報道資料 2015年1月22日
セコム株式会社
セコム医療システム株式会社
株式会社アライブメディケア


地域の医療機関、商業施設、高齢者支援機関などと連携
介護付有料老人ホーム「アライブ品川大井」を開設
「地域包括ケアシステム」の一翼を担う新しいホームを実現

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:伊藤 博)のグループ会社で介護付有料老人ホームを展開する株式会社アライブメディケア(本社:東京都渋谷区、社長:関谷 聡)は、セコムグループの介護付有料老人ホームとして10カ所目となる「アライブ品川大井」を竣工、2月1日から開設、サービスを開始します。セコムがメディカル事業で培ってきた経験とノウハウを活かして開設する「アライブ品川大井」は、厚生労働省が推進する、高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けることができるよう地域が一体となり支援する「地域包括ケアシステム(※)」の構築に貢献する新しい形の介護付有料老人ホームです。

セコムでは、「セキュリティ」「超高齢社会」「災害・BCP・環境」という3つの分野で、社会の不安や日常の困りごとをグループの総力を挙げて解決すべく、セキュリティ、防災、メディカル、保険、地理情報サービス、情報通信、不動産、7つの事業分野で様々なシステムやサービスを開発し、提供しています。その事業の1つであるメディカル事業では、1991年に日本初の民間企業による本格的な訪問看護サービスと薬剤提供サービスの提供を開始して以来、シニアレジデンスや介護付有料老人ホーム、医療・介護・健康・予防サービスを展開してきました。

今回開設する「アライブ品川大井」では、セコムがこれまで培ってきたセキュリティのノウハウと、高齢者医療・介護のノウハウを融合させ、「安全・安心」で充実した介護サービスを提供します。さらに、地域とのつながりを重視し、医療機関や高齢者支援機関、商業施設などと連携して、ご入居者がより豊かな生活を送ることができる介護付有料老人ホームを実現します。

具体的には、地域の総合病院と連携し、日々の健康管理から訪問診療、救急医療まで、地域の医療が継続して受けられるような環境を提供します。また、地域の百貨店と連携し、百貨店の循環バスの停留所を設置したり、大田区の地域包括支援センターや品川区の成年後見センターなど、地域の高齢者支援機関と連携し、ご入居者が地域とのつながりを維持しながら、地域の中で「安全・安心」かつ充実した生活を送ることを支援していきます。

■ 「アライブ品川大井」の特長

1.セコムのセキュリティを導入した「安全・安心」の施設

ICタグを使い、徹底した出入管理を実施
 ご入居者の徘徊や立ち入り禁止エリアへの入室などが想定されるため、「セコムアクティブICタグシステム」を使い、ご入居者、施設スタッフなど、それぞれに必要な権限を付与し、出入管理、出入記録を行います。  首からかける、ポケットに入れるなど、身につけるだけで扉などの開錠ができるため、カードをかざしたり、暗証番号を入力したりする手間が省けます。また、ご入居者の介助時でも両手でサポートできるので安心していただけます。
侵入異常・火災の発生や予兆をセコムが画像で見守る
 双方向画像監視システム「セコムIX」を導入。施設内で侵入異常や火災の発生、またはその徴候を感じたときに、「非常通報ボタン」または「要請ボタン」を押すことでセコムの画像センターに通報でき、施設内に設置された監視カメラとマイク・スピーカーを通して、ケアスタッフがセコムに相談することが可能です。
 セコムの画像センターでは、受信した画像を確認の上、その内容によって、緊急対処員に現場急行を指示、必要に応じて警察や消防への連絡も行います。「セコムIX」を導入することで、ケアスタッフなどの人数が少なくなる夜間でも、迅速で的確な対応が可能になります。
「セコムAEDパッケージサービス」を設置
 ご入居者が心停止などで倒れるという、いざという時に備え、AEDのバッテリーなどの使用期限の管理までをセコムが行う「セコムAEDパッケージサービス」を設置しています。
「セコム安否確認サービス」で事業継続計画(BCP)体制を構築
 災害が発生した場合、ご入居者の安全確保はもちろんのこと、スタッフの緊急出勤の可否を確認が行えるよう、「セコム安否確認サービス」を導入しています。また、セコムの非常食セット「ほかほか非常食セット」やセコムアルファ(株)の非常用浄水器「アクアメロウ」を設置し、災害に備えています。

