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報道資料 2022年10月20日
セコム株式会社

「セコムAI倫理憲章」を策定

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:尾関一郎)は、AIを活用したサービスや仕組みが社会に拡がっていくなかで、AIを「正しく活用する」という視点が欠かせないものとなっていることを踏まえ、セキュリティサービス事業者としては日本で初めて、お客様に安心してセコムのサービスを選択しご利用いただくために、AIを活用する際の指針となる「セコムAI倫理憲章」を策定しました。

セコムは、1998年に世界で初めて高度な画像認識技術を備えた画像センサーを実用化し、法人向けセキュリティサービスで使用するなど、早くからAIの研究開発を進め、セキュリティサービスに活用してきました。

現在では、「バーチャル警備システム※1」やセキュリティロボット「cocobo※2」といった最新のセキュリティサービスのセンシング技術や自律制御にAIを活用しているほか、セコム・ホームセキュリティのご利用者に警戒・解除操作のサジェストをする際の位置情報判定※3や、見守りサービスにおける生活リズム判定※4などにもAIを活用しています。

これからも、セコムは人々の安心のため、そしてよりよい社会を実現するために、「セコムAI倫理憲章」に基づき、AIの活用を進めてまいります。

■セコムAI倫理憲章:https://www.secom.co.jp/corporate/development/secomAI.html

※1: 報道資料(2022年1月13日)
世界初、AIを活用したバーチャルキャラクターが
警戒・受付業務を提供する「バーチャル警備システム」を発売
https://www.secom.co.jp/corporate/release/2021/nr_20220113.html
※2: 報道資料(2022年1月17日)
〜AI・5G活用に加え、多種多様なニーズに対応する拡張性が特長〜
公共空間と調和するセキュリティロボット「cocobo」を発売
https://www.secom.co.jp/corporate/release/2021/nr_20220117.html
※3: 報道資料(2022年2月1日)
「Apple Watch」や「iPhone」でより快適に「セコム・ホームセキュリティ」が操作できる
「SECOM カンタービレ」アプリを配信開始
https://www.secom.co.jp/corporate/release/2021/nr_20220201.html
※4: 報道資料(2019年12月10日)
セコムとIoTベンチャー企業チカクが「まごチャンネル with SECOM」の提供を開始
https://www.secom.co.jp/corporate/release/2019/nr_20191210_2.html

【セコムAI倫理憲章】

セコムのAIへの取り組み

セコムは、お客様、社員を含むステークホルダーのより幸せな生活に寄与し、社会とともに持続的に成長を続けることを目指しています。さまざまな社会課題の解決に邁進するなかで、早くからAI(人工知能)の活用に向けた研究開発を進め、画像認識技術やロボティクスなどセキュリティサービスへの応用を行ってきました。

今日、社会のなかでAIを活用したサービスや仕組みがインフラとして拡がり、人々との関わりが深まりつつありますが、一方で、AIの活用には法的・倫理的・社会的な課題も存在します。セコムが、セキュリティサービスの発展を通じてより一層社会に貢献するためには、責任をもってAIを活用する取り組みの姿勢を示すことが必要と考えています。

人々の安心のため、そしてよりよき社会を実現するために、セコムがAI活用に取り組む際の指針としてここに「セコムAI倫理憲章」を定め、ステークホルダーと対話しながら、AIの活用を進めてまいります。

セコムAI倫理憲章

セコムAI倫理憲章は、セコムの全ての役員および従業員がAIを活用する際の指針を定めるものです。

1. 公平性、説明責任、透明性
セコムは、社会にとって正しいか、公正であるかという基本理念に基づきAIの活用を判断します。AIを活用したサービス提供にあたり、公平性に配慮したAI利活用を目指すとともに、透明性確保や説明責任の観点から、お客様への適切な情報提供に努めます。

2. 人間中心
セコムは、一人ひとりが活き活きと価値ある人生を送ることを支援するものとしてAIを位置づけます。人間尊重が基本であり、いかなる場合においても人間の尊厳を守り、信頼される安心を社会へ提供し続けるためにAIを活用することを目指します。

3. プライバシー確保
セコムは、お客様を含むステークホルダーの個人情報を法令およびガイドラインに則り適切に扱い、プライバシーに配慮してステークホルダーにご安心頂ける取り組みを徹底しています。AIの活用においても個人情報を適切に扱い、プライバシーを含むステークホルダーの権利を保護するよう努めます。

4. 安全担保
セコムは、お客様を含むステークホルダーの安全を確保することを最優先と考え、AIによる価値提供が適切であると考える領域に対してAIを活用するよう努めます。そのため、AIの活用にあたり、AIの特性を理解している適切な人材がAIによる価値提供の安全性、信頼性、セキュリティを検証して評価できる枠組みの構築を目指します。

5. 正しい理解と人材の育成
セコムは、サービスを生み出しお客様へ提供する立場として、AIの活用に貢献する人材の育成に取り組み、AIに関する正しい理解を深め、AIと社会の適切な関係構築を目指します。AIを活用したサービスの提供者・運営者・受益者それぞれの立場から、AI技術の特性やリスクを理解し、正しい認識をもって「安全・安心」で「快適・便利」な社会の実現を目指します。

6. イノベーションと協働
セコムは、人々の安心のため、そしてよりよい社会を実現するためにAIを活用します。人々や社会が求める未来価値の追求や、あらゆる社会課題の解決に取り組んでいくために、お客様やパートナーを含むステークホルダーのみなさまとの共想を通じてAIの活用、発展に継続的に取り組んでまいります。

■附則

  1. セコムにおけるAIの活用とは、セコムがAIを利用したサービス・商品を提供すること、および研究開発などさまざまな業務でAIを利用することを指します。
  2. AIに関する事例の蓄積、社会環境やライフスタイルの変化、社会の議論の進展と成熟、およびステークホルダーとの対話を踏まえ、必要に応じて本セコムAI倫理憲章を見直して、AIにかかる理解と議論の普及に貢献し、社会の発展に寄与するよう努めます。

制定:2022年10月20日

報道関係者の方からのお問い合わせ

セコム株式会社 コーポレート広報部 井踏、竹内
TEL:03-5775-8210
E-mail:press@secom.co.jp

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