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報道資料 2016年12月27日
セコム株式会社

- 第5回「日本人の不安に関する意識調査」-
依然高い日本人の不安意識
「最近不安を感じている」人は7割を上回る結果に
~「地震」に不安、昨年より1割増加~
約8割が治安悪化や犯罪増加を懸念、しかし約7割は防犯・防災対策実施せず

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:中山泰男)では、12月9日~11日、20代以上の男女(20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳、60歳以上/男女各50名の計500名)を対象に、「日本人の不安に関する意識調査」を実施しました。本調査は、高齢化や核家族化などの社会構造の変化、凶悪犯罪の増加や多様化といった世相、ゲリラ豪雨や地震など災害多発化を背景に、日本人がどのようなことに不安を抱き、対策を行っているのか調査すべく、2012年より経年で実施し、本年で5回目となります。

7割以上が、「最近不安を感じている」と回答し、依然高い日本人の不安意識が明らかになりました。特に、男性よりも女性で、その傾向を強く見て取れます。不安を感じていることとしては、「老後の生活や年金」、「健康」を挙げる人が多い結果になりました。また、「地震」を挙げる人が昨年に比べて増えており、今年4月に発生した熊本地震によって不安を感じた人もいたのかもしれません。

加えて、治安の悪化や犯罪増加、災害増加を懸念する人が、依然として多いこともわかりました。一方で、防犯・防災対策を実施している人は昨年に比べ減少しており、約7割が具体的対策に至っていない結果となりました。

セコムでは、この結果を踏まえ、サービスのさらなる拡充はもちろん、今後もホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブックなどで、有益な情報提供、防犯・防災に対する様々な啓発活動を行うことで、ご家庭や社会の意識を高めていただけるよう努めてまいります。

調査の詳細は次頁の通りです。

「日本人の不安に関する意識調査」(12月9日~11日実施)結果

72.26%が「最近不安を感じている」と回答。依然高い日本人の不安意識。

最近、何かに不安を感じていることはあるかという問い【図1】に、「感じている(31.0%)」、「どちらかといえば感じている(41.6%)」と、72.6%が回答しました。

また、男性(70.8%)に比べると女性(74.4%)の方が、より不安を感じている人が多い傾向が見て取れました。

【図1】

不安を感じていること1位「老後の生活や年金(72.7%)」、
2位「健康(64.7%)」。「地震(53.2%)」への不安も昨年より1割増加。

最近不安を感じていることは何かという問い【図2】に対しては、1位「老後の生活や年金(72.7%)」、2位「健康(64.7%)」、3位「地震(53.2%)」でした。特に、「地震」への不安は、昨年(43.2%)より1割増加しています。

【図2】

治安悪化や犯罪増加、災害増加に対する懸念は依然高く
治安悪化や犯罪増加を78.6%、災害増加を84.4%が懸念と回答。

今後、治安悪化や犯罪増加の可能性があると思うかという問い【図3】に、「そのように思う(16.8%)」、「どちらかといえばそのように思う(61.8%)」と、全体で78.6%が、治安悪化や犯罪増加を懸念していることがわかりました。

【図3】

また、今後の災害増加や被害の拡大の可能性があると思うかという問い【図4】では、「そのように思う(17.2%)」、「どちらかといえばそのように思う(67.2%)」と、全体で84.4%が、災害増加に不安を持っていることが判明しました。

性年代別でみてみると、男性20代82.0%(昨年62.0%)、女性20代94.0%(昨年84.0%)、女性30代88.0%(昨年86.0%)、女性40代94.0%(昨年88.0%)で増加しており、相対的に若い世代や女性が災害増加に対して懸念が高まっていることが見て取れました。

【図4】

「防犯対策をしていない(66.8%)」、「防災対策をしていない(67.2%)」という人が増加。男性が防災対策をしていない割合が高い結果に。

防犯対策の有無【図5】を聞いたところ、66.8%が「防犯対策をしていない」と回答。防犯対策を行っていない人は、昨年より3.8%増加しました。今後の治安の悪化、犯罪増加の可能性を感じつつも、3人に2人以上が、実際には対策を講じておらず、依然として防犯対策の意識が低い傾向が見られました。

【図5】

また、防災対策の有無【図6】を聞いたところ、67.2%が「防災対策をしていない」と回答。防災対策を行っていない人が、昨年より1.6%増加しました。

性年代別にみると、男性40代62.0%(昨年70.0%)、女性20代62.0%(昨年74.0%)、女性30代58.0%(昨年74.0%)、女性40代68.0%(昨年70.0%)、女性60代以上62.0%(昨年66.0%)で減少が見られました。一方、男性20代72.0%(昨年68.0%)、男性30代70.0%(昨年68.0%)、男性50代76.0%(昨年50.0%)、男性60代以上66.0%(昨年56.0%)、女性50代76.0%(昨年60.0%)が、昨年と比べ防災対策をしていない割合が増加しました。相対的に、男性の防災対策の意識が低い傾向が見られました。

【図6】

最近1年間で不安を感じたのは、1位「大雨・台風による災害(42.4%)」。
2位には「住宅侵入や路上での殺傷事件(26.4%)」が入る。

最近1年間で不安を感じた事件・事故【図7】を聞いたところ、1位は「大雨・台風による土砂災害(42.4%)」、2位は「住宅侵入や路上での殺傷事件(26.4%)」でした。

最近1年間では、特に大雨・台風などによる自然災害に対する不安を感じた人が多かったようです。

【図7】

【調査概要】・調査期間2016年12月9日~12月11日
・対象全国男女500名
(20-29歳、30-39歳、40-49歳、50-59歳、60歳以上/男女各50名)
・方法インターネットによるアンケート回答方式

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セコム株式会社 コーポレート広報部 安田、竹内 TEL:03-5775-8210

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