報道資料 2013年9月4日
セコム株式会社

日本初、セコム独自のビッグデータ解析を活用した次世代防災サービス
「リアルタイム災害情報サービス」を提供開始
あらゆる災害に対応する「セコムあんしん情報センター」を設置

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:前田修司)は、9月から「リアルタイム災害情報サービス」を提供します。また、この災害情報を24時間365日体制でサービスを開始するために、9月に災害情報を収集・分析し配信する「セコムあんしん情報センター」を設置します。

わが国では、東日本大震災をはじめ数十年に一度と言われるような大地震、津波、台風、集中豪雨、洪水、土砂崩れ・地すべり、噴火、竜巻、豪雪、大気汚染などの大災害が各地で発生しています。よってこうした頻発する災害に対して、災害発生時に信頼できる正確な情報を入手することは、人命を守るために非常に重要となっています。また企業においては、災害発生時の事業継続へ向けた迅速な対応が重要な課題となってきています。現在、災害対策としてさまざまなツールや情報が広く提供されていますが、本当に必要とする信頼度の高い情報をいち早く知りたいという要望が高まっています。

現在、セコムは、グループ企業の能美防災(株) 、ニッタン(株)と共に、火災感知・消火システムなどの防災システムをはじめ、災害時に社員や家族の安否確認ができる「セコム安否確認サービス」、緊急時にはバックアップセンターやBCPオフィスとして機能する「セキュアデータセンター」、BCPの策定を支援する「初動マニュアル作成支援サービス」などを提供しております。

セコムは、これまで培ってきた日本最大のセキュリティネットワークやセコムが持つ独自の情報、さらにツイッターやフェイスブックなどSNS(Social Networking Service)や公的機関による情報を集約します。それらの情報をセコム独自のシステムにて解析し、確度の高い有効な情報をお客様に提供することにより、お客様は、「安全な避難」や「事業継続の判断・指示」に専念することが可能となります。また、このサービスを提供する専門部署「セコムあんしん情報センター」を新規に設置し、あらゆる災害発生時においてもサービスを提供できる体制を整えてまいります。

■「リアルタイム災害情報サービス」の概要

「リアルタイム災害情報サービス」では、公的機関などの一般災害情報とセコムグループ独自の情報源を利用して「セコムあんしん情報センター」で独自に収集・解析します。また、災害発生時は、必要に応じてセコムグループの業務・顧客基盤から取得した情報も組み合わせて解析します。お客様に以下のサービスを提供します。

(1)避難情報の提供(個人、自治体、企業向けサービス)

 災害発生時、利用者に対し、危険情報(火災、液状化、冠水の位置など)、交通情報(公共交通機関、道路情報)を提供します。提供される情報は利用者の登録地や現在地によりカスタマイズされたものとなります。提供する情報は、「地震・火山・津波情報、警報・注意報」からスタートし、火災、液状化、冠水情報等、順次拡充してまいります。これにより、お客様は安全な避難を行うことができます。

(2)BCP情報の提供(企業向けサービス)

 災害発生時、企業の管理者に対し、専用サイトで災害関連情報を提供します。提供される情報は、事前にお預かりしている情報(企業の店舗の位置、社員のスキル等)とセコムが収集した災害情報(火災、液状化、冠水の位置等)を融合し、災害発生個所の事業継続の判断や指示(誰を、どの店舗に向かわせるなど)に役立つようカスタマイズされたものとなります。サービス開始当初は、社員の安否確認、非常呼集からスタートし、拠点の被災状況等、情報を順次拡充してまいります。
 また、平常時は、セコムがお預かりしている情報(出退勤情報、設備保守情報、セキュリティ情報など)を日々の業務管理に活用できるように情報提供します。


【「リアルタイム災害情報サービス」のサービスイメージ】
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■「リアルタイム災害情報サービス」の特長

「リアルタイム災害情報サービス」は、セコムならではの災害情報提供とオペレーション体制を持ったサービスで、主な特長は以下のとおりです。

(1)“ALL SECOM”を最大限に活用した、災害時にお客様の必要な情報を提供

 セコムでは、公的機関による情報やインターネットによる情報収集と解析に加え、セコムグループ独自の情報源(国内社員約3万5千人、緊急発進拠点2,830カ所、オンライン安全システム約177万件、安否確認サービス4,300社など)から取得した情報も利用することで、より信頼性が高く、本当に必要な情報をお客様に提供します。また順次、防災機器の保守状況や建物の状態、監視カメラの画像などをセコム独自の情報として提供していきます。これにより、遠隔地からお客様の建物などの被害状況を確認することができます。

(2)セコム独自の情報解析プログラム

 近年、公的機関による情報からSNSに流れる情報まで溢れる情報の中から、有益かつ信頼できる情報を選択することは非常に困難になっています。セコムでは、この多くの情報(ビッグデータ)に加え、セコムグループのサービス基盤を利用して収集した情報を、独自のプログラムで解析し、情報の信頼度を向上して配信します。

(3)「セコムあんしん情報センター」を災害に強い「セキュアデータセンター」に併設

「セキュアデータセンター」に併設し24時間365日運用で複数拠点に分散配置することで、大規模災害時にもサービスを提供することが可能です。


■「セコムあんしん情報センター」概要

 2013年9月に「セキュアデータセンター」に設置。災害情報を監視・配信するプロフェッショナル組織で、開設当初は140名体制で運用します。災害・リスク情報の積極的収集を行い、人の判断を要する情報については経験を活かして判断し、情報を配信します。

■「リアルタイム災害情報サービス」の料金体系

 リアルタイム災害情報サービスは法人契約からスタートし、順次、個人契約へ展開する予定です。
 2015年度までに契約件数1万社・1,000万人を目指します。

法人契約 月額利用料金
(税別)
基本料金  ¥5,000〜
従量料金 (1名様ごとに) ¥20〜




<本報道に関するお問い合せは、下記までお願いいたします。>
セコム株式会社 コーポレート広報部 安田、梶谷  TEL:03-5775-8210



「リアルタイム災害情報サービス」の説明動画は こちらからご覧いただけます。

セコム公式YouTubeチャンネル「SECOMTV」はこちら

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