報道資料 2010年6月15日
  セコム株式会社
セコムでは初めての環境保全分野のシステム、環境保全事業を積極推進
「セコム・エコデータシステム」を販売開始
事業所のエネルギー使用状況の計測・集計システム提供で、省エネを推進

 このたび、セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:前田修司)は、エネルギー使用状況の計測・集計システム「セコム・エコデータシステム」を6月から販売します。今回のシステムは、4月1日から施行された「改正省エネ法」の対象となる事業者に求められる、エネルギー使用状況の記録と集計を省力化するもので、“見える化”による省エネ推進に役立つシステムです。セコムでは初めての環境保全分野のシステム発売となります。

 経済産業省の事前評価によると、今年4月1日に施行された「改正省エネ法」の対象となる企業は、改正後の対象事業者数で全国約1万社と見込まれています。「改正省エネ法」では、エネルギー使用量の全事業所合計が一定規模以上の事業者は、エネルギー使用量の年次報告と、年平均1%を目標とするエネルギー使用量削減が義務付けられます。「セコム・エコデータシステム」は、そうしたニーズに応え、お客様の事業所に設置されているエネルギー(電気・ガスなど)のメーター類と接続して使用状況を自動計測し、その結果をパソコンで分かりやすくグラフ表示などするとともに、お客様の社内ネットワーク(イントラネット)を通して複数事業所のエネルギー使用量を集計できるシステムです。

 今回の「セコム・エコデータシステム」の特長は、①お客様の事業所に設置されている電気メーターなどの使用量を自動記録し、「改正省エネ法」で必要となる検針伝票の転記および年間集計の手間を省くことができます。さらに、計測・記録した結果をお客様のパソコンでもタイムリーに表示できるので、月1回程度の検針伝票よりも省エネ活動の効果が迅速に確認できます。また、②お客様の社内ネットワークを活用して各拠点のデータを集約することで「改正省エネ法」で求められる全拠点の合計値を簡単に集約することができます。③あらかじめ設定しておけば、計測したエネルギー使用量や室温が設定値に達した場合、お客様のメールアドレス宛に電子メールを送信することもできます。

「セコム・エコデータシステム」は、自主的な地球環境保全活動に取り組む企業の負担軽減に大きな貢献ができるものと考えています。


■ 「セコム・エコデータシステム」の特長
(1) エネルギー使用状況の記録や集計を自動化・省力化
 お客様の事業所に設置されている電力メーターなどに「エコデータコントローラー」を接続し、使用状況を記録・集計します。また、「温度センサー」を接続して室温を記録して、エアコンの利用状況が適切かどうかをチェックでき、記録したデータは、お客様パソコンにインストールした「エコデータ収集ソフト」で表示できます。それにより、空調温度、電気使用量が適切かどうかをグラフ表示でひとめで確認することができます。
(2) イントラネットを活用した多拠点集計
 お客様の本部・本社などに設置したサーバーパソコン(「群管理サーバー」)に「エコデータ群管理ソフト」をインストールして使用状況を集計できます。事業所数が300カ所を超える場合は、「群管理サーバー」の上位に「統合管理サーバー」を設置し、「エコデータ統合管理ソフト」をインストールして使用状況を集計します。
(3) セキュリティシステムとの連係
 セコムのセキュリティシステムと接続してセット/解除状態を取り込むことにより、グラフ上にセット/解除の時刻を表示できます。これにより無人時間帯がより明確になり、不要なエネルギー消費の状況をチェックできます。特に、柔軟な設備制御機能をもつ「セコムFX」と組み合わせて導入し、スケジュール設定による照明や空調の停止を行うと、不要なエネルギーの使用を手間なく管理・削減可能なシステムが実現できます。
(4) メール通知機能
 あらかじめ設定しておけば、計測したエネルギー使用量や室温が設定値に達した場合、お客様のメールアドレスに電子メールを送信することができます。「エコデータコントローラー」は、お客様のネットワークに接続されているメールサーバーに電子メールを送信します。通知先アドレスは20アドレスまで登録可能です。
■「セコム・エコデータシステム」の概要

図:「セコム・エコデータシステム」の概要


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セコム株式会社 コーポレート広報部 竹内 TEL 03-5775-8210