「セコムの強み」シリーズの第４回は、「マン・マシン・システム」です。
　第２回で、セコムが開発したオンライン安全システムは、あえて欧米の方式はマネをしないで、機器・通信回線の単純監視・情報伝達機能と、人間の判断力・機動力・処置力という、それぞれの長所を組み合わせた「マン・マシン・システム」として提供するという独自の方式によるシステムであることを紹介しました。

　これは、すべてとは言えませんが、セコムのシステムの特徴は、人的サービスのソフトと、機器や通信回線などのハードを組み合わせたサービスシステムで提供するところに強みがあります。以下にそうした強みを生かしたサービスシステムをご紹介します。

　たとえば、位置情報提供サービス「ココセコム」です。「ココセコム」は、小型の携帯端末を、お子さんや高齢の方、ビジネスマン、女性などの人に持ってもらうだけでなく、車や荷物にも隠しておくことで、行方が分からなくなったり、盗難にあった時、ＧＰＳ衛星と携帯電話の基地局電波を融合して位置を特定してその位置情報を提供します。さらに、ご家族やオーナーが遠く離れた場所にいて迎えにいけない場合、ご要請があれば、セコムが24時間365日体制で運用している緊急発進拠点から現場急行サービスを実施し、対象の人や車、荷物を探し出し、安全確保を行います。「ココセコム」は、携帯端末はレンタルにして、長期契約で“サービス”を提供しているという考え方で提供しています。

　また、ＡＥＤ（自動体外式除細動器）をトータルなサービスで提供している「セコムＡＥＤパッケージサービス」があります。突然、人が倒れたら、救急車が到着するまでの数分間に、周りの人がＡＥＤを使って電気的除細動ができれば、助かる命を助けられるかもしれません。セコムは、このＡＥＤについても、レンタルで長期契約をしていただき、電極パッドやバッテリーなどの消耗品を定期的に交換したりすることで、常にいつでも使えるように“サービス”として提供することを標準としています。

　こうしたことにより、機器を売るのではなく、「安全・安心」を提供することに主眼を置いていることが大きな特徴と言えます。

コーポレート広報部