。2009年には、16,963件、18,843人が事件・事故に遭っています。この10年間を見ると、右肩上がりであることが見て取れます。10年間の平均を計算してみると、1年あたり301件の増加となっています。今後、海外に向かう方が増えると、被害に遭われる方もますます増えることが予想されます。
2009年の被害状況を見ると、最も多いのは25.5%の窃盗です。ついで15.8%の遺失、5.6%の疾病と続きます。日本にいるときと同じ気持ちで歩いていると大変なことにならないとも限りません。ポケットから財布が見えていませんか。高価なものを身につけていませんか。財布に全財産を入れたまま持ち歩いていませんか。犯罪を誘発するような行動には注意しましょう。また、起こりうるリスクを考慮して、安全策を講じておくことも大切です。世界一治安が良いとされる日本とは事情が違うことを十分に理解して、楽しい旅行をしていただきたいと思います。
一方で、旅行中に留守になる日本のご自宅の防犯も十分にしておきましょう。新聞や郵便物がポストからあふれないように、新聞販売所や郵便局に連絡をしておくことや、お隣さんに外出することを一言伝えておくことも大切です。
(参考)
・海外安全ホームページ(外務省 )
・セコムホームセキュリティ
・セコムホームサービス あんしんサポートメニュー
セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田宏彰
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