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年間74万個のスーツケースが行方不明に

 新年度になり、新しい生活をスタートさせた方も多いと思います。街の様子も次第に春めいてきました。そして、まもなくやってくるのがゴールデンウィークです。海外旅行に行こうと計画されている方もいらっしゃると思います。海外では日本の治安状態と異なり、危ない場面も少なからずあります。気を引き締めながら羽を伸ばしていただきたいと思います。

 海外に出かけるときは飛行機を利用されることがほとんどかと思われますが、預ける荷物に関してショッキングなレポートの最新版が先ごろ出されました。スイスにヘッドオフィスを置くコンサルタント会社の、旅客機の手荷物に関するレポート「Baggage Report 2009」によると、2008年の1年間にスーツケースなど3,280万個の手荷物が紛失しているということです。内訳は、3,100万個が間違った取扱いで、180万個は破損されたり盗まれたりしてロストバッゲージになっているようです。多くのものは48時間以内に持ち主に戻っているようですが、そのうち74万個が完全に行方不明になっているということです。直行便の場合は、なくなるケースは少ないようですが、途中で乗り換える場合に紛失することがあるようです。

 これをお読みになっている方の中でも、手荷物受取のターンテーブルの前で、最後の最後まで待ったのに自分のスーツケースが出てこなかった、ということを経験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。実際、私の知人でロンドンのヒースロー空港からパリのシャルル・ド・ゴール空港で乗り換えて成田空港に帰ってきた時に、本人は成田にいるのにスーツケースはフランスの別の空港に行ってしまったというケースがありました。その知人曰く「ヨーロッパ便は多いから注意した方がいい」と言っています。実際、先のレポートでは、アメリカでロストになる確率と、ヨーロッパでロストになる確率は、2008年の場合2.7倍の開きがあります。

 また、空港の手荷物取扱者による盗難もあるということですから、間違っても貴重品は預けてはいけません。万が一に備えて、当座の着替えなどは小さなバッグに入れて機内手荷物として持っていくとよいでしょう。近年では、RFIDタグを採用する空港も増えていますので、このような技術によってロストバッゲージが減少することを期待したいものです。

 基本中の基本ですが、スーツケースはしっかりと施錠をしてから預けることが大事です。また、アメリカへ旅行される方は、アメリカ運輸保安局(TSA)の職員が解錠して荷物をチェックする場合もありますから、TSAロックがついたものを利用しましょう。セコムセレクションでもTSAロックを取り扱っています。お近くのセコムショップでご覧になってください。


セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰

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