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1割ほど増加した「振り込め詐欺」

 金融機関のATMに行くと、お客さまの様子を見守るべく、警察官が立っていることをよく見るようになりました。振り込め詐欺の対策の一環として、特に給料日や年金支給日など、口座にお金が増える日には、ありとあらゆるところで行われています。銀行店舗のATMコーナーだけではなく、街角にあるATMコーナー、コンビニのATMコーナーにも注意喚起をする警察官が立っています。

 2003年頃から、「オレオレ詐欺」や「架空請求詐欺」、「融資保証金詐欺」など、最終的に振り込みを誘う詐欺を総称して「振り込め詐欺」と言われ出しました。2008年の被害総額は過去最高となり、およそ276億円とのことです。右上の図は、「振り込め詐欺」全体の件数の推移です。2007年までは他の多くの犯罪と同様に減少傾向でしたが、2008年は増加に転じています。

 なんとか被害を抑えようと、先に記したように警察官を配置したり、ATM付近で携帯電話を使うことができないようにしたりしてきましたが、なかなか難しいようです。いくつかの県警で、被害者にアンケート調査を行ったものを見ると、振り込め詐欺について知識があったにも関わらず、まんまと引っ掛かってしまったというケースが多いようです。つまり、それだけ巧妙に仕掛けてくることが想像されます。

 そうこうしているうちに、新たな手口も増えてきています。新しい手口に対しては免疫がありませんので、被害が大きくなる傾向にあります。右下の図は、それぞれの事件ごとの件数の推移ですが、「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」は減少もしくは横ばいであるのに対して、「還付金等詐欺」という新しい手口は増加傾向にあります。また、「税金を還付するので口座情報を教えて欲しい」と税務署職員などを装うものが出てきました。さらに、ATMから振り込ませるのではなく、現金を郵送やバイク便などで送らせる「振り込まない詐欺」なるものも出てきました。つぎつぎと新しい手口が登場してくる可能性はまだまだあります。

 依然として件数が多い「オレオレ詐欺」ですが、騙されないためにも、慌てず冷静に応対することが大切です。「あの人がそんなことをするはずがない」といった、家族を信じてあげる気持ちが、騙されないための第一歩ではないでしょうか。セコムでも、みなさまを振り込め詐欺から守るべくATMに新たなシステムを組み込み、この社会問題に取り組んでいます。

(参考) 振り込め詐欺防止システム

セコムIS研究所
セキュリティコンサルティンググループ
濱田 宏彰

グラフ:振り込め詐欺の総件数推移(2008年 警察庁)

振り込め詐欺の総件数推移
(2008年 警察庁)





グラフ:それぞれの振り込め詐欺の件数推移(2008年 警察庁)

それぞれの振り込め詐欺の件数推移
(2008年 警察庁)

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