2.地域の総合病院と連携、充実した医療連携体制を構築

大田区大森北にある社会医療法人財団仁医会 牧田総合病院と連携。月2回の訪問診療を行うほか、「アライブ品川大井」内で年2回の健康診断を実施し、日々の健康管理を支援します。
 牧田総合病院との連携のもとで、健康管理から救急搬送、入院した際の回復期リハビリテーションまで、充実した医療連携体制を構築します。

3.ご入居者と地域とのつながりを重視し、充実した生活をサポート

地域の窓口となる専任スタッフを配置
 ご入居者の楽しみとなる日々のアクティビティやイベントなどを企画するとともに、地域との窓口となる専門のスタッフを配置。介護予防運動指導員と連携してご入居者の充実した生活をサポートするとともに、地域に開かれた施設づくりに努めます。
ご入居者や地域住民の方のお買い物をサポート
「アライブ品川大井」では、大田区山王にある「ダイシン百貨店」と連携。ダイシン百貨店の循環バスの停留所を設置し、ご入居者はもちろん、近隣住民の方にも利用していただけます。また、施設内でダイシン百貨店の出張販売も企画し、外出が難しいご入居者や地域の方にもお買い物を楽しんでいただくことができます。
「おおた高齢者見守りネットワーク みまーも」、品川成年後見センターと連携、高齢者が安心した暮らしを送れるよう支援
 大田区の地域包括支援センター「さわやかサポート入新井」が運営する「おおた高齢者見守りネットワーク みまーも」(以下、「みまーも」)に参画。「みまーも」が主催する地域住民向けの医療・介護に関するセミナーや、各種イベントなどについて、地域への情報発信や開催スペースの提供、共同イベントの開催を行い、品川区・大田区での地域の拠点としての役割を担います。
 さらに、品川区社会福祉協議会の品川成年後見センターと連携し、ご入居者だけでなく、地域住民の方に向けた成年後見に関するセミナーを開催します。


「アライブ品川大井」では、地域の医療機関、商業施設、行政の地域包括支援センター、成年後見センターと連携し、介護サービスだけでなく、さまざまな面からご入居者の充実した生活をサポートします。地域と密接に連携し、「地域包括ケアシステム」の構築の一翼を担う介護付有料老人ホームを実現します。

■ 「アライブ品川大井」概要

敷地面積 1221.67m2
建物概要 延床面積:2,306.75m2/鉄筋コンクリート造/地上5階建てのうち1〜4階部分/事業主体賃借(所有(株)荒井商店)
開設 2015年2月1日(予定)
居室概要 居室数:58室 定員58人
全室個室、介護ベッド、トイレ、洗面台、家具、エアコン、
緊急通報装置設置
共用施設 リビング・ダイニング、浴室、トイレ、ファミリーリビングルーム、健康管理室、ケアステーション、ロビー、事務室、理容室、応接室、多目的室、ラウンジ、自走式駐車場 4台

【東京都有料老人ホーム設置運営指導指針による表示事項】
■ 類型: 介護付有料老人ホーム(一般型)
■ 居住の権利形態: 利用権方式
■ 利用料の支払方式: 前払金方式
■ 入居時の要件: 入居時要支援・要介護
■ 介護保険: 東京都指定介護保険特定施設入居者生活介護事業者(一般型)申請予定
■ 専用居室区分:  定員:1人
■ 介護に関わる職員の体制:  2:1以上

※地域包括ケアシステム

高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう支援する、地域の包括的な支援・サービス提供体制のこと。厚生労働省が推進しており、2025年までの構築が目指されている。


「アライブ品川大井」の外観


「アライブ品川大井」1F多目的室


「アライブ品川大井」のモデルルーム(居室タイプA:18.00m2



<本報道に関するお問い合せは、下記までお願いいたします。>
セコム株式会社 コーポレート広報部 齋藤・堀越  TEL:03-5775-8210



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