駒草出版株式会社(東京都台東区、社長:井上弘治)は、セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:原口兼正)の監修により、ストーリー展開型の防犯絵本としては、わが国初となる「白いおばけのスー 〜親子で学ぶ防犯絵本〜」を、12月11日から全国の書店で販売開始します。
小さな子どもが犠牲となる卑劣な犯罪の増加は、もはや社会的な問題になっています。犯罪の動機も従来の身代金目的から、子どもそのものに対する異常な性愛や執着心から生じるわいせつや傷害などを目的にしたものに変化しており、ますます悪質・凶悪化している状況です。こうした中、これまで家庭向けの実務書を中心に制作してきた駒草出版(株)が、初めて子ども向けの防犯絵本を制作。従来のケーススタディ型の防犯絵本と異なり、ストーリー展開型の子ども用防犯絵本と保護者用別冊をセットにした、わが国初の本格的な防犯絵本となっています。
この防犯絵本の制作に当たっては、セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」が監修を担当しました。セコムはわが国初のセキュリティ会社として43年前に創業し、企業や家庭向けのオンラインセキュリティシステムを中心に事業を展開。2001年4月からは、わが国初の屋外を移動する人や車などを対象にした位置情報提供サービス「ココセコム」を開始しました。現在約25万3000件のご契約先があり、多くのお子さんにもご利用いただいています。こうしたサービスなどを通じてノウハウを積み上げたセコムの社員で、かつ小さな子どもを持つ親でもある、本社、IS研究所、セコムショップの社員、計5名で編成した委員会で今回の防犯絵本の監修にあたりました。
このたび発売する防犯絵本は、犯罪から身を守るために子どもが自立的に防犯意識を身につけ、また保護者も子どもと共に学べるようなさまざまな工夫を施して制作しました。この絵本の普及を通じて、子どもたちが安全に屋外で活動できる環境作りのお役に立ちたいと考えております。
■「白いおばけのスー 〜親子で学ぶ防犯絵本〜」の特徴
◆親と子が一緒に学べる、ストーリー展開型としてはわが国で初めての防犯絵本
本書は、主人公である子どものおばけ・スーが、降りかかる危険から子どもを守るというファンタジックなストーリーの防犯絵本と保護者用別冊の2冊セットで、親子が一緒に考えて防犯を学べるように構成しています。
従来の防犯絵本は、危険回避の方法や防犯知識をケーススタディ的に解説したものになりがちでしたが、本書は、子どもたちが大好きな「おばけ」を主人公に、人間の子どもが危険に遭遇する場面を、主人公のスーの目で描写することで、子ども自身に考えさせ、親と話し合えるようになっています。
◆セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」が監修
本書は、元保育士の新鋭アーティスト・HILOKOが文と絵を担当し、安全のプロであるセコムの社員で小さな子を持つ親でもある、本社・IS研究室・セコムショップの社員、合計5名で構成した、セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」が監修を行いました。
保育士の視点、安全のプロの視点、親の視点など、子どもを取り巻く環境をさまざまな視点から分析し、半年以上のディスカッションを経て完成しました。
◆「キーアイコン」でポイントを明確に
子ども用絵本の主要なページには、「キーアイコン」を設け、それを保護者用冊子で解説。ポイントを明確にして、防犯の考え方や知識を身につけ、親子で一緒に防犯を学び、行動することができるようになっています。
◆親子で楽しめる情報を満載
絵本の巻末には、物語にも登場する主人公・スーが大好物の「キャーケーキ」のレシピを、また保護者用別冊には、「書き込み式通学路マップ」を掲載。親子が一緒に作ることで、コミュニケーションを深められるようになっています。
■著者紹介
この防犯絵本の著者(文・絵)は、ファンユニット所属のHILOKO(ヒロコ)です。1978年生まれの大阪府出身で元保育士という著者は、2002年から大阪心斎橋のストリートで活動を始めた新鋭アーティスト(ストリートラストの日には100人以上のファンが駆けつけ交通規制が行われる事態にも)。現在は活動の拠点を東京に移し「デザインフェスタ」や村上隆氏主催の「GEISAI#」(東京ビッグサイト)に毎年出展し活躍。大阪梅田キディランドを中心に展開の“メッセージカード”や“ポストカード”が若い女性に人気で、現在、全国キディランド主要店舗で毎月恒例サイン会を開催中です。
■ セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」について
今回、「白いおばけのスー 〜親子で学ぶ防犯絵本〜」を監修した、セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」は、幼稚園児から小学校低学年児の子を持つ親の研究会です。セコム本社、セキュリティなどの研究を行うIS研究所、家庭向けセキュリティシステム・商品の営業拠点であるセコムショップの社員、計5名で構成されています。
安全のプロの視点と、子を思う親の双方の立場から、子どもの安全を考え、犯罪から子どもを守るための必要な考え方・ノウハウを体系化し、この防犯絵本の監修にあたりました。
<データ> |
作・絵 |
HILOKO |
監修 |
セコム株式会社「子を持つ親の安全委員会」 |
発行 |
駒草出版株式会社 |
定価 |
1,470円(税込) |
体裁 |
A5サイズ、絵本96ページ、保護者用別冊64ページ |
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(函入り2冊セット) |
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