４月20日(月)、島根県松江市に本店を構える山陰合同銀行様がセコムの「振り込め詐欺防止システム」を導入、運用を開始しました。「振り込め詐欺防止システム」が山陰両県（島根県・鳥取県）で導入されるのは初めての事例です。

　島根県下では昨年度68件の詐欺被害が発生しており、被害額は約8580万円にのぼります。今年もすでに８件、約1250万円の被害が発生しており、振り込め詐欺被害撲滅に向けた対策が急務となっていました。山陰合同銀行様では、こうした振り込め詐欺被害対策のため、携帯電話の電波を検知するシステムをすでに導入済みでした。しかし、この方式ですと周辺の電波にも反応してしまうなど、誤検知も多く、対応に苦労されていました。

　そこで、このたび導入されたセコムの「振り込め詐欺防止システム」は、画像と音声で、ＡＴＭの前での不審な人の行動を自動認識する、わが国で初めてのシステムです。より的確に、振り込め詐欺被害の可能性を判断することができます。そして、システムが不審な行動を認識すると同時に、自動音声で注意ガイダンスを現場に流し、ただちに、ＡＴＭご利用者の注意を喚起することができるため、より効果的に、振り込め詐欺を防止することが期待できます。

「振り込め詐欺防止システム」をすでにご利用いただいている、他の金融機関では、すでに、振り込め詐欺被害を実際に防止した貢献事案が報告されています。セコムでは、この卑劣な犯罪を社会から一掃するため、全国の金融機関に積極的にご提案し、「振り込め詐欺防止システム」の普及を通じて、社会に貢献していきます。

コーポレート広報部